椅子に座って寝てしまう場合って、どんなところでしょうか?
オフィスのデスク…通勤通学の電車…長距離旅行の列車やバスの中…
などなど、
いろんな場面が思い浮かびますね。
私もこうした場面で寝たことがありますが、
口を開けて寝て、恥ずかしい思いをしたり
隣の人によりかかって、気まずい思いをしたり
机に突っ伏して寝て、腕がしびれたり
首が痛くなったり
突然ビックっ!となってはずかしい思いをしたり
といろんなことがありました(汗)。
多くの人が共感する内容ではないでしょうか。
というわけで、
などについて調べてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
椅子に座って寝る時のおススメの姿勢とは?
椅子に座って寝ると聞くと、どんな姿勢を想像しますか?
- 机に突っ伏している
(枕的なものにおでこをのせていたり) - 椅子の背もたれによりかかっている
(口をあけている) - 机に肘をついてうつむきになっている
(少しでも寝てないよう見せてたり)
などがありますよね。
どれも経験がある姿勢ではないでしょうか?
私も身に覚えがあるので、すらすらっと出てきました(笑)
この中で、おススメの姿勢ってあるのでしょうか?
体に負担がかからず、しかも少しの睡眠でもスッキリできるおススメの姿勢を紹介してみましょう。
机なし、椅子だけの場合
この場合は、2パターンあります。
- 頭を支えられない背もたれの場合
- 頭を支えられる背もたれの場合
それぞれ見ていきましょう。
①頭を支えられない背もたれの場合
この場合は、
- 椅子に浅く座ります
(腰と背もたれに隙間がある程度) - 手はおへその下で軽く組み、頭を少し下げて寝ます
これです。
この体勢でスッと寝ることができれば、「椅子に座って寝るマスター」といえると思います。また、かなり疲れている。ともいえます。
バランスが重要で、実際そうなのですが……実はこの体勢。訓練すればできるようになります。(個人差はあると思いますが…)
コツとしては、
頭を少し下げた状態が、安定する(バランスがとれる)お尻の位置を見つける。
です。
なので、椅子に浅く座る。ということになります。
この位置を見つけられれば、意外と簡単に寝ることができると思います。
この体勢は、マスターすると便利です。椅子ひとつあればいいですからね^^
ぜひ試してみてください。
②頭を支えられる背もたれの場合
この条件では、背もたれにもたれかかって寝る。ということで問題なく寝れると思いますが、条件がいいだけに「もっといい体勢を!」という欲からスッと眠れない場合も想定されます。
こんな時のために、首枕やタオル、上着などで首の座りに対応する想定をしておきましょう。
また、
先程の、「頭を支えられない背もたれ」の応用で、椅子に浅く座って背もたれに当たる頭の位置を調整する。という方法も有効です。
「頭を支えられる背もたれがある椅子」はいい条件といえるので、この条件でもしっかり寝られると安心ですよね。
机がある場合
学校やオフィスなど「机」と「椅子」がある場合ですね。
この条件は、「頭を支えられる背もたれがある椅子」よりいい条件。といえます。
回復にはもってこいの条件です。
この場合の基本の姿勢は、
- 机の上に両手を組んで置きます
- この状態で頭を少し下げて寝ます
両手を組んで机に置くだけなのですが、これで身体が前に倒れたりせず、この姿勢を保つことができるのです。
この状態で100%寝ることができれば、「座りながら寝る(机あり)」を完全にマスターしている。といえるでしょう。
そして、
この状態の最終形態は、机の上に置いた腕の間に顔をうずめていくことになります。
この時注意したいのが、「肘」にかかる重さです。
ここに重さが集中してしまうと、かなりの確率で「寝にくいな」と感じて体勢を変える結果になってしまいます。
ここで注意点。
「座りながら寝る」ということは、「座ってでも寝たい!」という貴重な時間なので、この貴重な時間は、少しでも無駄にしてはいけません。
そのためにこの「肘」問題は、フェイスタオルやマフラー、上着などを肘の下に置いておくことで、事前にカバーしておきましょう。
また、
これでも「寝にくいな」と感じる場合は、「机に直接顔」という方法もあります。
この場合も机にクッション的な何かを用意しておいた方がいいのですが、慣れれば「クッションなし」でも一瞬で寝れます。
ただ、この「机顔直」「クッションなし」は、経験上首にかかる負担が大きいため、注意が必要です。
通勤通学時の電車やバスの場合は?
通勤通学、または帰宅時が最も「眠く」なるのではないでしょうか?
よく、「隣の人が自分の肩でずっと寝てた」ということも聞きますし、逆に「自分も人の肩で寝てしまった!」という経験もあるのではないでしょうか?
結論からいうと、人の肩で寝るのはダメです。
しかし寝ごこちとしては最高です。
また、
満員時には邪魔になってしまうリュックなどの手荷物。
これは、座って顔を埋めることによって寝姿勢を安定させるのにとても役に立ちます。
なので、
電車やバスなどの交通機関の寝方は、
- 親兄弟、友達、知人の肩を借りる
- バック、リュックをかかえて顔を埋める
- 先程の「頭を支えられない背もたれの場合」を使う
- 先程の「頭を支えられる背もたれの場合」を使う
ということになります。
なので、
基本的には先程の「頭を支えらる、支えられない」という場合の方法をマスターしておきましょう。
移動時間に回復ができることはとっても効率的ですよね。訓練する価値はあると思います。
椅子に座って寝ることのメリット・デメリットとは?
椅子に座って寝ることで、メリットやデメリットはあるのでしょうか?
椅子に座って寝ることのメリット
まず、メリットですが、「昼寝にはちょうど良い」という点です。
昼食の後、少しの昼寝、仮眠が午後の勉強や仕事にプラスになるということをご存じの方も多いでしょう。
イタリアでは「シエスタ」という長いお昼休みの習慣がありますが、これに習って海外や日本でもお昼休みを2時間くらいとっている企業も出てきています。
学校でもお昼に少しの仮眠をとるようにしようという動きも始まっています。
お昼休みに少しの仮眠をとることで、
- 脳が活性化し集中力がアップする
- ストレス解消になる
- 体力回復
- 日ごろの睡眠不足を解消
などという効果が得られるのです。
でも、このお昼寝なのですが、
布団に入って横になって寝てしまうと、深く寝入りすぎて逆効果ということにもなりかねません。
しばしの仮眠、お昼寝には「座って寝る」というのがピッタリ。ともいえます。
なので、昼間に少し眠りたいというときには、椅子に座って寝るぐらいがちょうどいいかもしれませんね^^
椅子に座って寝ることのデメリット
次にデメリットです。
昼寝に少しの間だけ寝るのであれば、特に大きなデメリットはないと思いますが、バスや電車などで長時間寝るときには、少々不便も出てきますね。
- 首が痛くなる
- 寝返りがうてない
- 頭と足の高低差があり、心臓への負荷が大きくなる
- エコノミークラス症候群の心配がある
などといった不便さがそのままデメリットにもなります。
長時間寝るには「椅子に座って寝る」というのは「向いていない」ということですね。
効果的なお昼寝の方法
座って寝るのはお昼寝に効果的だというお話をしてきましたが、ここで、効果的な昼寝の方法について紹介しましょう。
ポイントを押さえておけば、短い時間で快適な昼寝をすることができますよ。
時間
まず、昼寝に適した時間帯はいつかというと、午後1時から3時の間と言われています。
これより遅くなると、夜の睡眠にも影響が出てくるので気をつけましょう。
そして昼寝の時間は15分~30分が最適です。ちょっと短いんじゃない?と思う人もいるかもしれませんね。でもこのくらいが最適なのです。
学校の授業中や電車の中などで、ちょっとだけ意識がなかったということがありますよね。
知らないうちに眠ってしまってたってことなのですが、ほんの少しの時間なのですが、眠ったあとはとても頭の中がスッキリしているのです。
逆に昼寝を布団の中でじっくり寝てしまうと、頭痛がしたり、体調がすぐれなくなることもあります。
なので、15分~30分というのはちょうどよい時間なのです。
環境
できれば暗いスペースに一人になれたらいいですが、そうもいかないこともありますね。
オフィスの自分のデスクで突っ伏して寝るなり、椅子にもたれかかって寝るということになります。
そうした時には、アイマスクで明るさを遮断し、耳栓などで音を遮断すると、なかなか快適な睡眠時間になりそうです。
昼寝前にはカフェインを?!
コーヒーを飲むと眠れなくなるというのは一般的に知られていることですね。
でもこのコーヒーのカフェインが体内に吸収されるまでには時間がかかるのです。
なので、
昼寝の前にコーヒーなどのカフェインを飲んでおくと、長くて30分寝て起きた時にはスッキリ目覚めることができるというわけなのです。
座って寝る方法って、夜にも有効?
椅子に座って寝る姿勢や座って寝ることのメリットやデメリットを見てきました。
昼間、少しの仮眠であれば布団に横になって寝るよりは座って寝る方が有効だということもわかりましたが、
では、
夜にはどうなんでしょう?
夜でも座って寝る方が良いということがあるのでしょうか?
座って寝ることのデメリットでも見てきましたが、座って寝ることで、体に負担がかかりますよね。
ましてやそれが何日も続いた場合にはエコノミークラス症候群で最悪の場合、死に至る場合もあります。
そうしたことから考えると、1日の疲れを取り、活力のある1日を送るためには夜にはきちんと布団に入って横になるのが良いようです。
座って寝ると首が痛い!首を痛めにくい眠り方とは?
椅子に座って寝るのが机の前だったり、背もたれのある椅子だったりすると首が痛いということもさほどないかもしれないですが、電車やバスに長時間乗った時に、寝てしまうこともしばしばありますね。
そんな時に、首が痛いと感じたことが1度や2度はあるでしょう。
私も電車に揺られながら気持ちよくて寝てしまうことがありますが、上を向いて口を開けていたり、横の人に寄りかかっていたりということもありました。
逆に、そういう人を目にしたことも良くある話です。
こうした時ってやっぱり首が痛いですよね。これはやはり、首に負担がかかっているからです。
そこで、電車やバスなどで首を痛めにくい眠り方を3つ紹介しましょう。
①荷物などで頭と首を支える
長距離のバスや新幹線などの列車であればゆったりと背もたれによりかかって、頭も固定するのが良いですよ。
しかし、
それができない場合には、先にも説明しましたが、大きめのカバンや荷物などを膝において、両手を前に回して抱え、頭と首をのせて安定させるという方法があります。
②ネックピローを使う
頭と首を固定するにはネックピローが便利です。
最近では携帯用のネックピローも多く販売されていますし、コンパクトで気軽に持ち運べるものを選んで一つもっておくのも良いでしょう。
旅のお供に、また通勤通学の際にも便利に使えそうです。
③浅めに座って頭と下半身を固定する
電車などでは頭まで固定する背もたれがあるわけじゃないので、少々不便ですね。
大きなカバンを持っていれば膝に置いて抱えて頭を固定することもできますが、いつも大きな荷物があるわけでもありません。
そうした時には、座席には浅めに腰掛け、頭を後ろにつけます。
手は太ももの上に置き固定。
こうした座り方をするだけでも、姿勢が崩れにくく、首にも大きな負担がかからないので傷めにくくなりますよ。
座ったまま寝るときの便利グッズ!
というわけで、座ったまま寝るときにあると便利なグッズを紹介します。
お昼寝枕というだけでもいろんなものが出てきます。
MgDa(メダ)
昼寝枕
オフィスに一つ常備しておきたい昼寝用枕です。
机に突っ伏して寝ても腕がしびれない、首や肩が痛くならない、そんな枕をお探しの方におススメです。
枕以外にも使い道ありですよ。
GUAPO
ネックピロー
こちらもすでに多くの人に愛されているネックピローです。
持ち運びにも適していて、何と言っても自由に曲げたり伸ばしたりと自分の好きな形に変えられるというのが魅力的ですよ。
旅のお供に、オフィスワークのお供にピッタリです。
西川 konemuri
おひるねピローパタパタ
枕らしくない枕も紹介してみましょう。
約10㎝のミニブロックが8つ連結されていて、パタパタと折りたたむことができます。
好きな形を作ってお昼寝やリラックスタイムに活用できます。
デザインもかわいくて、コンパクトなので、デスクの横に置いておいても邪魔になりません。
他にもいろんなグッズがあるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。
座って寝ていた?武士たちの寝方はどうだった?
武士と言えば江戸時代あたりを思い浮かべますが、当時の武士たちは壁によりかかって座ったまま寝ていたというイメージを持ってる人も多いですよね。
本当にそうだったのでしょうか?
座って寝ていたかどうかは定かではないのですが、戦時中には座って寝ていた武士たちもいたでしょう。
また、いつでも戦いの場に行けるようにと武士たちは寝ているときも不自由でした。
例えば「寝がえり禁止」。
普通、私たちが寝ているときには、知らない間に寝返りをうっているものです。
それによって体も楽になるからなのですが、寝返りをしてはいけないとなると、体がいつも緊張状態で疲れがとれませんね。
でも、武士たちはいつ狙われてもおかしくありません。
寝返りを打って、うつぶせになったすきに、背中からやられてしまってはもう終わりです。
また、仰向けではなく、利き腕を下にして横に寝るというのが主流だったという説もあります。
これは利き腕を守るためです。利き腕は刀を抜くときに必要ですからね。
こうした武士たちの生活を考えると、ほんとに身も心も休まらない日々だったのだなあと思いますね。
まとめ
椅子に座って寝る方法についてみてきました。
私もよく電車などで眠ることがありますが、おススメの姿勢はぜひとも試してみたいと思いました。
効果的な昼寝は午後の仕事や活動により良い影響を与えてくれるので、積極的に取り入れていきたいものですね。
その際にも姿勢には気を付けて。
お気に入りのグッズをみつけて、快適なお昼寝ができると良いですね。
今回はここまで!
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