こんにちは!
つくしです
ふだんの生活で、
「うるさい」って感じる音の大きさ、ありますよね。
でもそれ、
どのレベルから「うるさい」と感じるのですか?
個人差はあると思いますが、他の人もその音の大きさを「うるさい」と感じるでしょう。
ではなぜ、他の人もその音の大きさを「うるさい」と感じるのでしょうか?
それは、
耳のモニターレベルがみんな同じだからですよね。
誰が聞いても、大きい音。小さい音。と、同じ判断ができる完璧なレベル設定。
人間の耳って、すごいと思いませんか?
しかし、音声機材だとそうはいきません。
人によってモニターレベルはバラバラ。
他の人が合わせたモニターレベルのまま聞いてしまうと、その音が大きいのか小さいのかわかりません。
なので、
自分で使うときはこのモニターレベルを設定しなければなりません。
そして、そのレベルはいつも一定にする必要があります。
つくし流の感覚的な設定方法です。誰にでも合う方法ではないと思います。こんな方法もあるんだ。という視点で読んでみてください。
目次
ヘッドホンのモニターレベルの決め方!
さっそく1KHzで設定しよう!
それではさっそくモニターレベルを決めていきましょう。
すごく簡単なので、録音前には必ず設定しましょうね。
それではまず、ざっくりと手順。
- メーターを1KHzで0VUに調整する
- モニターレベルを0から徐々に上げていく
- 1KHzが眉間に感じるところで止める
以上です。
どうですか?
簡単ですよね。
この記事を書きながら、
「えっ」
って聞こえてきます。
説明します。
①メーターを1KHzで0VUに調整する
まず、メーターの基準値を決めます。
ミキサーのオシレーターより、1KHzを発信させ、VU計で0VUに合わせます。
どんなミキサーでも、この基準値に対してモニターレベルを合わせるのでしっかり調整しましょう。
ちなみに、この1KHzを長年聞いていると、口笛で鳴らせるようになります。
②モニターレベルを0から徐々に上げていく
まず、モニターレベルは0にしておきましょう。
ヘッドホンをして、1KHzを発生させたままボリュームを徐々に上げていきます……
③1KHzが眉間に感じるところで止める
ここで顔の感覚に注意していきます。
ボリュームを上げるにつれて、
- あご
- 口
- 鼻
- 眉間
- おでこ
- 頭
と、響く場所が上がっていくのがわかると思います。
頭より上は、響く感覚が大きくなっていくだけです。上げすぎ注意。
めざすポイントは、
眉間
です。
この眉間に響くところが、その人のモニターレベルになります。
この状態で、例えばSIGMAのポータブルミキサーとゼンハイザーMKH416の組み合わせだとします。
ガンマイクを体の方向と同じ向きにして、
ヘッドアンプ -55dB
チャンネルフェーダー 基準値
の値。
ヘッドホンをはめている状態と、はずした状態で、聞こえるノイズがほぼ同じになります。
個人差はあると思いますが、まずここを目安に微調節してみてください。
人によっては、眉間から多少上下するかもしれませんね。
また、
この状態は、音声収録時に、VUメーターが-5VUを振る時、1KHzを設定した眉間に響きます。
わかりやすいですよね。
人の声の一般的な録音レベルとされる、
-5VU〜0VUを時々超えるレベル
を収録をする場合、常に眉間に響かせておけばいいということです。
多少の個人差はあると思いますが、その辺りは微調節です。
重要なことは、
曖昧なモニターレベルを、感覚的なものさしに置き換えることができた。
ということです。
どうですか?
最初はメーターと感覚を一致させることが必要ですが、すぐに慣れてきます。
ぜひ実践してみてください。
あとがき
モニターレベルを決めることはとても大切なのに、その方法はあやふや。
機材が変われば当然モニターレベルの値は違いますよね。
でも設定法は、
「いつも聞いてるぐらいのレベルで」
とか、
「しっくりくる感じ」
と、ふわっとしたものばかり。
そもそも音の聞こえ方の表現は、メーターの数値以外、曖昧ですよね。
この設定をもう少しカチッとできないか?
と考えて、気づいたのが眉間です。
ヘッドホンをつけて、1KHzを上げ下げすると、顔の響く位置が変わる。
これは知っていました。
そして、このモニターレベルについて
「どうしたらカチッと決めれるか」
と考えていたときに、
音の大きさで響く位置が変わる……
これだ。
となったのです。
さっそく検証だなと思い、いろんな音声さんに協力していただき……
眉間に響いたモニターレベルは?
の問いに、
ほとんどの人が、いつも設定している値!
ほんと、このときはびっくりしました。
そんな経緯がある、このモニターレベル設定。
つくし流なので合う合わないは別として、試してみる価値はあると思いますよ!
そして、
当然設定することが、本来の目的ではありませんよね。
目的は、
メーターの動きと聞こえ方が一致する。
ここを目指しましょう。
実はこれ、そんなに難しくありません。
なにも現場でピタリと数値を当てる必要はありませんよね^ ^
冒頭の「大きい音と小さい音」程度のことです。(そのうちいやでも精度は上がります)
この音声レベルの判断をしやすくするための設定でしかありません。
これだ、というモニターレベルの設定方法がなければ、ぜひ試してみてください^^
今回はここまで!
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