「練り消し作れる?」
突然息子から言われ、
「練り消しって…あの練り消し…?!」
消しゴムのかすをコネコネして作ったあの練り消し……
絵を描く専門家が、デッサンのなどで使うあの練り消し……
と思い出すところから始まりました。
「よし!良く伸びる柔らかい練り消しをまた作ってみよう!」
というわけで、
(ほとんど子供の頃の遊びのまとめです!)
をお伝えします!
目次
練り消しの作り方①
概要
遠い記憶を呼び戻しながら、練り消しの作り方を思い出そうとしたのですが、よく思い出せませんでした。
探してみると親切な作り方の説明や動画がたくさんありますね^^
それを見て、思い出しました。
消しカスをあつめて、少しずつこねていくわけですが、
これにもコツがあるんです。
まず、
使う消しゴムは何でも良いというわけじゃなく、
ある特定の消しゴムが練り消しを作るのに適しているということがわかりました。
それは、
「まとまるくん」という消しゴム
もしくは、
「プーマ」の消しゴムです
これが良く伸びる練り消しを作る、
最強の消しゴムです。
そして、このメインの材料選定が終われば、ここからが練り消し作りの難所。
消しカスの大量生産!!!
にすすみます。
シャシャシャァーーー!
シャシャシャァーーーーーー!!
この工程でいっしょに作っていた友達と、消しカスの取り合いになったことを思い出します。みなさんは、フェアーにいきましょう。
この時、ライバルの消しゴムにシャー芯をい入れるのは反則ですからね!!
反則はダメですよ!
そして、
消しゴムのカスを集めて練るのに、定規や分度器、下じきを使うと便利です。
ある程度まとまったら、指でコネコネして出来上がり。
もしくは、
消しゴムのカスを作るのが大変だというときには、消しゴムそのものを小さくはさみで切って、その切ったものをまとめて練って作るという方法もあります。
ひたすら消しカスを作るか、
はさみでちょきちょき細かくするかどちらかですね……
断然、消しカスを作る方をおすすめします!
消しゴムを切る方法は違うと思います!
擦って消しカスを作った方が、机もきれいになりますしね^^;
練り消しの作り方②
やわらかくするためには○○を入れる
基本的な練り消しは消しゴムのカスだけで作るわけですが、もっと柔らかさにこだわりたい!
そんなときにはあるものを追加します。
それは、
- 絵の具と水
- 修正テープとテープのり
- スライム
です。
どちらでもいいのですが、絵の具をいれると、好きな色の練り消しができますよね。
練り消しに絵の具と水を加えながら、さらに練っていくわけですが、量は好みの柔らかさになるように少しずつまぜてみて調節しましょう……
断然、色はプレーン派です。
色をつけると、指について….
それが、壁について….
怒られる可能性があるからです。
修正テープとテープのり?ってどうして?
って感じなのですが、これも練り消しを柔らかくするのに有効なんです。
でも、ちょっと作り方は面倒です。
①
修正テープをまっすぐ引いたあとで定規ではがし、細かくします
②
テープのりも同じように机の上などで引いたあとにはがします
③
これらと消しカスをまぜて練り上げる
コネコネなんですが、すりつぶす要領で育てます。
面倒ですけど、かなりもっちり感がでるので、柔らかさにこだわりたい人にはおすすめです。
最後のスライムはわかる気がしますね。
スライムを手作りするのは少し手間がかかりますが、市販のものを買ってきて作ってもいいかもです。
スライムと消しカスが分離するのを防ぐために、保湿クリームを使うと分離せずにふわふわの練り消しができあがります。
ちなみにスライムの作り方はこちら
練り消しを作った後にチャレンジしましょう。
練り消しの作り方③
よく伸びる練り消しには○○を入れる
柔らかい練り消しもいいけれど、良く伸びるものがいいなあという場合は
これを入れましょう。
「液体のり」です。
作り方は基本の作り方に水のりを加えていくだけなのですが、水のりの量がポイントになります。
水のりの量は消しカスよりも少なくします。
そして根気よく混ぜて練ってという繰り返しですね。
ただただ……練っていくのも……大変ですが……
コネコネ……していると……無心になります……(チーン)
水のりを使った練り消しは放置しておくと固まってしまいます。
なので保管方法に気を付けるのはもちろんですが、
1日に1度は触って練ってあげると良く伸びる練り消しを維持することができます。
練り消しの作り方④
一味違う「プレミアム練り消し(仮)」の作り方!
さて、ここからは、
一味違う練り消しの作り方です。
一通り普通の作り方がわかったら、ワンランク上にいきましょう。
(友達と少し差をつけちゃいましょう)
どんな練り消しかというと、
「すごくきれいな練り消し」です。
子供といっしょにコネコネ作っていく中で、(同じ物を作っていても能がないな)と思い、作ってみたところ……
「すごっ!すごっ!!」
(落ち着いてっ!)
と、大人の凄さを思い知らせた作品をご紹介します。
練り消しって、コネコネしますよね。その前にはゴシゴシしますよね。
ここです。
ここの作業の違いで、生まれる練り消しが変わります。
愛着がわく練り消しになるんです。
というわけで、さっそく作り方を見ていきましょう。
用意する物は、
- 新品の消しゴム
- ビニール手袋
(色がついてないもの) - 100均クリアファイル
※無色でペラペラじゃないもの
です。
こんな感じですね。
作業手順は、基本的に普通の練り消しの作り方と同じで、
- 消しカスをクリアファイルの上で作る
- ビニール手袋をはめて作業する
「純プレミアム練り消し」の正しい作り方は、「消しカス」を作る段階から装着するのが正式です^^
という感じです。
手作り練り消しって、いろんな「汚れ」がついてくすんだ色になりがちなので、これを徹底的に排除する作り方なのです。妥協なしです。
「消しゴムきれいに使ってるから、これでつくっても、いいですよね?」
「うちの机きれいだから、ここで消しカスつくっても、いいですよね?」
「手、すっごく洗ったから、素手でコネコネしても、いいですよね?」
ダメです!
妥協なしです。
個人的にこれを作るときは白の消しゴムを使います。真っっ白で、マシュマロのような練り消しができますよ。ずっと眺めてられます。
でもこれ、
手間がかかります。
消しカス製造工程は、クリアファイルをうまく固定すれば普通の練り消しとさほど作業効率はかわりませんが、問題はコネコネ。
この作業、ビニール手袋をはめるとすごくやりにくいんです。
特に最初。まとまりにくくストレスです。
でも我慢です。
ここをグッとこらえてコツコツ作業することで、プレミアム練り消し(仮)ができるんです。さぼらずコツコツですよ。
まとまりさえすれば、だいぶ楽になります。
いろんなことを考えたり、逆に無心になったりして(私はこっち派)作業しましょう。
「透明の消しゴム」で「透明の練り消し」は作れるか?
少し番外編として、「透明の練り消し」って知ってますか?
正確には純粋な「透明」だけではなく、ラメが入っていてキラキラしていたり、半透明でコーラやソーダの色や香りがついています。
なんでもiMacなど、本体が透けているものが人気だった頃(2004年ぐらい)にのっかる感じでに発売されたそうです。
先に「透明の消しゴム」が発売されていて、「練り消しでも……」となったそうです。
私これ(透明の練り消し)、知りませんでした。
なので、
「透明の消しゴムを使ったら純粋な透明練り消しが作れるんじゃない?」
と思い、やってみました。
結論は……
透明にはなりませんでした!
すいませんっ!
ま、予想通りの結果だったんですが、それはそれ。
透明の練り消しがほしかったら、買う。
ということですね。
ちなみに今回検証した「透明消しゴム」はこちら、
きれいですよね^^
そして、目指した「透明練り消し」はこちら、
香りはともかくこちらもきれいですよね。
思いついたらまずやってみましょう!
【練り消しの保存法】注意点
練り消しの保存方法を間違えると、乾燥して固まって使えなくなってしまいます。
練り消しをそのまま放置しておくと乾燥して、ほこりもかぶりますね。
乾燥したら固まって練るどころではなくなります……
なので、練り消しの正しい保管に関する注意点は、
【練り消しの保存法】注意点①
乾燥、直射日光、高温を避ける
ずばり、
- ビニールに入れる
- 机の引き出しに保存
です。
これで、
- 乾燥
- 直射日光
- 高温
は避けられるので、実践してください。
【練り消しの保存法】注意点②
お世話・管理
人肌で練り続ける。育てる。
この状態が「練り消し」にとって、最高と言えます。
できれば最低一日一回が理想です。
この理由からも色はプレーンがおすすめなんです。
テレビを見ながら、
スマホを見ながら、
コネコネ。
で、いいんです。
基本的には、その時に柔らかくなればOKです。
乾燥させない!
直射日光を避ける!
高温を避ける!
お世話をする!
ということが、練り消しの保存には大切です。
まあ、
難しく考えずにまとめると、
- ビニールに入れて
- 机の引き出しの中に保存して
- 毎日練る
ということですね。
ラップに包んでおいても良いですし、ケースを一つ用意してもいいでしょう。
ビニール袋やプラスチックのケースなどでくっついてしまうというのであれば、シリコンのケースなどを使ってみるのも良いでしょう。
ちなみにっ、固まってしまった練り消しを元に戻すには、50~60度のお湯に湯煎しておくと柔らかくなります。
が、
これでも戻らなければ……
新しく作りなおすしかありませんね^^;
まとめ
練り消しはもともと、絵を描くときに細かいところを消したり、自然な感じを出したいときにも使うものなのです。
なので、
専門家のための市販の練り消しも当然あります。
こちらですね^^
でも、あえて作りたいという人はコネコネして作ってみましょう!
実は……
今回やってみて……
ストレス解消にいいのでは?!
と感じました。
コネコネしてると無心になるので、細かい作業が好きな方にはおすすめです。
絵を描かなくても、普段の消しゴムの代わりに使うとか、
テレビのリモコンなどの隙間の埃をとることもできます!
そういった用途で使うなら、やはり柔らかく良く伸びるものが良いですね。
紹介した方法で、試してみてくださいね。
今回はここまで!
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