足の長さは股下の長さを測ることで分かりますね。
股下の長さが長いと足がスラっとして見えてかっこよく見えるのですが、
スカートの下から見える「膝下の長さ」も長いとすらっと見えるんですよね。
それで自分の足は、
「膝下が短くて太ももが長いのか?」
「太ももが短くて膝下が長いのか?」
こんな疑問を抱いたことはありませんか?
ん?
言われて見ると膝下が長ければ、
脚がスラっと長く見えるんじゃないか?
と疑問に思い、調べてみることにしました。
というわけで、
について。
目次
膝下ってどこからどこまで?
膝下の長さのことを知ろうと思えば、まずは膝下の長さを測ってみることから始まりますね。
というわけでまず、
膝下ってどこからどこまでの長さなのか?
この点を知っておかなければいけません。
膝にはご存知、
皿(膝蓋骨しつがいこつ)
があり、膝下の長さとは、
この、
皿(膝蓋骨しつがいこつ)の下側から地面までの長さを指します
膝下の測り方
では次に膝下の測り方を見てみましょう。
立ったままや椅子に座たままでも測ることはできると思いますが、一人で正確に測れる体勢は、床にペタッと座る測り方です。
【準備する物】
- メジャー
ものさしでもいいかもしれませんが、メジャーの方が楽だと思います。
【測り方】
- 壁に垂直になるようにメジャーを設置します
- 床に足を伸ばして座り、壁に踵(かかと)をつけます
- メジャーと並行に並びます
- 膝の皿の下に合わせて測ります
45.5cmでした^^
もちろん立って測っても椅子に座って測っても同じ結果でしたが、この方法が一番正確に(楽に)測れたのでおすすめです。
男女の膝下の平均値ってどのくらい?
測ってみると、「これって長いの?」「短いの?」って疑問がでてきます。
ということで、平均を調べてみると、
- 女性の膝下の平均値は、
42.9cm - 男性の膝下の平均値は、
46.7cm
といわれています。
ただこれは、
日本人の平均身長をもとにした数値となっています
女性は、
日本人女性の平均身長の158.6cmで、
膝下の長さの平均42.9cm
という数値
同様に男性は、
日本人男性の平均身長の170.6cmで、
膝下の長さの平均は46.7cm
という数値
ということです。
ここで数字に強い人は気づいたかもしれませんが(私は数字に弱いので言われるまで気づきませんでしたが)、これらの数字を見て感じたことが、
男性と女性の平均身長の差が約12cmもあるのに対して、膝下の長さの差はわずか3.8cmしかない
という点。
これは、
男女の膝下の長さの差は、身長の差よりかなり小さい
という見方もできますよね。
身長に対する膝下の長さの割合は、
男女とも26~27%が平均となっていて、身長が同じであれば膝下の長さは男女どちらでもさほど差がない。
とい言われていますが、
実際には、
「平均身長が高い男性」より「平均身長が低い女性」の方が、身長の割合から比べると膝下が長い
ということになると思います。
太ももも部分の長さもあるので一概には判断できませんが、この数字だけを見ると、
女性の方が足が長い
といえないでしょうか?
以下は、「身長別膝下の平均値」です。
参考にしてください。
身長 (cm) |
膝下平均値 (cm) |
175 | 47.8 |
170 | 46.6 |
165 | 44.9 |
160 | 43.2 |
155 | 41.7 |
150 | 40.1 |
145 | 37.4 |
膝下が長い人の数値とは?
ところで、理想の膝下の長さってどのくらいなのでしょうか?
膝下が長い人は足も長いですから、理想の膝下を知るには理想の足の長さをまず見てみましょう。
理想の足の長さ
膝下の長さの理想を知るためには、まずは足の長さの理想を知る必要があります。
理想の足の長さは下の計算式で出すことができます。
理想の足の長さ
=身長×0.47
例えば、
身長160cmの人の理想の足の長さは、
160×0.47
=75.2cm
ということになります。
一般的に足の長さは身長に対して43~45%と言われているのですが、スラっとしたいわゆる「足が長い」と言われるモデルさんたちのような人は身長に対する足の割合が47%以上になるのです。
なので、理想の足の長さを出すときには、0.47を使うのです。
では身長別の足の長さの平均と理想の長さをまとめてみましょう。
身長 (cm) |
足の長さの平均 (身長×0.44) (cm) |
理想の足の長さ (身長×0.47) (cm) |
175 | 77 | 82.25 |
170 | 74.8 | 79.9 |
165 | 72.6 | 77.55 |
160 | 70.4 | 75.2 |
155 | 68.2 | 72.85 |
150 | 66 | 70.5 |
145 | 63.8 | 68.15 |
理想の膝下の長さ
では理想の膝下の長さはどうやったらわかるのでしょう?
足の長さを見るときに、
- 膝からかかと
(ふくらはぎの部分) - 股下から膝
(太ももの部分)
この2つに分けられます。
そして、
この部分の理想の比率は、
膝からかかと:股下から膝
=5:3
と言われています。
例を挙げてみてみましょう。
身長160cmの人の場合、理想の足の長さは75.2cmです。
これを5:3の割合にしてみると、
- 膝からかかと
=47cm - 股下から膝
=28.2cm
という数値がでてきます。
これらの計算式は、
身長160cm
理想の足の長さは75.2cm
なので、
【膝からかかと】
75.2÷8×5
=47
【股下から膝】
75.2÷8×3=28.2
という計算でした。
ということで、
身長160cmの人の理想の膝下の長さは47cm
となります。
身長160cmで「膝下が長い」という人は、47cm以上が理想の膝下の長さとなり、他の人よりも長いということになります。
では他の身長の場合はどうでしょう?
下の表にまとめてみました。
身長 (cm) |
理想の膝下の長さ (cm) |
175 | 51.4 |
170 | 49.9 |
165 | 48.5 |
160 | 47 |
155 | 45.5 |
150 | 44.1 |
145 | 42.6 |
いかがでしたか?
自分の膝下を測りたくなりましたよね^^
私は、
平均以下でした…
膝下が長い人の特徴ってどんなもの?
膝下が長い人というのは、基本的に足が長い人とも言えますよね。
ではそんな足の長い人、膝下が長い人はどんな特徴があるでしょうか?
ファッションの幅が広い
女性たちにとってはこれが一番大きいかなと思います。
パンツスタイルでもスカートでも似合ってしまうのが足の長い人ですよね。
また膝下が長い人も膝上丈のスカートも膝下丈のスカートもおしゃれに着こなすことができます。
スカートの下から見えるすらっとした足が魅力ですよね。
歩くのが早い
足の長い人は歩くのが早い傾向があります。
本人が意識して早くなるというよりは、股下の長さが長いので自然に歩幅が広くなり、悔過歩くのが早くなるということです。
胴の比率が短い
胴と足の長さの比率を見た時に、足の長い人は胴の部分が短いですね。
おへその位置も高くなるので、スタイルが良く見えるんですね。
ヒップが上向き
ヒップが下に下がっているとどうしても足は短く見えます。
足が長い人というのはヒップがきゅっと締まって上向きになってる人が多いんですよね。
ヒップが上向きだからこそ足が長く見えるとも言えます。
膝下や足を長く見せる方法ってあるの?
足を長くしたいと思っても、そう簡単な問題ではありませんよね。
しかし足をまたは膝下を長く「見せる」ことはできます。
どんな方法があるか調べたところ、
- 足のむくみを解消する
- 足のストレッチをする
- O脚を改善する
- おしゃれでカバーする
という4つの方法がありました。
くわしく見ていきましょう。
1、足のむくみを解消する
同じ長さであったとしても、スラっと細い足と太い足とどちらが長く見えますか?
目のトリックでもよくありそうなものですが、細いほうが長く見えるんですよね。
足も細いほうがスッキリと長く見えます。
かといって足についた余分なお肉を落とすっていうのも簡単なことではありませんが、「むくみを解消」することはできますよね。
むくみを解消するだけでも足をスッキリと見せることができ、少し長く見せることもできるのです。
むくみを解消するにはマッサージが効果的です。
むくみ解消マッサージの方法も紹介しておきますね。
むくみ解消マッサージ
お風呂上りは血行もよくなっているので、この時にマッサージするとより効果的です。
マッサージの際にはクリームや乳液、好きな香りのエッセンシャルオイルを混ぜたアロマオイルなどを使っても良いですね。
- 足先、足首から上に向かってクリームやオイルをなじませます
この時には手のひら全体でやさしくなでるようにクリームをなじませましょう - 足の指の間に手の指をそれぞれ入れて、握手するようにつかみ、ゆっくりと足首を左右に回します
- そのまま足を奥へ押して5秒、手前に倒して5秒
- 土踏まずの部分を手のこぶしでグルグルと円を描いてからツボ押し
足の裏の土踏まずのやや上にある「湧泉」をゆっくりと押し上げるように3回ほど押します
この湧泉が万能ツボとも呼ばれ、代謝や血行をよくするのに効果があります - 今度は片足ずつ、足首から少し圧をかけるような感じで手でマッサージします
ふくらはぎを通り、膝裏の膝下リンパ節に流すようなイメージです - 足の三里は下半身のむくみに効果があるというツボですし、三陰交は冷えに効果があるツボです
これらのツボをじんわりと押して刺激してあげるとむくみ解消にも効果的です【足の三里】
足のすねの外側膝の皿のすぐ下にあるくぼみから指4本下の部分
【三陰交】
足のすねの内側くるぶしの一番高いところから指4本以上の部分
こうしたマッサージは慣れるまでは、どうしていいのかよくわからず戸惑ってしまうのですが、動画などを探してみて、慣れるまでは見ながらやるとやりやすいでしょう。
どうしてもできければ、クリームやオイルなどをつけて、手のひらで優しく、足のふくらはぎやすねの部分を下から上にマッサージするだけでも、何もしないよりは効果があります。
毎日のお手入れで効果がアップしますよ。
2、足のストレッチをする
太った人が運動することで身体が少し引き締まり、痩せたように見えるということがありますが、足も同じです。
足に筋肉をつけたり、引き締まれば長く見えるものなのです。
また足に筋肉がつくとむくみにくくなるとも言います。
かといっていきなり筋トレはきついなあという人も多いですよね。
まずはストレッチから始めてみてはいかがでしょうか。
簡単なストレッチを紹介しましょう。
足を長く見せるストレッチ
- 壁に手をついて足は腰幅に広げてたちます
- ゆっくりと踵をあげて1~2秒停止
- ゆっくりと踵をおろして停止
この上げ下げの動作を繰り返します - 10回×3セットを目安にしてみましょう
慣れてきたら回数を増やしていきます
3、O脚を改善する
O脚の足よりはまっすぐ伸びた足のほうが長く見えますよね。
O脚の人はそれだけ損をしているとも言えるんです。
このO脚を改善することで足を長く見せることができますよ。
O脚を改善する方法
O脚を改善する方法としては、歩き方や座り方、ストレッチなどがあります。
ここではO脚改善のためのストレッチを紹介してみましょう。
- 地面に座り伸ばしたい脚の膝を曲げ、かかとをお尻に寄せます
- もう片方はまっすぐ伸ばします
- 上半身を後ろに倒し、膝下の足を外側に開きます
- 身体を横にひねって少し斜めを向いて15秒停止
この一連の動作を左右1セットとして3セットを目安にやってみましょう。
上半身を倒すときに、太ももの前の部分が張って十分に倒れないときも、できるところまででも大丈夫です。
無理にすることはありませんので、できる範囲での動作をして少しずつ慣らしていきましょう。
4、おしゃれでカバーする
足を長く見せるにはおしゃれに着こなしてカバーするという方法もあります。
まずは靴。
ヒールがあるものを履いて、踵の位置を高くすると足が細く長く見えるのです。
足首にストラップがついていないもの、先が細いものを選ぶとより効果的です。
服装でも足を長く見せることができます。
- ハイウエストのもの
- ストライプ柄のもの
- タイトスカート
などが足を長く見せるのに効果的です。
他にも、
- トップス丈を短めにする
- 明るい色は上にもってくる
- 暗めの色はボトムスに
などといったようにコーデによってもおしゃれに足を長く見せることができるのです。
なぜ外国人は足が長い?日本人は足が短い?
ところで、外国人、特に欧米の人たちは背が高く、足も長く見えますよね。
それに比べると日本人は背も低ければ足も短く見えて、なんだかさえないなあと思う人も多いかもしれません。
どうしてこういう現象が起きるのでしょう?
その理由として考えられることは3つあります。
- 骨格や筋肉の発達に違いがある
- 歩くときに使う筋肉が違う
- 骨盤の位置が違う
それぞれどういうことなのか、くわしく見ていきましょう。
1、骨格や筋肉の発達に違いがある
一番に考えられるのがこれでしょう。
もともと骨格が違うから、というのが大きな理由ではないかと思います。
欧米人は骨格自体が細長く、背中や腹筋、腰の筋肉が発達しています。
なので、肩が後ろに回り、胸を張ったような姿勢になりますし、腰も緩やかに反ったように見えます。
一方、日本人をはじめアジア人たちは前側の筋肉が発達していて、肩が前に来て猫背になりやすかったりするんですね。
2、歩くときに使う筋肉が違う
欧米人が歩くときには体幹の筋肉を使って足を引き上げ、下半身を使いすぎないようにしています。
一方、アジア人や日本人は、足を引き上げる筋肉が弱く、そのためにお腹が下に下がり、下半身に負担がかかり、足も太く短くなるという説もあるのです。
また別の説では、欧米人は重い革靴を履いてきたので、自然と膝が曲がらない美しい歩き方ができました。
日本人は草履や下駄の文化だったので、膝を曲げて摺り足で歩いていたのが、靴が普及しても膝を曲げて歩いていたので、足が短く見えるという説もあるのです。
3、骨盤の位置が違う
欧米人と日本人では骨盤の位置も違うのです。
欧米人の場合、骨盤は前景していてお尻が上向きになっています。
欧米人の姿を想像してみてください。映画などで見ると腰が反っていてヒップもきゅっと上がってますよね。
欧米人は太ももの裏側部分の筋肉(太ハムストリング)が発達しているからそうなんだそうです。
一方、日本人はハムストリングがそれほど発達していないので、骨盤が後ろに傾き、ヒップが下がり、全体的にフラットな感じになってしまうんですね。
椅子を選ぶときには膝下の長さを参考にしよう
椅子を選ぶときに注目したいのが座面の高さと膝下の長さなのです。
オフィスで1日中座っているオフィスチェアやお子さんなら勉強するときの勉強机の椅子、在宅ワークの時にパソコンの前で座る時の椅子など生活の中で座っている比率の多い椅子なら特に、自分にあった高さのものを選びたいものです。
では自分にあった椅子ってどうやったらわかるのでしょう?
それが膝下の長さと座面高の関係なのです。
そこで、ここでは、
- 膝下の長さと座面高との関係
- 椅子選びのポイント
- 高さを合わせる方法
についてみていきましょう。
1、膝下の長さと座面高、どんな関係?
座面高の高い椅子に座っていると足が床につかなくて、またついたとしてもつま先だけだったりすると不安定でもあり、太ももやひざにも負担がかかってきます。
同時に姿勢も崩れ、腰痛の原因になったりもしますね。
なので、椅子に座った時に、足がぴったり床についているというのが理想的な座った時の姿勢なのです。
なので、座面高が膝下の長さよりも高いとなるとこのような不安定な現象が起きるので、膝下の長さよりも座面高が同じくらいか低いくらいが良いということなんですね。
座面高を決める時に膝下の長さを測る場合、踵でメジャーを踏んで0に合わせておき、足の裏側部分に沿って膝の裏側まで測ります。
座った状態で膝がちょうど曲がっている部分までの高さを測るということです。
2、椅子選びのポイント
椅子を選ぶときには、座面高が低い物、つまり自分の膝下の長さよりも低いものや同じくらいの椅子を選ぶというのが良いのです。
特に女性は身長が低いので、座面高が40㎝以下のものを選ぶとちょうどよい高さになると思います。
3、高さを合わせる方法
すでに椅子があって新しく買うのはちょっと・・という場合、または座面高が低い椅子って限られてきてお気に入りの椅子がないという場合にはこんな方法もあります。
床に足が着かないというのは不安定なので、そこにフットレストを置いて高さを調節すると座り心地良い環境を作ることができます。
オフィスなどで靴を脱いでフットレストに足を置き仕事をすると、足位置も決まり、靴を脱いだ解放感もあり、安定感もあって仕事の効率がアップしたという人もいますから、椅子の高さって意外と大切だということが分かりますね。
フットレストなら費用もさほど負担にならないので、手軽に試してみることができるのではないでしょうか。
折り畳み式のこちらのフットレストならオフィスにおいても邪魔になりませんし、持ち運びも便利ですね。
まとめ
あまり考えたことのない膝下の長さですが、足の長さとも関係がありますし、また生活の中で必要な椅子の高さもこの膝下の高さが目安になるということもわかりましたね。
膝下の長さを測ってみていかがでしたか?
平均よりも短いからといって嘆く必要もありません。
残念ながら足の長さや膝下の長さを今から長くするというのは、難しいことですが、「長く見せる」ということは努力次第である程度可能ですので、長く見せたいと思ったら、紹介したストレッチやマッサージなどできることから試してみましょう。
また、ファッションでカバーすることもできるので、おしゃれに着こなせば、足の長さを長く見せたり、また短さを感じさせなくすることもできるので、この辺もご自身のセンスを生かしていろいろ試してみてくださいね。
今回はここまで!
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