新たな希望をもって転職してみたはいいけれど……
1か月もたたないうちに……
「もうここではやっていけない!」
と思うこともあります。
でも、
「転職して1か月で、退職ってあり?」
「そんなこと許されるの?」
と心配になりますよね。
「できるとしても、理由はどうする?」
「そのあとの就職で問題にならない?」
「どうしたらいい?」
というふうに、退職からその後の就職時の対応まで悩みは多いものなのです。
そこで今回は、そんな疑問について調べてみました。
- 一か月で退職してもいいのか?
- その理由はなんて言ったらいいのか?
- その後の就職にはどのように対処したらよいのか?
さっそく見ていきましょう!
目次
転職1か月で退職ってあり?
転職1か月で退職しても良いのでしょうか?
それとも考えなおした方が良いのでしょうか?
1か月で退職してもよい
転職して1か月で退職するって、
あり?
いやいや、ありえない~
賛否両論あると思います。
結論から言えば、転職して1か月で退職っていうのも「あり」なんです。
理由はいろいろあるでしょう。
- 思い描いていた仕事と違っていた
- 職場の雰囲気、人間関係が最悪
- 毎日残業でとっても大変
などなど。
我慢して働くという選択肢もありますが、1か月でもさっぱり辞めてしまうという選択肢もあるのです。
ただ、辞めますと言ってその日に「はい、さようなら」ということはないですよね。
法律的にも、退職を申し出てから2週間後に雇用契約を解除できるというふうに民法で定められています。
また会社によってはその期間を1か月くらいと定めているところもあるので、会社のルールに沿って辞めるのが良いですね。
考え直す余地があれば
もし、考え直す余地があれば、最低3か月は頑張ってみるという選択肢もあります。
1か月で退職することはできますが、短期で退職すると、次に就職するときにマイナスイメージが強くなり、注意が必要なのです。
3か月は試用期間
多くの会社では入社後3か月は試用期間として、本格的な業務を任せないということもあります。
ましてや1か月目は全体の業務を把握するために、いろんな雑用をさせられることもあるかもしれません。
なので3か月が過ぎたころに、やりたかった仕事をさせてくれることもあるわけですね。
その会社は悪いことだらけなのか?
いったん気に入らないことが目に入ると、それしか考えられなくなり、辞めたいという思いにかられます。
一つが気に入らないと、全部気に入らないっていうこともありますよね。
でも、その会社、悪いことだらけなのでしょうか?
良いところは一個もないのでしょうか?
会社の良いところを一度探してみるのも良いでしょう。
そういえば、こういうところはいいかなっていう点がひとつくらいでてきそうですよ。
自分でできるかぎりの努力はしてみたか?
きれいさっぱり辞めてしまうのも一つの方法ですが、辞める前に出来る限りの努力をしてみたのか、自分に問いかけてみてください。
これは後に就職しようとするときのキーポイントにもなりますので、ぜひ今一度考えてみてほしいものです。
希望していた仕事をさせてもらえないというときには、自分から申し出てみるとか、任せられた仕事を一生懸命やってきたかという点も振り返ってみましょう。
人間関係が最悪というのであれば、その人間関係を良くしようと何か自分がアプローチしてみたのか?考えてみてください。
できるだけのことはした、もう限界!というのであれば、それは辞めても仕方がないですよね。
この会社で自分は何を学んだか?
どこの会社に行っても良い点、悪い点というのはあるはずです。
またどこにいっても同じような環境に追いやられることもあります。
そこで、環境が大切なのではなく、自分が「何を学んだか?」これが大切なのです。
そうでなければ、他の会社にいっても、同じことを繰り返してしまうかもしれませんよ。
良くない環境の中でこそ、学びは得られるものです。
1か月で退職の場合、理由はどうする?
転職後1か月で退職するとなると、その理由を聞かれることになります。
辞める会社には、「一身上の都合で」という風に言えたとしても、新たに就職しようとする会社の面接に行って、その一言で片づけるにはちょっと無理がありますよね。
1か月で辞めた人は、自分の会社に入社しても1か月で辞めるかもしれないと敬遠されてしまいます。
その時に、きちんとした理由を伝えないと内定ももらえないということにもなりかねません。
では、どのように理由を伝えたらよいのでしょうか?
正直に、隠さず伝える
履歴書にも退職理由を書くことがあるでしょうし、面接のときにも聞かれて答えないといけませんが、その時に、大切なのは「正直に」答えるということです。
嘘はいつかはばれてしまいます。
正直に伝えることでその誠実さが伝わるでしょう。
会社に対する不平不満はNG
希望していた仕事をさせてもらえなかったとか、雰囲気がよくないとか、人間関係が最悪だとか、
そういった理由で辞めることがほとんどなのですが、まるっきり「あの会社が悪い!」と言ってしまうのはどうでしょうか?
新しく入った会社でもそういう風に不満を持って辞めていくかもしれないと採用側は思ってしまいます。
確かに会社側の良くない点があったかもしれませんが、その点について自分が、どんな努力をしたのか?改善しようとしたのか?
ということが大切です。
そして、
どうしようもない問題であったとしても、
「その会社に対する研究不足であり、考えが不足していた」
自分を反省する姿勢を持つことが大切です。
これも一つの「学び」になりますね。
前向きな理由にする
会社のことをよく研究せずに入社してしまったことに対する反省やできるだけの努力はしたが、ダメだったという精一杯の努力を伝えた後には、前向きな理由を加えてまとめたいところです。
新しい環境でチャレンジしたい!という熱意を伝えることも大切です。
この時に、熱意があるゆえに誤った言葉を使ってしまうことがあるので注意が必要です。
例えば、「キャリアチェンジ」という言葉。
一見良い言葉に見えますが、その職種一筋でやってきて、極めたうえでのキャリアチェンジは良いのですが、そうでない、道半ばでのキャリアチェンジだと、中途半端に投げ出すようなイメージになってしまいます。
このようなときには、
「新しい環境、新しい職場で今までの経験やキャリアを活かしたい」
などという風に表現してみると良いでしょう。
また、「ステップアップ」や「スキルアップ」という言葉も良く使われます。
これらも一見よさそうな言葉に見えますよね。前向きな印象が得られます。
しかし、そこだけにとどまると、どこまでも「自分の成長」しか考えてないようにとらえられてしまいますので要注意です。
「自分のスキルアップとともに、御社の成長にも貢献したいと思います」
という風に、会社に貢献していきたいという内容を忘れずに付け加えたいものですね。
短期退職後に就職するときの対処法
では、一か月で退職した後に、再び就職しようとするとき、どのようにしたらよいのでしょうか?
自分のキャリアプランをはっきりさせる
まずは自分の考えをはっきりさせることです。
今の会社を辞めて新しい会社を探そうとするわけですから、どんな会社が良いのか、どの会社を選んだらよいのかというのは、
- 自分が将来どんな仕事をしたいのか
- どんな技術を身に着けたいのか
- ゆくゆくはどんなことをしたいのか
といったことを明確にすることで、行きたい会社が絞られてきいます。
そうして見つけた会社はちょっとやそっとのことでは辞めないでしょう。
この辺りをあいまいにしてどこでも良いから……
という考えで会社を探していると、また1か月で辞めたいということになるので、失敗を繰り返さないためにも、一人でじっくりと将来のビジョンを考えてみると良いですね。
就職活動は会社を辞める前に
辞めようと心に決めたら、さっさと辞めたい衝動にかられるのはわかりますが、その前に就職活動をすることをおススメします。
辞めてから次のところを探すというのも経済的にも心配ですし、経済的に余裕があったとしても、なかなか決まらないと焦るものです。
そうして探しているうちに、実は今の会社がよかったっていうこともありますよ。
失敗しないためには情報収集も必要
今の会社が良くないところだったということを入社してから知ったというのは、情報収集が不足だったということもあります。
研究不足ということですね。
次に行こうとする会社については多くの情報を調べておくと良いですよ。
その会社で働く人から直接話を聞くのが一番良いのですが、知り合いでない限りなかなか実現しないかもしれません。
今はネットでも多くの情報が飛び交っていますので、「企業名+評判、口コミ」などと検索してみるとけっこう口コミが見られます。
また実際に、夜にその会社のある建物に足を運んでみると、夜残業が多いかどうかもチェックできますね。
多くの会社に応募してみる
1か月で退職したということが分かると、書類審査だけでも敬遠されることがあります。
履歴書にも退職理由をきちんと書く必要がありますね。
会社によっては、そうしたことを気にしないところもあるので、数多くの会社に当たってみて、どんな対応をされるか見てみる必要があります。
履歴書には退職理由をしっかりと記入
まずは書類選考があるわけですから、その時に履歴書に退職理由をしっかりと記入する必要があります。
先にも触れてきましたが、理由は正直に、そして努力したこと、それでもだめだったので、新しい環境でやり直したいということをしっかりと書きましょう。
ここで、
具体的な退職理由文を紹介してみましょう。
残業が多すぎる
社員のほとんどが1週間に70時間以上働いていて、私も仕事に慣れてきたものの、その分仕事が増え、労働時間に変わりはありませんでした。
長期的な視点で考えた際に、仕事に追われるよりは、生産性を上げてより成長し、会社にも貢献できるようになりたいと考え、転職を決めました。
人間関係が最悪
仕事を教えてくださっていた先輩が暴言を吐くような方でした。
早く仕事を覚えてほしい一心でそのように対されるのかと思いましたが、仕事に関係ない人格否定されるようなことも言われました。
その上の上司にも相談しましたし、その先輩とも話し合い、暴言をやめてほしいと言いましたが、変わらず、これ以上はもう限界だと思い、退職を決めました。
という感じです。
やめる理由はマイナス的な内容なのですが、自分で努力したということもしっかり書き、それでもどうしようもなかった、辞めざるを得なかったという風にすると、辞めても仕方がないなというふうにとらえてくれるはずです。
転職エージェントを利用する
転職エージェントは企業のいろんな情報をもっています。
転職を短期に成功させたい時に、このエージェントを利用する人も少なくありません。
求人情報やホームページだけではわからない企業の内情なども知ってるので、的確なアドバイスを受けることができますね。
一人で転職活動が難しいと思ったら、こうしたエージェントのサポートを受けるのも良い選択かと思います。
まとめ
転職して1か月で退職って、普通に見れば、それってあり?と思いますが、実際にそうせざるを得ないような環境で悩んでいる人も多いはずです。
人間関係や職場環境、労働時間など自分が努力しても変わらないこともありますね。
そんな時には、潔く辞めてもいいのです。
そして2度と同じ失敗をしないよう、再就職の準備をしっかりとして新しい出発をしましょう!
その他、転職関連の記事も↓参考にしてみてください。
今回はここまで!
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