夏に部屋で過ごす際の必需品である「クーラー」。
最近では住む部屋を決める際に、クーラーがあるかないかで決めるほどなくてはならないアイテムとなっていますよね。
しかも、近年暑さが問題視されていて、熱中症になってしまう可能性も考えられるのでその重要さは大きいものとなっています。
でも、
「諸事情で部屋にクーラーがつけられない」という方も少なからずいるのではないでしょうか?
例えば、
- 一人暮らしで切り詰めて頑張っている学生の方や単身赴任の方
- 家の中に何部屋かあり、クーラーがない部屋で困っている方
- クーラーをつけるのが嫌いな方
- 賃貸でどうしてもエアコンがつけられない方
など状況はさまざま…
クーラーは身体を冷やし過ぎる場合もありますし、必ず部屋につけなければいけないものではありません。
が、
できれば涼しい部屋で快適に過ごしていきたいところですね^^;
というわけで、
についてご紹介します!
ぜひ参考にしてください。
目次
クーラー(エアコン)の代わりになる家電
まず、
クーラーの代わりとなる家電には、どのような種類があるかをご紹介していきます。
実際に、夏になると家電量販店では本当にたくさんの冷房器具が販売されます。
見たことのある話題の家電から、どうやって使うの?という家電まで…
私も実際に夏に冷房器具が欲しくて暑くなり始めた頃にお店に見に行ったことがありますが、数えきれない商品数で本当に迷った経験があります。
まずは、どんなものがあるのかを一つ一つ見ていきましょう。
窓用エアコン
皆さん、窓用エアコンってご存知ですか?
クーラーをつけるほど暑くはないけれど、やっぱり少し部屋を冷やしたいな、というときにお手軽に使えるのが、この窓用エアコンです。
エアコンのように設置するための工事も要らず、手軽に使い始めることができるアイテムで、節約のために最近話題となってるそうです。
エアコンを設置するのに気になる壁の穴問題や室外機を置く場所などを気にすることもなく、窓際に置くだけでいいのも気軽でいいですよね。
そうです。設置が簡単なんです。
最近では、脱臭効果や抗菌作用、マイナスイオンなど、空気をきれいにしてくれるものも販売されているそうで、クーラーと同等の機能も備えているんです。
注意点としては、
窓のサイズをきちんと測ってから購入することです。
幅が合わずに失敗する例もあるそうなので、購入を検討している方はぜひ気をつけてください。
おすすめはこちら、
冷風機
冷風機は、その名の通り「冷たい風を送ってくれる機械」です。
別名ポータブルクーラー。
つまり、
持ち運べるクーラーということで部屋にクーラーのない方にはぴったりのアイテム!
小型で場所を取らないのはもちろんのこと、工事や室外機などもいらないので、とにかく手軽に涼しい風を感じることができます。
最近では、アウトドアなどにも持っていく方もいるほど人気が出てきている家電ですよ。
おすすめはこちら、
冷風扇
冷風機と比べて本体価格も電気代も安い冷風扇。
効果としても、冷風機ほど強い涼しさを感じることはないかもしれませんが、ほどよい涼しさを求めている方にはすごくおすすめの家電です!
場所やシーンを問わず、部屋を冷やし過ぎないため使いやすいのが人気のポイントです。
デメリットとして、水を使っているため湿度が上がってしまうことがあります。
使用するときは、換気をしながら部屋の空気がこもらない工夫をしていきましょう。
おすすめはこちら、
扇風機
みなさんお馴染みの扇風機は、子供から大人まで知る人ぞ知る冷房器具ですよね。
最近では、気軽に出先でも使える持ち運びタイプから除菌などができるハイスペックなものまでとにかく幅広い種類が展開されています。
風を送ることで部屋の空気を涼しくしてくれますが、部屋全体を涼しくしてくれる訳ではないので部分的に涼しみたい方や費用をかけたくない方向け。
高機能なものを使えば、角度調節などができさまざまな場面で活躍してくれることと思います。
おすすめはこちら、
サーキュレーター
サーキュレーターは、年々進化を遂げている家電の一つ。
テレビや雑誌などでも話題になっているため、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?
サーキュレーターは、扇風機とは違い空気を循環させる役割を果たしています。
そのため、他の冷房器具と合わせて使うと部屋中の空気がより涼しくなるのですが、単体で使う分には、正直効果を発揮しません。
他の家電との組み合わせ次第では、クーラーの代わりになるほど効果があるので1台持ってると便利そうです。
おすすめはこちら、
冷風機と冷風扇の違い
ここまでの中で気になるのが「冷風機」と「冷風扇」。
ですよね。
名前も似ているし一体何が違うのかイマイチわからないという方もいるでしょう。
簡単に言えば、
- 冷風機
エアコンのような役割 - 冷風扇
扇風機のような役割
つまり、
仕組みも見た目も全くの別物ということです!
それぞれの特徴を見ていきましょう。
冷風機は?
空気を取り込み、その空気を冷やして排出します。
吸い込んだ空気の中に含まれる水分がタンクに溜まっていくので、その水をこまめに捨てる作業が必要になります。
その分部屋の温度は低くなるので、より涼しさを求める場合は、こちらの方がおすすめです!
除湿効果もあるので、ムシムシした暑い夏もクーラーのように快適に過ごすことができます。
しかし、
電気代は冷風扇よりかかるので要注意。
デメリットは、
機械の後ろから熱風も出てくるので締め切った部屋などでは使いづらい点です。
空気の流れを考えて、効率よく使う必要がありそうですね。
冷風扇は?
気化熱を使って冷たい風を排出します。
冷風機と違うのは、こちらはタンクに水を入れて使う家電です。
冷たい水を入れることによって、より涼しい風を作り出すことができます。
確かに、扇風機に濡れタオルをかけて使うとより涼しい風を感じることがありますよね。
仕組みとしては、この感じが1番イメージしやすいのではないでしょうか。
卓上タイプから床置きタイプまで大きさもさまざま。
用途に合わせてサイズ感を選ぶことができます。
お手入れもしやすく、冷風機よりも手軽さが目立ちます。
デメリットは、
水を使って温度を下げるので代わりに湿度が上がってしまうという点。
こちらも換気などをして、除湿しながら使うと効果を実感できるものになります。
どうやって選んだらいいの?
クーラーの代わりになる家電の種類がわかったところで、次は、どの家電を選べばいいのか?という問題です。
これだけたくさんの種類があると、「どれが自分に合っているのか?」と、買うのをためらってしまうこともありますよね。
その場合は、
- 部屋の広さ
- 行動範囲
- どの程度快適にしたいか
という点から考えてみるとわかりやすいと思います。
その前にまず、
今回は、「クーラーの代わりになる家電」で、できるだけお金をかけずに。
というテーマです。
できるだけ小規模になる方向で考えていきます。
なので、
「どうしても全ての部屋を冷えっ冷えに!快適にしたい!」
という選択肢はなしです。
大きいクーラー(エアコン)を買って解決しましょう^^;
というわけで、
そのクーラーを抜いた、
- 窓用エアコン
- 冷風機
- 冷風扇
- サーキュレーター
- 扇風機
の選び方。ということになります。
それでは、先程の「部屋の広さ」「行動範囲」「どの程度快適にしたいか」にあてはめていきましょう。
部屋が広く、行動範囲は部屋中で、その部屋全体を快適にしたい
この場合は、
- 窓用エアコン
- 冷風機
です。
冷風機はクーラー本体と室外機を一体型にしたものなので、部屋の出入り口にセットすることで快適な状態になります。
が、大きな音。というデメリットもあるもでその点は理解しておきましょう。
部屋は広くない、行動範囲はほぼ一箇所、一箇所を快適にしたい
この場合は、
- 冷風扇
- サーキュレーター
- 扇風機
です。
冷風扇は扇風機やサーキュレーターより冷やす効果は大きいですが、構造上「水」を気化させて冷やすので、「湿度」が上がります。
なので、換気が必要になる場合もあります。
一方、扇風機やサーキュレーターはご存知「風」を流すだけなので、一箇所の快適を保つには十分だと思います。
扇風機は、
柔らかい風で、身体に比較的やさしい風といえます。
サーキューレーターは、
直線的な風で、部屋の空気をかき混ぜるのに有効な風といえます。また、室内干しの衣類を乾かすのにも効果的といえます。
行動範囲が広くなければ、そこだけでいいのでかなり家電もコンパクトになります。
生活をちゃんと考えて家電を選ぶことは大切です。
「最新式だから!」「みんなこれだから!」という理由で購入してオーバースペックだった…
ということは避けたいものです。
予算は?ほんとに必要か?スペックは?
しっかり確認して購入しましょう。
以上、選び方なのですが、
「お金がない」という理由でクーラーを設置しないのであれば、代わりの家電は価格が安いものを選ぶのがベストです!
その理由は、
今の家電はどれもそこそこ高性能だからです。
ですが…
注意したい点は、やはり「電気代」です。
(この費用は最新式が優秀です)
クーラー以外の家電は、もちろん使う電力も違うので電気代が大きく変わってきます。
中には、エアコンよりも電気代がかかる家電もあるので注意して選ばなければ結局ムダになってしまうことも……
ということで、
次は、各家電の電気代についてご紹介します。
でぜひ参考にしてみてください。
それぞれの電気代の違い
(扇風機、サーキュレーター、冷風扇、冷風機、エアコン、窓用エアコン)
先ほどもお伝えした通り、決め手となるポイントとして、電気代も気になるところ。
便利で手軽なものとはいえ電気代がかかってしまっては意味がありませんよね。
1時間使ってかかる金額を基準に、安い順にランキングしてみました。
それぞれ、どのくらいの電気代なのでしょうか?
順位 | 家電 | 電気代(1時間) |
1位 | 扇風機 | 約0.5円 |
2位 | サーキュレーター | 約1円 |
3位 | 冷風扇 | 約1.5円 |
4位 | 冷風機 | 約9円 |
5位 | エアコン | 約12円 |
6位 | 窓用エアコン | 約15円 |
もちろんそれぞれの機種によって差はありますが、おおよその金額とランキングがこちらです。
扇風機とサーキュレーターが圧倒的に安いのが一目瞭然ですね!
よく見るとエアコンより高い家電もあるので購入する際には気をつけたほうがよさそうです。
部屋を涼しくするコツ
クーラーを使用すれば部屋が涼しくなるとはわかっているものの(悩)、
今回のテーマ、「クーラーがない場合は、どのように部屋を涼しくできるのか?」をまとめていきましょう。
- 部屋に帰ってきてすぐに涼しい気分を味わいたい
- クーラーの冷え過ぎた空気が苦手…
- とにかくお金をかけたくない!
- 夜寝る時だけはクーラーをつけたくない…
人は涼しさを求めるタイミングもそれぞれなので、場面に合わせたやり方が必要となってきますね。
私も家に帰ってきてクーラーをつけてから部屋が冷えるまで、この時間が苦痛で苦痛で…
もっと早く冷えないものか!
とストレスだったことがあります(笑)。
というわけで、
即効性のあるものや、日頃から意識することで暑さに悩まないような生活の知恵などをご紹介します。
窓を開ける
1番シンプルな方法は、まず窓を開けることです!
「え〜、なぁ〜んだ、暑い時は効果ないじゃん」
って思いますよね。
でもこれ、外が暑くても効果はあるんです。
湿度は、高いほど同じ温度でも暑く感じます。
逆にカラっカラだと涼しい(冬は寒い)んです。
なので、
外が暑くても「一度、部屋のどよ〜んとした湿度の空気を入れ替える」。
この作業は、その後の部屋の快適度をよくするうえで必要な作業なんです。
もちろん、外気と入れ替える事によって温度を下げる即効性も期待できます。
部屋の中の蒸し暑い空気を入れ替えて、常に新鮮な空気で気持ちよく過ごす。
この基本的な「換気」は、健康上まず必要なことです。
「部屋にある窓すべて!」とは言いませんが、開ける窓が多ければ多いほど風通しも良くなりより早く涼しさ(新鮮な空気)を感じられることでしょう。
ちなみに、雨天、雨上がりの場合は、温度や湿度を確認しましょう。
家電に頼る
部屋を涼しくするという点では、やはりここまででご紹介した家電を使って部屋を冷やすのが圧倒的に楽でもあります!
クーラーでなくても本当にたくさんの冷房器具があるので自宅の環境にあったものを選んで使っていきましょう。
個人的におすすめなのが、冷房器具にプラスして濡れタオルやミントオイルを使用することです。
濡らしたタオルだけでも効果はありますが、そこにミントオイルをさらにプラスすることでスーッとした感覚が身体を冷やしてくれるんです!
扇風機を回してもまだ暑いと感じる時は、ぜひそこに濡れタオルをかけてみてください。
グリーンカーテン
グリーンカーテンは、緑のカーテンとも呼ばれ夏になるとよく見かける葉っぱの壁のことです。
きゅうりやゴーヤなどのツルがある植物をネットに絡ませて窓際を覆うように設置すると、カーテンのように日差しを遮ってくれる。という対策。
部屋の中が暗くなりすぎることもないので安全ですし、見ているだけでも気持ちいい気分になりますよね^^
私もよくお散歩をしていると見かける緑のカーテン。
今年は実践してみたいなと思っています。
遮光カーテン
グリーンカーテン同様、日差しを遮るものとして遮光カーテンもおすすめです。
日光はもちろんのこと熱も遮ってくれるので、外からの暑さを部屋に持ち込ませないためにはぜひ取り入れたいところです。
冷房器具によって冷やした空気をキープしてくれる役割もあるので、節電効果にも役立ちそうですね。
打ち水
打ち水は、エコで手軽に誰でもできる涼み方として今改めて注目されている方法です!
日本では昔からよく見られる光景なのでみなさんも一度聞いたことがあるのではないでしょうか?
水が蒸発する時に発生する気化熱を利用して周りの空気の温度を下げる働きがあるとされています。
これ、私も節電のための実践したことがあるのですが、冗談半分でやってみたものの本当に効果があります!
水をまいた部分が日陰になると、さらにひんやりとした空気になりとても気持ちが良かったですよ。
電気代も冷房器具の費用もかからない上に即効性があるので個人的には1番推したい方法です。
除湿する
除湿機などを使って、部屋の湿度を下げるのも部屋を涼しくするコツです。
湿度が高い部屋では、ジメジメとした空気のせいで余計に暑さを感じてしまいます。
梅雨時や真夏日など、特にこもった暑さを感じる時は除湿についても意識してみるといいですね。
自分自身を冷やす
保冷剤を使用して直接的に身体を冷やすのも効果があります。
熱が出た時の対処法に似ているのですが、おでこよりも首や脇などがおすすめです。
暑苦しくて寝れない夜には頭を冷やす氷枕も大活躍してくれますよ!
私は、妊婦だったころに睡眠時の滝のように出る汗に悩んだ時期がありました。
そんなときに氷枕を使って救われた経験があります。
エコで繰り返し使えるのでみなさんもぜひ試してみてください。
思い切って水風呂に入るのもいいでしょう!
プールの時のように冷たい気分を味わえますよ。
冷感アイテムを使う
近年、接触冷感のアイテムが溢れています。
数年前から話題となっていた触ると冷たい寝具をはじめ、クッションや枕などは夏になると同時に切り替えるのがおすすめ。
衣服を着る際に、肌着を接触冷感のものにするだけでだいぶ着心地が変わってきます。
私も、夏は必ず夏用の接触冷感タイプの肌着を身につけています。
着た瞬間にひんやりとした肌触りを感じることができるので
日中もかなり快適になりました!
もうこれでないと夏は過ごせません(笑)
身体を冷やす食材
夏によく見られるスイカは、水分がたっぷり含まれているので熱中症対策にもなりますし、何より美味しい!
他にもトマトやきゅうり、ナスなども身体を冷やす効果があるそうです。
サラダに入れてまとめて食べれば、さっぱりとした気分になれるかもしれませんね。
いかがでしたか?
クーラーがない場合に、代わりになる家電や涼しくなる方法をご紹介してきました。
夏は例年、どんどん暑さを増してきています。
暑さを我慢したり、何も対策をしなかったりすると体調を崩して倒れてしまうことも考えられます。
理由がありクーラーがない部屋で過ごす場合は、自分の身を自分で守るためにも、ぜひ冷房器具を利用していきましょう!
どうしたら涼しくなるのかを常に意識することも大切ですよ!
今回ご紹介した家電や涼しくなるコツを意識して快適な夏を過ごせるといいですね〜^^
今回はここまで!
COMMENT