喉や肌にいいとされる湿度は、
55%〜65%
快適な部屋とされる湿度は、
40%〜60%
と言われています。
しかしこの湿度は、「気温」に大きく影響されます。
(くわしくは後ほど)
これを踏まえて、季節ごとの湿度では、
夏は50%〜60%
冬は40%〜50%
このようになります。
わずかな気温でも違ってくるようなので、それぞれ湿度をうまく調整してどんな時期でも快適に過したいものです。
というわけで、
以上について「湿度」に注目して調べてみました。
参考にしてください。
目次
喉や肌にいい湿度とは?
喉や肌にいい湿度は、55%〜65%と言われています。
しかし、調べてみると上は70%という数字もありました。
この55%〜70%という湿度は、
ここで発見。
冒頭で書いた通り、快適な部屋の湿度は40%〜60%でしたよね。
ということは、
喉や肌にいい湿度の高い数値は、部屋(家)にとって快適湿度ではない。
というになります。
この点に気をつけて、身体にいい湿度と、家にいい湿度に折り合いをつけたいものです。
ん〜、うまくいかないものなんですね。
なので、この点を考慮すると、
部屋の湿度は50%くらいで過ごし、喉や肌のためには加湿器でピンポイント対応。
という方法がいいのではないでしょうか。
気にするときりがありませんが、湿度によっては室内でもマスクやスキンケアが大切なんですね。
それでは次に、
部屋の湿度についてくわしく見ていきましょう。
理想的な部屋の湿度は?
部屋で過ごしているうちに何か不快感を感じることありますよね。
暑いわけでもなく、寒いわけでもない。
でも、
ジメジメしていたり空気がこもっているような感じがする…
喉や髪が乾燥したり肌がカサカサしているような気がする…
この場合は、部屋の湿気がいい状態ではないと判断できます。
湿気は、気温のようにはっきりとわかりやすい感覚を与えるものではありません。
そのため、人によっては感じ方が違い、なかなかうまく調整ができないんですよね。
私も、湿度をあまり気にせず暑い時には冷房を、寒い時には暖房を、と本能のままに対応してきました。
その結果、
- 体調を崩しやすかったり
- 謎の不快感に襲われたり
- ジメジメにイライラしたり
- 静電気にストレスを感じてびくびくしたり
という反応が起こっていました。
このことから、「湿度をしっかりコントロールして、気持ちよく過ごそう」と思い、湿度についていろいろ調べてみました。
部屋で快適に過ごせる湿度、40%~60%圏外の場合、
湿度が40%以下の部屋にいると、
肌の乾燥、喉の痛み、目の乾燥、静電気などが起こりやすくなり、
湿度が60%以上の部屋は、
カビが繁殖しやすくなりジメジメ、綺麗な状態が保ちにくくなり、ジメジメ、イライラの原因にもなってきます。
このように、
適度な生活お送るためには、しっかりとした湿度管理が必要なんです。
ちなみに、今過ごしているその部屋がどのくらいの湿度かご存知ですか?
まずは部屋の湿度を知る。
後にも先にもここが大切です。
この対策にはずばり、「湿度計」を置いておくことがベストです。
「それはそうだけど…いる?」と思いますよね。
毎日確認するようになりますよ。
リビング、寝室、脱衣所など、ひとつだけではなく、気になるところに置いておくことをおすすめします。
これだけで、湿度に関する
- 健康の環境
- 部屋の環境
をしっかり管理する習慣ができます。
「喉」「肌」などに関することが健康の環境で、「カビ」「結露」「壁紙の劣化、」に関することが、部屋の環境ですよね。
「喉、イガイガ」
「あ、カビが!?」
「壁紙、なみなみ〜…」
「静電気いやだ!」
という状況に「湿度計」を置くことで先回りできる。
ということです。
おすすめ対策です。
個人的に効果的だなと感じた場所は脱衣所。
湿度を管理〜対応するようになって、「カビ」と「壁紙のなみなみ」がなくなりました。
湿度が上がったらそのままほっとかず、湿度が50%ぐらいに下がるまで換気をする。
この時には、サーキュレーターや、除湿機を使うととっても便利です。
作業を数字で把握できるのでとてもわかりやすいですよ〜^^
以下の関連記事も参考にしてみてください。
夏と冬で最適な温度は違うの?
同じ湿度でも外の気温が違えば喉や肌への感じ方も違ってくるものです。
それぞれどのくらいの湿度がベストなのか見ていきましょう。
夏の快適な湿度は?
夏は、湿度50%~60%が心地よい湿度だそうです。
あまり湿度を高くしてしまうと、体感温度も高くなり、とにかく蒸し暑さを感じます。
ただでさえ汗が出てくる時期なのに、さらにムシムシした気分を味わうのは気持ちがいいものではありませんよね。
私も、夏はいくら涼しい環境を作り出しても何故かこもった空気を感じることがあり、どうしたものか?と頭を抱えたことがあります。
気温が高いことによって湿度も高くなりやすいので、事前の対策が必要だということですね。
ということは逆に、湿度を下げることで少しくらい暑くても快適に過ごせることもあります。こんな時は除湿が効果的ですよね。
冬の快適な湿度は?
冬は、湿度40%~50%をキープできると快適に過ごしやすいとされています。
こちらも湿度を低くしてしまうと空気が乾燥するだけではなく、ウイルスなどの感染力が上がってしまうことにもつながるそうです。
口の中や鼻の中など、粘膜自体が乾燥することでウイルスにとっては好条件な状態が生まれるということです。
インフルエンザが毎年冬に流行するのは、この乾燥が原因ということはよく聞きますよね。
湿度をうまく生み出すことで乾燥を防ぐことができるので、冬は家族を守るためにも湿度の管理は重要なんです。
湿度が低すぎるとどうなる?
先ほどもお伝えしたように、
湿度が低いということは「乾燥している」状態。
この環境では、
- 風邪
空気中のウイルスなど動やすくなってしまうので注意です。 - 喉や肌のトラブル
喉や肌の乾燥が原因。 - 脱水症状
乾燥状態の肌や呼吸から、身体の水分が失われていきます。 - 静電気の発生
- 絵画、展示物などの劣化
など可能性が高くなります。
部屋の中で過ごしているうちに喉が痛くなったり鼻水が自然に出たりというトラブルはありませんか?
これらは乾燥している状況で起こりやすいので、注意が必要です。
私も毎年、冬になると喉の痛みに悩まされていました。
朝起きるたびに喉がイガイガしていて咳が止まらなくなるという症状でした。
マスクをして寝ることで症状は改善されましたが、適度に湿度は大切。ということがよくわかりました。
湿度が高すぎるとどうなる?
湿度が上がるということは、「部屋の中が常に湿っている」状態。
この環境では、
- 熱中症になりやすくなる
- カビが発生する
- 壁紙が劣化する
- 結露が起こる
などの可能性が高くなります。
乾燥している部屋とは違い、肌や喉に影響は出ないかもしれませんが、快適とは程遠いですよね。
また、
湿度が上がると先ほどもお伝えしたように、カビが発生しやすくなります。カビは処理がとても大変な汚れです。
そんなのわかりますよね^^;
しかし、
湿度が上がりすぎた状況で注意したいのが、
「見えない部分のカビ」です。
お風呂の壁は仕方ないとしても、ベッドの下やクローゼット、家具の間にまでカビが発生してしまうと、本当に辛いんです(涙)。
大切な家具や部屋を守るためにも、湿度は高すぎない状態をキープしましょう。
湿度計、要チェックですよ。
湿気で悩まない湿度コントロールのポイント!
というわけで、
快適な湿度をコントロールする過ごし方をご紹介していきたいと思います。
毎日の生活の中で、ほんの少し意識をするだけで湿気対策になることもあるんです。
できることをぜひ参考にしてみてください。
まずは部屋の窓を開けて換気をしましょう!
基本ですよね^^;
外の空気を部屋の中に入れることで、ジメジメとした空気が循環されます。
湿気のある空気が部屋の中にたまらないように定期的に換気をすることを心がけられるといいですね。
部屋干しを控える
この点は、湿気をコントロールする方法の中ではかなり大きなポイントです。
雨や梅雨の時期は、どうしても洗濯物を外に干すことができません。
乾燥機のない家庭では、仕方なく部屋の中に洗濯物を干してしまうこともありますよね。
しかし、
やはり部屋干しは、部屋の空気を一気に湿らせます。
部屋を閉め切らない工夫をしたり、換気扇、浴室乾燥を利用するのがベストです。
また、サーキュレーターなどで部屋の空気をうまく循環するなどして、できるだけこもった空気を溜め混まないようにしていきましょう!
家具の配置を変え
力技なのですが、個人的におすすめです。
タンスやベッドなど大型の家具はどうしても部屋の空気の循環を遮ってしまいますよね。
少しでも空気がうまく流れるように家具同士の感覚を広く持ってみたり、壁との間に隙間を作ってあげたりすることで、少しでも対策につながると思います。
(ガラッと変更!ではありません)
カビの確認にもなり、発生していたら掃除するタイミングにもなりますよね。
そして我が家では、湿度に関するカビ対策として、ベッドの下(マットレスの下)にすのこを導入しました。
これほんとおすすめなんです。
家具の中でも壁や床と面する範囲が広いベッドは湿気がこもりやすく、カビも発生しやすいポイントですよね。
しかもすのこは格安で手に入りやすく、床との接触面を減らしてくれる万能なアイテム。
掃除もしやすくなりますし、これはぜひ真似していただきたいです。
湿度に関する家電に頼る
最終手段は家電です。
最近では、家電量販店で多くの種類の除湿器、加湿器などが販売されています。
おしゃれなデザインのものもありますので部屋の雰囲気を壊すこともありません。
機能もかなりハイスペックのものが増えてきました!
まだ持っていない方はこれからの時期のためにも購入を検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
「湿度」は、「気温」とは違い、普段から気をつけている人はあまり多くありません。
しかし、
快適に過ごすための部屋作りや適度な湿度を作り出すことによっていくらでも気持ちのいい状態にできるということがわかりました。
喉や肌にも影響のある湿度。
健康的に過ごすためには、気温だけでなく湿度にもうまく気を配っていくことが必要なようです。
外の気温で悩み始めたら、湿度にも注目して調整していけるといいですね。
今回はここまで!
COMMENT