フローリングの床に家具やカーペットを固定するために両面テープを使ったことがある人は多いのではないでしょうか。
貼っている間はいいのですが、家具を移動させたり、引っ越しのために片付けたりしたときに、両面テープが綺麗にはがれなくて困ってしまったなんていう経験も多いことでしょう。
私も経験がありますが、あのテープの粘着剤が残ってベタベタしたり、そこに埃がついて汚れが目立ってしまったり、ちょっと厄介なものなのです。
そこで、
などについて調べてみました。
両面テープの剥がし方に困っている人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
フローリングに両面テープの跡が残らない剥がし方、方法とその対策はコレ!
フローリングに貼った両面テープを剥がす方法はいくつかあります。
やはり身近なもので、すぐにできるというのが良いですよね。
ドライヤーと布粘着テープを使って剥がす
準備するものはドライヤーと布製の粘着テープです。
これならどの家にもありそうですよね。
ドライヤーで貼ってある両面テープを温め、ゆっくりと剥がしていきます。
床に残ったベタベタは、布製の粘着テープを貼ったり剥がしたりしながら、とります。
ドライヤーの熱によって両面テープの粘着剤が柔らかくなり、剥がしやすくなるのです。
ベタベタはどうしても少し残ってしまうことが多いのですが、粘着テープでとるときれいになり、フローリングを傷めずに剥がす方法としてはこれが一番のおススメです。
お酢を使って剥がす
キッチンにたいてい常備してあるお酢。
これも両面テープを剥がすのに役立ちます。
お酢に入っている「酸」が粘着剤を溶かす働きをしてくれるのです。
キッチンペーパーをお酢に浸し、それを両面テープの上に乗せます。
そうして30分ほど放置します。
両面テープにお酢が染みこんできたら、ヘラを使ってゆっくりとこそぎ落とします。
粘着剤がまだ残ってるなと思ったら、消しゴムでゴシゴシ擦って落としましょう。
中性洗剤を使って剥がす
中性洗剤というと、どんな洗剤?と思うかもしれませんが、台所で食器を洗うときに使うあの洗剤です。
台所用洗剤、食器用洗剤とも言えますね。
実はこの洗剤に入っている界面活性剤が粘着剤を緩める働きをしてくれるのです。
フローリングではないですが、よく瓶に貼られたシールも洗剤を混ぜた水につけておくと、剥がしやすくなるのを思い出しました。
フローリングで使うときには、テープの表面に洗剤を塗り、ラップで覆って20分ほど放置しておきます。
その後、ヘラでこそげ落とすときれいに落ちます。
糸を使って剥がす
ちょっと意外な道具を発見しました。
それが「糸」です。
裁縫に使うあの糸です。
両面テープとフローリングの間に糸を入れて、のこぎりを使うように上下または左右に糸をひいて剥がしていくのです。
この時に、力を入れすぎないように注意し、ゆっくり剥がしていくのが良いですよ。
また糸で手が痛くなったりするので手袋をして作業をすることをおススメします。
シールはがしクリーナーを使って剥がす
ホームセンターなどで販売されてますね。
シールはがしクリーナーにもいろんなものがあって、選ぶのに困ってしまいますね。
フローリングに使うならこちらがおススメです。
天然のオレンジオイルなどの植物油で作られており、プラスチック、木材などにも使えます。
有機溶剤に比べてニオイも気にならないのもメリットです。
もしくは、こちら。
これはアルコールが主成分になっており、これも有機溶剤に比べると素材に優しいので、フローリングにも使いやすいです。
他にもシールはがしはいろんな商品がありますが、選ぶ際には次の二つのポイントに注意して選んでみてください。
成分で選ぶ
フローリングに使う場合には、フローリングを傷めない成分で作られたシールはがし剤が良いですよね。
先にも紹介したように、天然のオレンジオイル成分で作られたものや、アルコール成分が主成分なもの。
こうしたものを選ぶようにしましょう。
タイプで選ぶ
シールはがし剤にはスプレータイプ、泡タイプ、ペンタイプ、刷毛タイプなどとタイプ別にも分かれます。
広範囲に使いたい場合はスプレータイプや泡タイプを。
狭い範囲であれば、刷毛タイプやペンタイプを。
使いたい範囲によって使い勝手が違ってくるので、その点も考慮して選んでみましょう。
他に使えるものはある?
ジッポオイルというものがあります。
これはライターに使うオイルのことで、ホームセンターやコンビニなどに行くと買うことができます。
これも両面テープを剥がすのに役に立つとのこと。
しかし、ここで、使ってはいけないものもあります。
それがラッカーやシンナーといったものたちです。
これらはフローリングの変色や変形の原因になるので、注意してくださいね。
両面テープを剥がすときのコツ
ここで、両面テープを剥がすときのコツを紹介しましょう。
ゆっくり剥がす
早く剥がしたいがゆえに、柔らかくしてさっさと剥がしたいとゴシゴシとヘラでこそげ落とそうとすることがあります。
細かい作業だけに面倒になることもありますよね。
しかし、両面テープをキレイに剥がすには、「ゆっくり」剥がすのがポイントなのです。
剥離したい方向に向かって、少しずつ少しずつ剥がしていくと床にも傷が残りませんし、跡も綺麗にとれますよ。
粘着成分を温める
温めることで粘着成分がゆるみ、剥がしやすくなります。
そこでドライヤーが一番おすすめな道具です。
ここで、注意したいのは、熱くすればよいというわけじゃないということです。
逆に熱すぎると、フローリングが変形したり変色したりする可能性がありますので、注意が必要です。
適度に温めて、ゆっくりと剥がしていきましょう。
両面テープを剥がしやすくするために出来ること
両面テープを剥がすって根気がいりますし、時によっては大変な作業になってしまいますね。
そうならないために、剥がしやすくするために事前にできることはないのか、調べてみました。
養生テープを貼って、その上に両面テープを貼る
養生テープというのは、工事中に傷がつかないように保護したり、塗装するときに塗料がはみ出さないようにするための養生シートを貼るためのテープのことです。
これは後に「剥がす」ことを前提に作られているので、粘着力が弱いので、跡が残りにくいんですね。
養生テープってなんだろう?と私も疑問だったのですが、身近なところでマスキングテープと呼ばれるものを考えると理解しやすいでしょう。
最近では文具の中にかわいくきれいなマスキングテープもありますが、工事に使う大きめサイズの紙製のマスキングテープが、この養生テープと呼ばれているものなのです。
紙製だけではなく、クロス素材のものもあります。
フローリングにこの養生テープを先に貼り、その上から両面テープを貼ると、のちに剥がすときに剥がしやすくなりますね。
剥がしやすい両面テープを使う
もしくは、剥がしやすい両面テープというのものも、最近では多く販売されています。
強く伸びにくいPET素材を使い、熱膨張も小さく、耐候性が高いのが特長です。
テープが途中で切れにくく、跡が残りにくい、剥がしやすいということで、注目を集めていますよ。
こうしたものを最初から使うのも床を守る一つの方法ですね。
フローリングに両面テープの跡が残ってしまった!こんな時どうする?
フローリングに貼ってあった両面テープを気を付けてゆっくりと剥がしても、糊の跡が残ってしまうこともあります。
長い期間貼ってあったものはよけい跡が残りやすくなりますよね。
こんな場合の対処法を紹介していきましょう。
お酢でとる
両面テープを剥がすときにもお酢は活躍しますが、跡が残ってしまったときにもこのお酢が活躍します。
お酢に浸したキッチンペーパーを剥がした跡に貼り付け、お酢を浸透させましょう。
しばらく放置した後、ヘラなどでこそげ落とします。
ハンドクリームでとる
普段使っているハンドクリームがあれば、これできれいにすることができます。
ハンドクリームを指につけて、跡が残った部分をくるくる円を描きながらなぞります。
ハンドクリームが染みこんだ部分から徐々に取れていきます。
消しゴムでとる
地道な努力が必要ですが、消しゴムでゴシゴシ擦るのも一つの方法です。
でも、これはうまくいかないっていう人も多いので、小さい跡などにまずは試してみてください。
けっこう力が必要ですよTT
オイルで取る
両面テープの跡が残ったときには、オイルでとるという方法があります。
オイルの中でもいくつか種類がありますね。
こんなものが使えますよ。
- 灯油
- クレンジングオイル
- サラダ油
- オイルライターのオイル
※可燃性の物の取り扱いは十分注意しましょう。
油の中でも揮発性の油はNGですので、注意してくださいね。
フローリングが傷んでしまう可能性があります。
上に紹介したオイルたちは家にもあるものなので、使いやすいと思います。
オイルを跡の上にたっぷり塗り、ティッシュを2~3枚かぶせておきます。
油がティッシュにしみこんできたら2分ほど放置し、柔らかくなった粘着剤をスポンジやティッシュなどで拭き取ります。
放置するときに、さらに上からラップをかぶせて、パックしておくとさらに効果的です。
シールはがし剤
両面テープを剥がした後に、さらに残っていれば、シールはがし剤を再度利用して最後まできれいにするということですね。
メラミンスポンジ
万能のメラミンスポンジですが、両面テープの跡をとるときにも役立ちそうです。
が、メラミンスポンジは研磨剤の役割もするので、フローリングのワックスなどが取れてしまう可能性もあります。
下手するとフローリングが傷んだりするので、こちらも目立たないところで試してみてからにするのが無難ですね。
まとめ
フローリングの床に貼ってあった両面テープの剥がし方を見てきました。
両面テープは何かと便利で、家具やカーペットの固定などに使いたいものですよね。
最初から剥がしやすいテープを使うというのも良いですし、すでに貼ってしまってあれば、温めてゆっくり剥がす。
などのコツをよく覚えておいて、家にあるものを使って試してみてください。
少々根気のいる作業になりますが、床を守るためだと思って頑張ってみましょう。
以上、参考にしてみてください。
今回はここまで!
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