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ハンマー投げの起源・歴史・ルール

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皆さん、陸上競技のハンマー投げを見たことがありますか?

オリンピックや世界陸上など、大きな世界大会でも注目されている競技の一つですよね。
ハンマー投げといえば、日本代表だと室伏広治選手の活躍などで知った方も多いのではないでしょうか。

ワイヤーのついた鉄球であるハンマーを回転しながら投げ、より遠くに投げた人が優勝という単純明快なルールですが、そのルーツをたどってみるとなんとも驚きの歴史があったのです。

今回は意外と知られていなかったハンマー投げの起源や歴史をご紹介するとともに、ハンマー投げのルールについても解説していきます。

ハンマー投げの起源・歴史


ハンマー投げが生まれたのはいつごろか知っていますか?

その起源はとても古く、なんと紀元前1829年までさかぼります。
紀元前1829年のアイルランドが発祥とされており、タラ村というところで行われた「ティルティンのゲーム」における車輪投げが起源になったとされています。

この車輪投げとは、車軸に片方の車輪がついたものを回転して投げ飛ばすものだったそうです。やはりどことなくハンマー投げに似ている気がしますね。

これ以降も各地で様々な形でハンマー投げのもととなる形式の競技が行われていたようです。中には鍛冶屋のハンマーや農機具を投げ合うような、今考えると少し危険なものも行われていたのだとか…。

そして中世になると、「石投げ」「棒投げ」「釣り糸のおもり投げ」など、現在のハンマー投げに近いような競技が行われ、その当時の王や王子に教育手段として教育されていたそうです。

なお現在でも、この名残りを残した協議がスコットランドで行われているようです。
その後、一度は競技に対する熱量が衰退したものの、19世紀後半になるとパブリックスクールや大学の陸上競技大会で採用される運びとなり、再び盛んにおこなわれるようになるのです。

オリンピックでは1900年に行われたパリ大会から正式種目となり、現在までおよそ100年以上続く由緒正しい競技となりました。

ハンマー投げの基本ルール


まず各部の名称からご紹介します。

ハンマーの先端の丸い鉄製の玉を、砲丸といい、選手が持っている紐状のものをワイヤーといいます。

砲丸の重さは、
男子が7.260kg 女子が4㎏と定められています。

ワイヤーの長さも規定があり、
男子1.17~1.21m 5女子1.160~1.195mとなっています。

それぞれの選手の身長や投げ方のフォームなどによって、それぞれ自分のべストに合わせてワイヤーの長さは調節しているようです。

基本的な協議のルールとしては、まず選手一人につき3回投げることができます。

その後上位8位以内に入った選手はさらに3回ハンマー投げを行うことができます。
その際は試技の順番は8位から順に下位の選手から投げていきます。

すなわち、8位以内の選手は6回、それ以降の順位の選手は3回投擲できます。また、投擲は、2.135mの円の中から前方に行います。

ハンマーを投げる際に円の内側に触れるのは認められていますが、選手が円の外側に出てしまうとファウルとなり、失格となります。失格の場合は、記録には反映されません。

そして、円の中心から34.92度の扇形の内側の地面に落下したものだけが記録対象になります。線の真上い落ちたものについては記録対象外となってしまいます。また、円の中心から左右に線が伸びており、その線より前に出た状態で投擲した場合も記録対象外です。落下したハンマーの跡のうち投擲円(投げる時に出てはいけない円)から一番近い地点から、円の中心の左右の線上の円の内側までの距離が記録になります。

まずは予選があり、予選ではあらかじめ設定された標準記録をクリアすれば、人数制限はなく全員が決勝戦へと挑むことができます。しかし、標準記録をクリアできた選手が12名以下であった場合は、その時点の全員の記録の中から上位12名が決勝戦へと出場できます。

決勝戦では先述したとおり、3回ずつの投擲を行い、上位8位の選手がさらに3回投擲し、その中で最高記録を出すことができた場合、金メダル獲得となります。

ハンマー投げの歴史・変遷


ハンマーも時代に合わせて変遷しています。

ハンマー投げの起源が行われていた当時は、柄も木製のものを直接握っていましたが,時代が進むにつれて金属製のピアノ線となり,それに三角形のハンドルが付けられたハンマーへと徐々に形を変えていったのです。

そして用具の変化によって,ただハンマーを握り,力任せに振り回したり助走したりして投げるようなかつての技術から,現在のようなスイングとターンが用いられるようになりました。用具や技術の変化に伴って記録も向上するようになり,1908年に確立した現在のハンマー投のルールに加え,危険防止のためにサークルの周辺のフェンスや投てき有効角度のルールについても整備されるようになりました。

その後も1957年以降はサークルが芝生や土製であったものから,コンクリートやアスファルト製となったことにより,それまでスパイクで行われていた競技が,ゴム底の現在のようなスローイングシューズへと変化しました。おかげでよりスムーズな回転が行えるようになったことでより競技の記録更新につながっているのです。

 

いかがでしょうか。

ハンマー投げには、紀元前から続くとても深い歴史があったんですね。
競技をより深く知ることで、興味を持って観戦できますね。これからは今までとは違った見方でハンマー投げを楽しむことができるのではないでしょうか。

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つくし
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以上!
今回はここまで!

 

 

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