ペットを飼っている人たちにとっては、ペットもわが子と同じくらいかわいい存在です。
そんなペットが怪我や病気で病院にかかるようなことがあったら……
こんな時気になるのが、その費用ですよね。
人のように公的な保険があるわけでもなく、実費でその費用を負担することを考えると、お金の工面も心配になってきます。
なので、大体どのくらいの費用がかかるのか?といった大まかな金額が分かっていれば不安も少なくなりますし、またそのために備えておくこともできますね。
最近、猫を飼ってる友人に、「猫の入院費ってどれくらいかかるのかな?」と聞かれて、猫の入院費がいくらくらいなのかを調べてみました。
というわけで、
について。
参考にしてみてください。
目次
猫の入院費ってどれくらい?
一言で猫の入院費はいくら?っていっても千差万別です。
「1週間で5万円だった」
という話を聞くこともあれば、
「1週間入院で20万近くかかった!」
という人もいるのです。
この違いはいったいどこから出てくるのでしょうか?
猫の入院費の相場
猫の入院費の相場を調べてみると、
平均で、
1日に2000円〜3000円
という病院が多いようです。
日本獣医師会の調査によっても、この2000円から3000円というのが一番多いことが分かっています。
入院だけなら1週間入院しても2万円くらいで収まりそうですが、ただ入院するわけじゃないですよね。
検査をしたり手術をしたり、投薬があったりという治療がなされるので、その費用も支払わないといけません。
その費用によっても金額に差が出てくるのですね。
病院によっても違う
猫などの小動物の治療をしてくれる動物病院は、診療費用が一律に定められているわけではないのです。
病院によって差がでてくる。ということが分かりました。
先にあげた入院料金もあくまで平均的な額であり、多くの場合こうした料金が適応されているということで、実は、もっと安いところやもっと高いところもあるんです。
どこの病院が安いか、高いか、ということは、その地域の口コミや、またなネットなどで動物病院を調べて直接問い合わせてみるのが一番確実だということですね。
病気によっても違う
当然ですが、入院するのは何かしら病気があるからですよね。その病気によっても金額が違ってくるんです。
手術をするために入院するということになれば、その手術費、そしてそのための検査代、さらには術後の管理などで費用が加算されます。
例えば、
- 猫の去勢手術は
10000円
~15000円 - 猫の避妊手術は
20000円
〜25000円
という料金が一般的のようです。
猫の入院で一番多いのが腎臓病だと言われていますが、この場合の治療費も平均7万円くらいします。
また、誤飲などによって消化管内異物を除去するなどの処置をすると約10万円の費用がかかるのです。
そうした治療費や入院費などを含めて、考えておくべきなのです。
1週間の入院費を考えてみると、ざっと計算しても10万円から20万円くらいを考えておきましょう。
動物病院の治療費は分割できる?
猫の入院費が1週間で10万から20万となると、そうそう軽く出せる金額ではないですよね。
最低限見積っても5万などと、〇万という単位になってきます。
高額な費用が請求されたときに、分割払いができるかどうか?気になるところですよね。
答えは「病院による」ということです。
(あらかじめ、確認が必要です)
前もって病院を調べるときに、電話で問い合わせておいたり、また病院に行って診療を受けてからでも、治療費や入院費などについては聞いておくべきです。
そして分割払いができるかどうかも確認しておく必要がありますね。
分割払いできる方法としては次のようなものがあげられます。
クレジットカードで決済
分割払いするにはクレジットカードを使うこともできますよね。
しかし、これもクレジットカードに対応してくれる病院に限ります。
前もって調べておく、または確認しておく必要がありますね。
それでも最近では、クレジットカードに対応してくれる病院が増えてきていますので、聞いて調べてみると案外多くの病院がヒットすると思います。
カードによっては限度額があって、治療費を払うには限度額を上げないといけないこともあります。
自分のカードの限度額も今一度チェックしておきましょう。
また、カードによっては、一括払いした後に、分割払いに変更できるものがあります。
できないカードもあるので確認が必要です。
そしてカードで分割払いはできますが、分割払いには当然利息がつくということも覚えておいてくださいね。
動物病院の高額な治療費をねん出する方法、対策
分割払いができなかったり、カードが使えなかったりしたときでも、それでもうけた治療の費用は払わなければなりませんね。
また分割払いができたとしても、30万円以上にもなる高額な治療費などを払い続けるのは、厳しい面がありますよね。
そんな時に、ペットのための治療費をねん出する方法もあるので、紹介していきましょう。
ペットローン
銀行によっては「ペットローン」を取り扱っているところがあります。
このペットローンを利用してお金を工面する方法があります。
ペットローンというのは、ペットを購入するとき、もしくはペット用品の購入に使われることが多いのですが、高額の治療費を払わないといけないといったときにも利用することができます。
どうしてもお金が作れないときにはこうしたペットローンを利用するのも良い方法です。
が、ペットローンを利用するにあたってもメリット・デメリットがあります。
メリット
高額な治療費にも対応できますし、事前にどのくらいの融資を受けられるか目処を立てることもでき、いざというときには便利です。
また低金利で貸してくれるところも多いのでハードルが低いです。
デメリット
一方、ローンであるがゆえに、審査も厳しく、日ごろから信用にひっかかるところがあると、審査に通らないこともあります。
また、融資を受けるための審査に日数がかかることが多く、すぐに治療費が必要というときには、不向きになります。
ペット保険に入る
人間の場合は、医療費に関しては公的な健康保険があり、本人負担は少なくてすむのですが、ペットとなると保険はなく、自由診療となり病院によっても診療費や治療費などに差があります。
いざというときに高額な治療費が必要となり、お金の工面に困ってしまったということのないようにあらかじめ準備することも大切ですね。
公的な保険はありませんが、民間の「ペット保険」というものが保険会社で取り扱っています。
会社によって掛け金や補償金額は違ってきますが、月々1000円から2000円程度の掛け金で治療費の50%以上の補償が受けられるものが多く、ペットを飼っている人たちには頼もしい保険ですね。
掛け捨てになってしまうので、もったいないと考える人もいるかもしれませんが、愛するペットのいざというときのことを考えると、お金がなくて治療が受けられないというよりは、ペット保険に入っていたおかげで治療が受けられたというほうが良いですよね。
ペット貯金をする
保険に入るのはちょっと……
と考える人はペット貯金というのはいかがでしょうか?
貯金箱に貯金するのも良いですし、一つ通帳を決めて自動引き落としにしてお金が貯まるようにしておくのも良いでしょう。
また銀行の貯蓄商品などを検討しながら、貯金しておくのも良いでしょう。
備えあれば憂いなし。
ペットのいざというときのために備えておきましょう。
心の準備もしておく
普段から考えておく必要があると思います。
それは、買っている猫や犬が、重い病気にかかることもありますし、治療費が高くなってしまうこともあります。
そんなときにどうするのか?ということを考えておきましょう。
- 治療費としての上限の金額を決めておく
- 延命治療が必要になった時にはどうするか
といったことを日ごろから考えて決めておきましょう。
まとめ
家庭で犬や猫を飼っている人たちにとっては、病気のときの入院費や治療費が心配ですよね。
自由診療なだけに、病院によっても病気によっても金額が違ってきますし、人が病院にかかるのとちがい、また高額になりやすいのが動物病院の治療費なのです。
おおまかな相場が分かっていれば、それをもとに考えておくこともできますし、また普段から同じ病院にかかっておけば、治療費のことに関しても気軽に相談できるかと思います。
また、日ごろからペット保険やペットのための貯金などをして、備えておくということも大切ですね。
今回はここまで!
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