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【ガンマイクの使い方】どんなマイク?距離があっても使えるマイクとは?

SENNHEISER MKH416T_ウィンドシールド_ウィンドジャマー画像
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは!
つくしです

撮影機材でガンマイクと言えば、このマイクです。
SENNHEISER MKH416

ゼンハイザーと読みます。
(読めますが書けませんね)

現場ではガンマイクや416と呼ばれます。

 

このマイクを一言で説明すると、

正面の感度がすごくいいマイク。

というマイクです。

 

どれくらいなのでしょうか?

それは、実際にミキサーにつないで聞いてみるとはっきりわかります。

 

マイクの正面(筒状の先)と、マイクの横(筒状の側面)では聞こえ方はもちろん、メーターの振りがまったく違います。

また、マイクに近ければ近いほど、正面から少しズレただけでも明瞭度が変わります。

セリフ収録時などで「ヨリぼけ」と呼ばれますが、それくらい正面だけの感度が鋭い。とうことなんですね。

 

なので、

音源から距離があってもその他のマイクよりクリアに収録することができる。

というとても便利なマイクなのです。

 

一見、

「使いにくそうなマイク」

と思うかもしれませんが、
この、正面の感度だけ強い。

という特性をうまく利用することで、様々な場面で目的に適した音を録ることができるんですね。

 

ということで、

使い方は?
どんなマイク?

について見ていきましょう!

 

ガンマイクの使い方 1
場所や天候によって見た目が変わります



最初の写真で、

あれ?!知ってる形と違う!

と思ったのではないでしょうか?

 

そうですよね、あれは本体そのままの姿で、なかなかあのままでは使いません。

なので、この形が↑いちばん見慣れてますかね?

 

でも、

なぜそのままで使わないのか?と思いませんか?

 

その答えは、

ガンマイクの風(雨)対策です。

 

全てのマイクにとって風は大敵で「吹かれる」と呼ばれます。

この吹かれ音は、目的音をマスクしてしまうノイズなので、事前に対策が必要なのです。

 

その、いろいろあるマイクの中でもこのガンマイクは、

竿の先に付けて常にぶつける可能性があったり。
雨風といった環境の中で使われたり。

と、様々な厳しい状況で使われます。

 

ここで、知っておかなければならない注意点。

このマイクの性能が、撮影の目的音に適している為に厳しい環境で使われていますが、

 

実は、

構造上水厳禁というとてもデリケートなマイクなのです!

 

なので、

なぜそのまま使わないのか?
の答えはもう一つ。

そのままでは恐ろしくて使うことができない!です。

 

というわけで、
このマイクの装備から、使用環境などの仕様を見ていきましょう。

 

ガンマイクの装備 ①
ウレタン



基本的にに屋内で使用。

マイクオペレートによる風程度を防ぎます。マイク全体の大きさが最小の為、狭い場所で最も使いやすい形です。

ガンマイクの装備 ②
ソフタイ


屋内、屋外で使用。

ウレタンよりも風を防ぎますが、少し強い風があると吹かれてしまいます。

サイズ的に取り回しが容易なので、屋外ロケから、屋内ロケの動きに対応します。

ENGロケの定番機材です。

注意点として雨天の場合、直接マイクが濡れてしまうので要注意です。

ガンマイクの装備 ③
ウィンドシールド



基本的にに屋外で使用。

「カゴ」とも呼ばれ、ソフタイより風を防ぎます。

雨天でもマイク本体を保護することが可能ですが、ウィンドシールドに雨が当たる音が発生するので、雨天時は注意しましょう。

サイズが大きくなる為、狭い室内での使用には不向きです。

ガンマイクの装備 ④
ウィンドシールド+ウィンドジャマー



基本的に屋外で使用。

強い風、雨天には必須の装備です。

サイズがとても大きくなる為、狭い室内での使用には不向きです。また、マイク本体を覆う物が増える為、音がこもり気味になります。特に雨に濡れた状況では顕著です。

 

 

以上4パターン。

このように、状況によって装備が変わります。

ガンマイク本体だけではなく、雨風対策として装備は全てそろえておきましょう。


 


 




 

スケジュールと天候から、しっかり判断しましょう!

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ガンマイクの使い方 2
電源のいるマイクです

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マイクは電源がいるマイクといらないマイクがあり、MKH416は電源がいるマイクです。
その電源にも種類があり、

  • A-B12V
  • P48

の、どちらかで駆動します。
マイク本体の表記が、

  • 416Tならば → A-B12V
  • P416ならば → P48

となり、ミキサーのスイッチ表記は、

  • A-B12Vの場合 → A-B
  • P48の場合 → P-48

主にこのように表示されています。
間違えないように確認しましょう。

マイクロフォンの細かな分類、仕様に関しての記事はこちら

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マイクロホンの基礎知識。種類、構造、指向性、こんにちは! つくしです 今回はマイクの基礎知識について。 音を扱う上で、もっとも重要な機材といえますね。 ...

 

ガンマイクの使い方 3
現場別の使い方、役割り

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ガンマイクは、どんなマイクでしたか?

ガンマイクとは、正面の感度が強いマイクでしたね。

 

ということは、

その感度を利用して、向ける方向や角度を調整することによって、様々な音の中から必要とする音を切り取って収録することのできるマイク。

ということです。

 

わかりづらいですね(汗)

大丈夫です。
説明させていただきます。

それでは、現場別に見ていきましょう。

 

中継のガンマイク

主にノイズ収録のマイクとして使われますが、リポートで使用することもあります。

大規模な中継では、このマイクだけで軽く10本を超える数が必要になります。

そんな時の為に、数をそろえることができるレンタル会社さんをリサーチしておきましょう!

 

ノイズ収録の場合

定点で動かさず収録する場合と、アシスタントが動かして収録する場合があります。

定点の設置ポイントは、カメラポジションや現場の状況を加味し、事前のロケハン〜打ち合わせで決定しておきます。

【定点で収録する場合】

主に歓声やアクションなどのノイズ収録で使われます。

基本的な設置ポイントは、

  • イタズラされない場所を選ぶ
  • 特定の歓声、ノイズが際立ってしまうので、ガンマイクの強い感度の近くで少人数をねらうのではなく、距離を離し全体をフワッと録れるポジションの選定
  • 距離がとれない場合は、上を向けるなど、強い感度の範囲内から外す
  • 強い感度の範囲内でなくても、マイクに近い単独の音は際立ってしまうので、マイクの近くの音には注意

となります。

 

【例】

  • スポーツ中継の競技または、競技以外の応援ノイズ
  • スタジオ収録時の拍手など

 

【定点ではない場合】

音声アシスタントがマイクフォローをして収録します。

この場合の基本的なポイントは、

  • 目的音の確認
  • 収録可能範囲の確認
  • 動く時にノイズが発生しやすいのでオペレートに注意
  • インカムなど、アシスタントへ指示が出せる状態にする
  • 映像に入っていい、悪いなども含め、映像チームとのポジションの打ち合わせ

となります。

 

【例】

  • ゴルフ中継のセカンドショット以降のアクションノイズ
  • スタジオ収録時、ピンマイクが付いていない(付けられない)出演者のコメント

 

 

リポート収録の場合

手持ちで使用します。

周りのノイズの方向さえ外せば、明瞭にコメントを収録することができます。
インタビューの場合は、感度の範囲が極端に狭いので、マイクフォローを最小にする立ち位置(接近戦)が重要なポイントとなります。

人数が多いインタビューは、遠い音源にはしっかり向けて、近い音源には少し外す要領で、レベル、音質をそろえましょう。

距離と、向きでどう聞こえるかは、ガンマイクを使いこなす為にとても大切な感覚です。確認しておきましょう。
機会があれば、その他いろいろなマイクでも確認しましょう。

 

映画・ドラマのガンマイク

基本的にメインマイクです。

ガンマイクがメインマイクとして使われる理由として、

  • セリフと同時に、周りのノイズも自然に収録できる
  • 音源とマイクの距離を調整することができる為、ベースノイズを一定に保つことができる
  • 映像のサイズに合った音を収録することができる

などがあげられます。

 

しかし、

映像のサイズやベースノイズなどの状況により、ワイヤレスマイクがメインで使われることもあります。

このワイヤレスマイクをメインで使う場合も、そのシーンのベースノイズをガンマイクで録っておく。ということも想定しておきましょう。

そのワイヤレスマイクの仕込み方の記事はこちら

ワイヤレスピンマイク(ラベリアマイク)の付け方、仕込み方(隠し方)こんにちは! つくしです ドラマや映画などの場合、演出の都合上マイクが見えてはいけない場合があります。 今回はその...

 

ベースノイズをそろえるとは?

ベースノイズとは、撮影現場の現場音を指します。

例えば、
空調や冷蔵庫のうなりがそうですね。

ドラマのワンシーンは複数のカットで構成されているので、ベースノイズを気にしないで録ると、不具合が起こることがあります。

 

それは、ワンシーンの中で、

あるカットはベースノイズが大きく、あるカットは小さい。という音的にデコボコなシーンになってしまいます。

程度にもよりますが、気をつけていないと違和感になってしまいます。

なので、

「ベースノイズをそろえる」ということをするんですね。

 

ベースノイズが変わる原因とベースノイズを整える方法

ではそもそもなぜベースノイズが変わるのでしょうか?

 

理由は簡単です。

ミキサーのボリュームを上げたり下げたりするから、ベースノイズも大きくなったり、小さくなったりするのです。

そしてその原因は、大きいセリフも小さいセリフも、同じマイクポジションで録っていることです。

このため、セリフの強弱でボリュームを上げ下げしなければならないので、ベースノイズも大きくなったり小さくなったりしてしまいます。

 

でも、

それはしょうがないのでは?
と思いますか?

 

そんなことはありません。

 

要は、

ミキサーのボリュームを動かさなければ、ベースノイズは一定ですよね。

なので、ガンマイクでボリュームを調整します。

 

具体的には、大きい音は距離をとり、小さい音は近くで録ります。

これでミキサーのボリュームの上げ下げは最小限になります。

 

しかし実際には、映像のサイズやマイクの影、ベースノイズの方向などなど様々な状況があり、簡単な作業ではありませんが、この点を意識して録っていると、ワンシーンから作品全体のバランスがよくなります。

 

 

ブームオペレーター
ブームマン
音声助手
録音助手

などなど肩書きは様々ですが、アシスタントと作業をする場合は、テストでしっかり確認、打ち合わせをしましょう。

 

ヘッドホンで聞かないと実際のバランスは、なかなかわかりません。

「言わなくても感覚でわかるだろう」ではわかりません。

 

つくしも新人の頃は、
「違ーーーっう!!」

 

とよく言われました。

 

アシスタントの仕事は、作品の音声バランスに直結します。
大切な打ち合わせを曖昧にせず、本番に臨みましょう。

 

情報、バラエティなど、ENGのガンマイク

主に、ワイヤレスマイクのサブマイクです。
基本的にワイヤレスマイクが付いていない音を守備範囲とします。

  • 街ブラにて出会った人との会話
  • ワイヤレスマイク不具合時の予備
  • 情景やグルメなどのインサート音

3つ目の、情景やインサート撮影時の音は可能な限りねらいましょう!

インサートの映像に、ねらいの定まった音があるのとないのでは全く違います。
特にグルメ系の調理、完成品カットのグツグツ、ジュー!は必ず欲しい音です。
オンマイクでビシッと録りましょう!

完成品の撮影は、風防を外し、ガンマイクの本体だけにして手持ちでねらいます。思い切ってボリュームを上げてみましょう!
この時、可能な限り現場を静かにする段取りをしておきましょう。

 

セリフやコメントがない時にとるべき音に関しての記事はこちら
参考にしてください。

【セリフやコメントがないカットで録るべき音】あるとないでは大違い!イメージした音は挑戦しよう!こんにちは! つくしです 花火が上がる... 清流の流れ... 最高級◯◯牛が鉄板に... 美味しそうなお鍋が...

 

インタビューのガンマイク

基本的にハンドマイクの予備マイクです。

しかし、対象者が多い状況では、マイクフォローが追いつかない事が想定されます。

この状況では、ガンマイクをメインに収録することも多々あります。

ハンドマイクがダミー(もしくはインタビュアの質問だけ)になってもガンマイク一本で収録した方が、結果音質のそろった収録になる場合があります。

ハンドマイクだけに頼らず、想定しておきましょう。

 

以上、
主な現場別ガンマイクの使い方。でした。

 

まとめると、

  • 歓声などのノイズを録る場合は、特定の音源だけが際立たないように全体をフワッと録る
  • 手持ちで使う場合で、人数が多いインタビューは、遠い音源にはしっかり向けて、近い音源には少し外す要領で、レベル、音質をそろえる
  • ドラマなどの場合、マイクと音源の距離で強弱を調整することによって、ワンシーンのベースノイズを一定に保つ
  • 情景や商品などのインサート撮影も、映像にあった音を録る
  • インタビューは、ハンドマイクに頼らずガンマイクメインで録った方がいい状況がある

となりますね。

 

以上を踏まえ、

ガンマイクで音をねらう場合に、

 

上から?
下から?
どっちがどうなの?

 

と考えたことはありませんか?

 

というわけで次は、

その上からねらう場合と、下からねらう場合のメリットデメリットについて。

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ガンマイクの使い方 4
上からねらう場合
下からねらう場合

 

 

 

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ガンマイクでセリフまたはコメント収録時する場合、オペレーションの基本は、

  • マイク本体や影が写らないようにする
  • 正面の感度が強い為、目的音の延長線上にノイズがない方向からねらう。またはその状況をつくる

です。

 

このことを踏まえ、ねらい方には上からと下からの選択肢があります。

比較するとこうなります。

 

上からねらう場合

メリット】
オペレート範囲が広い
レベルの強弱をガンマイクの距離で調整しやすい

【デメリット】 
マイクの影が出やすい
ガラスなど映り込みやすい

下からねらう場合

メリット】
被写体で、後ろのノイズをある程度嫌うことができる
マイクの影が被写体にかからない

【デメリット】
オペレート範囲が狭い
身振り手振りに接触しやすい
障害物が多い
レベルの強弱をガンマイクの距離で調整することが困難

 

 

映画、ドラマならば基本的に映像サイズ合わせたマイクポジションになります。

なので、
カット割り、カメリハなどからベストなマイクポジションを判断することができます。

 

そして、情報、バラエティなどのENGならば、次々に変化するカメラワーク(サイズ)にマイクポジションを合わせるこが必要なので、基本的にそのシーンの最もヒキのポジションでレベルを設定します。

動きながら下からねらうことは困難なので、必然的に上からねらうことが基本となります。

 

また、

屋内、屋外問わず、順光の状況はマイクの影が画角から逃げきれない場合が多く、その理由で下からねらうこともよくあります。

このように、情報、バラエティなどのENGにおいて、上から?下から?の判断基準は、マイクの影が大きな判断材料になると言えます。

 

情報、バラエティなどは、マイクの見切れに関してそれほど厳しい現場ではありません。

しかし、技術スタッフは、画角の外で仕事をするのが基本です。

ワンシーンの中で上から録った音と下から録った音が混雑しても問題ありません。

 

本番の中で、

見切れないように。
ノイズを発生させないように。

ガンマイクを自由自在に取り扱うスキルを身につけておきましょう。

 

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関連用語集

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つくし
つくし
今回の関連用語集です、
参考にしてください。

コンデンサマイク

音によって導電性の振動板が振動すると、その後ろの固定電極(電源必要)との距離が変化します。この変化を電気信号に変換するマイク。原音に対する追従性がよく、ダイナミックレンジも広い特徴を持ちます。

  • 電源が必要
  • 振動板が小さい為
  • 本体を小型にできる
  • 感度がいい
  • ダイナミックレンジが広い
  • 衝撃に弱い

ダイナミックレンジ

最強音と最弱音との比を表します。
小さな音から大きな音までを再現できることを『ダイナミックレンジが広い』その反対を『ダイナミックレンジが狭い』と言います。

バランス型回路(平衡型回路)

信号を送る2本の電線を外部からのノイズを阻止するシールド線で覆っている回路。
アンバランス型回路よりも外部からの雑音に強く、ケーブルを長くすることができる。
キャノンコネクタ(ケーブル)がこの回路です。それら3本をホット/コールド/シールドと呼びます。

アンバランス型回路(不平衡型回路)

コールドとシールドを共通にして用いる回路。バランス型回路よりも外部からのノイズに弱い。モノラルのフォーンコネクタがこの回路です。

phantom電源方式

コンデンサマイクを作動させる為の電源供給方法の一つ。マイクケーブル(ホット/コールド/シールド)に電流を乗せて供給する方式。

A-B12V

マイクロフォンのホットに電圧をかけ、コールドを0Vとする方式。アンバランス(不平衡)のケーブルでは供給できません。

P48

マイクロフォンのホットとコールドに電圧をかけ、シールドを0Vとする方式。アンバランス(不平衡)のケーブルでは供給できません。

ENG

  • ハンディーカメラで取材することを指します。1クルー、1チェーンなどの単位で呼ばれ、撮影ジャンルは、
  • 情報
  • バラエティー
  • ドキュメンタリー
  • 報道
  • 街頭インタビュー

など様々。

編成は最小でカメラマン1名ですが撮影内容により、

  • VE
  • 音声
  • 照明
  • カメラアシスタント

となりますが、カメラマン以外のスタッフで、上記の仕事を兼務する場合もあります。

指向性

音の方向によるマイクロフォンの感度の違いを指します。

  • 無指向性
どの方向からも感度が一定
    ・omni directional
n
    ・on directional
    と表記されることもあります。
  • 単一指向性
一方向に対して感度が高い
    ・cardioid
    ・uni directional
    と表記されることもあります。
  • 双(両)指向性
    前後二方向からの音に対して感度が高い
    ・
bi directional
    と表記されることもあります。

マスキング

同時に複数の音が出た場合、小さい音が大きな音で妨害される状況。『マスクされる』と言います。

オンマイク

マイクと音源が近い状態での収録、状況を指します。
目的音が近いため、周りの音を最小にしてその音を際立たせることができます。
音源とマイクの距離は、演出的にも重要なセンスを問われるところです。
一つの音を録る時に、この点を意識して収録すると表現の幅が広がります。

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あとがき

SENNHEISER MKH416T_ウィンドシールド_ウィンドジャマー画像

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個人的には「P」のほうが好きです。

音が分厚くあったかく感じます。

 

「T」と「P」のそれに関するデータを比べてみて、結果変わらなくても、その「P」の方がいい!という感覚は、とても重要だと思います。

 

お気に入りの機材で気持ちよくする仕事は、例え結果が同じであっても過程のメンタルがまったく違うものです。

 

録音は、感覚で作業することが多いと言えます。

 

なので、同じ機材でも個体差があるので、基本的に使い慣れたものを使います。

特にマイクは顕著で、音声さんごとにいつも使うマイクはあるものです。

 

それらの機材を毎日使うことで、

この人は、この距離でこのくらいのレベル。あれを録るからこのマイクは、この設定。

というような感覚が身につきます。

 

そんな中、
使いづらいな……

と感じる機材で現場に入ること、

慣れるまでその機材と自分の感覚の誤差を確認する作業に没頭してしまいます。

 

その時は、仕事の守備範囲も狭くなりますし、ましてや、臨機応変な対応や発想はできません。

 

でも、
一度慣れればいいのでは?
と思いますよね。

 

これが、

現場を移動してる間に感覚がプリセットされて、また次の現場で戸惑う。ということが起こったりします(涙)

意外に身についた感覚は根強いものなんです。

 

自己暗示やげん担ぎのようなものでも、機材を大切にしてお気に入りにする。ということは、経験上満足のいく仕事のサイクルに変わります。

 

まずひとつ使いやすい機材を見つけることで、仕事に対して深くなっていくきっかけになるのではないかな。
と思います。

 

まずひとつ。

そのひとつのことにくわしくなる。
好きになる。
休みの日に考えるようになる。

音声にとってガンマイクは、そんな機材です。

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以上!
今回はここまで!

 

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