洗わずに水を入れるだけで炊けるので便利な無洗米。
家庭でも、野外でのキャンプや災害時にも大活躍しますよね。
手間が省けるだけではなく、水の節約にもなります。
家事の時短にもつながりますよ。
便利だっていうことで、私も無洗米を食べてみようかと、炊き方を調べていました。
すると、いろいろ疑問がわいてきたんですよね。
「無洗米は洗わなくてもいいというけれど、本当に洗わなくてもいいのかな?」
「もし、洗ってしまったらどうなるんだろう?」
「水につけておくそうだけど、浸水しないですぐに炊いたらどうなるのかな?」
などなど。
ということで、今回は、
ということについて調べてみました。
参考にしてください。
目次
無洗米は浸水なしですぐに炊ける?
まずは無洗米が浸水なしで炊けるのか?という疑問です。
洗わなくていいから、家事の時短になるしってことで無洗米を食べている人もいるかもしれませんし、キャンプなどでも洗わずにすぐ炊けるからと思って買ってる人もいるかもしれません。
でも、無洗米のおいしい炊き方を見ると、
- 夏場では30分
- 冬場では1時間から2時間ほど
浸水するとおいしく炊けるというのです。
ふむ。
この時間を省略しちゃいけないのかな?
とずぼら主婦の私は思ったのです。
浸水無しでご飯を炊くとどうなる?
無洗米に限らず、お米を浸水無しで炊くと、浸水したものとの違いがでてきます。
浸水したご飯は、
- ご飯粒に粘りがあり、もちもちとした食感がある
- 甘味がある
- もっちりして白いご飯として食べるには美味しい
という特徴があります。
一方、浸水無しで炊いたご飯は、
- あっさりした味と食感
- 粘りが少なく固め
- そのまま食べるよりチャーハンに向いてる
という特徴があるのです。
お米というのはもともと乾燥しているので、水分を含ませてから炊くとふっくらと美味しく炊けるんですよね。
やっぱり美味しく炊くには、精米、無洗米問わず、浸水したほうが良いということなんです。
浸水をしないとお米に芯が残るという人もいますので、浸水させたほうが、水分を十分に吸収してふっくらとしたご飯になるんですよね。
浸水しないで美味しく炊ける方法はないの?
でもやっぱり忙しいから浸水の時間を短縮したいという人もいるでしょう。
調べてみました。
お湯で炊く
浸水してから炊くのが理想的ではあるのですが、どうしても忙しくて時間がないという時には、ぬるま湯を入れて炊くということもできます。
お米自体が冷蔵庫で保管して冷たいという時には、60度くらいの熱めのお湯を入れて炊いてみましょう。
お米自体が冷たいので、お米とお湯をさっくり混ぜると、プラスマイナスで45度くらいになります。
このさっくり混ぜたときに60度くらいになってると、熱すぎて、べちゃべちゃしたご飯になるので注意しましょう
常温保存のお米なら、ぬるま湯くらいでも大丈夫だと思います。
浸水無しでお湯で炊くとまずまずのご飯が炊けます。
圧力機能付き炊飯器で炊く
また、炊飯器が圧力釜のように圧がかかるものだと、浸水しなくてもおいしく炊けるという話もあります。
炊飯器の買い替えの時には圧のかかるものを選んでみても良いでしょうね。
水の量を増やす
どうしてもすぐに炊きたい時は、水の量を多めにするという方法もあります。
普通の精米でも、炊飯器やお米の種類によってその水加減って少しずつ違いがありますよね。
無洗米も同じです。
自宅の炊飯器で、水加減をいろいろ試しながら一番おいしく炊ける方法を探ってみるのも良いでしょう。
いろんな方法を試してみてもOK
必ずしも無洗米を浸水させないといけないというわけじゃないのですが、浸水したほうがおいしいというわけですね。
であれば、
- 浸水時間を15分くらいにしてみる
- 浸水したまま炊飯スイッチを入れるのを忘れて外出したなんていうことがあれば、タイマーを利用してみる
- 夏なら冷蔵庫で一晩ほど水につけておく
などなど、いろいろ試してみましょう。
試行錯誤を繰り返すのが面倒ではありますが、どんな方法がおいしく炊けるかというのは家庭によっても違ってくるので、試してみる価値はありますよね^^
野外で炊く場合はどう?
無洗米を家庭内で炊く場合には、お湯を使ったり圧力機能付きの炊飯器を使ったり、冷蔵庫で水につけて置いたりとできますが、野外でのキャンプ、また災害時などにはちょっとそういうことができませんよね。
野外で、鍋で炊くときには、やはり十分に浸水したほうがおいしくふっくらとしたご飯になります。
浸水時間が短いと芯が残ったりする場合もあります。
そういう時には、お湯や水を足して鍋の中を一度沸騰させ、弱火で5分ほど様子を見ながら炊いてみましょう。
無洗米は本当に洗わなくてもいいの?洗ったらどうなる?
無洗米だから洗わなくてもいいとはいえ、本当に洗わなくてもいいの?と普通の精米に慣れてる私なんかはそう思っちゃうのですが、皆さんはどうですか?
でも、無洗米は基本的には洗わなくてもいいのです。
水を入れてそのまま炊けば良いのです。
むしろ洗ったらちょっと美味しくなくなるということも分かりました。
そのあたりのことも詳しく見ていきましょう。
無洗米は冷たい水でサッと洗う
無洗米を美味しく炊くコツを調べたら、
「冷たい水でサッと洗う」
というのがあるのです。
(やっぱり洗うのですか。と突っ込みましたが、)
無洗米に加工するときに、完全に肌ヌカを取り除こうとするとお米に負荷がかかります。
なので、完全に肌ヌカを取り除けるわけではなく、わずかに残ってると考えても良いでしょう。
でも、ごくわずかな量なので、研ぐ必要はないということです。
それで、無洗米に水を入れたら、さっと混ぜて1度は水を捨てると良いのです。
水の温度が高いと割れやすいので、冷たい水でサッと洗うという方法がおススメです。
そうすることで、汚れとかホコリとかも落とすことができ、洗わないことに対して、抵抗がある人でも安心かと思います。
無洗米を研いだらどうなる?
問題になるのは「研いでしまう」ことです。
ついつい癖で、シャカシャカっと無洗米を研いでしまうこともあるかもしれませんよね。
そうなるとどうなるのでしょうか?
無洗米をとぎ洗いすると、白く濁る水がでてきます。
これはお米のデンプンが溶けだしているんですよ。
普通の精米だと、ヌカがとれて白い水がでるのですが、無洗米の場合、そのヌカも取り除いているので、白くなるのはお米のデンプンが原因なのです。
お米のデンプンがそうやって溶けて出てしまったら、炊きあがったご飯はどうなると思いますか?
- お米の旨味が溶けだしてしまい、おいしくなくなる
- デンプン質も不足してボソボソとした食感になる
と美味しくないご飯になってしまいます。
また、とぎ洗いすることで、余分な水分をさらに吸収してしまうので、炊きあがりがべちゃべちゃしてしまいます。
というように、無洗米を研ぐとおいしくないご飯になっちゃうんですね。
サッとすすぐように洗うくらいならOK
研ぐのはNG
ということです。
まとめ
手間いらずの無洗米ですが、水につけておくという工程はやはりあったほうがおいしく炊けるようですね。
でも、忙しいとき、さらに手間を省きたい時には、
- お湯で炊く
- 水を多めに入れる
- 圧力機能のある炊飯器で炊く
などという方法もあります。
そして無洗米は一度はさっと水洗いするとおいしく炊けますが、研ぎ洗いしてしまうとデンプン質がとけてしまい、ボソボソしたおいしくないご飯になってしまうので、気をつけましょう。
無洗米でおいしいご飯を炊く参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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