こんにちは!
つくしです
音声さんなら必ず持ってますね。
有線ピンマイク。
タイトル画像にもあるように、
SONY ECM-77B
SONY ECM-88B
が代表的ですね。
一見このマイク、
「ピンマイクなのにケーブルが付いてて不便じゃない?」
と思うあなた!
半分正解。
たしかに、
「ピンマイクなのにケーブルって!」
と、つくしも最初は思っていましたが状況によっては、
こんなに頼りになるマイクはありません。
そんな有線ピンマイクですが、
使う場合には、音がしっかり収録できることはもとより。
配線が見切れたり、そうじゃなくても、ぐちゃぐちゃだったりすることに注意をしなければなりません。
美味しいけど、盛り付けがちょっと、、、
のように。
それでは残念です。
有線ピンマイク使うということは、まず、このケーブル問題を解決しなければなりません。
ケーブルをどう配線するか?
映像もふくめ、しっかりと考えなくてはなりません。
というわけで今回は!
その配線方法について。
モニターの中の見た目は大切。有線ピンマイクの配線方法
まず、この有線ピンマイクを使うということは、マイクをつける人の動きがない収録です。
ここで、配線について大切な確認事項は、
映像のサイズ
カメラポジション
ですね。
カメラ台数についてはおいといて、この2点について確認していきます。
映像のサイズ
有線ピンマイクのケーブルは、装着したら腰の後ろあたりから下にでてくるはずです。
なので、ウエストショット以内(ウエストショットよりせまいサイズ)は問題なしと判断できます。
問題は、それより広いサイズになりますね。
その収録の、最も広い映像に注意して作業しましょう。
例えば、
「AさんBさん年末対談!」
としましょう。
この場合、基本的に3カットが想定されます。
- Aさんワンショット
- Bさんワンショット
- 2ショット
ですね。
それぞれのワンショットは、よっぽど意図的なことがないかぎり、腰からのケーブルが見切れることはないと思います。
確認すべきは、2ショット。
モニターを見て、腰から下が写っている場合は、注意しなければなりません。
1番よくやる対応は、
セットにはわせることです。
言いかえれば、セットに隠すです。
カメラから見えないように、セットにテープで貼りつけたりします。
椅子の座りならば、腰から下のケーブルを椅子の足にテープで貼り付け床へ。
テーブルがある場合は、テーブルに沿ってはわし、テーブルの足から床へ。
セットが高級家具などの場合。テープを貼っていいかの確認を必ずしましょう。
少し脱線しますが、テープは必需品です。
ガムテープと、比較的粘着がソフトなパーマセルは用意しておきましょう。
ガムテープも、ズボンなどに、
- 貼り付けて
- はがす
を数回繰り返すことで粘着がソフトになります!
さらに、テープは、白と黒の2種類あればベストですね!
カメラポジション
カメラと出演者をむすんだ延長線上は、
ず〜と死角です。
ケーブルが隠せるところまできたら、そこから画角の外へ脱出します。
例えば、
床に直接座る場合。
カメラと出演者をむすんだ延長線上へずっとはわして、途中からカーペットの中へ入れて脱出。
といった具合です。
現場で丸見えでも、モニターの中ではスッキリです。
カメラポジションを把握して、かしこくスマートに配線しましょう。
それでも、どうしても写ってしまう場合は?
いくつか有線ピンマイクの配線方法について書いてきましたが、どうしても広い映像で写ってしまうこともあります。
この場合の対処法は、
線は線で隠す。
です。
線は線?
と思いますよね^ ^
実は、この方法がいちばんシンプルで効果的な方法です。
セッティング後に、映像を確認してササっとできます。
この時大切なことは、映像が決まっていることです。
では、具体的にはどうするのか?
例えばこの状態を↓
こうします↓
どうですか?
ケーブル、わかりませんよね。
ちなみに壁ぎわ以外の場合でも対応可能です。
この状態が、
こうなります。
要するに「線を線で隠す」です。
?!
気づきましたか?
そうですね、曲線でも応用できますよ。試してみてください。
でも、なんとなくケーブルって、わかるような……
と思ってませんか?
いい目してますね。
でも、でもです。
忘れてませんか?
これらは、ケーブルに注目した写真です。実際は、もっと広い映像の一部なので安心してください。
それでケーブルに注目されるようなトークなら、そっちが問題ですよね^ ^
(もちろんちゃんと配線しましょう!)
ケーブル配線で重要なことは、
映像で見てケーブルが気にならない
ことです。
現場の見た目をよくするために時間を費やすのではなく、(見た目をまったく意識しないということではありません)目的はモニターでチェックしたときにわからない(目立たない)ことです。
本番まで、時間には限りがあります。
セッティングは効率よく。
オペレーションの確認などに時間を多く使うことが理想です。
まとめ
配線をきれいにする習慣はとても大切です。
1本2本の配線なら問題ありません。
しかし、
これが中継など、少し規模が大きくなるとすぐに10以上の回線になってきます。
ここです。
こういう状況に限って断線などのトラブルが発生します。
(本番直前とかに……)
どのケーブル?
どこ通ってる?
これじゃない、これでもない……
このような場合に、きれいな配線であれば迅速な対応ができますね。
ほんと、大切なんです。
つくしもトラブルがあってから、きれいな配線を心がけてセッティングしてましたよ。
なので、みなさんは最初から習慣にしましょう!
今回はここまで!
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