ご夫婦で同じ食事や運動をしても、太る肥満体質とスリムを維持できる痩せ体質の方がいます。
その違いには、腸内細菌が関与しているといいます。
腸内細菌が、肥満体質や痩せ体質にどんな関係にあるのか?
痩せる腸内細菌を増やすには、どのようにすれば良いのか?
腸内細菌とはどんなもの?
腸内細菌の中には、
- 良い影響を与えるといわれる善玉菌
- 悪い影響を与えるといわれる悪玉菌
- 腸内で優勢となる腸内細菌に味方する日和見菌(ひよりみきん)
が存在します。
この3種類の腸内細菌の割合は、
善玉菌:悪玉菌:日和見菌の順で、
2 : 1 : 7 です。
例えば、
腸内で善玉菌が増加すると、日和見菌が善玉菌につき、腸内細菌は善玉菌優勢な環境になります。
すると、善玉菌優勢から栄養豊かな血液が産生されて、全身の細胞に行き渡ることからも、エネルギーが効率よく消費して老廃物も体外に排出しやすく、結果的に痩せ体質になります。
逆に、腸内で悪玉菌が増加すると、日和見菌は悪玉菌につき、腸内細菌は悪玉菌優勢な環境になります。
すると、悪玉菌優勢からは、有害物質のアンモニアや硫化水素を含んだ汚い血液が産生されてしかも、全身の細胞に入りにくくなります。
そして、エネルギーは、体外に排出されずに内蔵脂肪や皮下脂肪になって体内に蓄積されてしまいます。
結果的には太りやすい体質になります。
以上が腸内細菌が痩せ体質と肥満体質に影響を与えていることがご理解できたと思います。
それでは、
痩せるポイントとなる善玉菌優勢な環境になるには、どんな食べ物を食べたならば効果的であるのを探っていきましょう。
善玉菌優勢な環境にするには
その鍵となる食べ物にヨーグルトをおすすめします。
ほとんどの皆さんは、ヨーグルトならばいつも食べているよ!
とおっしゃることでしょうが、実は、その食べ方にポイントが隠されているんですね。
朝、ヨーグルトをそのまま食べるとおっしゃる方が多いのではないでしょうか?
ヨーグルトが腸内細菌の善玉菌優勢環境に変化させるんだから……
そのヨーグルトの善玉菌は、腸内の運動を活発化するんだから……
朝に食べて、食べたものの消化吸収を助けたり、または、悪玉菌が増える環境を抑えるだから……
とにかく!
ヨーグルトさえ食べていれば、大丈夫ではないの?
とお答えする方も多いことでしょう。
確かに基本的な考え方は、それで正しいと言えば間違いではありません。
今回、皆さんにご理解していただきたいことは、
ヨーグルトをそのまま食べることが残念なんです。
これは、後で述べることにします。
まずは、
朝にヨーグルトを食べると言う方が多いのですが……
これまた残念で、不正解なんですね。
皆さんちょっと考えてみてください。
自律神経でリラックス状態を司るのは、副交感神経でこの副交感神経が活発化すると、腸内の機能が盛んになります。
副交感神経の機能は、夕刻から夜間に上がり24時くらいにピークになります。
従って、腸内の機能が最も活発化するのは、夜間になりますから、結果的にヨーグルトを食べて効果的になるのは、朝ではなく夜間の時間帯となるわけです。
そして、もう一つ大切なことがあります。
腸内細菌の環境を良好なものに変えるには、善玉菌優勢にすること。
とお話しましたが、
善玉菌優勢にするには善玉菌のごはんが必要となります。
そのごはんになるものが食物繊維になります。
ヨーグルトには、残念ながら食物繊維は含まれていません。
そこで、食物繊維の豊富なフルーツ等とヨーグルトを一緒に食べることが大変重要になるわけですね。
よく、ヨーグルトにジャムを入れたり、缶詰のフルーツを入れて食べますよね?
確かに甘くて食べやすい気ですが、食物繊維は……残念ながらさほど効果は期待できません。
やはり、ヨーグルトは生のフルーツと一緒に食べるのが効果的と言えます!
どうですか?
ここまでで、腸内細菌ダイエットについて理解していただけたと思います。
ここで、今回の腸内細菌のダイエットのやり方を具体的にまとめると……
実践!効果的な腸内細菌ダイエット
夜間にヨーグルトを食べるだけで、面倒くさいカロリー計算は必要ありません。
そのためには、朝食は抜かずにしっかり食べてください。
そして、大切なのが夕食です。
夕食は就眠3時間前くらいに食べ終えるのが理想です。
そして肝心なヨーグルトは……
腸内活動が盛んになる22時から2時までが腸内活動のゴールデンタイムですから、夕食と就寝の間に余裕を持って摂取するのが効果的とされます。
食物繊維なんかも考えて、お好みでいろいろとアレンジできそうですね!
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、腸内細菌ダイエットについててご紹介しました。
ヨーグルトは朝でなく、腸内活動が活発化する夜間に。
しかも、生フルーツなどの食物繊維を一緒に食べるのがベストです。
今回はここまで!
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