撮影技術をしていると、現場でメイクさんとお話することもしばしば。
その時、
「メイクって肌に悪いの?関係ないの?」
という話になり、メイクをし始める年齢の話に……
「中学生からメイクは早い?あたり前?」という話題で、メイクさんは、「メイクの低年齢化には反対派!」という意見。
メイクさん曰く、
「いちばんお肌が綺麗な時期に、あえてお化粧しなくても…」
「その綺麗なお肌で勝負しなさい!」
ということだそうです。
この時のお話が「ん〜、なるほど」と思ったのでまとめてみました。
内容的には、
でした。
取材のようになってしまったのですが(汗)、内容的にはできるだけ忠実に書いてみました。
現場の雑談、
参考にしてみてください^^
目次
中学生でメイクはやっぱり早い!?
「……ふだん子供の行動に理解がある大人でも、自分の子供の場合だと、(正直なところ)中学生でメイクはまだ早い。と思っている親って……実は多いんですよ。私もそう思います」
(メイクさん談)
この会話から始まりました。
この理由は、
肌が荒れるから
中学生のお肌ってまだまだキレイでお化粧して隠すこともなく、「そのきれいなお肌を保ってほしいな」って思います。
また思春期にさしかかってニキビが出て来たりしますが、そんなときにお化粧して刺激を与えるとお肌はもっとダメージを受けてしまいます。
化粧によるお肌へのダメージとは?
大人でも長時間化粧していると、お肌へのダメージが大きくなりますよね。
夜遅くなって化粧を落とさずに寝てしまったら次の朝、顔の状態が最悪なんていうことは経験した人も多いのではないでしょうか。
そうした日々が続くと肌荒れにつながっていきます。
それだけ化粧品というのは、お肌につけることで、お肌へダメージを与えているのです。
子供の皮膚というのは、大人の皮膚よりも全体的に薄くなっています。
細胞の層の数は大人の半分くらいで、皮脂の分泌も少ないので、乾燥や外部の刺激からお肌を守ってくれる皮脂膜が未発達の状態です。
そのために、
- 皮膚から出ていく水分が多い
- 外からの刺激に弱い
- 乾燥しやすい
- バリア機能が不十分
という状態のお肌なのです。
言ってみれば未完成のお肌。という状態。
そんな子供のお肌にお化粧すると、1日2日で肌が荒れるというわけではありませんが、お化粧を続けることで、
- かぶれ
- 肌がガサガサする
- 赤くはれる
- 水ぶくれができる
などという肌荒れの症状が出てくる可能性もあるのです。
実際に中学生のころから化粧をし始めて大人になった人たち中でも、
「中学からメイクを始めてクレーターみたいな肌になった」
という人もいるのです。
綺麗な肌は今しかない!
赤ちゃんのお肌ってほんとにキレイですよね。
白くて透明感があって…
しっとりしてて…
やわらかくて…
反面弱くて傷つきやすいお肌です。
大きくなるにつれて皮膚も成長し大人になっていきますが、中学生というのはその過渡期にあるわけです。
大人のお肌でもなく、まだ子供のお肌に近いものですから、まだまだ弱いのです。
それだけお肌が純粋で綺麗だということなのです。
そんなお肌に化粧品を塗りまくるというのは、大人の私が見てもおススメできません。
中学生と言えば、おしゃれをしたい年ごろなので、化粧をしてみたいというのも分かります。
しかし、
化粧をしなくても十分お肌が綺麗で繊細な時期
ということは知っておいてほしいなと思います。
でもワンポイントメイクならOK!
中学生でもできる化粧とは?
- 中学生の肌に化粧は少し早い
- 綺麗なお肌を保った方がいい
という説明をしました。
が、
中学生女子と言えばおしゃれに関心を持ち始める年ごろでもあります。
女の子って小さいころからお母さんが化粧をしているのを見ていたり、お母さんのリップスティックを勝手に塗ってみたりなんていうことをしますよね。
美に関心があるわけです。
そんな女子中学生たちに「化粧は絶対するな!」というのも、ちょっとかわいそうですよね。
そう。してもいいんです。
ワンポイントメイクなら、お肌全体にファンデーションを塗るよりも負担が少なくて済みます。
むしろ、
ベースはメイクをする必要のないほどばっちりだから、ワンポイントに集中するべき。
自分らしさをしっかり演出して、効果的にワンポイントメイクをしましょう。
そんな中学生におススメなワンポイントメイクとコスメを見ていきましょう。
リップ
中学生なら色付きのリップクリームでも十分かわいらしさを演出することができます。
リップクリームなので唇の荒れを防ぐこともできますね。
大人でもそうですが、唇の色ひとつで印象が変わることがあります。
少し色がついているくらいの唇でも、「普段とちょっと違うな..」と人に思わせることはできるんですよ。
【ニベア】
ナチュラルカラーリップブライトアップ
アプリコットピンク
でも、もう少しおしゃれにしたいというときには、こちらもおススメです。
見た目も可愛いいので、気持ちも上がりますね。
【エチュードハウス】
ディアダーリンウォータージェルティント
スイカバー
メイク初心者の中学生女子でもこんなリップクリームやティントから始めても大丈夫ですよ。
目元
目元メイクといえば、眉、まつげ、アイメイクなどがありますね。
眉毛はきれいにカットして形を整えるだけでも十分なのですが、眉が薄くてもう少し強調したいというときには、アイブロウパウダーを使って眉を描いてもいいですね。
【キャンメイク】
ミックスアイブロウ
キャンメイクは中学生にも人気の化粧品メーカーです。
プチプラの代表的なものとも言えますね。
同じくキャンメイクのアイシャドウです。
【キャンメイク】
シルキースフレアイズ
アイシャドウ
アイシャドウは自然なグラデーションを作るのがポイントです。
特別な日にはラメ入りを使ってもいいかもしれませんね。
他に、まつ毛はビューラーでアップさせると目力がアップします。
チーク
頬に軽く色をつけるだけでも、顔が明るく見えますよね。
例えばこんなチーク。
【エチュード】
ベリーデリシャスクリームチーク
付属のパフで両頬にポンポンとタッピングするようにつけるだけなので、中学生でも使いやすいですよ。
ポイントメイクでは満足できない時は
もし、もともと肌の色が暗いほうで、もっと白く見せたいというときにはファンデーションなども使いたくなりますよね。
また特別な日だから(イベントや遊びに行くとき)というときにもフルメイクをしてみたいという思いがあるかもしれません。
そんな時には、ファンデーションではなく、化粧下地や日焼け止めを使うことで、お肌の色をカバーできますよ。
中学生のメイクの基本は「ナチュラルメイク」です。
大人の女性のようにファンデーションを厚く塗ったり、強い色でカラーメイクをしたりというのは、おススメしません。
なぜなら、「不釣り合い」だからです。
- 自分を知って
- 他の人が感じる(感覚)とのギャップを知って
- 「これは変」という感覚を感じる(持つ)
ということは大切なんです。
メイクにはいろいろな意味(デフォルメなどの演出)があったりしますが、
まずワンポイントメイクで自然にかわいい
を目標にしましょう。
そあとはそこからです。
大人の目から見ても、「なんか似合ってない?」って思うことも少なからずあるんですよ。
そんな下地はお肌のためにも、より刺激の少ない日焼け止めや下地クリームを使う方が良いのです。
中学生に人気のコスメ、
「セザンヌ」の化粧下地もおススメです。
【セザンヌ】
皮脂テカリ防止下地
おすすめは韓国コスメ!
以上、
スキンケアの要点でしたが、各ポイントに対応したケア用品も必要になってきます。
「でもどれがいいの?」と迷ってしまいますよね。
そんな時におすすめは、「韓国コスメ」。
理由としてはいろいろありますが、まずなんといっても「リーズナブル」。
「いい製品が安い」という点は一番ありがたいですよね^^
そして次に、「美容大国」と呼ばれるだけに美容成分に高いこだわりを持ち、皮膚科医により開発されたコスメもあるほど「安心して使用することができるもの」だけを販売しているという点。
最後は、そんな美容大国ゆえに「新製品のサイクルが早い」という点。
この点は、流行に敏感な韓国のアイドルにも支持されている理由だと思います。
そんな韓国コスメはこちらからチェックできます。
↓
公式サイト【スタイルコリアン・Style Korean】
韓国コスメのエチュード公式通販サイト
美肌の国・韓国発のコスメブランド【MISSHA(ミシャ)】商品購入
お気に入りが見つかるといいですね^^
化粧をするならスキンケアは必須です
中学生にはナチュラルメイクがおススメで、ワンポイントメイクが良い
という話をしてきましたが、お肌へのダメージを少なくするには、
日ごろのスキンケアが大切。
ということも知っておいてほしいです。
大人でも毎日化粧して、スキンケアを怠っていたら、肌はボロボロになります。
若いから大丈夫!という考えは大きな間違いですよ。
今は良くても、後でダメージが大きく表れてくることもあります。
なので、毎日のスキンケアの要点を上げておきます。
今からしっかり実践して習慣化しておきましょう。
洗顔
洗顔の基本は「やさしく洗う」。です。
洗顔料を手で泡立てて、たっぷりの泡で顔を洗うようにします。
冷たい水よりはぬるま湯で洗顔料をしっかりとすすぎます。
化粧水
洗顔の後は水分補給と保湿が必要です。
まずは化粧水を手にとって、顔を手の平で覆うようにして顔全体に広げます。
ペチペチ叩くのではなく手のひらで顔を押すようにして化粧水を浸透させましょう。
中学生におススメな化粧水はできればアルコールが入っていないもの。
刺激が少ないのが良いですよ。
乳液
水分を補給したら今度は乳液でお肌に水分を閉じ込めます。
これがいわゆる保湿ですね。
たくさんつければよいというわけではないので、少量でも薄くのばして顔全体になじませましょう。
メイクをする前には、この基本のスキンケアをしてからメイクをすると化粧のノリもよくなります。
そして大切なのは、夜にメイクを落とすということ。
メイクを落とすときには、クレンジングオイルが良いですね。
メイク落とし
クレンジングオイルを手に取って、顔をマッサージするようにしながらメイク(落とすためのメイク)をなじませます。
指の腹を使ってやさしくくるくる回しながらなじませるのがコツですよ。
そうしてから、ぬるま湯で洗い流します。
その次に洗顔料を手にとってたっぷり泡立てて顔を洗います。
洗い流したら、タオルでトントンしながら水気を拭きとり、基本のスキンケアになります。
お化粧し始めの頃からスキンケアに気をつけながら化粧をするのと、スキンケアをしないで化粧をするのでは、後々(後々は大切ですよ)大きな差が出てきます。
スキンケアはしっかりきちんとする習慣をつけておきましょう!
ニキビはどうする?
本来ならニキビが改善されてから化粧をする。というのが理想です。
でも、気になるニキビを隠したいという気持ちもわかります。
その時だけ化粧下地や、隠しきれない部分はコンシーラーなどを使ってカバーすることもできます。
そういう時にも、ぜひスキンケアはしっかりとしたいものです。
ニキビ肌用の化粧水を使うことも大切ですが、自分の肌に合うものを選ぶのが一番ですね。
そもそも化粧ってなぜするの?
「そもそも化粧ってなぜするの?」
を調べてみると、
歴史的に的には江戸時代ごろまで、男女問わず「化粧」の文化はありました。
しかし、男性の場合は、「美しさ」ではなく権威の象徴であったりするもので、女性のそれとは異なるもの。だったみたいです。
(おしろいをした人がけまりをするイメージ?でしょうか…間違った認識だったらスイマセン)
そして時代は変わり、戦争が始まり男性は化粧から無縁に。
ここで「化粧は女性のもの」という認識になっていったようです。
しかし現在では、
大人の女性だけにかかわらず、男女問わず化粧はマナーのひとつ。とも考えられています。
社会人として、ビジネスの場においてなど、そうした場合にはビジネスマナーの一つとしてメイクする。という風にとらえられていますよね。
では、
プライベートの場合は?
- 自分を演出するため
- なりたいキャラクターを演出するため
という理由もありますが、なんといっても一番の理由は、
「美しくなりたい」
「きれいに見せたい」
これですよね。
では、
中学生の場合はどうでしょうか?
- きれいになりたい
- 可愛いと思われたい
- 大人の女性に対するあこがれ
- 化粧に対する好奇心
- 顔のコンプレックスから解放されたい
- みんながしているから、置いて行かれるのがいやだ
例えばこうした理由があげられます。
当然、「綺麗に見せたい」「可愛く見せたい」と思う子たちも多いでしょう。
ニキビ跡などがコンプレックスになっている場合には、それを隠すことで自信を持つこともできます。
もしくは、「友達がみんなしてるから」「化粧しないと仲間外れにされる」という少し消極的な理由で化粧をしている子もいるのではないでしょうか。
一言で化粧をする理由。といっても、
歴史的な流れからその人の状況によって、さまざまなんです。
TPOに合わせて、「化粧をする理由」や「化粧の感じ」を自分でちゃんと判断する。
このことが重要ですよね。
メイクするメリット、デメリット
メイクをしないメリット、デメリット
ところで、メイクって結局、した方がいいのか?しなくてもいいのか?
この点ですよね。
メリットとデメリットから考えていきましょう。
メイクをするメリット
- 見た目がよくなる
- 気持ちが上がる
- メイク道具や使い方の知識がつく
メイクの「腕」という基準もありますが、しないより間違いなく映えます。それにより、モチベーションが上がり、仕事のパフォーマンスにも影響が出る人もいますよね。
また、
化粧品や、それに関することにくわしくなるので、コミニュケーションに使えたり、情報発信をできるようになったりと、いいことばかりです。
メイクをするデメリット
- 肌に負担がかかる
- 時間がかかる
- お金がかかる
肌に何かをつければ落とさなければなりません。それを長い期間落とし続けることは、やはり肌にダメージを与える結果にもなりますし、時間もかかります。
時間に関していえば、落とす時だけではなくメイクする時もかかります。
そして、お金がかかります。この点はしっかり管理しておきたい点ですね。
メイクをしないメリット
- 肌に負担がかからない
- お金がかからない
- 時間がかからない
メイクをしないメリットは、メイクをするデメリットの真逆です。
肌になにもつけないので負担がかかりませんし、お金や時間もかかりません。
個人的に最も重要だと感じるメリットは「時間」です。
メイクが必要な時だけする。これができればいいですよね。
メイクをしないデメリット
- 隠したいものを隠せないなど、演出できない
- 日焼け、乾燥などダイレクトにダメージを受ける
- 顔のヘルスチェックがおろそかになる
肌に何も塗っていない。このことで、隠したいシミ、日焼け、乾燥をカバーすることはできませんよね。
また、ノーメイクで気をつけたいことは、
自分の顔を見なくなる。ということ。
毎日鏡を見て、「よし!」ってチェックすることは何もしなくても大切なんです。
見られていないとだらしなくなるもの。
ちょっとした変化に素早く対応するためにも、メイクをしない時でもしかっり鏡を見て顔をチェックするようにしましょう。若い時期から注意ですよ。
というわけで結論は、
しなければならない時に、しなければならないメイクをする
です。
長い目でみても、必要最小限がベストなのではないでしょうか。
メイクをすることに慣れないようにすることがいいと思います。
間違いなくノーメイクが自分ですよ。
まとめ
基本的に中学生の化粧というのは、大人から見ると早いと思われています。
お肌のことを考えると、もっと後から、高校生や高校を卒業してからで十分なのです。
が、最近では中学生でもお化粧をしている子が増えてきて、またメディアの影響から、お化粧にあこがれる中学生も増えてきました。
なので、化粧をしてみるというのも良いでしょう。
その時は、
- スキンケアをしっかりすること
- ワンポイントメイクをこころがけること
- ナチュラルメイクをすること
などに気を付けてしてくれたらいいなと思います。
そうすることで、お肌が守られるからです。
いつまでも子供のきれいなお肌が続くわけではありませんが……
今しかないそのきれいさ、また、それまで「目に入れても痛くない」というほど大切に育ててもらった素肌を大切にしてほしいものです。
今回はここまで!
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