電子レンジの汚れは軽い物だと水拭きだけでも十分に落とせます。
が、ついつい汚れを放置してためてしまうということもよくありますよね。
そうなると、良く耳にするのが「重曹がいいよ」という意見。
重曹を使って掃除してみるものの、落ちる汚れ、それでも落ちない汚れがでてきます。
わが家でもついため込んでしまった汚れを重曹で落とそうとしたのですが、なかなか落ちない頑固な汚れがあるんですよね。
ということで、
重曹でも落ちない場合はどうしたらいいのか?
について、
以上について調べてみました。
目次
重曹でも落ちない電子レンジの汚れはどうする?
電子レンジの汚れを重曹を使って掃除するときには、基本的には次のような手順になります。
- 耐熱容器に水と重曹を入れる
- レンジで加熱した後、30分ほど放置しておく
- 庫内の汚れをふき取る
このような方法で掃除する人が多いと思うのですが、たいていの汚れはこれで落ちると言われています。
それでも落ちない時にに困ってしまうんですよね^^;
そんな汚れには次のようなものが効果があります。
- 重曹ペースト
- 歯磨き粉
- クエン酸
- セスキ炭酸ソーダ
では、一つずつくわしく見ていきましょう。
1、重曹ペースト
重曹を使っても落ちなかったのに、また重曹?と思われるかもしれませんが、重曹を水に溶かして加熱して…
という方法ではなく、重曹をペースト状にして塗りつけるという方法です。
もし先に紹介した重曹の掃除法でダメなら、まずは重曹ペーストを試してみてほしいですね。
作り方は、
重曹と水は2:1の割合で混ぜるだけです
きっちりとした分量でなくても、重曹に水を足しながらドロッとすればOKです。
この重曹ペーストを落ちない汚れ部分に塗り、放置しておきます。
その後、スポンジなどでこすって落とすわけです。
2、歯磨き粉
重曹で落ちない汚れは歯磨き粉で落とせることがあります。
え?歯磨き粉?なんで?
そうです。不思議ですよね。
歯磨き粉には、歯の汚れや着色を落とすための研磨剤が入っているんです。
なので汚れを落とす掃除にも使えるというわけです。
歯磨き粉を使った掃除の仕方
歯磨き粉を掃除用の歯ブラシにつけて、汚れの部分をやさしくこする
研磨剤のチカラで汚れが落ちてきますよ。
もし歯ブラシが乾いてきたら、歯磨き粉を付け直して研磨性を取り戻してあげましょう。
汚れが落ちたらキッチンペーパーなどでしっかりとふき取っておしまいです。
また、汚れの範囲が広いという場合には、歯ブラシよりも大きい掃除用のブラシなどを使うと良いですね。
掃除に使う歯磨き粉の選び方
掃除に使う歯磨き粉ってどんなものでもいいのでしょうか?
【安い歯磨き粉でもOK】
中には、
「うちで使ってる歯磨き粉は高いものだから、もったいない…」
という人もいるでしょう。
歯茎のための歯磨き粉だとか、美白効果があるものだとか機能性がある歯磨き粉だと少々お値段の高い物もありますよね。
そういう場合は、もらいものの歯磨き粉や、ホテルなどから持ち帰ってきたものや、使いかけで古くなったものなどを使うと良いでしょうし、掃除用に安い歯磨き粉を買っても良いでしょう。
【ミント系の香りのものを選ぶと消臭効果あり】
そして歯磨き粉はミントの香りがするものが多いですが、特にミント系の香りが強いものを使うと、掃除とともに消臭効果も期待できます。
香りのよいものを選んで使うというのも一つの方法ですね。
【歯医者さんで販売しているのはNGかも】
一つ気を付けたいのは、歯医者さんで売ってる歯磨き粉には、研磨剤成分が弱いか入っていない可能性が高いので、そんな歯磨き粉はあまり効果がないので使わない方が良いでしょう。
3、クエン酸
重曹で落ちない汚れはクエン酸で落ちることがありますので、クエン酸を使って掃除してみましょう。
この理由は、
重曹とクエン酸は性質が違うものだからで、重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性です
なので、
酸性の汚れにはアルカリ性の重曹が活躍し、アルカリ性の汚れには酸性の性質であるクエン酸が効果的
ということです。
例えば、水垢。
水垢はアルカリ性の汚れなのでクエン酸が効果的です。
クエン酸を使った掃除方法
- 耐熱容器に水を入れ、クエン酸を混ぜます
(水200mlにクエン酸大さじ1杯) - レンジで3分ほど加熱します
- 30分ほど放置してから、庫内を拭きとります
- 最後に乾拭きして仕上げます
クエン酸だけを使った掃除方法はこのようになりますが、重曹を使って掃除をした後に、それでも落ちないという時に、クエン酸スプレーを使ってシュシュっと吹きかけて、キッチンペーパーなどで拭き取るという方法もあります。
【クエン酸スプレーの作り方】
スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1杯を入れて混ぜる
目安なので、正確な量でなくても大丈夫です^^
もしくは、このクエン酸スプレーを作ることすら面倒と言う人には、100均などでもクエン酸スプレーは手に入りますよ。
クエン酸には消臭効果も期待できるので、汚れ落としと同時にニオイ消しもできます。
4、セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは重曹と同じアルカリ性の物質です
だったら、重曹で落ちない汚れはセスキでも落ちないのでは?と私も思ったのですが、セスキのチカラが違うんですね。
セスキ炭酸ソーダは重曹よりもアルカリ度が高く、水に溶けやすいという性質を持っています。
なので、重曹よりも油汚れに強いので、重曹でも落ちない汚れに対応することができるのです。
【セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法】
- 耐熱容器に水200mlとセスキ炭酸ソーダ大さじ1杯を入れて混ぜる
- レンジで3~5分加熱します
- 20分ほど放置する
- 布巾やキッチンペーパーで汚れを拭きとり、最後に乾拭きして仕上げます
と言う風に、重曹やクエン酸と同じようにする方法があります。
また、重曹で掃除したけど、汚れが落ちないという時に、クエン酸スプレーを使うようにセスキ水スプレーを使って掃除をしても良いですよ。
【セスキ炭酸ソーダ水の作り方】
スプレーボトルに水250mlとセスキ炭酸ソーダ大さじ1を入れてよく混ぜる
簡単に作れますし、キッチン周りの掃除にも使えるので、1本作って置いても良いですよね。
もっと頑固な焦げ付きの落とし方、裏ワザを紹介します
重曹やセスキ炭酸ソーダでだいたいの油汚れや焦げ付きなども落ちるのですが、それでも落ちない汚れもあります。
特に焦付きになると、汚れが貯まっているところに、さらに加熱して焦げ付いてしまったもので、長い期間かけてついた汚れなだけに落とすのも一苦労なんですよね。
こんな時に簡単に落とせる裏ワザがあったら…
と言う人も多いでしょう。
その裏ワザ、
紹介します。
ラップを使った汚れの落とし方
電子レンジの掃除に意外な道具があるんです。
それも家庭にあるもの。
ズバリ、食品用のラップです
ラップを一体どうやって?と疑問の方も多いでしょう。
これから説明していきますね。
ラップを使ったよごれの落とし方は調べてみるといくつかあるのですが、共通しているのは、
ラップをくしゃっと丸めて【ラップたわし】にして使う
ということです。
具体的な掃除方法を見ていきましょう。
重曹水とラップ
- 重曹水を作ってそこにタオルを浸して絞ります
- そのタオルをラップで包み、電子レンジで加熱します
- ラップを剥がして、丸めてラップたわしを作ります
- ラップたわしで汚れをこすり落とします
- 加熱したタオルで電子レンジの庫内や外側を拭きます
- 最後に乾いたタオルで仕上げます
という具合にラップでこすって落とすんですね。
この時に、タオルを加熱した後は熱いので、やけどしないようにゴム手袋をはめて作業するようにしましょう。
重曹水ではなく、台所用洗剤を水に混ぜてタオルを浸すというやり方もあります。
洗剤が残るのが気になるようでしたら重曹水が良いですよね。
クリームクレンザーとラップ
ジフというクリームクレンザーがありますよね。
これを汚れた部分や焦げ付いた部分につけ、ラップをくしゃっと丸めたラップたわしでこする
円を描くように優しくこするだけで汚れが落ちますよ。
最後にふき取っておしまい。
ジフをたくさんつけてしまうとふき取る時が大変なので、小さじ1くらいの量が適当です。
汚れがもっと多く、足りないというようなときには、少しずつ足していくようにすると良いでしょう。
重曹ペーストとラップ
先程の重曹ペーストを塗って、その上からラップを丸めてゴシゴシと擦る
という方法もあります。
酸性の汚れに効果的です。
ラップたわしで汚れが落ちる理由
このラップが研磨剤が入っているわけでもないですが、しつこい汚れも良く落ちるわけなんですが、その理由はなんでしょう?
まずは、くしゃっと丸めることで、やわらかい凸凹ができ、汚れを落とすのに有効なんです。
もう一つは、スポンジのように洗剤や研磨剤が染みこむことがなく、ダイレクトに焦げや汚れに作用してくれるので、汚れが落ちやすいということも理由の一つです。
なので、重曹なり、クリームクレンザーなり、そういったものを使って擦るときにはラップをまるめたラップたわしを使ってみると、意外と簡単に汚れが落とせるので、ぜひ試してみてくださいね。
カードで落とす
こびりついた汚れや焦げつきなどは、プラスチックのカードでこすると落としやすくなります。
削り落とすということになりますが、爪などでがりがりやるよりは、カードを使うとけっこう楽に落とせます。
レモンを使って掃除する
冷蔵庫に隠れて居たレモン、傷んでくさりかけていたレモンなどがキッチンで見つかったら、それも捨てる前にお掃除に利用しちゃいましょう。
レモンを輪切りにし、レモン汁を絞ります。
水とレモン汁を耐熱容器に入れて、レンジで2~3分加熱します。
加熱後、10分ほど放置し、庫内の汚れをふき取ります。
この時に、レモンの皮でこびりついた汚れを拭くとキレイにとれますよ。
レモンには消臭効果もあるので、汚れを落とし消臭もできて便利です。
食べれるレモンを使うのがもったいなければ、古くなったレモンが見つかった時に試してみてはいかがでしょうか。
スーパークリーナー万能くんジュニア
こんなものも見つけました。
電子レンジだけではなくいろんなところの汚れを落とすのに役立つものです。
固形であること、そして研磨剤を使っていないということで、機械類にも安心して使えます。
電子レンジのガンコな汚れもこれで落とせますよ。
最後の手段
あれこれ試してみたけど、どうしても落ちない!
そんな汚れはどうしましょうか?
重曹もセスキもいろんな洗剤も試してみたけどダメだという場合にはササッとプロにお願いしましょう!
プロのキッチンクリーニングなら、落ちない汚れも落としてくれるでしょう。
しかも豊富なプランから、電子レンジだけではなく、コンロ回りから排水溝などもピカピカキレイにしてくれます!
ただ、
もちろん費用はかかります。
相場は2~3時間で15,000円から18,000円ほどですが、一度問い合わせてみることをおすすめします。
ちなみにこちら↓
できるならコストがほとんどかからない重曹やセスキ炭酸ソーダなどで解決できるのが理想なんですが、
その他、レンジ周りやエアコンクリーニングなんかもこの際一緒に…
という場合なんかは、一度プロにお願いしてしまうのもいいことだと思います。
プロの技が見れて、教えてもらうこともできるかもしれません^^
いつでもLINEから見積もりをすることができ、しかも、友達登録をするとその場で500円OFFに!
一度見積もりをして判断してみましょう。
電子レンジの汚れのタイプと落とし方には法則がある?
洗剤と汚れにはそれぞれの性質があります。
まず洗剤には、
- アルカリ性洗剤
- 酸性洗剤
- 中性洗剤
という3種類があり、
汚れには、
- 酸性の汚れ
- アルカリ性の汚れ
があります。
ここで、
汚れと洗剤には性質により法則があります
この点をくわしく見ていみましょう。
化学のチカラで汚れを落とす法則
まずは洗剤と汚れの分類。
最初に、
洗剤の「アルカリ性」「酸性」「中性」には、
- アルカリ性洗剤
重曹やセスキ炭酸ソーダがあげられます - 酸性洗剤
クエン酸などがあります - 中性洗剤
台所用洗剤がそれにあたります
※商品表記要参照
次に、
汚れの「アルカリ性」「酸性」には、
- アルカリ性の汚れ
水アカ、石鹸カス、尿石、コーヒーメーカーなどにつくミネラル成分が固まった白い汚れ
など - 酸性の汚れ
油汚れ、食品のカス、焦げ付き、手アカ、皮脂
など
以上の分類から「汚れを落とす法則」は、
アルカリ性の汚れを落とすには
アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が効果的です。
アルカリ性の水垢には、酸性の洗剤であるクエン酸が有効です。
アルカリ性の汚れが酸性の洗剤に中和されてキレイになる
ということなんです。
酸性の汚れを落とすには
先程の逆ですよね、
酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的です。
油汚れなどにはアルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うということですね。
酸性の汚れにアルカリ性の洗剤を使うことで汚れが中和されて落ちる
ということです。
以上が、化学のチカラで汚れを落とすということです。
では、先に紹介したレモンをつかった掃除方法はどうだったんでしょう?
レモンもご存じのように酸性の食品です。
この酸性を利用して汚れを落とすことになるので、やはり化学のチカラを使った掃除方法ということになり、アルカリ性の汚れに効果的。ということですね。
物理のチカラで汚れを落とす
では物理のチカラで汚れを落とすというのはどういうことなのでしょうか?
難しいことではないんです。
「物」のチカラで落とすということです。
先に紹介した方法の中でもありましたね。
- 歯磨き粉で落とす
- プラスチックのカードで削り落とす
- ラップをくしゃっと丸めた「ラップたわし」でこする
というのがそれにあたります。
歯磨き粉も「研磨剤」の力を利用するので、どちらかといえば物理的な落とし方になると思います。
重曹や洗剤などのチカラも少しありますが、物理的な力、つまりカードであったりラップたわしであったり、そうしたチカラも加わって汚れを落とすということになります。
やっぱり日ごろのお手入れが一番効果的!
電子レンジの頑固な汚れの落とし方を見てきましたが、実は、軽い汚れだったら水拭きするだけでも十分に落ちるんですよね。
そう考えると使ってすぐ、もしくは1日に1回、ちょっとふき取るだけでも汚れが貯まらずに掃除が楽になるんですよね。
とはいっても毎日やるのも大変です。
だったら1週間に1度くらいは重曹やクエン酸などを使った掃除をしてみると良いでしょう。
日ごろのお手入れがあることで、頑固な汚れもつきにくくなりますし、掃除が楽になるということなんですよ。
まとめ
電子レンジの頑固な汚れ、重曹でも落ちない汚れをどうしたらいいのか見てきました。
重曹でも落ちない場合には、
- 重曹ペースト
- 歯磨き粉
- クエン酸
- セスキ炭酸ソーダ
を使って掃除してみましょう。
さらに頑固な汚れには、
- レモンを使って掃除する
- カードを使って削り落とす
- ラップたわしでこする
などという方法がありますね。
最後の手段としては、プロのキッチンクリーニングに任せるという方法もあります。
こちら↓
大きなコストがかかる前に、日ごろからお手入れしておくと、より簡単に、より手間をかけずに汚れが落とせるので、日々のお手入れを心掛けるようにしたいものです。
人のことは言えません。私も心掛けてみたいと思います。
電子レンジの掃除にお役に立てたら幸いです。
今回はここまで!
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