主婦の皆さまにとって、家事は毎日行うお仕事。
その中でも、
1日数回やってくる食器洗いは本当に面倒ですよね。
特に、洗っても洗ってもベタベタしてしまう油汚れは対処法がわからずイライラしてしまう方も多いのではないでしょうか?
洗い終わってもスッキリせず時間もかかってしまい、とても効率の悪い食器の油汚れ。
実は、ちょっとした工夫を加えることで簡単に汚れを落とすことができるんです。
洗う前に汚れを拭き取るだけでもベタベタ感を抑えることはできますし、お湯を使うことで洗浄効果も高まります。
また、
つけ置きをして時間をかけて汚れを落とす方法や洗剤自体を見直して、より効果のあるセスキ炭酸ソーダを使うなど。
手間をかけることなく油汚れが落ちるのであればぜひ実践してみたいですよね。
というわけで、
といった点について見ていきましょう。
参考にしてください。
洗う前に拭く
使い終わった食器や調理器具にこびりついている油汚れ。
いざ洗おう!
と水に流す前に、軽く汚れを拭き取ることで洗い物を格段に洗いやすくできるのはご存知でしたか?
新聞紙、キッチンペーパー、ヘラ、牛乳パックなど汚れが取れるものなら何でも構いません。
サッと軽く油を拭き取ってみましょう。
水につけてしまうとベタつきが広がって汚れが取りにくくなるので、「水につける前」というのがポイントです!
そうすることで、洗い物全体の油分を減らし、洗剤の量や水の量が少なくても油汚れを綺麗に落とすことができるようになるので節約にもなって一石二鳥です。
この方法は私も毎回実践しているのですが、やるとやらないとでは本当に差が出てきます。
汚れが取れずにゴシゴシして調理器具やお皿を傷つけてしまう心配もなく、簡単に取り入れられるのでぜひ実践してみてください。
「温める」が効果的
先ほども伝えしたように油汚れは冷えると白く固まってしまいます。
また、水にも溶けにくい性質を持っています。
固まった油汚れは、擦ると他のものまでベトベトにしてしまうほか、こびりついてお皿からなかなか離れません…
水に溶けにくい油汚れ。
それを考えると、やはり水だけで汚れを落とすのはなかなか難しいのではないでしょうか。
これを対処するには、
お湯を使う方法がおすすめです。
油は、高温になればなるほど溶けやすくなります。
油を溶かしつつ、汚れを流してくれるお湯は洗い物の救世主と言えるでしょう。
ガス代などが気になってしまう方もいると思いますが、油汚れにだけお湯を使えばガス代が爆発的に上がることもありません。
むしろ、水を使って汚れを落とそうと何回も流している作業の方が水道代がかかってしまうこともあります。
ここは、おとなしくお湯を使っておいた方が節約にもなりそうです。
洗剤をうまく使おう
根本的に汚れを落とす元となる洗剤にも注目してみましょう。
テレビのCMでもよく流れていますが、最近では油汚れに特化した洗剤もたくさん販売されています。
中でも、特に油汚れに効果的とアピールしている「チャーミーマジカ」は、ナノレベルまで汚れを分解してくれるので他の食器用洗剤に比べて洗浄力も高いという声もありますよ。
コスパもよく、使用感もシトラス系のいい匂いでとても評価の高い洗剤だと言えます。
その他にも、市販の洗剤をうまく使うには泡立て方も工夫してみましょう!
洗剤は、泡立てない方が効果が高いと感じている方も多いかと思いますが、それは大間違い。
泡が多ければ多いほど、洗浄力は高くなるんです。
よりたくさんの泡を使うことで、少量の洗剤をお皿全体に広げることができます。
油汚れをまとめて綺麗に落とすことができるし、洗剤の節約にもなるんですよ。
このように、市販の洗剤をうまく使って頼るのも油汚れによるストレスを軽減させる方法です!
つけ置きも効果あり?
「ほったらかし洗い」
皆さんも、どこかで耳にしたことがあるかと思います。
これは、
大きな容器に水をたっぷり入れて、汚れた食器と食器用洗剤を入れてしばらく放置。
という方法。
時間のない方や効率よく食器洗いを進めたい方にはぴったりの方法です!
このつけ置きをすることによって放置している時間に洗剤が食器の汚れを分解させてくれるので、すぐに洗った場合より「汚れが落ちやすい状態」にすることができます。
食器にこびりついている状態ではなく、少し汚れが浮いている状態なので、洗いやすさはかなり変わってきます。
しかし、長時間つけ置きしてしまうと、菌が繁殖してしまう原因にもなってしまうので要注意。
できれば30分から1時間程度が好ましいようです。
私も、つけ置きをした日はたまに洗うのを忘れてしまうことがあるので気をつけたいと思います。
スポンジ選びも大切
実は、油汚れを対処するにはスポンジも大きな影響を与えます。
スポンジは、洗剤を泡立てる役割や細かな部分まで汚れを拭き取る役割がありますよね。
そのため、一度使用すると前回の汚れがスポンジに付着し、そのまま次の洗い物の時まで残っている場合があります。
つまり、
油汚れの付着したスポンジで洗い物をしても、油汚れは落ちるどころか汚れを広げてしまう可能性があるということなんです!
同じスポンジを使い続けると、他の食器をベタつかせる原因にもなりかねません。
できるだけ、油汚れ用のスポンジを用意するか油汚れに効果のあるスポンジを選ぶといいですね。
スポンジを選ぶポイントは、泡立ちがよく、目の粗いもの!
油切れがいいので、次の洗い物でも安心して使うことができますよ。
スポンジ面がお皿に当たりやすい形も好ましいです。
最終はアルカリで撃退!
ここまで、たくさんの油汚れ対策をご紹介してきましたが、それでも取れない頑固な油汚れもあることでしょう。
最後に、最終手段としておすすめのアルカリを使う方法をご紹介いたします!
普段使っている台所用洗剤は中性で油は酸性。
酸性を効率よく落とすのはアルカリ性と言われているので、油汚れを綺麗に落とすにはアルカリ性の洗剤が必要になるわけです。
何でも綺麗にするというイメージがある「重曹」ももちろん効果はありますが、それよりもアルカリが強いものがあります。
それが、「セスキ炭酸ソーダ」です。
近年、汚れを落とすアイテムとして話題にもなっていたので皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
セスキ炭酸ソーダの特徴は、
- 水に溶けやすい
- タンパク質も溶かす
- 環境に優しい
という点。
匂いもなく、コスパも良いので使っている方も多いアイテムです!
水で薄めて「セスキ炭酸ソーダ水」を作っておけば、食器洗いの際に一拭きして洗うだけで良いので手間がかかることもありません。
私も、この話をママ友に聞いたことがあり、早速100均で購入し試してみましたが、プラスチックのタッパーや鍋などの独特なベタベタ感もスッキリさせることができました!
本当に少量でいいのでコスパの良さも実感しています^^
最近では薬局だけでなく、100均にも売っているのは嬉しいですよね。
手頃な価格で手に入れることができて手軽に試してみることができるので、やってみる価値はあるのではないでしょうか?
油汚れの特徴や原因
そもそも油汚れにはどのような特徴があるんでしょうか。
それは、
- 水に溶けにくい
- 冷えると固まる
この特徴が、洗い物を劇的にめんどくさくする原因です。
通常の汚れとは違い「ベタついてなかなか落ちない」という印象ですよね。
水で流すだけではびくともせず、台所用洗剤だけでも綺麗に落ちることは落ちるんですが…なんかベタベタする(涙)。
また、他のお皿と同じように水で流してしまうと逆に油が広がってしまうことも…
そして、しばらく放置したり、冷蔵庫で残り物を保存しておいたりすると、油の部分が白く固まって……より片付けが大変になってしまいます。
できるだけ放置しないように前処理しなければいけないんです。
私も、揚げ物をした日の流し台が本当に悲惨で、とても苦戦したのを覚えています。
食材を揚げるために使った鍋、出来上がったものを置いたお皿、その他調理器具全般。
全てがギトギトに油ぎっていて、どこから手をつけたらいいのかわからず食べ終わるまで放置したら白〜く固まって…本当に困った経験があります^^;
油汚れの原因は、もちろん油を使った料理。だからといって、後片付けが面倒だから料理を制限する、なんてことはしたくないですよね。
なので、片付けが簡単になる方法を見つければいいのです。
というわけで、次に洗う順番について見ていきましょう。
洗い物を早く片付けるには?
油汚れがあっても早く片付けを済ませたい。
そんな時は「洗う順番」にも気を付けてみてください。
まずは洗い物の種類を分けておきます。
- 油汚れ
- プラスチック
- ガラス
- お箸やスプーンなどの小物
- コップ
などなど。
大まかな種類わけをして、洗う順番を決めていきます。
種類分けが終わったら、「汚れの軽いもの」から洗っていきましょう。
まずは、
- 水だけでも汚れの落ちるガラスやコップ
- あまり汚れが見えないお皿
- 汚れの部分が少ない小物
その後に、
油汚れのものを洗っていけば他の洗い物に油がつくこともなくスムーズに進めることができます。
油汚れから始めてしまうと、最初から最後まで油だらけになりますよね^^;
ぜひ、順番も意識して食器洗いを進めていきましょう。
いかがでしたか?
食器洗いの中でも特に悩む人の多い「油汚れ問題」。
しつこい頑固な油汚れはさまざまな方法で落とすことができるということができますが、おさえておきたいポイントは、
- 洗う前の処理(食器の油分を拭きとる)
- お湯でさらにすすいでから洗剤
- 洗う順番
で、油汚れの基本はお湯で処理することです。
特にタッパーの角はベタベタがたまりやすく取りにくいので、洗剤で洗う前の処理が重要です。
ぜひ参考にしてください。
今回はここまで!
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