猫が前足を使ってパンチしている姿を見たことがありますか?
後ろ足で立ち上がって前足を動かしている姿は、まるで人間のがボクシングをしている姿のようで、
「猫パンチ」
として多くの人に愛されています。
このしぐさは、相手を攻撃するためだと思われがちですが、実はそれだけではないんです!
猫は、いろいろな感情を持っています。
「つかまえたい」
「かまってほしい」
「楽しい」
「やめてほしい」
「ほんとやめてほしい」
など、
自分の気持ちをうまく伝えるためにこの「猫パンチ」を繰り出します。
自分の飼い猫が一体どのような感情で猫パンチをしているのか?
飼い主としては気になるところですよね。
また、
見ていてわかると思うのですが、この猫パンチ…相当強いんです(笑)
私も以前、可愛い野良猫と触れ合っていたら、突然のワンパンでKOされてしまいました…
腕に「三」←こんな…感じの…(涙)。
この威力についても、猫の気分によって変わってくるとのことです。
呼びかけるように優しくパンチをしたり、
絶対に触られたくない!
と暴れるようにパンチしたり。
その時の感情や気分によって力加減も変わってくるそうなんです。
一体、どのような時にどのくらいの威力で猫パンチを繰り出すのか?
それらも合わせて気になるところですよね。
(やられたから気になっているのではありません)
今回はそんな猫パンチについての、
などなど悔しいから調べてみました。
目次
猫には3種類のパンチがある?!
まずは、猫パンチの種類について見ていきましょう。
みなさんは猫のパンチを見て、「なぜ今このしぐさをしているのか?」を判断することができますか?
実は私、小学生の頃に実家で猫を飼っていました。
その猫はとても穏やかな性格で、滅多に人間に対して威嚇をするような性格ではありませんでした。
常に、のほほん(^・ω・^)ノ、と窓辺に座って日向ぼっこをしているような猫で、とっても人懐っこくて本当に可愛かったんです!
しかしある日、
突然壁に向かって激しく猫パンチをしている姿が見られました。
当時の私は、猫の性格や猫パンチについての知識が全くなかったので、いつものんびりとした性格なのに「こんなに暴れているなんて病気かな?!」と心配になったのを今でも覚えています。
猫パンチは、どんな性格の猫でも習性として当たり前な行動だったようです。
では、猫は一体どのような時にパンチをするのか?
これには3つの意味があると言われています。
- じゃれているとき
- 不快に思っている時
- 攻撃する時
一つ一つ、詳しく見ていきましょう。
じゃれている時
猫が飼い主や周りの人間に対して、
遊んでほしい
かまってほしい
と感じているときに出されるパンチがあります。
この場合は、
爪は出さずに優しく押さえ込む感じで手を出してくるので、他のパンチとの見分けはつきやすいのではないでしょうか。
- 猫じゃらしなどのおもちゃに対して手を引っ掛けるようなパンチっ!
- 人間の手のひらや腕にトントンっと呼びかけるようなパンチっ!
これらは全て甘えたい時に出てくる猫パンチです。
安心してかまってあげることで猫も満足してくれることでしょう。
また、このパンチは、
かまってほしい時だけではなく、初めて見た相手やものに対して興味があるときも繰り出されるようです。
確かに、不安ながらも興味があるようなものを見た時、そ〜っと手を出して触ろうとしている姿を見たことがありますよね^^
これは安全なものなのかな?
突然動き出したりしないかな?
という猫の気持ちがわかりやすい行動だと思います。
この姿、個人的にすごく可愛いと思うのですが、これも猫パンチの1つだったようです。
不快に思っている時
猫パンチの2つ目の意味としては、
不快な気分の時に繰り出される猫パンチがあります。
触られたくない部分に触れられたり、ずっと同じ場所を触られたりしている時に、
しつこいなあ
やめてほしいなあ
という感情で猫パンチをしてくるようです^^;
猫って確かに自由気ままに生きているイメージがありますよね。
その邪魔をされた時に不快な気持ちになるのは人間でも同じで、すごくよくわかります。
人間は、猫のように不快感を感じた時に手を出すことはできないので、「猫は感情を素直に表すことができていいなあ」とちょっとだけ羨ましくなってしまいました。
嫌いな相手が近づいてきた時や、気分が変わって今までは良かったけど今は嫌だ!と
なった時にも出てくる猫パンチなので、見た目だけで見分けをつけるのは少し難しいかもしれません。
しかし「猫パンチを繰り出された」という時は、猫の感情が出ている瞬間といえます。
状況をよく観察して対応してあげられるといいですよね。
攻撃する時
最後の猫パンチの意味は、強い気持ちを持って攻撃をしてくるときのパンチです。
(=`・ω・´)っ
完全に怒った様子だったり、何かを仕留めたい!(飼い主だろうと)と相手を狙っている時。
また、
遊んでいる最中に興奮しすぎて強いパンチが出てしまうこともあるようです。
皆さんは猫同士で喧嘩をしている姿を見たことがありますか?
猫カフェやペットショップなどにいる穏やかな性格の猫では、滅多に見られないかもしれませんが、野良猫や活発な猫には実はよくある光景です。
その際に、「シャー!」と威嚇をしながら取っ組み合いになって猫パンチをしている姿を見ると、「これは攻撃したい時のものだ、」と判断がつきやすいと思います。
すっごく迫力があるんです。
私も初めてその光景を見た時に、想像していたよりも激しく喧嘩をしていたのでびっくりした思い出があります。
この状態では、自分の身を守るために必死になってパンチをしています。普段は隠してある伝家の宝刀「爪」を繰り出すので特に注意しなければなりません。
猫パンチの威力の違いとは?
猫がパンチをする理由はおわかりいただけましたか?
次は、それぞれのパンチの「威力」についてご説明していきたいと思います。
猫パンチには3つの意味がありますが、もちろん、それぞれの力加減も違います。
レベルにすると3段階
明確に違います。
詳しく見ていきましょう。
【猫パンチ:レベル1】
じゃれている時
(= ・ω・)っ
先ほどもお伝えした通り、この時の猫パンチは爪も出ていないほどなので、
威力としてはとても弱いものだと考えられます。
猫は手先がとても器用なので、こういった気分の時は爪をしまって優しくタッチするように叩くそうですよ^^
された側としては「触れられた」という感覚の方が強いこともあるみたいです。
たとえパンチをされたとしても、怪我をする可能性も低いので安心ですね。
【猫パンチ:レベル2】
不快に思っている時
(=`・ω・´)っっ
不快感を感じている時の猫パンチは「やめてほしい」と気付かせるためのものなので連続してパンチされることはありません。
かまってほしい時よりも、
少しだけ強めに攻撃してくるのが特徴です。
威力としては「弱くもなく」「強くもなく」といったところでしょうか…。
何か怪我をするような激しさはなさそうです。
しかし、
あまりにしつこかったり何度パンチしても状況が変わらなかった場合は、爪を出して威嚇する猫もいるそうなので要注意。
「これ以上したら怒るぞ!」
という警告なのでこちらも少し構えた方がいいかもしれません。
【猫パンチ:レベル3】
攻撃する時
(= `ω´)っっっ
このレベルになると、猫は本気でパンチを繰り出してきます。
爪を立て、相手に飛びかかってくるので攻撃されると相当痛いレベルです。
一般的には、小動物を気絶させるレベルだそうで、人間でも怪我をする可能性は十分にあります!
流血する前に逃げるのがベストです!
このパンチをしているときには、猫の顔にも十分注目して見てください。
とっても怒った顔をしているはずです…
(≡`ω´≡)
猫パンチへの対策
以上これらの猫パンチは事前に防げるものではないものの、猫と触れ合う際に気を付けていくことは誰でもできる取り組みかと思います。
- 必要以上に触らない
- 素手で遊ばない(不自然…)
- できるだけおもちゃを利用する
という感じでしょうか。
また、猫同士の喧嘩などは無理に止めず(危険です)、見守ることも自分を守るためには必要でしょう。
できるだけ猫はやりたいようにさせておくのがポイントだと思います。
猫はとても繊細な生き物です。
場合によっては噛み付いてくることもあるそうなので、油断はせず常に警戒しながら対応していきましょう。
時と場合で距離感を保つことも大切。ということです。
!?
人間と同じですね。
といいますか、対処を間違えると即生傷。
この記事を書きながら、学べることがある気がしてきました。
猫には利き手がある?
さて、猫パンチの意味や威力について分かったところで、今度は「猫の利き手」についてのお話です。
猫にも、利き手があるのはご存知でしたか?
実は、ここまでご紹介してきた猫パンチは、基本的には利き手で行われることが多いそうです。
使いやすい手なので力の調整もしやすく、相手に合わせて猫パンチができるということでしょうか。
猫の利き手を調べるにはいくつか方法があります。
- 猫をよく観察する
- 階段を上る際に踏み出す足を見る
- 性別で判断する
利き手は、
- メスは右手が多い
- オスは左手が多い
このように言われているそうなので……
信じてみてみるのもいいかもしれませんね^^;
(信じます)
どちらにしても、じっくりと猫を観察してみれば次々に発見が出てくることでしょう!
いかがでしたでしょうか?
猫パンチには、3つの種類があり、それぞれ意味や威力が違うことがわかりました。
私は今まで猫パンチをみると、
機嫌が悪いのかな?
近づかない方がいいのかな?
と感じる程度だったので、今回このように様々な種類があると知ってますます猫の生態に興味が湧いてきました!
まずは、
猫の気持ちを理解することから。
次に、
猫にパンチをされても怪我をしないような距離感を持つことも大切。
ということを学ばせていただきました。
特に、
- 爪を出すか出さないかで判断する
- 利き手を知って威力を把握する
- 猫の気持ちを察する
このことで被害を最小限に抑えることができます。
猫を飼っている家庭なのであれば、今後もよく観察して対応するのがベストですね。
ほんと、
猫って本当に人間とは違って自分らしく生きていますよね。
私は人の目を気にして行動するタイプなので、今回の「猫パンチ」に関しては人間も少しは見習う部分があるのではとさえ思ってしまいました(感謝)。
皆さんも猫パンチに遭遇した際は、ぜひこの記事を参考にしていただき、
「受け止めるのか」
「見守るのか」
うまく判断できるといいですね。
間違っても繰り出さないように。
今回はここまで!
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