【精製水】はコンタクトレンズの洗浄やお肌のお手入れなどにも使える水なのですが、買って使うとけっこう短期間で使い切りますよね。
なので、
精製水を使っている人は結構なコストをかけている
ということになります。
ここで「家で作れないの?」と思った人、注目です。
結論からいうと、
作れます
というわけで、
について調べてみました。
実は精製水って、意外と自宅で簡単に作れるんです!
目次
精製水の種類と作り方種類
それでは「精製水の作り方」を種類別に見ていきましょう。
精製水には主に、
- 蒸留水
- RO水
- イオン交換水
という3種類があります。
一つずつ見ていきましょう。
1、蒸留水
「蒸留水」というのは、
水を沸騰させて
↓
水蒸気を冷やして
↓
液体に戻したもの
です。
市販の蒸留水はこちら、
水を水蒸気にすると不純物が取り除かれるので、蒸留水は比較的純度の高い水になります。
それだけに、健康に良いということで飲んでいる人もいるんですよね。
しかし、
精製水はおいしくないといいましたが、やはり蒸留水も健康には良いかもしれませんが、おいしくはありません。
それでもというのであれば、飲んでみると良いでしょうね。
ただ、
上記のような市販されているものはお手軽でいいのですが、値段はけっこう高いので、家庭で簡単な蒸留水の作り方を紹介しましょう。
蒸留水の作り方
【用意する物】
- 深めの蓋つき鍋
- 鍋に入る大きさのボウル
- 金網やベーキングラック
- 氷
【作り方】
- 鍋に水と蒸留水を受け取るボウルをいれます。この時に、鍋の底に直接ボウルを置かないように、金網やベーキングラックなどを置いて、その上にボウルを置くようにします。
また、水の量はボウルが浮かない程度の量にします。 - 鍋を火にかけて加熱し、沸騰したら火を弱めます。
- 沸騰し始めたら、鍋の蓋を裏返して鍋の上にのせ、その上に氷水をいれます。
こうすることで、鍋の蓋のあたりまで上がってくる水蒸気を冷やすことができるのです。
冷えた水蒸気はボウルの中にたまっていきます。それが蒸留水なのです。 - 鍋の蓋にいれた氷水は氷がとけたら交換し、常に冷やしておくようにします。
このようにして蒸留水は家庭にあるもので、必要な分だけ作ることができます。
そして、実は雨水もためて放置しておくとそれが蒸留水になります。
しかしこの方法では、雨水は空気中のいろんなものが混ざっているため、残念ながら完全な精製水とはいえません。
衛生的にもいいとはいえませんので、参考までにしておいてください。
2、RO水
「RO水」というのは、
0.0001ミクロンもの超微細孔のフィルターでろ過した水のことです。
不純物が含まれない安全性の高い水なので、飲用としても用いられますし、飲み物や料理、ミルクを作るときなどにも使われます。
また、洗顔など美容から、水槽用の水にも利用でき、利用範囲の広い水です。
RO(Rever Osmosis)
逆浸透現象
RO水の作り方
家庭では「浄水器」を使ったり、「ウォーターサーバー」を使って作ることができます。
ただし、
浄水器だと、
- 家庭用逆浸透膜浄水器
- 家庭用RO浄水器
と表示してあるものでなければ作れません。
こちら、
そして、
ウォーターサーバーでおすすめなのがこちら、
こちらのウォータースタンドは、水道につなぐだけで高機能浄水をお家で行うことができます。
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はもちろん、
- 利用開始に際した取り付けの費用
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冷水、温水、常温水が使い放題なので、
- 飲料用
- 毎日の料理
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- 犬 猫 小動物等ペットの飲み水
などなど、全てに使えます。
また、
水道水を使う
この点が、一番のポイント。
ということは、
- ボトル宅配不在の心配がない
(お出かけの支障にならない) - 大きいボトル置き場がいらない
- 重いボトル交換がない
- プラスチックゴミが出ない
ということです。
あと、ウォータースタンドのページで確認すればわかりますが、このウォータースタンド、他のウォーターサーバーと比べて、
小さいんです。
ボトルを設置するサーバーって大きいってイメージありませんか?そのために用意するスペースの確保って大変なんですよね。
その点でこのウォータースタンドは導入しやすいんです。
水道直結式のウォーターサーバーはメリットが沢山【ウォータースタンド】が気になったら、まずは「無料のオンライン資料請求」をして内容を確認してみましょう。ちなみに、市販のRO水はこちら、
3、イオン交換水
「イオン交換水」というのは、
イオン交換樹脂によって水道水の不純物を除去して作る精製水のことです。家庭用の浄水器として使われています。
イオン交換水の作り方
家庭で作るには、このイオン交換樹脂が使われた浄水器が必要です。
そこでおすすめなのがこちら、
ピュアメーカーです。
卓上型で精製水カートリッジによって水道水からイオン交換水を手軽に作ることができる精製水器なのです。
セットしておくだけで、水道水約1.5リットルがおよそ4分で精製水になるのです。
これなら、必要なときにすぐに必要な量だけ作れますよね。
しかもピュアメーカーもコンパクトサイズで置く場所を選びません。
そして、電源も使わないので電気代の心配もありません。
カートリッジにはイオン交換樹脂が使われていて、水道水の不純物を取り除き精製水にしてくれます。
市販のイオン交換水はこちら、
このイオン交換水は、蒸留水よりも純度が高くなります。
精製水とは?水道水との違いは?飲めるの?
ここで、そもそも精製水とは?について。
精製水とは?
精製水というのは、水道水を精製した水のことです。
一般的にろ過したり、煮沸したり、紫外線による殺菌をすることを指します。
こうして、
殺菌・減菌処理をしたり不純物を取り除いた水のことを「精製水」と呼んでいるのです。
水道水との違いは?
水道水と精製水はどこが違うのでしょう?
水道水から不純物を取り除いたものが精製水なのですが、水道水にどんな不純物が?と思いますよね。
例えば、
加湿器に水道水を使ったときに、白いものがつくことがありますよね。スチームアイロンを使ったときにものちに白いものを見ることがあるでしょう。
それが不純物なのです。
精製水には、そうしたものがないので、加湿器などに使ったときにもその白いものはでてきません。
そういった意味でも加湿器やアイロンなどにも精製水を使ったほうが良い。ということなんです。
精製水は飲める?
精製水って飲めるのでしょうか?
答えは、
飲めます。基本的に「水」なので飲めます。
しかし、
普通に私たちが飲んでいる浄水器の水やミネラルウォーターと違って、不純物を取り除いているので、まさに「無味無臭」の水なのです。何の味もしなければ、香りもしません。
一言でいえば「おいしくない」ってことなんですよね。
なので、
飲めないことはないけれども、飲むための水としてはあまりおすすめできません。
ただ、精製水の中でも種類によってはお茶やミルクを入れるのに適した精製水もあるんです。
それら、
「使い方」「用途」に関しては、後ほどさらに詳しくお伝えしていきますね。
精製水取り扱い、保存法など注意点
さて、この作った精製水、もしくは買って来たものでも同じですが、取り扱いや保存方法など気を付けたい点もチェックしておきましょう。
精製水の保存方法
精製水の保存で気を付けたいのは、
- 高温多湿を避ける
- 直射日光もNG
です。
直射日光に長時間さらされると、水の酸素と水素が分離されたり、アルカリが強くなったりと本来の精製水から変化することがあるからです。
また高温になることで雑菌の繁殖にもつながります。
なので、
いわゆる冷暗所が一番適しているのですが、適したところがなければ冷蔵庫もOKです。
特に開封済みの精製水は冷蔵庫での保存がおすすめです。
細菌の繁殖を防ぐためにも、少しでも長もちさせるためにも冷蔵庫が良いのですが、だからといって冷蔵庫に長期間保存しても良いかといえば、そうでもありません。
未開封の場合は消費期限を守ること、開封済みの場合はできるだけ早く使い切るようにしたいものです。
ところで、
冷蔵庫が大丈夫なら、冷凍庫でもいいのでは?
と思う人もいるでしょう。
でも、
冷凍庫はNGなんです。理由としては、
- 氷点下でも「極限環境微生物」という増殖する微生物もいること
- 容器の性質に変化があること
です。
精製水の質を守るために、冷凍庫での保存は避けましょう。
精製水の使い方(用途)
では、
実際 精製水はどんなところで使えるのか、見ていきましょう。
精製水の使い方①
加湿器・スチーマー
加湿器やスチーマーは水道水を使っても特に問題はありませんが、精製水のほうがおすすめなのです。
水道水ではのちに白い水垢が残ったりしますよね。それによって細菌が発生したり、加湿器のお手入れも面倒になってきます。
その点精製水は不純物がないので、水垢もつきにくく、加湿器やスチーマーのお手入れを簡単にし長持ちさせてくれるのです。
また加湿器から出てくる蒸気はお肌やのどのうるおいのためのもの。それなら不純物のないきれいな水のほうが気持ちがよいですよね。
精製水の使い方②
アイロン
スチームアイロンもやはり加湿器と同じように白いものが残ってしまうことがありますよね。場合によっては蒸気になにやらニオイもしてくることがあります。
そうしたことを避けるためにも精製水を使うと、スッキリとアイロンがけができそうですよ。
精製水の使い方③
コンタクトレンズの洗浄
精製水を使う人の中で、一番多い用途はこちらではないでしょうか。
不純物の多い水道水はレンズに傷がつく可能性があるため、洗浄にはおすすめできません。
また、コンタクトレンズの洗浄には、作り立ての精製水が一番良いのです。
ということは、
自宅で作って使ったほうがより良い。ということです。
精製水の使い方④
ヘアケア・スキンケア
精製水は美容にもおすすめな水です。
水道水に含まれる塩素によって、髪が傷むということがあります。濃度の違いはありますが、プールの塩素が髪の毛に悪い。ということも一般的ですよね。
それを避けるために精製水でシャンプーするとなると、精製水が大量に必要になりますね。
でもそれはちょっと無理があるので、シャンプー後、軽く水気を拭いた後に精製水をシュッシュッとスプレーして仕上げをすると良いですよ。
また、精製水はスキンケアにも活躍します。
水道水で洗顔したときにお肌についた塩素を精製水が中和してくれて、お肌のダメージを軽減してくれるのです。
お肌の調子を整えたり、化粧水などの浸透率がよくなったりするので、化粧水をつけるまえにスプレーしたりコットンでお肌につけたりすると良いですよ。
ただし、精製水では保湿はできないので、その後の化粧水や乳液などはしっかりとつけましょう。
精製水の使い方⑤
車のバッテリー液として
車のバッテリー液は、希硫酸という電解液が使われています。その代わりに、実は精製水も使えるということなのです。
不純物のない純度の高い水なので、バッテリーの性能を邪魔することなく、安心して利用できるものです。
車のメンテナンスに自信のある方は、バッテリー液に自分で精製水を入れてみても良いでしょうね。
精製水の使い方⑥
お洗濯にも?
精製水は不純物がない分、汚れを吸着する力が強くなります。そのため、汚れおとしにも活躍するのです。
なので、
精製水に洗剤を混ぜて、汚れに直接かけてトントンと叩くようにして汚れを落とすと、生地も傷みにくく汚れを簡単に落とすことができますよ。
そのほかにも、工場などでも、精密機器のお手入れなどにもこの精製水が使われています。
私たちの身近な生活の中でもいろいろ使えるので、今まで精製水について関心がなかった人も、今後使ってみるのも良いですよ。
結局どっち?
「作る」と「買う」メリット・デメリット
結局 精製水は、
「作った方がいい?」
「買ったほうがいい?」
「どうなの?」
という疑問が残りますよね。
そこで、「買って使う」「作って使う」それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
精製水を【買って使う】
メリット・デメリット
【買って使う】メリットは、
- 手軽に買える
- 作る手間がかからない
という点。
まず、
精製水は、薬局やドラッグストアなどで「手軽に購入」できます
500mlあたり、安いもので100円以下から200円ちょっと超えるくらいのものまでいろいろです。しかし、水質にはさほど違いがないようです。
また、大量に購入するにはネットの通販が便利ですね。
こちらもサイトによって多少違いはありますが、似たようなお値段で購入できます。
そして、
忙しい生活をしている方にとっては、
「いちいち精製水を作るよりは買ったほうが手っ取り早い」
と思うでしょう。
「手間がかからない」というのもメリットの一つです。
次に、
【買って使う】デメリットは、
- 買う手間がかかる
- 在庫管理が面倒
- コストがかかる
という点があげられます。
まず、作る手間の反対に「買う手間」がかかります(汗)。
ドラッグストアに足を運ぶ、ネットで買うにしてもどこのサイトが安いかなとあちこち調べたりする、そんな手間がかかりますね。
買うにも手間はかかります。
次に、
大量に買った場合には、「在庫を管理」する必要があります。
保存方法でもみてきましたが、どこにでも保存できるわけでもないですし保存する場所も必要です。
大量に買ったはいいけれど、使う量が少なかったりもしますし、使用期限なども考えると頭が痛いことがありますよね……
そして、
「コスト」がかかります。
高い金額ではないけれども、買うのにお金がかかります。
以上が【買って使う】のメリット・デメリットです。
手間と管理とコストがポイントのようですね。
次に、
精製水を作って使うときのメリット・デメリットについて見てみましょう。
精製水を【作って使う】
メリット・デメリット
【作って使う】のメリットは、
- 新鮮な精製水を使うことができる
- 低コストで作れる
- 環境にやさしい
- 在庫管理が不要
という点。
「新鮮な精製水を使うことができる」このメリットは強いですよね。
販売された物を使い切らない場合、保存中に細菌の繁殖も考えられます。
この点において、「常に新鮮」は心強いですよね。
「低コストで作れる」という点は、途中、カートリッジの購入などでコストはかかりますが、基本的に精製水を購入するよりも安く済むはずです。
ピュアメーカーなら、1リットル約14円で作れます。
また、
ペットボトルのお水を料理にも使う方は、1日2〜3本使っているようで、計算すると、
150円(1本50円 )×30(1ヶ月)
=4,500円
となります。
ウォータースタンドなら必要な時に必要な分、月額2,200円です。
(使えば使うほどお得ですよね)
なので、
- ペットボトルを箱買いしている方
- 浄水器の買い替え検討中の方
- 妊娠中の方や新生児を子育てしてるママさん
に選ばれているようです。
そして、精製水を購入するとペットボトルなどのゴミがでてきますが、自宅で作る分にはそうした資源ごみの心配もないので、「環境にやさしい」といえますよね。
最後に、使いたい時に使いたいだけ作れば、「在庫管理が不要」ということになります。
これは逆にいうなら、「使う分だけ作る」ということです。
必要なものを必要な分だけ
大切なことだと思います。
次に、
【作って使う】のデメリットは、
- 精製水器のお手入れが面倒
- カートリッジを交換しても水質が変わらないなどのトラブルがある
という点。
掃除が大変というわけではないのですが、衛生的に管理しようとするとやはり「精製水器のお手入れが面倒」になってきます。
そしてまれに「カートリッジを交換しても水質が変わらないなどのトラブルがある」といったトラブルもあるようです。
ですがこういった場合は、もちろん販売元(製造元)に問い合わせて解決します。
何かを購入して使うので、このデメリットは想定内といえるでしょう。
以上、【買って使う】【作って使う】のメリットデメリットを見てきましたが、個人的に、一番のメリットは低コストだと思います。
ということで、
という結論を私は出しました。
もちろん個人の考えの違いもあるでしょうけれど、
必要な時に必要な分だけ新鮮な精製水を作って使える
という点がとっても魅力的です。
まとめ
精製水というのは実は私の生活には身近な存在ではなかったのですが、加湿器やアイロンなどを使うときのあの「白いもの」は気になっていたんですよね。
この機会に、精製水を作って使うことも考えてもいいかなあと思いました。
精製水の購入や使用について考えてる方の参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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