こんにちは!
つくしです
ENGの現場で、音声モニターは何を使ってますか?
「いや!?…ヘッドホン」
ですよね^^
そして、現場ノイズの影響が少なく音漏れの少ない「密閉型」ですよね。
問題ありません。
何も間違っていません。
でも、
ヘッドホンって、かさばりませんか?動きづらくありませんか?
というわけで、
について。
「いや、なれたから大丈夫」
という人も一度イヤホンを検討してみてください。
目次
モニターイヤホンがいい理由
ヘッドホンで音質、レベルが判断できるようになったら、思い切ってENGは使いやすいイヤホンにしてみましょう。
?!
なぜ、ヘッドホンからイヤホンにするのか?
これには、ちゃんとした理由があるんです。
必要最低限の人数で撮影するENGの現場で、効率よく現場を回すには音声の仕事だけではいけませんよね。
カメラアシスタントをしたり、照明をしたり、などなど。
そんな中、ただでさえ重いミキサーバックを持って仕事する音声さんは、動きが鈍くなります。
少しでも身軽になるように、機材はコンパクトにするほうがいいのです。
そのために、ヘッドホンをイヤホンに変えるだけで、かなり動きやすくなるんです。
そんなミキサーバックに関しての記事はこちら。参考にしてください。
モニターイヤホンで大丈夫?
「音をしっかり録るにはヘッドホンじゃないとダメなのでは?」
と思うこともわかりますが、音声さんもイヤホンでまったく問題ありません。
しっかりと、選んだイヤホンの特徴を理解していれば大丈夫です。
むしろENGなら最初からイヤホンでいいと思います。
ちなみにプロ機器メーカーで、
ヘッドホンとモニターイヤホンの「音圧感度」と「再生周波数帯域」を比べてみると、
音圧感度 | 再生周波数帯域 | |
ヘッドホン | 106dB/mW | 5~30,000Hz |
モニターイヤホン | 108dB/mW | 3~28,000Hz |
どうですか?むしろ数値的には優ってませんか?
それなら、コンパクトな方がいいんです。
- 音圧感度(dB/mw)
1mwの入力信号で、どれくらいの音(dB)が出るかの値。
この数値が大きいほど、小さい信号で大きな音が出る。 - 再生周波数帯域(Hz)
再生可能な周波数帯域。
人間が聞こえる可聴周波数帯域は、
20Hz〜20,000Hzです。
ちなみに「デシベル」に関してわかりやすく説明した記事がこちら
参考にしてください。
モニターイヤホンのデメリット
とは言っても当然デメリットもあります。
それは、
ヘッドホンに比べて壊れやすいということ。
特に断線の確率はヘッドホンより高いといえます。この点は注意が必要です。
予備がなかったら、モニタ不能になります(涙)。
なので、イヤホンを使う場合は、予備が必要です。
ちなみに予備は、今まで使っていたヘッドホンがおすすめです。安心ですよね。
現場で使えるおすすめモニターイヤホン5選!
じゃ、どんなイヤホンがいいの?
なんですが、モニタ用なので「低域を持ち上げたズンズンくるような音」のような個人的な音の好み、ではなく、本来は周波数特性で選ぶ物です。
理想は、低域から高域までフラットな「クセ」のない音を選ぶのが基本です。
とはいうものの、使いなれたイヤホンでもいいと思います。
要は、そのイヤホンの特性を理解して使っていればいいんです。
「この音ならOK」という判断がちゃんとできるなら、高かろうが安かろうが関係ありません。
とはいっても、どれがいいかわからない。選んで。という人のために、5つ選んでみました。
【おすすめモニターイヤホン1】
SONY
MDR-EX800ST
スタジオモニターの定番、SONY MDR-CD900STとかわらない音。と言っても過言ではありません。
つくしの知人でこのイヤホンを使っている人がいて、ENGではヘッドホンを使わず予備のために2本持っています^^ 「断線したら仕事にならん!」だそうです。
再生周波数帯域も 3~28,000Hz と広く、自然な周波数特性を再現。
フレキシブルイヤーハンガーで耳の形にフィットするので、しっかり装着できます。
【おすすめモニターイヤホン2】
SENNHEISER
IE 80 S
このイヤホンまず、かっこいいんです。
シンプルで無駄のないデザイン。なのに周波数特性を調節することも可能。
モニター環境に合わせて調整することで、聞きたい音を明確にできる点はおすすめです。
オプションになりますが、イヤーフックもあるのでカナル型ですが、さらに動きのあるモニター環境にも対応。
【カナル型】
わかりやすく言うと、耳栓のイメージ。
耳の中に入れ込んで装着するタイプです。外れにくくぴったりフィットします。
音漏れも少ないので、ENGの現場ではこのタイプが向いています。
【おすすめモニターイヤホン3】
SHURE
SE215
イヤホンモニターの使い始めには最適といえます。価格と音質の点からもおすすめです。
高音が立っているので、エレガのような低中域のヘッドホンを使い慣れている人には、聞こえている音とメーターの振れに戸惑うかもしれません。(しっかり確認してから現場に出ましょう)
なんと言っても「シュア掛け」ができますよ^^
【おすすめモニターイヤホン4】
Yinyoo
KZ AS10
こちら Yinyoo は中国のメーカーで、新興メーカーということでハイスペックなのに低価格ということみたいです。
ほんとこの価格、魅力的ですよね。
しかし、このイヤホン。つくしは聞いたことはありません……(すいません)
ちなみに口コミやレビューを調べてみると、
「スペックを見てみると他社だと数万円クラス」
「再生周波数が広大(7Hz〜40,000Hz)モニターイヤホンとしては問題なし」
「ドンシャリ(中域がない音)だった」
「高域は持ち上げすぎると割れる」
などなど。
興味しかありません。聞いてみたら感想を書いておきます。
今回はとても気になったので(値段が…)ご紹介までに。
【おすすめモニターイヤホン5】
audio-technika
ATH-IEX1
このモニターイヤホンは、おすすめというより……使ってみたい!
というもの(すいません)
口コミやレビューでは、
「パワフルかつ、繊細な輪郭もくっきり」
「音楽を客席で聴いている感じではなく、楽器の側で聴いている感じ」
「高音が立っているのでもうすこしぼやかした方がいい」
「音量を上げると音が膨らみすぎる」
などなど、クリアな音質が故の内容が多く書いてあります。
聞いてみたい!
まとめ
機材は日進月歩です。それは、イヤホンも例外ではありません。
ヘッドホンと変わらない性能なら、コンパクトに越したことはありません。
少しでも仕事をしやすくする。という思考を常に持っていると、ふと本来とは違う使い方に気づき、それが便利な使い方になる。ということもあります。
例えばピンマイクの場合だと、ハンドマイクのように使ったり、記者会見で机に置いて使ったり。などなど。
機材を壊してしまうような使い方はダメです。しかし、そうじゃなければ思いついた時に即実践してみましょう。
その使い方が基本になるかもしれませんよ。
今回はここまで!
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