マンションに入居が決まったら、駐車場の確保も大切なことですね。
しかし、契約時には駐車場の空きがあるといっていたのに、いざ入居するときになると、「空きがない」と言われて困ってしまったという話をよく聞きます。
車にとって保管場所ともいえる駐車場は必須なのですが、無いと言われても困りますよね。
いつ空きがでるかもわからないということも多いというのです。
ということで、
といった内容について調べてみました。
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目次
マンションの駐車場に空きがない場合の対処法とは？
マンションに入居するときに駐車場に空きがないと言われたらどうしましょう？
入居時だけではなく、契約時にも「空きがない」ということもありますね。
まずできることを見ていきますね。
月極駐車場を探す
空きがないと言っても車はすでにあると言う場合には駐車場を探すのが先決問題になります。
路上に不法駐車するわけにもいきませんので、できるだけ早く、マンションの近くにある月極駐車場を探しましょう。
月極駐車場なら、車庫証明もとることができますし、大切な車を保管しておくのにも安心でしょう。
月極駐車場の利用料金とマンションの駐車場の利用料金は、さほど変わらないというところもあれば、マンションは無料、もしくは安く借りられるのに、月極駐車場が高いという場合もあります。
しかし、背に腹は代えられぬで、空きがでるまで月極駐車場を利用しましょう。
月極駐車場をどう探すか？
という問題も出てきますね。
ちなみに月極駐車場に関してはこちらの【PMC】がおすすめです。
ぜひチェックしてみてください。
「空きがでたら連絡が欲しい」と伝える
そのマンションの駐車場を管理している管理会社や管理組合に、
「空きができたら利用したい」
という旨を伝えておきましょう。
マンションの駐車場の空き待ちについては、マンションの管理人に問い合わせるようにしますが、マンションを契約したり入居する時点で管理会社に空きができたら連絡がほしいと伝えておくべきです。
また、マンションによっては数年に一度、駐車場の利用権利を抽選で決めているというところもあります。
自分が買おうとしている、または借りようとしているマンションはどういう風に決められているのか、一度確認してみるのも良いでしょう。
不動産で相談する
不動産会社で相談すると周辺の駐車場の空き情報を得ることもできます。
大手の不動産会社なら不動産会社が管理している駐車場もあるかもしれないので、相談してみると良いでしょう。
マンションの駐車場、そもそもなんで空きがない？
マンションの駐車場、そもそもなぜ「空きがない」という現象があるのでしょうか？
もともと駐車場が少ない
マンションには、全戸数分の駐車場を用意しているマンションもありますが、一方では総戸数の30～40％程度の駐車場しかないマンションも多くあるのです。
比較的古い物件にそうしたところが見られます。
最初からもっと駐車場を作っておけばいいのに…
と思う人も少なくないはずです。
しかし、駐車場の中でも平置きタイプの駐車場を世帯数分確保しようと思えば、それだけの敷地が必要になります。
そのために駐車利用料も高くなるかもしれません。
狭い敷地でもたくさん駐車できるようにと機械式タイプや立体自走式タイプといった駐車場を作っても、利用者は平置きタイプを好みますし、機械式になると管理やメンテナンスなどにコストがかかり、こちらも駐車利用料が高くなりがちですね。
というマンション側の事情もあり、十分な数の駐車場を作れないというのも駐車場不足の理由の一つでもあるのです。
近頃では車離れ現象もあり、マイカーを持つ人が減って来てもいます。
そのため駐車場に空きが多くなるとそれだけ収益的にはマイナスになるので、最初から駐車場を多く確保しないというマンションもあるのです。
賃貸入居者には貸さない
分譲マンションなどでは部屋の分譲所有者には駐車場を貸すけれど、賃貸入居者には貸さないというケースがあることもあります。
また、賃貸入居者でも駐車場を貸してくれるという場合でも、分譲所有者が数台分の駐車場を使用していると、空きがでずに賃貸入居者にその順番が回ってこないということもあります。
抽選で決めることも
すべてのマンションというわけではありませんが、その駐車場の使用権を抽選で決めているところもあります。
数年に一度という割合であれば、そのチャンスは待っていれば来るかもしれませんが、実際のところなかなか抽選に当選するということは難しいという話も良く耳にしますね。
マンションの駐車場に空きがあるかどうかは確認必須
入居と同時に空きがないから月極駐車場を…と言っていても、探すのに時間がかかるものです。
契約時にはっきりと駐車場の有無、空きがあるのかどうか、入居時に確実に駐車場が使えるのかといった点も確認しておくことが必要ですね。
駐車場が分譲か賃貸か
マンションの駐車場にも分譲と賃貸があります。
が、最近ではほとんどが賃貸になっています。
駐車場も分譲にすれば、自分の専用駐車場として使うことができますし、毎月の利用料を支払うこともありません。
しかし、マンションを購入する際の費用に駐車場の購入代金や登記費用なども上乗せされ、税金を支払う必要もでてきます。
賃貸の場合には、管理会社や管理組合に毎月利用料を支払って利用するようになります。
最近では賃貸が多いので、分譲マンションを購入しても駐車場もついているわけではありません。
賃貸契約書を確認
賃貸の場合は賃貸契約書や重要事項説明書などといった文書に駐車場契約の記載があるかどうかを確認しておきましょう。
この記載がない場合には、空きがないと言われて貸せないと言われた場合にもどうすることもできません。
マンションを購入する前に空き情報を確認
マンションの駐車場の空きがあるかどうかは、マンションの管理会社に連絡して確認します。
不動産会社でも情報を得ることはできますが、確実なのはマンションの管理会社ですね。
購入前に確認しておけば、購入するかどうかを再検討することもできます。
また、インターネットなどを利用して、駐車場情報を検索し、今の空き状況を確認することもできます。
空きがなければ、待たなければならないということを理解したうえでマンションの購入に踏み切るか、あきらめるかの選択をすることになりますね。
空き待ちをしている人がどのくらいいるのかを確認
マンションを退去すると同時に駐車場の空きがでると思いがちですが、必ずしもそういうわけではありません。
車を持っていない人が引っ越していった場合もあります。
また、周りで退去者が多いように見えても、駐車場の空きを待っている人が多ければ、自分の順番が回ってくるまでには数年間待たないといけないというケースも少なくありません。
どのくらいの人が待っているのかということも確認しておきましょう。
部屋と駐車場は別
部屋を借りることを契約したと同時に、必然的に駐車場がついているわけではないということも覚えておきましょう。
駐車場を借りるのも別の「契約」が必要になってくるので、この駐車場の契約書も書面で残しておくことをおススメします。
口頭での約束だけでは、入居時に「空きがない」で済まされてしまうこともあるからです。
不動産業者としては、「駐車場完備」などと謳って営業するほうが売れるからおいしいことを言うのですが、実際のところは駐車場に空きがないということもよくあるので、確認が必要だということですね。
マンションの駐車場の種類も確認
マンションの駐車場には3タイプがあります。
１、平置きタイプ
このタイプは、平面駐車場とも呼ばれているように、マンションの敷地内にそのまま駐車できる駐車場のことですね。
駐車するのに手間がかからないのがメリットです。
雨にぬれたり、雪が降る地方では雪に埋もれて雪かきが必要になるというデメリットもありますが、毎日の駐車に関してはこの平置きタイプが一番便利です。
２、自走式立体駐車場タイプ
大型スーパーやショッピングモールなどの屋内・屋上駐車場のように多層式になっている駐車場のことです。
平置きタイプよりは駐車に多少手間がかかるという不便さはありますが、屋根がついていれば雨風をよけることができ、そういう面では安心です。
ただ、高さ制限があるので、駐車できない車種もあるので気をつけましょう。
３、機械式立体駐車場タイプ
機械を使った立体駐車場です。
２～３階のものから高いものでは10階まであるものがありますが、車を上下に移動させるのは機械です。
この場合、雨風をよけられたり、防犯面でも優れているのですが、駐車に手間がかかるという点ではやはり平置きタイプのほうが人気があるんですね。
マンションの駐車場にはこれらのタイプがあるので、どんな駐車場があるのかも確認しておくと良いでしょう。
マンション駐車場の抽選方法は？からくりって、あるの？
ところで、先にも見てきたように、一部マンションでは駐車場を利用するのに抽選をしているとか？
私としては初耳でして、そんなことがあるのか！と調べてみました。
なんでも抽選をしても、当たる確率が少ないって言うじゃないですか。
そんなことがあるんだろうか？不思議ですよね。
マンションの駐車場は抽選で決まる？
マンションを購入しても駐車場がもれなくついているわけではなく、別に賃貸契約をしなければなりません。
多くのマンションが駐車場の数が総世帯数よりも少ないので、駐車場を誰が使うかということで、トラブルも多く発生しているようです。
マンションにもよりますが、大きく分けると二通りの決め方があります。
一つは先着順。
マンションを購入した順に好きな場所を決めるというケースです。
もう一つは抽選。
先着順だと後で購入した人たちは残りの駐車場の数が少なかったり、あるいは空きがないということもでてきます。
また場所も不便な場所だったり、ゴミ置き場の近くだったりと不満が募ることもあります。
その不公平さをなくすために抽選という形をとるところも多いようです。
または、使用権は先着順で場所を決めるのは抽選というケースもあるようですね。
この抽選も一度したらずっとそれが維持されるという場合もあれば、それだとまた不公平さが残るため、数年に1度の割合で抽選を行っているマンションもあります。
マンションの駐車場の抽選、からくりがある？
「駐車場の抽選の際に、抽選会場に行かなかった」
「裏で何らかの取引があった」
などということから、マンションの駐車場の抽選にはずれたという人がいるかもしれません。
「実際のところはどうなのか？からくりがあるのか？」
という疑問が残るのですが、私が調べたところ、そうした事実は探せませんでした。
もちろん、裏があるかもしれませんが、そういうことを表ざたにはなかなかしないものですしね。
中古マンションの駐車場の空き待ち（順番待ち）はどれくらい？
新築分譲マンションの場合、駐車場が足りなければ、抽選または先着順で決めるということがありますが、中古マンションの場合はどうでしょう？
中古マンションの場合はすでに入居して住んでいる人たちが駐車場を使っていることがほとんどなので、空きがないということが多いですね。
運よく空きがあればいいのですが、駐車場がないかもしれないということも念頭において部屋探しをすることが大切になってきます。
駐車場の空き待ちを申請し、空きがでれば駐車場を使うことができるようになりますが、この順番待ちはどのくらいの期間になるのでしょうか？
これもそのマンションによっても違いますし、行って見れば「運」がよければ、数か月で空きがでるかもしれませんし、待機人数が多ければ、数年間も待たなければならないというケースもあるのです。
あまりあてにはできないという感じですね。
そうした場合にはよそに月極駐車場を利用することになりますが、部屋を探す際には、不動産に駐車場についても確認しておきましょう。
もし、駐車場に空きがないという場合には、近くに月極駐車場があるかどうかも不動産に聞いておくと良いでしょう。
マンションの駐車場の台数って法律あるの？
マンションの駐車場の台数って法律で決まっているのでしょうか？
駐車場法第20条に基づいて定められた地方公共団体の条例によって、一定規模以上の大規模な建築物の新増設の際には駐車施設の附置が義務付けられています。
分譲マンションも例外ではなく、一定の駐車台数を確保しなければならないというふうに決まっているのです。
台数が何台までかというのは、マンションの大きさによっても違ってきますので、一概にはいえませんが、マンションの規模によってその台数が決まっているというわけなんですね。
マンションの駐車場は何台まで借りれる？
ところで、マンションの駐車場は何台まで借りられるのでしょうか？
1世帯で車を2台持っているということもあります。
が、多くのところでは1世帯1台までと決めているところが多いようです。
もし、地方などで駐車場が多く空きがあれば、追加で利用できるところもあるかもしれませんね。
地方では1世代に車が2台3台というのも、そう珍しくないからです。
ただ、その地域によって、マンションによって違いはあるので事前に確認が必要です。
地方ではそうかもしれませんが、東京などの大都市の場合は1台まで、しかもその駐車場の空きもあるかどうかというところなので確認が必要です。
ところで、2台目の車も駐車したいと、粘り強くお願いすれば2台駐車可能ということもありうると耳にします。
もっとも空きがあればの話ですし、そのマンションによっても違うので、確実というわけではありません。
基本は1世帯に1台までと決められていたら、それを守っているはずですから。
1台目の車を駐車したいと申し出る人が出るまで、という期限付きで貸してもらえる可能性もあります。
運がよければ…といったところでしょう。
マンションの駐車場は月いくら？
ところで、マンションの駐車場の利用料は月々いくらくらいかかるあのでしょうか？
これも一概には言えません。
地域や立地条件によって料金が変わってきます。
東京の都心部では月額5万円を超えるものから、長野、島根、岡山などの地方では、1台目は無料というところもあるのです。
無料でなければ2000円～1万円と幅はあるものの、地方のほうが断然安いということはわかります。
地方でも立地の良いところだと高くなる場合もあるので、料金の確認もしておくと良いですね。
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まとめ
分譲マンションを購入するとき、また賃貸マンションを契約するときには、駐車場の空きがあるかどうか確認が必要です。
空きがなければ、待機申請をしつつ、近くの月極駐車場を探して駐車場を確保する必要がありますね。
マンションによっては先着順や抽選などで決まることもあり、どのように決めるのか、また空きがない場合、どのくらいの待機人数がいるのかなどということも確認しておくと良いでしょう。
入居するときになって、空きがないといわれて慌てないように、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
今回はここまで！
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