家電の中でも必需品と言えば、冷蔵庫。
食品の保存など、生活になくてはならないものですよね。
しかし、
この冷蔵庫を、
「なんだかうるさいな?」
「前からこんな音したっけ?」
と感じたことありませんか?
気になり出すともうダメですよね。
特に一人暮らしだと、気になって眠れない!ってこともあるあるです。
というわけでそんな、
を調べてみました!
イライラ、もやもやを解決しましょう!
冷蔵庫がうるさい原因は?
「冷蔵庫から突然大きな音がするようになった」とか、「新品なのに…音がうるさい」という場合、
故障した?!
って心配になりますよね。
でも安心してください。
もちろん故障という場合もありますが、「冷蔵庫」という家電は音が出る様々な機構があるんです。
冷蔵庫がうるさい原因1
コンプレッサー
「コンプレッサー」というのは冷蔵庫になくてはならない装置です。
冷蔵庫の中を冷たくするために冷気を作ってくれるのが、このコンプレッサーなんですよね。
冷蔵庫に耳を傾けていると、たまに「ブーン」といった低い音を聞いたことがあると思います。これは、コンプレッサーが稼働している音なのです。
いつも動いているわけではなく、基本的に冷蔵庫を冷やすときだけ動いています。
しかし、
このコンプレッサーが故障したり誤作動したりすると、動き続けて音が止まらなかったり、冷蔵庫が振動したりして異様な音を出すことがあります。
冷蔵庫がうるさい原因2
ファン
コンプレッサーで冷気を作ったら、それを冷蔵庫内、または冷凍庫内にその冷気を送る役割を果たしているのが「ファン」です。
このファンは随時動いているものなので、このファンが原因で音がすることもありますが、通常は「うるさい」と感じるほどではありません。
しかし、
これも経年劣化でがたついていたり、もしくは冷蔵庫内にできた霜にあたってうるさくなることがあるのです。
このファンが原因でなる音は「カラカラカラ」というのが多いんです。
注意深くどんな音か聞いてみてください。
また、
このファンが原因の時には、
- 冷蔵庫のドアを開けたら音が止み
- ドアを閉めたら音がする
というのも特徴の一つなので参考にしてください。
冷蔵庫がうるさい原因3
サーモスタット
次に考えられる原因は「サーモスタット」です。
サーモスタットとは、冷蔵庫内の温度を測る温度センサーなのです。
このサーモスタットが正常に動いていれば、庫内の温度が上がると、冷やそうとコンプレッサーが稼働するようになるんですね。
ところがサーモスタットが故障してしまうと、冷蔵庫内の温度を正確に感知することができなくなり、コンプレッサーがずっと稼働したり、誤作動が起きたりする原因になるのです。
そのためにうるさい音が出るということもあるわけです。
冷蔵庫がうるさい原因4
制振材
コンプレッサーなどの振動する部品は、振動を伝えないようにするためゴムなどで出来た制振材で保護されています。
この制振材が劣化して本来の機能を果たさなかったり、何かの拍子で取れてしまったりすると振動がそのまま他の部品に伝わり、うるさい音の原因になってしまうことがあるのです。
冷蔵庫がうるさい原因5
設置場所
冷蔵庫を設置するときには、
壁から少し離れたところに……
という注意書きを見たことがあると思います。
また、冷蔵庫を設置してくれる技師の方たちもそのように設置されるはずです。
冷蔵庫が壁、またはそのほかの物と密接に接していると、冷蔵庫の熱が十分に放散されず、コンプレッサーの異常稼働を招いてしまいます。
また冷蔵庫が水平が保たれていないときにもそうです。
そうした場合にもうるさい音がすることがあるので要注意ですね。
冷蔵庫がうるさい原因6
冷蔵庫の中身
冷蔵庫の中には瓶でできたものも多く保存されていることでしょう。
ジュースやドレッシング、ジャム、またはその他の食品を保存するためにガラスの密閉容器を使うこともありますね。
そうしたものが、冷蔵庫の振動によってカタカタと音をさせていることがあります。
これも冷蔵庫のうるさい音の原因の一つと考えられます。
買いだめしてしまった場合は意外と盲点なので要チェックですよ^^
冷蔵庫がうるさい原因7
寿命
最後に考えられるのが冷蔵庫の寿命です。
冷蔵庫は一般的に10年くらいが寿命だと言われています。
もちろん、それ以上使うこともできますし、故障しなければもっと長く使っても問題はありません。
しかし、
10年以上使って「なんだかうるさいな」「変な音がするな」と思ったら、この寿命を疑ってみても良いでしょう。
冷蔵庫のうるさい音の対処法は?
冷蔵庫のうるさい音の原因が分かったところで、対処法も見ていきましょう。
すぐに業者を呼ぶこともいいですが、自分でできる対処法をしてみてからでも遅くはありませんし、ササっ!と対応できたら、なんか、かっこいいですよね^^
(無理は禁物です)
自分でできる対処法1
冷蔵庫回りの確認と掃除
まずは冷蔵庫の周りを確認してみましょう。
冷蔵庫の上や横、後ろなどです。
- 冷蔵庫の上にものがないか?
- 冷蔵庫の横面や裏面が壁にくっついていないか?
- 冷蔵庫の裏や側面にホコリやゴミがたまっていないか?
冷蔵庫の裏ってあまり掃除をしないので、ホコリがたまっていることが多いです。
我が家も例にもれずおそらくたまってるでしょう^^;
こうしたホコリやゴミが原因となって、冷蔵庫の放熱を妨げていることがあるのです。
そうなるとコンプレッサーが異常稼働することもあるので、まずは冷蔵庫の周りを確認し、掃除するというのが手っ取り早い対処法になります。
また、
冷蔵庫の上や横に物があったりすると、冷蔵庫の振動とともにその物も振動して音が出るということもあります。
冷蔵庫の上や周りにはものを置かない、もしくは5㎝以上離して置くというふうに気をつけましょう。
自分でできる対処法2
防振マットを敷く
床や壁に伝わる冷蔵庫の嫌な振動音を抑えてくれるマットがあります。
冷蔵庫の足に敷くだけなので楽ちんですし、振動による音を抑えることができるので、振動が原因かな?と思ったら敷いてみることをおすすめします。
ちなみに、この対処法で軽減・改善されるケースは多いということです。
例えばこういうものです。
【Kitdine 冷蔵庫 マット キズ防止 凹み防止 床保護シート】
ガラスの250倍の強度で、ハンマーなどで叩いても割れないという頑丈素材。災害時にも破損、飛散しないという耐久性。やはり頑丈という安心感は、何があるかわからない生活において重要ですよね。また、透明度の高いデザインでこちらもお部屋のデザインを損いません。
そんな「冷蔵庫のマット」についての記事も参考にしてみてください。
自分でできる対処法3
設置状態を確認する
冷蔵庫の周囲のゴミを確認することも大切なのですが、冷蔵庫自体が傾いていたりするとそれも誤作動の原因となるので、冷蔵庫の設置状態を今一度確認してみましょう。
傾いているとドアの開閉もよくないはずです。
冷蔵庫の足も高さを調節できるので、高さを調節してみましょう。
また、
長年重い冷蔵庫を不安定だったり強度がない床に置いていることで、床がへこんでしまって傾いてしまう。ということもあります。
床が傷つかないような、また床が凹むことのないように予防するシート(対処法2のような)などもあるので、利用してみると良いですね。
ただ、
根本的に設置場所を移動する場合は、大きな冷蔵庫なので無理をせず業者の力を借りることをおすすめします。
自分でできる対処法4
霜を取る
冷蔵庫には自動霜取り装置もついているのですが、うまく稼働していないと霜ができてしまい、ファンに当たってうるさい音の原因になることもありますね。
なので、霜ができていたら、霜を取りましょう。
霜を取るには、
冷蔵庫を空っぽにしてから電源を切り、1日置くと自然に霜も溶けてなくなります。
同時に、霜ができる原因を調べるためにも業者に連絡してみてもらったほうがよさそうですね。
また、ファンに寿命がきていたら、取り換えるということも必要になります。
こちらも専門家に見てもらってから判断しましょう。
自分でできる対処法5
パッキンの掃除
パッキンの掃除とうるさい音と何の関係があるの?と首をかしげている人もいることでしょう。
この場合の「パッキン」とは、冷蔵庫のドアなどについているゴムの部分ですね。
このパッキンにゴミがついていたり汚れていると、冷蔵庫の中の冷気が外に漏れてしまうことがあるのです。
冷気が漏れると、冷蔵庫の中は温度が上がります。
↓
温度が上がると、自動的にコンプレッサーが稼働するようになります。
↓
コンプレッサーの稼働が連続したり多くなったりすると大きな音の原因にもなります。
また、
故障の原因にもなるので、ドアのパッキンもマメに掃除しましょう。
ウエットシートなどを使って、パッキンの汚れを拭くだけなので日ごろから掃除しておきたいですね。
できることはやったけれど解決しない……
そんな時は?
自分でできる対処法を見てきました。
手っ取り早くできることからやってみましょう。
しかし、
「あれこれやってみたけれども一向に音が止まらない」
「大きな音がますます気になる」
というときには、冷蔵庫のメーカーさんに問い合わせてみましょう。
まずは説明書を見ると、音が出た時の対処法などが書いてありますので、説明書をチェックしてみることをおすすめします。
それでもわからない、音が止まらないというときには、問い合わせてみると良いですね。
買い替え?修理?
長く使うには?
業者を呼ぶとなると、気になるのがお値段のほうですよね。
ましてや何年も使った冷蔵庫だと、買い替えたほうがいいのかな?ということも考えますよね。
先述した通り、冷蔵庫の寿命はおよそ10年と言われています。
また多くのメーカーでは冷蔵庫などの部品も保管が9年くらいだとのこと。
9年すぎたら全部処分するというわけではないようですが、古い型のものは修理するにも部品がそろわないということもありうるのですね。
もし、10年以上、または10年近く使った冷蔵庫で、音が出て、何をしても直らないというのであれば、買い替えも検討した方がよいかもしれません。
しかし、
まだ新しい、数年しか使っていないという場合には悩むところですね。
修理代は、
- 直す部分
- 冷蔵庫の大きさ
- メーカー
などによって違いがあります。
とりあえず、
- 何が原因かを見てもらって
- 修理の見積もりを出してもらって
- 買い替えが良いか修理が得か決める
というのが最善の策かと思います。
冷蔵庫を長く使うには
冷蔵庫を長持ちさせるにはズバリ!
「こまめな掃除」が有効です。
ドアのパッキンだけではなく、冷蔵庫の中もマメに掃除することで清潔を保つこともできますし、冷蔵庫本来の機能の保つことができるんです。
あれ?という異常にも早期に対応できるので、この「こまめ」は重要なんです!
汚れがたまったり霜がついたりすると掃除が面倒になりますが、日ごろからこつこつこしておくと結果的に楽なんです^^
金額もそうですが、生活必需品の「冷蔵庫」。大切に扱いたいものです。
まとめ
冷蔵庫から大きな音がすると、故障じゃないかと不安になりますよね。
冷蔵庫が止まってしまったらどうしよう。というのも主婦の不安の種です。
大きな音が気になったら、まずは自分でできる対処法をしてみましょう。
それでもだめなら、業者に問い合わせてみてもらうのが良いですね。
長く使うためにもこまめな掃除をお忘れなく!
今回はここまで!
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