ダンボールやガムテープと聞くと、なんとなく通販サイトで買ったものや宅配便で送られてくる荷物、引っ越しのための荷造りをイメージする人が多いと思います。
しかし、
ちゃんと種類や用途があるって知ってましたか?
用途によって使い分けると便利なんです。
そこで今回は、ダンボールとガムテープの種類。梱包のコツなどを紹介します!
目次
実はダンボールにはいくつかの種類がある!
ダンボールには種類があります。
段ボールの波の部分のことを「フルート」と言います。
段ボールの波の高さ「フルート」によってダンボールは区別されるので、使用する種類や目的によって使い分けましょう。
ダンボールは構造の違いから次のように分類されています。
一般的なダンボールの種類
【Aフルート】
厚さ約5㎜ダンボール。
段が高いので緩衝性(軟らかさ)を持ち、垂直方向の加圧に強い。
箱の積み上げにも強い。
一般的なダンボールで引越し運搬で使用される。
【Bフルート】
厚さ約3mmダンボール。
段が低いのでAフルートよりは衝撃に吸収力は落ちますが、運搬に適しています。
小型の宅配に使用される。
【Wフルート(ABフルート)】
厚さ約8mmダンボール。
Aフルート(5mm)とBフルート(3mm)を張り合わせたもの。
強度がある為、重量物や海外発送用に使用される。
【Eフルート】
厚さ約1.5mmダンボール。
強度がないため発送箱には不向き。
ギフト箱や個装箱に使用される。
【Fフルート】
厚さ約1.1mmダンボール。
薄型のダンボールのため、保管場所が少なくてすみます。
メール便に使用される。
【Gフルート】
厚さ約0.9mmのダンボール。
カラーダンボールに対応している。最薄のダンボール。
板紙のようにダイレクトオフセット印刷ができる。
ダンボールの使い方!
荷物を運ぶ時、まずはダンボールを選びます。
ダンボールの構造に関しては先ほど勉強しましたよね^^
なので、
みなさんはすでに梱包する時、荷物によってダンボールを使い分ける為の会話が身についているはずです。
妻
「写真をまとめたいんだけど、Aフルートでいいかしら?」
夫
「んー……いや、少し分厚すぎるね、Bフルートだね!」
妻
「そうよね!Bフルートよね!」
といった感じです。ぜひ実践してください。
ダンボールの大きさで入れるものを分けます
次に、ダンボールの大きさで入れるものを分けましょう。
大まかに「ダンボール大」「ダンボール中」「ダンボール小」で」分けていきましょう。
ダンボール大
衣類、靴、に適しています。
本をぎっしりつめて重くて運べない……という光景を見たことがあります。ダンボール大に本満載はNGです。しかし、底に数冊敷く程度ならOKです。
容量が大きいため、詰め直しにならないように注意が必要です。
ダンボール中
最も使うダンボールです。ダンボール小には入らない家電や、本、雑貨に適しています。
数や種類が多くなるので、詰めたら即内容物と搬入部屋の記入が必要です。
ダンボール小
食器、本に適しています。基本的に重くなっても容量が小さいため詰め込むことが可能です。なので、底のガムテープ処理をしっかりしましょう。後ほど紹介します。
また、食器など割れ物を詰め込む場合は、新聞紙などで割れないように処理をしておきましょう。
ダンボールを詰め込むときのポイント
- 1人で運べない荷物は預かってもらえないことがあったり、ダンボールが壊れる可能性もあるので、無理をせず小さな箱で小分けにする。
- ひとつのダンボールの中にいろいろなものを詰める場合は、重いものから順に詰めていくことで破損を防ぐことができる。
- ダンボールの中にすきまがあると、運送のときに荷物同士がぶつかり合う可能性があるので、中のものが動かないように新聞紙やエアキャップ、タオルなどですきまを埋める。
テープの種類にもいろんな種類がある!
一言で「テープ」と言っても、
- クラフトテープ
- 布テープ
- OPPテープ
- ビニールテープ
などなど様々な種類があります。
それぞれ特徴があり、当然用途も違います。
①クラフトテープ
・紙製
・手で切れるがまっすぐに切ることが困難
・重ね貼りができない
②布テープ

・布製
・手でまっすぐに切ることができる
・重ね貼りができる
・表面に文字が書ける
・丈夫
③OPPテープ
・透明フィルム
・手で切ることが困難
・重ね貼りができる
・透明なので貼った面を隠さない
④ビニールテープ
・ビニール製
・電線や銅線などの絶縁ができる
・舞台などで立ち位置を印すのによく使用される
ガムテープの使い方やコツ!
引っ越しなどの荷物をつくるとき、ダンボールにガムテープを使いますよね。適切にガムテープを貼らなければ、底が抜けてしまいます。
皆さんも経験があるのではないでしょうか?
ダンボールを組みた立てるときは、荷物の重さとダンボールの強度を考える必要があります。
ガムテープの貼り方にはいくつかの種類がある
箱の縦横にガムテープなどを貼る方法
十字貼りともいい、もっとも圧力のかかる中心部が補強されます。さまざまな荷物に耐えることができます。

箱の左右と中央にガムテープなどを貼る方法
H貼りともいいます。
箱の強度が増して破損の防止に役にたちます。

米の字にガムテープを貼る方法
十字貼りより強度がます貼り方だそうです。
(引越し業者さんより)
実際の強度の計測云々より、この補強を発見したら
「大事に運んでくださるんだな!」
と、テンションが上がります。

色を使い分けるとダンボールの仕分けが楽になる
一般的なガムテープの色は茶色や白色ですが、他の色のテープもあります。
この色の違いを生かし、中身に応じてガムテープの色を区別します。
作業効率が格段にアップします。
ダンボールには必ずガムテープを貼る
ダンボールに貼るテープは必ずガムテープだけにする。
養生テープはガムテープに比べて粘着力が低いため、ダンボールに使うと底が抜ける可能性があるためダンボールには使わない方が良い。
なお、市販の布製のガムテープの場合は粘着力や強度が強いので、ダンボールに使っても問題ありません。
しかし、布製のガムテープは紙製のものに比べて割高なのであまりおすすめしません。
ガムテープは家財・建物には使わない
一般的なガムテープは、非常に粘着力が強く。剥がれにくいものです。
このため、家財・家電製品・建物に直接貼ると剥がれなくなることがあります。
特に、木製の家具・建材とは相性が悪く、よほど注意深く剥がしてもほとんど剥がれません。場合によっては、家具や建物の塗装をはがしてしまうこともあります。
このため、ガムテープはダンボールなどの消費資材に貼るためだけに使います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は意外と知らないガムテープとダンボールの種類,その使い方のコツについて説明しました。
最後にもういちどガムテープやダンボールの使い方、種類について確認しましょう。
- ダンボールの段はフロートと呼ばれていて「Aフロート」や「Bフロート」などいくつかの種類がある
- テープにも「クラストテープ」「布テープ」「OPPテープ」「ビニールテープ」などいくつも種類がある
- ガムテープは家具・建物に使ってはいけない
- ガムテープをダンボールの底に貼る場合は、縦横ともしっかりとしめこんで隙間や遊びを無くすように張る
- 色違いのガムテープで荷物を分かり易く区別する
- ガムテープの貼り方によっては、ダンボールの底が抜けてしまうことがあるのでケチることなく、ためらわず補強がベスト!
【追記】
この記事を「きらケア きらッコノート」内の、
「こんなときどうする?介護士さんへ教えたい生活に役立つ知恵袋!」
にて紹介していただきました!
(ありがとうございます!)
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是非、ご覧ください。
その他、関連記事も参考にしてください。
今回はここまで!
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