出張や旅行で乗る飛行機。
新幹線などの列車と違って、乗る前の手続きなんかも複雑だったりしますよね。
初めての飛行機だとよくわからないこともたくさんあります。
私も飛行機を利用することがありますが、
国際線だったら2時間前まで…
国内線だったら1時間前まで空港に行けばいい…
という話はよく耳にします。
でも、ほんとにそれでいいのかしら?という疑問もともに出てくるわけです。
ということで今回は、
ということについて調べてみました。
目次
搭乗口には何分前から入れる?
ANAやJALやジェットスターなど国内線でも違う?
飛行機に乗るには「搭乗口」に行かなければなりません。
出発時間、航空会社によって空港での搭乗口は変わってきます。
搭乗手続きをして受け取るチケットに搭乗口の番号が書いてあるので、その搭乗口に行くことになります。
ところで、この搭乗口には何分前から入れるのでしょうか?
ANAやJALなど国内でもいくつかの航空会社がありますが、利用する飛行機によっても違うのでしょうか?
そうなんです。
各航空会社を調べてみると、それぞれ搭乗口に何分前まで来てくださいというその時間に違いがあることがわかりましたので、まとめてみました。
航空会社 | 搭乗口に何分前まで? (国内線) |
搭乗口に何分前まで? (国際線) |
ANA | 10分前 | 30分前 |
JAL | 10分前 | 30分前 |
スカイマーク | 15分前 | – |
ジェットスター | 25分前 | 40分前 |
ソラシドエア | 10分前 | – |
ピーチ | 20分前 | 30分前 |
スターフライヤー | 10分前 | 30分前 |
フジドリーム | 10分前 | – |
スプリングジャパン | 25分前 | 30分前 |
このように各航空会社によって違いがありますね。
国際線の場合は、ほぼ30分前ですが、多少の違いがあるので注意が必要です。
飛行機の利用は30分前だと合わない?
「飛行機に乗るには空港には30分前までに到着したらいいかしら?」
「いやいや、それじゃあ間に合わないよ」
「うん、でもぎりぎりセーフで入れてくれるんじゃない?」
いろんな声が聞こえてきそうですが、飛行機を利用するにあたり、30分前に到着で間に合うのでしょうか?
国内線は1時間前
国際線は2時間前
の到着が理想的
基本的に、
国内線の場合は1時間前がおすすめです
絶対にというわけではありませんが、後の手続きを考え、また余裕をもって行動するにはこの1時間というのが適当な時間です。
もちろん、ゴールデンウィークや、お盆やお正月などの帰省ラッシュの時などには、利用客もそれだけ増えることが予想され、手続きにも時間がかかるので、余裕をもって2時間前に到着するのが無難です。
そして、
国際線の場合は基本的に2時間前がおすすめです
混んでいることを考えると、3時間前くらいには到着していたいものです。
空港到着後には、
①チェックインをし
②荷物を預け
③保安検査を通過し…
と流れがあります。
人が多く、チェックインカウンターが混んでいると、手続きが遅れ、フライト時刻に差し迫り、焦ってしまうこともあります。
最大限まで飛行機は待ってくれるかもしれませんが、ほかの乗客のことを考えると時間内に飛行機に搭乗するのが良いですよね。
国内線と国際線のチェックインは何時間前からできる?
空港に到着したらまず済ませたいのがチェックイン、いわゆる搭乗手続きです。
利用する飛行機の航空会社のカウンターでチェックインをし、手荷物を預けることになります。
この時間なのですが、国内線と国際線では多少違いがあります。
何時間前からできるのでしょうか?
国内線
国内線の場合は、チェックインは、ほとんどの航空会社で、出発時刻の2時間前から受け付けているところが多いようです。
国内線の場合は、それでも出発の1時間前くらいに到着してチェックインしても間に合いそうですが、ここで気を付けたいのは、締め切り時間です。
出発時刻の20分前までに保安検査場を通過しないといけないので、できれば出発時刻の30分前にはチェックインを済ませたいものです。
また、混んでいる時期には、カウンターも混んでいることを考えて、早めに空港に到着するようにしましょう。
国際線
国際線もやはり2時間前からチェックインできるところが多いようですが、国際線の場合、保安検査を経て、出国審査などもあるため、出発時刻の1時間前にはチェックインを済ませるようにしましょう。
オンラインチェックイン
ANAやJALではオンラインでのチェックインもできます。
オンラインチェックインは出発時刻の24時間前から1時間前まで利用でき、カウンターや自動チェックイン機に並ぶことなくチェックインができるので便利です。
ANAやJALのほかにも、スターフライヤー、ソラシドエア、ジェットスターなどでもできますので、利用する航空会社でオンラインチェックインができるかどうか、確認してみるとよいでしょう。
保安検査は何分前から入れる?
保安検査はチェックインを済ませれば入ることができます。
なのでチェックインが1時間とか2時間前からなら、その時間あたりから保安検査も入れるようになります。
ここで気を付けたいのが、保安検査は出発時刻の20分前には終わらせるということです。
搭乗口には何分前までに行かないといけないというのが航空会社ごとに違いがありますが、10分から30分ほどと幅が広いものの、小さい空港ならまだしも、大きな空港になると保安検査を出てから搭乗口まで、けっこう遠いこともあるので、早め早めの行動がベターだということですね。
ところでチェックインや保安検査ですが、航空会社による違いも多少あると思いますが、空港によっても違いがあります。
これは私の経験からですが、地方の小さな空港でも国際便が飛んでいるところもありますよね。
そこに2時間前に行ったところで、まだカウンターが開いてないということもありました。
小さな空港なだけに乗る人も限られていて1時間半前くらいにチェックインを開始しても間に合うという計算からだと思います。
同じような時間帯に何機かの飛行機が離陸する場合には、それだけの人数を考えて2時間前から開始することもあるでしょうけれど、小さい地方空港の場合には変動があるかもしれないということも覚えておきましょう。
しかし、空港に早めに到着するのは良いことだと思います。
空港到着から飛行機搭乗までの流れ
さて、搭乗口には何分前までに行かないといけないとか、チェックインはいつからできるのかなどなど見てきましたが、ここで空港に到着してから飛行機に乗るまでの流れを確認してみましょう。
全体の流れがわかると、チェックインは何分前までにしないといけないとか、保安検査をいつまでに終らせないといけないとかということも自然に理解できてくると思います。
空港到着
空港到着は、国内線の場合約1時間前、国際線の場合は2時間前を目安に考えましょう。
ただし、連休や夏休み、お盆やお正月といった混雑が予想される時には、それよりも早く、国内線なら2時間前、国際線は3時間前くらいを目安に到着するようにするとよいですよ。
チェックイン
空港に到着したら、まずはチェックインをします。
これがいわゆる搭乗手続きです。
各航空会社のカウンターに行って手続きをすることになります。
もしくは、カウンター近くに自動チェックイン機があるので、そこでチェックインすることもできます。
また、先にも触れましたが、オンラインチェックインをすることができる航空会社も増えているので、ウェブサイトもしくはスマホからできるオンラインチェックインを利用すれば並ばずにチェックインを早く済ませることができるので、時間の節約にもなりますね。
荷物を預ける
チェックインを済ませたら、そのカウンターで荷物を預けます。
各航空会社によって受託荷物の大きさや重さに制限があるので、気を付けましょう。
特にLCCを利用する場合は有料になることもあるので、要注意ですよ。
自動チェックインやオンラインチェックインをした場合には、手荷物のためにカウンターに並ぶのがちょっと面倒ということもありますが、こちらも「自動手荷物預け機」という機械が導入されているので、自動で預けてみるとよいでしょう。
しかし機械に並んでいる人たちもいることを考えると、「並ばなくていいから」と安心して時間ギリギリに手続きをするというのは避けましょう。
場合によってはペットやベビーカーなど有人カウンターでしか預けられないものもあるので、あらかじめ航空会社のサイトで確認しておきましょう。
保安検査
チェックインを済ませて荷物も預けたら今度は保安検査場に入っていくことになります。
保安検査場では、機内に持ち込む手荷物の検査と身体検査があります。
機内に持ち込めない物はあらかじめ確認しておきましょう。
特に、液体類は機内に持ち込むには規定があります。
ペットボトルなどの飲料は持ち込めないのであらかじめ捨てておきましょう。
それが見つかった場合には、破棄されることがほとんどですので。
保安検査場を通過するときには、パソコンやタブレット、金属類、ペットボトルはカバンから出して備え付けのかごに入れて機械に通します。
そこで禁止されているものが入っていないかどうかチェックするんですね。
出国審査
(国際線の場合)
保安検査を終えたら、国際線で海外に行く場合には出国審査があります。
出国審査は審査官にパスポートなどの必要書類を提示、本人確認の後にパスポートに証印が押されて終わります。
最近では出入国審査をスピーディーにするための「自動化ゲート」というものが成田や羽田、関西空港といった主要空港に設置されています。
パスポートと指紋の照合によって自動的に出入国審査を行うシステムなのです。
スムーズに、かつ、スピーディーに通過できるので便利なのですが、これを利用するには、登録カウンターでの利用者登録をする必要があります。
フライト当日でも登録ができるので、参考にしてくださいね。
搭乗口へ
国内線の場合は、保安検査場を通過したら、国際線の場合は出国審査を終えたら、搭乗口へ向かいます。
搭乗口は乗車券に記載されているので、該当する搭乗口へと行くことになります。
搭乗口のエリアには免税店やお土産屋、カフェやレストランなどもあるので、早めに到着したら飛行機を眺めたりコーヒーを飲みながら、のんびりと時間を過ごすことができます。
こんな時どうする?
チェックインなどの時間を計算して空港に早めに到着しいおうと計画したものの、突然の事故などで遅れそうになることもありますよね。
遅れそうなとき、遅れてしまったとき、どうしたらいいのか調べてみました。
空港到着が遅れそうな場合
時間を計算して早めに家を出たはいいけど、空港に向かう途中、事故などの理由で渋滞に巻き込まれた、または電車などでも事故で停止状態、なんていうこともありえますよね。
他にも理由はいろいろあると思いますが、できるだけ早い段階で航空会社に連絡をしましょう。
連絡するときには、
- 名前
- 搭乗便名
- 予約番号
- 連絡のとれる電話番号
- 預ける荷物があるかどうか
- 遅れる理由
を伝えます。
こうして連絡をしておくと、少し遅れて到着しても優先的にチェックインや保安検査を通過できるように配慮してもらえる場合があるからです。
公共交通機関の遅延が理由の場合には遅延証明書も受け取っておきましょう。
万が一遅れてしまった場合でも、連絡を入れておけば、航空会社がなんらかの対処法を提案してくれる可能性もあるので、遅れそうだという時には必ず連絡を入れておきましょう。
遅れてしまった場合
それでも遅れて飛行機の出発時刻に間に合わなかった場合もあります。
そんな時にはどうしたらよいのでしょうか?
まずは航空会社のカウンターに行くわけですが、対応に関しては各航空会社と購入した航空券の種類によって違ってきます。
予約変更が可能なチケットの場合は、出発予定時刻の前に航空会社に連絡をすれば変更することができます。
この便は間に合わないから、次の便に席があれば変えることもできるわけです。
その際に変更手数料が発生することもあるので覚えておきましょう。
早期購入割引などで購入したチケットの場合は予約の変更ができないので、乗り遅れた場合には予約をし直さなければなりません。
各航空会社によってそのルールが違うので、チケットを予約する際によく確認しておくといざというときに役立つと思います。
チケットを忘れた場合
飛行機で旅行や出張に行く際に、これだけは忘れてはいけないものがあります。
国際線を利用して海外に行く場合にはもちろんパスポートが必要です。
国内線だとパスポートはいりませんが、うっかり忘れてしまいがちなのが航空券です。
もっとも、オンラインチェックインやオンラインでチケットを予約した場合にも、オンライン上でチケットが確認できますが、紙のチケットを印刷して持っている場合には、チケットも忘れないようにしましょう。
空港でチケットを忘れたことに気づいたらどうするか?
いったん空港で新たにチケットを購入して、二重購入証明書を発行してもらい、後日、手数料を払ったうえでもともとの航空券と二重購入証明書と引き換えに返金してもらえることになります。
かなり面倒ですので、チケットとパスポート、また身分証明書や財布といった基本的なものを前日にきちんと準備しておくと安心ですね。
まとめ
国内線の場合、
- 空港到着は1時間前が理想、ぎりぎりでも30分~50分前
- 繁忙期には空港も混雑するため1時間、もしくは1時間半前でもギリギリになる
ということも考えて、余裕をもって空港に到着するようにしましょう。
- チェックインは2時間前からできますが各航空会社や空港によっても違いがある
- 保安検査は出発時刻の20分前には終わらせる
- 搭乗口には航空会社によって違いがあるものの、10分前から30分前には到着
国際線の場合、
- 空港到着は2時間前が理想ですが、繁忙期にはさらに早く3時間前くらいに余裕をもって到着
- チェックインは2時間前ですが、その前から開いていることもある
- 保安検査の後に出国審査もあるので、余裕をもって
- 搭乗口には30分前到着が一般的
ということです。
各航空会社によっても多少の違いがあるので、チケットを購入する際に、確認しておきましょう。
また、オンラインチェックインに対応している航空会社ならオンラインチェックインをすると空港に到着してからすぐに荷物を預けたり、もしくは預ける荷物がない場合には、すぐに保安検査へと進むことができます。
時間に余裕がない場合、もしくは余裕がほしい場合には、こうしたシステムを利用するのも賢い方法かと思います。
どうしても遅れそうだという場合には、まずは航空会社に連絡をいれましょう。
遅れてしまった場合の対処法も航空会社によって違いがあるのであらかじめ確認しておくと安心です。
楽しい空の旅の参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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