こんにちは!
つくしです
遅刻をしたり、
機材を壊してしまったり、
マイクの影を出してしまったり、
フィーダーワークを間違えてしまったり、
失敗はいろいろあります。
つくしもいっぱい失敗してきました。(遠い目)でもそこからたくさん学びました。
ということで、こんな「失敗談から学ぶ」。を少しずつ書いていこうと思います。
そして、
ただただ失敗談を書くだけではしょうがないので、そこから学んだことも書いていきます。
参考になれば幸いです。
今回は、
【つくし、社内でピンマイクぶっ壊し事件】
入社初日でぶっ壊し!
さて、見出しにもあるように、忘れもしない社会人初日です。
数十年前のことですがはっきり覚えています。
(社会人になって初失敗ですからね……)
この日は勤務初日ということで、ガチガチに緊張しながらこわ〜い先輩達(ハラスメントなんて言葉はありません)に挨拶をした後、社内の機材を確認する業務。
使い方どうのこうのではなく、置き場所など、機材保守するために知っておかなければならないことの研修でした。
特に機材クリーニングに関してはきっちり教えていただきました。
ここです。
この、クリーニングするために機材をバラす作業の注意点で、
「いいかー、ピンマイクの風防を外すときは絶対に回しながら外すなよー、マイクヘッドを持って垂直にスポッと外せよー」
という言葉に好奇心旺盛のつくしは、当たり前といえば当たり前なんですが、
「回すとどうなるんだろう?」と考えていました。
この時に、
- なぜその時に質問しなかったのか?
- なぜ教える側はその理由を説明しなかったのか?
後から考えるとこの2つを解決することで事件は起こりませんでした。
つくしが起こしたぶっ壊し事件。
何が起こったかもうわかりますよね、
そうです。
ピンマイクのマイクヘッドの中のケーブルをねじ切ってしまったんです。
(最悪です)
この時はRAMSAのピンマイクを使ってました。RAMSAのピンマイクのヘッドは、くるくる回すと上下に分かれます。
そしてこの上下の間は、2本の細いケーブルでつながっています。
当時、風防によってはけっこうかたく(きつく)はまってしまうことがありました。
なので、それを外す時にねじってしまい、ケーブルを切ってしまう危険性があったんです。
それを見事につくしがやってしまった。
ということです。
失敗から学んだこと
(つくしの機材に関する知識不足はいったん棚に上げておいて、)
この事件から学んだことは、失敗談でも書きましたが、
- なぜその時に質問しなかったのか?
- なぜ教える側はその理由を説明しなかったのか?
という点から考えることができました。
① なぜその時に質問しなかったのか?
結論から言うと、
その時は、
「怖くて質問できなかった(涙)」
ということです。
当時を思い出して原因をあげてみると、
- 教わる側の積極性不足(緊張状態による)
- 新人が質問しやすい環境づくり不足
という重い空気の研修でした。
つくしが新人だった頃の育成は、厳しく教えて残ったら育てる。ぐらいのスタンスが当たり前の環境でした。(常に緊張)
その結果、機材を壊してしまった。
ともいえます。
これによって学んだことは、
「仕事をスムーズに覚えるためには環境が大切」
ということです。
育成環境さえ整えば、結果的に教わる側からの積極的な質問や行動につながり、勝手にどんどん吸収していくものです。
特に新人さん達は意欲満々ですからね。
この環境で、
「この人の言うことをちゃんと聞けば仕事ができるようになる」
と思わせることができれば、自然とやる気につながるし、
「自分も後輩にこう教えたい」
という新しい目標にもつながります。
先輩はここを見据えて育成したいですよね。
② なぜ教える側はその理由を説明しなかったのか?
これは、
「わかるだろう」という説明不足
この一点です。
この時代の育成はほぼこれでした。
「1説明したら10わかるだろ」という具合でした。
「考える」という点では本当にすごく考えさせられましたし、その効果で理解も深くなったのも事実です。
なので、この教え方が絶対ダメ。とは言い切れません。
が、
です。
機材を壊してしまう可能性のある取り扱いに関しては、1から10までしっかり教えるべきです。
要するに、教える項目によって、
- 考えさせるのか
- 1から10まで教えるのか
この判断をちゃんとする。
ということです。
そして、これによって学んだことは、
「教える項目によって教え方を変えなければならない」
です。
「考えさせる教え方」について
技術に多い「背中を見て覚えろ」という教え方。
ダメでとはいいませんが、ただ、
ノープランでは時間がかかり過ぎますし、教わる側の責任が多くなる。
という傾向がよく見られます。
技術を言葉やマニュアルにするのは正直難しいですが、できなくはありません。
なにも完璧な言葉やマニュアルにしなくてもいいんです。実際教えるときの補助的なものに仕上げられればOKです。
なので、
この「考えさせる(自主性)」という育成でも、実はざっくり1から10までマニュアル化しておくべきなんです。
そうすることで後々「教えること」を「教える」時に役立ちます。
考えさせるという教え方は、複数でも筋の通った「答え」があるはずです。だからその「答え」をちゃんと用意して、軌道修正しながら育成しなければならないのです。
まとめ
はっきり言って、なんでねじ切る?という単純に機材の知識不足。ということなんですが、少し深掘りしてみました。
なんでも深く考えてみると新しい見方ができるものです。
今回のポイントは、
- 仕事をスムーズに覚えるためには環境が大切
- 教える項目によって教え方を変えなければならない
ということです。
特に教えるべき項目の「わかるだろう」は事故の元です。
つくしみたいな新人は必ずいます。
機材を壊されるという最悪を想定して、最初は必ず1から10までしっかり説明しましょう。
今回はここまで!
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