お風呂のお湯はいつ捨てていますか?
我が家では毎日捨てています。
家族がみんな入った後に、最後の人が捨てる。という感じです。
でもある時、友人たちとそんな話になったときに、「2、3日は同じお湯を追い焚きして使ってるよ」「洗濯にも使ってるよ」というのです。
いろんな家があるんだなあと思いましたが内心、(2、3日も使っててほんとに大丈夫なのかな?)という思いもありました。
というわけで、
などについて調べてみました。
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お風呂のお湯はいつ捨てるのがベスト?
お風呂のお湯はいつ捨てるのが良いのでしょうか?
それは、「毎回捨てる」のがベストなのです。
え?どうして?
2、3日は使えると思うけど?
水道代もったいないじゃん…
などなどいろんな思いが湧いてくると思いますが、「なぜ毎日捨てるのが良いのか?」について見ていきましょう。
お風呂のお湯を毎回捨てる理由1
雑菌がいっぱい
お風呂のお湯には雑菌がたくさんいるのです。
これは、お風呂にお湯を張った時点で少しの雑菌が発生します。
入浴後はそこからさらに雑菌が増え、最初の約2倍になります。
残り湯は温かいので雑菌にとって好条件。さらには雑菌のエサになる人の垢や洗剤の残りなどが豊富です。
この環境で翌朝には約数千倍になってしまうのです。
そしてこれらの雑菌は、何日も放っておくと健康を害する菌も発生する恐れもあります。
このことから雑菌だらけのお湯につかることを考えたら、お湯は毎日変えるのが良い。ということになります。
お風呂のお湯を毎回捨てる理由2
家の中の湿度が上がる
お風呂のお湯を捨てずにそのままにしておくと、お風呂場の湿度があがりますね。
湿度があがるとカビの原因になります。
もちろんお風呂の蓋をしておいたり、換気をすればよいのですが、それでも湿度が上がり気味なのです。
この点はしっかり管理したいところです。
お風呂のお湯を毎回捨てる理由3
風水の観点から家の運気が下がるから?!
風水を信じる信じないは人によりますが、風水の観点からもお風呂のお湯はすぐに捨てたほうが良い。というのです。
その理由は、
風水的に見ると、動いていない水からはマイナスの気が出ているそうです。
海や川などは水が常に動き流れていますが、池や沼といったところの水は動いていないのでどんよりした雰囲気になる。そう考えると、そうかもですよね。
逆に海などにいくと気分が爽快になるのはその「気」があるからという理由。
以上のことから、「お風呂の残り湯もためておく」ということは、「動かない水」。ということになります。
結果、マイナスの気を発生させていることになるので、家の運気が下がってもおかしくない。
なので、長時間お風呂のお湯を残しておくというのはおすすめできない。
ということのようです。
風水ってたまに聞きますけど、調べてみるとおもしろいですよね。ちょっとしたことで運気が上がるなら、試す価値はありますよね^^
残り湯で洗濯ってダメ?!
お風呂のお湯を捨てない理由に、残り湯を洗濯に使うという理由がありますね。
そうしている人も多いと思います。
しかし、
この残り湯での洗濯は、必ずしもおすすめできるとは限りません。
その理由は先にも述べましたが、お風呂の残り湯には雑菌がいっぱいです。
また人の垢や皮脂などもいっぱいです。しかも時間が経つにつれて増加します。
洗剤を入れるとはいえこの汚い水で洗濯をすると考えると、躊躇してしまいますよね。
でも、残り湯で洗濯をする利点もあります。
洗濯洗剤に含まれる酵素は、お湯を使った方が洗浄効果も高まるという点と、もちろん水の節約になりますね。
ということで、残り湯で洗濯をする条件として、
- 湯船には、身体をきちんと洗ってシャワーでしっかりとすすいでから入る
- お風呂を使った後、できるだけ早く洗濯をする
- 洗濯の「すすぎ」は水道水を使う
以上を実践すれば、「雑菌の問題」と「水の節約の問題」。
これを解決できますよね^^
お湯の清浄剤とは?
ところで、お風呂のお湯を追い炊きするときに使う「おふろのお湯の清浄剤」というものがあります。
いろんなメーカーから販売されているのですが、これって効果があるのでしょうか?
ふろ水清浄剤ってどんなもの?
ふろ水清浄剤の成分は雑菌の繁殖を抑える効果があります。
プールの水の塩素のニオイをご存知かと思いますが、これと同じです。
お風呂の水も雑菌の繁殖を抑えるために、この清浄剤をいれることで塩素を含んだ水になります。
錠剤のものもあり、液体のものもありますが、お風呂のお湯の量に応じてお湯にいれるだけなので、手軽で便利に雑菌繁殖を防ぐことができるます。
追い炊きしてお風呂のお湯を再利用している家では重宝されますね。
ちなみにこちら、
ふろ水清浄剤は菌の繁殖防止をしてくれる?!
ただ、気を付けたいのは、この清浄剤は「殺菌」ではなく「繁殖防止」が主な働きになります。
雑菌の繁殖を防ぐことはできても、すべての菌をなくしてしまうことはできないのです。
なので、菌は残っているということも頭に置いておきましょう。
しかし、菌の繁殖は確実に防いでいるので、放置されていた残り湯よりは衛生的には良いかと思います。
残り湯を洗濯に使うという場合にも、この清浄剤を入れたお湯であれば、少し安心して使えますよね。
風呂水清浄剤はお肌の弱い人でも大丈夫?
塩素系の成分が入っているふろ水清浄剤なので、お肌の弱い人や赤ちゃんなどが入っても良いのかな?と心配になりますね。
市販されている清浄剤はそこまで刺激が強いものではないので、一般的には害はないと言われています。
どうしても心配であれば、使うのを避けたほうが良いでしょうし、塩素の刺激を緩和してくれる重曹を一緒に入れるという方法もあるようです。
最近では非塩素系の清浄剤も販売されているので、お肌が心配な方はそうしたものを選んでみるのも良いでしょう。
お風呂のお湯を毎日替えないのは本当にお得?
節約のためにお風呂のお湯を2~3日追い炊きしてつかっているという家も多いのですが、これが本当にお得になるのでしょうか?
一人暮らしの場合、一人で使ってるので、それを追い炊きして2日くらい入ったほうがお得かな?って思いますよね。
追い炊きするときのガス代は季節などによっても違いますが、水道代は明らかに節約されるので、お得感があるわけです。
ガス代、水道代の比較
ではここで、実際にどのくらいの料金がかかっているのかを見てみましょう。
お風呂のお湯は、
- 入れ替え
(毎日お湯を入れ替える) - 追い炊き
(残り湯を再び温めて2~3日使う) - 足し湯
(使ったお湯は半分くらい捨てて、残ったお湯にさらに新しく足して使う)
というように利用方法別に分けて考えることができます。
そして、
ガス代、水道代の料金も地域によって違いますよね。
なので今回は、平均的な金額を想定して計算してみました。
- 水道代
【上下水道代】
=1Lあたり0.2円 - 都市ガス
【ガスの単位料金】
=150円/㎥、
【ガス燃焼量】
=10000kcal/㎥ - プロパンガス代
【ガスの単位料金】
=523円/㎥
【ガス燃焼量】
=24000kcal/㎥ - お風呂の設定
【浴槽にためるお湯の量】
=200L
【水道水の温度】
=17度
【浴槽内の残り湯の水温】
=15度
【最終的に浴槽内に張るお湯の水温】
=40度 - 熱効率
【新規での給湯の熱効率】
=80%
【追い焚きの場合の熱効率】
=75%
【比較表】
1日あたりの料金 (都市ガスの場合) |
プロパンガスの1日あたりの料金 (LPガスの場合) |
|
追い焚き | 約100円 | 約145円 |
入れ替え | 約126円 | 約165円 |
足し湯 | 約110円 | 約151円 |
1日あたりのガス代・水道代を計算したものを比較してみました。
見てみると、「追い焚き」がやはりお得ですね。
お湯の再利用や追い焚き、もしくは足し湯にするとやはりお得だということはわかりますね。
毎日やるから結果的に楽?!簡単な掃除の仕方
お風呂のお湯を毎日変えるとしたら、「毎日お風呂掃除しないといけない?」ってことになりますよね。
理想は、お風呂のお湯を張り変えるたび掃除。ですよね。
しかし、
「ああ、それが面倒~~」
という人も多いはずです。
(同感です)
でもここが重要で、お風呂掃除をマメにしておくと汚れも簡単に落ちます。そして、これを習慣化すると……
大掃除がすっごく楽になるんです!
すべてのお掃除にいえるんですが、ちょくちょく毎日。これが年末に効いてきますよ^^
というわけで、
簡単な掃除方法をみていきましょう。
こすらない掃除
浴槽を洗うとなるとスポンジやブラシでこするのが一般的ですよね。
でもこのこするのが大変なのです。
腰が痛かったり、前かがみになるのが大変な妊婦さんにも浴槽の掃除って大仕事ですよね。
そこで、おすすめしたいのが「こすらない掃除」です。
- まず、シャワーで浴槽全体を濡らします
- 洗剤スプレーを手にもち、横にスライドさせながらふきつけます
- 浴槽の側面、床、全体に洗剤を行きわたらせたら、そのまま1分ほど放置します
- 放置している間に、洗面器や椅子などの小物を洗ってもOK
- シャワーで洗剤を洗いながします
これだけなんです。
これだけならできそうな気がしませんか?
この掃除なら、お風呂にお湯をためる前にささっとしても良いですね。
シャワーの水圧があるので、こすらなくても十分に洗剤とともに汚れが落ちますよ。
ながら掃除
「ながら〇〇」
よく耳にする言葉だと思います。
その名の通り、ながら掃除をするわけです。
お風呂に入ったついでにちょこちょこっと掃除するだけで、汚れのこびりつきを防ぐことができ、お風呂場を清潔に保つことができます。
また、
お風呂から出るときに、お風呂場の壁や床をシャワーで流すだけでもきれいになるものですよ。
家族の中で最後にお風呂に入る人は全体をシャワーで流すということを決めておくと良いかもしれませんね。
家にあるもので掃除
入浴後に家にあるもので浴槽の掃除ができます。
重曹
まだ温かい残り湯に重曹を1/2カップ入れて溶かします。
洗面器や椅子などのお風呂グッズもその中にいれてつけ置きします。
そのまま一晩おいておくと、汚れが柔らかくなり、スポンジなどで軽くこするだけで汚れがおちます。
一番最後にお風呂に入る人が、お湯が温かいうちに重曹を入れて、小物もつけこんでしまえば楽ちんですよね。
重曹は掃除に使ってる家が多いと思うので、特別な洗剤を買わずとも、十分に利用してお風呂をキレイにすることができますよ。
お酢
お酢、またはクエン酸でも良いですね。
このお酢はシャワーヘッドの掃除に役立ちます。
シャワーヘッドが目詰まりしていると、お湯が変な方向に飛んでしまい、天井や壁などいたるところに水が飛んでしまいます。
定期的にシャワーヘッドの掃除も必要なんですね。
洗面器などにお酢と熱湯を入れて、シャワーヘッドを丸ごとつけこんで1~2時間おきます。
その後は水で流すだけです。
重曹+お酢
重曹とお酢またはクエン酸のコンビも強力な掃除用洗剤になります。
排水口からのニオイ防止に、排水口の掃除に使えます。
排水口に重曹とお酢をふりかけて、しばらく置いてから、熱湯を流します。
排水口の頑固な汚れが落ちて、ニオイ防止になります。
こまめに掃除することがポイントですね。
掃除道具は手に届くところに
いざ、お風呂掃除をしようと思ったら、洗剤やスポンジ、ブラシなどが「近くにない〜」なんていうことはありませんか?
取りに行く間に、掃除に対する意欲が失せてしまうこともしばしばです。
そのため、掃除道具は思い立ったらすぐ掃除できるように、手に届くところにおいておきます。
タオルをかけるところに洗剤やブラシなどもひっかけておくなど、ちょっとしたことがお風呂を綺麗にするきっかけになりますよ^^
床に物を置かない
そうじ道具だけではなく、お風呂場の中のシャンプーなども直接床におかず、吊り下げておくと掃除が楽です。
床についているとそこからカビが生えることもありますし、いちいち物を持ち上げて拭くというのも面倒ですよね。
できるだけ物は少なく、そして床に置かないというのがポイントです。
シャワーは座ってする
立ったままシャワーをする人が多いと思います。
私もその一人です。
が、この立ったままシャワーすることで、お湯はあちこちに飛び散ります。
飛び散る範囲が広くなるんですね。
これを座ってシャワーすることで、その範囲を狭くすることができる。
ということです。
お湯が飛び散る範囲が狭くなると、
↓
カビが生えやすいところ、汚れがつきやすいところが狭くなり、
↓
掃除の範囲が狭くなって楽になる。
こうしてながら掃除や毎日ちょこっとだけでも掃除しておくと、1か月に1度くらいは本格的に掃除をする日を作るくらいで十分「キレイ」を保てるお風呂場になるでしょう。
まとめ
お風呂のお湯を毎日変えるのが良いのか?
2~3日使うのが良いのか?
その家庭によって違ってくると思います。
が、私的には、衛生面や風水の観点から見ても、毎日変えて掃除するのがベストかなという結論がでました。
参考にしてあなたの家にあった方法を選んでくださいね。
今回はここまで!
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