入浴中に換気扇はつけますか?
つけませんか?
また、
入浴以外の時に換気扇はどうしてますか?
最近のマンションなどでは24時間換気機能がついている家もありますが、そうでない場合は切ったりつけたり。その家によって違います。
我が家はお風呂やシャワーの後には換気扇をつけるようにしていますが、1時間くらいしたら切ってます。
「よその家はどうなんだろう?」と考え始めると気になります。
お友達の家に行くと、ずっと換気扇をつけている家もあるんです。
つけっぱなしで電気代とか大丈夫かな?
換気扇が壊れたりしないのかな?
そんなことも気になります。
というわけで今回は、
などについて調べてみました。
参考にしてくださいね。
目次
お風呂の換気扇、入浴中につける?つけない?
入浴中にもお風呂の換気扇をつけると、湿気がこもらなくていいのかな?
と思うのですが、これについて結論から言うと、
入浴中は換気扇は切っておくほうが良い
です。
でも「え?つけっぱなしで入ってるよ」という人もいますよね。
なので、この「入浴中の換気扇についてのメリットとデメリット」から見ていきましょう。
入浴中に換気扇をつけておくメリット
まず、「入浴中に換気扇をつけるメリット」ですが、これは湿気がこもらないようにする目的で、
カビの予防
ではないでしょうか。
しかし、
入浴中、大量に発生する蒸気を上回る排気能力は、あの天井に設置してある換気扇では…と思います。
なのでこのメリットには少し疑問があります^^;
また、
これ以上の「入浴中に換気扇を使う」メリットが思いつきません…。
入浴中に換気扇をつけておくデメリット
では、デメリットはどうでしょうか。
二つのデメリットを見てみましょう。
天井付近に結露ができる
浴室の中は入浴中はお湯によって温度があがりますね。
換気扇をつけることで、外の冷たい空気が浴室内に入ってくるようになります。
この温度差によって、換気扇のある天井付近に結露ができやすくなってしまうのです。
結露ができると、そこからカビが繁殖したりもしますよね。
浴室内の温度が下がる
もう一つは浴室内の温度が下がるということです。
換気扇によって中の温かい空気が外にでて、外の冷たい空気が入ってくるわけですから、浴室の温度が下がります。
少し寒いなと感じると、シャワーを出しっぱなしにしたり、浴槽のお湯を追い炊きしたり、もしくは熱いお湯を足したりしますよね。
こうすることで、ガス代や水道代が無駄に使われるということもあるのです。
こうしてみると、
結果、メリットよりもデメリットのほうが大きいので、
入浴中は換気扇は切っておいてもいい
という結論になります。
お風呂の換気扇は入浴以外ではつけっぱなしが基本?
入浴時には換気扇は切った方が良いということはわかりましたが、じゃあ、換気扇はいつどのようにつけるのが良いのでしょうか?
我が家の場合、入浴後換気扇をつけてある程度乾いたら切ってしまうのですが、そもそもお風呂場の換気扇は、
「24時間つけっぱなしにするのが基本」(知ってましたか?)。という話も耳にします。
ほんとでしょうか?
入浴時は一時的に切っても良いのですが、それ以外はつけておく。
ということですね。
これには理由があります。
というわけでまず、
「入浴中以外で換気扇をつけっぱなしにしておくことのメリット」を見ていきましょう。
換気扇つけっぱなしのメリット1
カビの発生、繁殖を抑える
入浴後も湿気がいっぱいのお風呂場ですので、カビが大好きな環境です。なのでこれを放っておいてはいけないのです。
入浴後も家族の誰かがまた入るので、お湯をはった状態ということもあります。
誰かかれか入れ替わり立ち代わりシャワーをしたり使うかもしれません。
こうした時にも換気扇をつけっぱなしにしておくと、カビ防止に役立ちますね。
換気扇つけっぱなしのメリット2
ニオイ防止
浴室というのは、ニオイが発生する場所でもあります。
環境にもよりますが、排水溝にたまった髪の毛や汚れ、垢、せっけんのくずなどから悪臭が発生します。
ニオイは元から絶たなければ意味がないのですが、少なくとも換気扇をつけておくだけでニオイがこもって充満することは防ぐことができます。
換気扇で空気を循環させることでニオイのない浴室にすることができますね。
換気扇つけっぱなしのメリット3
家の傷み防止
お風呂場の湿気はお風呂場だけの問題で終わらないのです。
お風呂場の湿気が家の中にも影響を与えることがあります。
浴室のドアを開けっぱなしにしておけば、その湿気は家の中にも入り込んできます。
特に木造住宅の場合、その湿気によって、傷みやすくなるのですね。
浴室の亀裂や継ぎ目からもその湿気が浸透することもあります。
木造住宅の場合、家の素材は木ですから、湿気を木が吸い取ってしまい、それが長年積み重なると支柱が腐ってしまったり、白アリの温床になったりと、家が危なくなってしまいますね。
換気扇をつけっぱなしにしておくと、湿気から家を守ることもできるというわけなのです。
それでは次に、
「入浴中以外で換気扇をつけっぱなしにしておくことのデメリット」を見ていきましょう。
換気扇つけっぱなしのデメリット1
換気扇の劣化が早い
やはり換気扇をずっとつけっぱなしにしておくと、それだけ劣化は早くなります。
もちろん、マメに掃除したり、お手入れすることで長く使うこともできますが、寿命が少々短くなるかもしれませんね。
換気扇の寿命については後ほど詳しくお伝えします。
換気扇つけっぱなしのデメリット2
電気代がかかる
かかる電気代に関してものちに詳しくお伝えしていきますが、換気扇をつけっぱなしにすることで、当然ですが電気代も発生します。
少しずつでもチリも積もればです。しっかり管理したいですね。
換気扇をつけっぱなしかどうかはケースバイケースで
お風呂場の換気扇をつけっぱなしにしておくメリットやデメリットは理由は理解できたと思いますが、もちろん「必ずしもつけっぱなしにしなくても良い」という意見もあります。
いろんな意見がありますね^^;
入浴後、「換気扇をつけて浴室の中が完全に乾いてしまえば切ってしまっても良い」という意見です。
湿気がなくなればいいという点では、もちろんこれもOKです。
ただ、
- お風呂場のニオイが気になる
- 浴槽のお湯は再利用のために張ったままにしている
などというときには、換気扇をつけっぱなしにするほうが良いのでよね。
ややこしくなってきましたが、
色々調べた結果、結論は
ケースバイケースで判断するのがいいと思います。
ふわっとした結論になってしまいましたが、
住宅のことだけを考えると24時間つけっぱなし
がいいですし、
換気扇の故障や音、電気代が気になるのであれば納得のいく状態で切る
という判断基準が落ち着くかなと考えます。
正しい換気扇の使い方
換気扇をつけっぱなしにしておいても、正しく使われていなければその効果も半減するものです。
ということで、正しい換気扇の使い方について見ていきましょう。
お風呂場の窓やドアを閉める
早く換気をしようとお風呂場の窓やドアを開けて換気扇を回す人も多いのです。でもこれはNGです。
窓をあけて換気扇をつけると、窓の周辺の空気だけが換気され、カビが生えやすい床や壁、天井などの湿気はそのままになってしまうことがあります。
また、ドアを開けて換気扇を回すと、お風呂場の湿気は部屋の中に入ってきて、家の中の湿度があがります。
なので、お風呂場の窓やドアは閉めて換気扇を回すようにしましょう。
ただ、ここで注意が必要なのは、たいてい、お風呂場のドアには「換気口(ガラリ)」がついているので、この換気口があるのを確認してからドアを閉めましょう。
この換気口がなければ、換気扇を通して排気だけが行われるので、お風呂場の気圧が下がり、ドアが開きにくくなることがあります。
換気口がなければ、お風呂場のドアを少しだけ開けた状態で換気扇を回しましょう。
換気扇のフィルターやファンの掃除
換気扇のフィルターやファンはこまめに掃除することで、換気効果がアップします。
半年に1度くらいが目安になりますが、2か月に1度などこまめに掃除すると、掃除も簡単ですし、気分よく入浴もできますね。
お風呂場のドアを開けっぱなしにしておくのはNG?
換気扇をつける代わりに、お風呂場のドアや窓を開けっぱなしにしておけば、湿気は逃げていくではないかと考えます。
でもこれってNGなのかしら?
そうなんです。NGなのです。
先にも少し触れましたが、お風呂場のドアを開けっぱなしにしておくと、お風呂場の湿気が部屋の中に入ってきて、部屋の湿度があがります。
そうすることで、木造住宅の場合、家の素材である木が湿気を吸って、傷んでしまうことがあるからです。
また、お風呂場で悪臭が発生する場合には、そのニオイが家の中に広まってしまいます。
これも避けたいですよね。
そういう私も冬の乾燥していた時期には、お風呂場のドアを開けっぱなしにしていたこともあったのですが…
乾燥防止のためには少しの間、開けておいても良いのかもしれませんが、どうしてもニオイも一緒に広まっていくので、開けないで換気扇を回した方がいいのかなと思います。
お風呂の換気扇をつけっぱなしにすると電気代はどのくらいかかる?
さて、お風呂の換気扇はつけっぱなしが良いし、24時間つけっぱなしじゃなくても最低限、お風呂場が乾燥するまではつけていないといけません。
そうなると気になるのが「電気代」ですよね。
我が家もその電気代が心配で、やっぱりつけっぱなしにできないのです。
でも、調べてみると、電気代もさほど心配しなくてよいってことが分かりましたよ。
もともと換気扇は消費電力が低く、20wくらいです。
20wの換気扇を24時間つけっぱなしにしたとして計算してみましょう。
20w
=0.02kWh
(1時間の電気代=約27円なので)
0.02kWh×27円×24時間
=12.96円
ということは、
1日で約13円ということになり、
13円×30日
=390円
1か月では390円くらいということですね。
1か月に390円が安いと思うか高いと思うかは人それぞれなのですが、1年で考えると、
390円×12か月
=4680円
となり、もっと節約したいなあと思う人にとっては換気扇を切りたくなるかもしれませんね。
最近では省エネタイプの換気扇もあるようです。
それだと月に60円程度で済むので、そうしたものに変えてみるのも一つの方法かなと思います。
換気扇を回す電気代をケチったがゆえに、カビが生えてしまったとなると、カビを除去する洗剤が必要だったり、ひどいときには業者を呼んでクリーニングしないといけないかもしれません。
また、家の素材である木材が傷んだり、白アリが住み着いてしまったりすると、その除去にもお金がかかります。
家の修理などが必要になった場合もそうですね。
そうなったときの費用を出すのがお得か、換気扇をつけっぱなしにしておくのがお得か?
良く考えてみると良いですね。
お風呂の換気扇の寿命は?つけっぱなしで壊れない?
ところで、お風呂の換気扇をつけっぱなしにしておくとメリットが多いことはわかりましたが、つけっぱなしにすることで、換気扇が壊れたり、また火災に発展したりしないか心配になりますよね。
そのあたりのことも調べてみました。
換気扇の寿命は8〜10年
換気扇の寿命は8年から10年と言われています。
もちろん、24時間つけっぱなしにしておくと、その分劣化が進み、寿命は少し短くなるでしょうね。
設置してから10年以上経っていたら、取り換えを検討しても良いかと思います。
こんな時は換気扇取り換え時期
10年以上経っているほかに、こんな症状があれば、取り換え時期だと考えると良いですよ。
変な音がする
お風呂の換気扇は長い間使うことで、内部にたまったほこり、モーターのサビなどが原因で変な音がすることがあります。
大きな音やカラカラという空回りするような音がしたら、換気扇内部のかみ合わせが外れているかもしれません。
こうした時にはすぐに交換するのが良いのです。
換気が弱いと感じる
換気扇をつけっぱなしにしているのに、乾きが遅くなったと感じることがありませんか?
また、気にならなかった浴室のニオイが気になるようになったということはありませんか?
そうしたことがあれば、換気扇の劣化が進んでいるので、交換時期が来たととらえると良いでしょう。
振動が大きい
お風呂の換気扇を長年使って劣化してくると、振動音がしたり、その振動音が大きくなったりします。
ホコリやサビなどによって換気扇が劣化している証拠なので、こうしたときも交換時期なのです。
スイッチに反応しない
換気扇のスイッチを入れたのに反応しない、または反応しにくいという時も交換の時期です。
劣化によって電気回路に問題が起きている可能性があり、これも火災の原因にもなりかねませんね。
どんな状態が劣化した状態かわからないという人もいるかと思いますが、「いつもと違う」と思ったら、それは何か問題があるという証拠です。
いつもより音が大きい
いつもより乾燥が遅い
いつもより反応が遅い
などなど。いつもと違うと思ったら、換気扇の見直し時期だと思っておくと良いでしょう。
換気扇をつけっぱなしにすると火事になる?
換気扇をつけっぱなしにすることで、火がでるのでは?という心配もあります。
しかし、正常な状態で換気扇を24時間つけっぱなしにしていても、基本的に安全な構造で作られている換気扇から火がでるということはほぼありません。
過去にも換気扇が原因で火災が起きたというのは数えるほどしかありません。
しかし注意が必要なのは、劣化してきた換気扇です。
長年使って寿命が過ぎている換気扇も要注意です。
そしてコンデンサーやモーターなども劣化してくると、発熱し、その周りのゴミやホコリを巻き込んで火を起こしてしまうことがあるのです。
もちろん、マメに換気扇周りを掃除するのも火災予防になりますし、効果的に換気を行うためにも必要なことですよ。
換気扇の掃除はセルフで、交換は業者に任せて
お風呂の換気扇の掃除をおろそかにしていると、換気扇が故障するまたは寿命が短くなる原因になります。
また換気の効果がなくカビが生えたり、悪臭の原因にもなります。
換気扇に埃がたまっていると、換気扇を回すことで、ほこりを浴室にばらまくということにもなるんですね。
換気扇の掃除はセルフでできないことはありません。
換気扇によっても掃除の方法が違うので、説明書などを参考にしてやってみると良いでしょう。
もし、どうしても難しそうだと思ったら、半年に1回、もしくは1年に1回は業者に頼んで掃除してもらうことをおススメします。
換気扇の交換はもちろん、プロにお任せしましょう。
交換する際にも、どんな換気扇が良いのか、いろいろ調べてみると良いかもしれません。
省エネタイプのものや、掃除がしやすいものを選ぶというのも一つの方法ですよ。
劣化した換気扇を放っておいて、換気効果がなくなるのが良いか?
換気扇の交換をして、より効果的に換気をするほうが良いのか?
交換したほうが良いですよね!
我が家の換気扇もそういえば長年使ってます。そろそろ見直しが必要かなと思いました。
まとめ
お風呂の換気扇についてみてきました。
入浴中はつけない方が良いのですが、それ以外の時間はつけっぱなしが良いということが分かりましたね。
もちろんケースバイケースですが、乾燥した後は切ってしまいたいというのであれば、それもありだと思います。
また、劣化した換気扇は要注意です。
換気の効果を高めるためにも、長年使っている場合は見直しが必要ですよ。
より効果的に換気をして、湿気やカビ、そして悪臭から我が家を守りましょう。
今回はここまで!
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