食洗機はあったら便利だよなあ~と思いつつ、購入に踏み切れない理由の一つに、
「どこに置く?」
という問題が解決されないからという人も多いでしょう。
「食洗機はけっこう大きくて場所をとるから置き場所がない」
と思ってる人も少なくないでしょう。
一般の家庭でもそうですが、特に、一人暮らしの狭い部屋だとなおさらですね。
確かに食洗機は存在感ありますよね。
置き場所はどこでもいいっていうわけじゃないので、悩む気持ちもよくわかります。
ということで、
といったことについて調べてみました。
食洗機は床置きでもいい?
どうしても食洗機を置くスペースがなくて、床に置いているという人もいるのではないでしょうか。
でも、
床置きってどうなんでしょう?
もちろん、床置きタイプの大きな食洗機は床に置いても大丈夫でしょう。
しかし、一人暮らしや少人数の家族用の食洗機はコンパクトに出来ていますし、それを床に置くとなるとちょっと不便かなと思います。
考えられる大きな問題は2点。
- 食器の出し入れ
- 排水
という2点があります。
1、食器の出し入れが不便
低い場所に置くことで食器の出し入れが不便になります。
いちいちしゃがんで低い位置の食洗機に食器を入れることになるので足腰に負担がかかることもありますし、食器の汚れも床に落ちることになるでしょう。
また、
戻す時にも無理な体制なので食器を落とす可能性も出てきます。
出し、入れ、どちらにも無理が生じます。
2、排水の問題
排水の問題もあります。
食洗機は当然、給水〜排水が必要な家電です。
給水はなんとかできるとしても、排水は…
水は低い場所から高い位置には移動しません。
なので床に置いてあるスタート位置から考えると、どこへ流すのがいいのでしょうか?
となります。
排水のためにバケツなどを用意していても容易にうまくいかないことが予想できますね^^;
特にコンパクトな据え置きタイプの食洗機は床置きはおススメできません。
食洗機を置くのに適した場所ってどこ?
食洗機と言えば、ビルトインタイプでシステムキッチンに組み込まれているものもありますが、一人暮らしや賃貸の場合には、据え置きタイプの食洗機が移動や使い勝手も楽なので、便利ですよね。
そうした据え置きタイプの食洗機を置くのに適した場所ってどこなんでしょう?
- もちろん寝る位置から遠い場所
- しっかりした台
- シンクから近いところ
- 食洗機の設置に不向きな場所は?
以上4点についてそれぞれくわしくみてみましょう。
1、もちろん寝る位置から遠い場所。ですが…
?!
そんなの当たり前じゃん!
って聞こえてきそうですが、これ、食洗機を使っている人なら少しわかることだと思います。
食洗機は当たり前のことですが、最後まで自動できちんと仕上げてくれます。
なので私の友人にもいるのですが、
1日の最後、夜寝る前に食洗機を運転させて寝る。
という人もいるんです^^;
理由は、
「持つのも少し時間がかかるし、どうせ全部やってくれるんだから、寝ている間にやってもらおう」
ということです。
ま、全部お任せできるのも食洗機のいいところ。というもの。
せっかく購入したんだから時間の有効活用。ともいえます。
しかしこの場合、
食洗機も静かなものが増えてきましたが、それでも作動中の音はするのです。
水が流れる音などですね。
そういう音が気になって眠れない!という風になっては本末転倒なので、寝室とは別スペースに置く。という選択肢がベストなんです。
以上の経緯から、
「もちろん寝る位置から遠い場所」
という見出しなんです(汗)
では、
一人暮らしでキッチンも寝るところもつながっている場合はどうしましょう?
という問題。
これは簡単です。
食洗機の仕事を寝る前に終わらせれば解決ですよね^^
ということは…
あまり広くない一人暮らしの部屋でも給水と排水の問題さえクリアできれば、寝る位置から近い設置でも使える。
ということでしょうか…
水道代だけなら食洗機のほうがお得になり、断然楽に洗い物ができるので、一人暮らしで見た目にこだわらない人なら現実的…
でしょうか?
2、しっかりした台
食洗機を置くのはやはり台やシンクの上など何かの上に置くことになるのですが、食洗機はコンパクトになったとはいえ、重さはあります。
また作動するわけですから安定したしっかりした台に置かないと、ふらふら揺れてしまったり、または一歩間違えると食洗機が落ちてしまって故障…
ということにもなりかねません。
10キロ以上の重さの食洗機もあるので、しっかりした台に置くというのは欠かせませんね。
3、シンクから近いところに置く
これは動線を考えてみると、納得がいきます。
食器を使うのはどこでしょう?
シンクですよね。
シンクで食器の下洗いをしてから、食洗機に入れるということもあります。
また、自動給水型であればシンクの水栓からホースをつながなければなりませんし、タンク式であっても、水をシンクでくんでからタンクに給水ということにもなります。
さらには排水ということも考えなければなりませんね。
排水もシンクでできれば楽ですし、置き場所がなくて別のところにおいても水を捨てるに便利なところが良いわけです。
といったことを考えると、やはりキッチン、そしてシンクの近くが良いということなのです。
4、食洗機の設置に不向きな場所は?
ここで注意したいのは、食洗機の設置に向いていない場所もあるということです。
- 直射日光のあたるところ
- 凍結の恐れがあるところ
- ガスコンロの近く
(ガスコンロから15㎝以上離して設置) - 壁や天井との距離を考える
といった点です。
凍結の恐れがあるところに置くと、故障や変形の原因になりますし、ガスコンロのすぐ近くだと火災の恐れもあります。
また、食洗機から蒸気がでるので、結露や近くの壁、家具などにカビが生えたりすることもあり、できるだけ十分なスペースを確保できるほうが良いですね。
一人暮らしの場合の置き場所は?
では一人暮らしの場合、食洗機の置き場所に適した場所というのはどこでしょうか?
いろんなアイディアで置き場所を作ってる人もいるようですよ。
- シンクの作業スペース
- シンク台、水切りカゴ置き場
- シンク横、壁に専用棚をとりつけて置く
- シンク横のラック
- 冷蔵庫の上
- 洗濯機の上
- キャスター付きラック
- レンジボード
- ガスコンロの置き場所
- 出窓
といったようにいろんな場所に設置ができそうです。
くわしく見ていきましょう。
1、定番のシンクの作業スペースに置く
一人暮らしの部屋で食洗機の定番の置き場所はやはりキッチン。
キッチンの中でもシンクの作業スペースというのが一番多いでしょう。
作業スペースにおいても、調理するときに困らないくらいの作業スペースが確保できるのであれば、作業スペースに食洗機を置いても問題はないでしょう。
しかし、一人暮らしの部屋というのは、狭いですし、キッチンも狭く、簡単に作られているところもありますね。
そうした場合には、食洗機を置いたら、もう作業ができないという場合もあるのです。
そんなときには、こんな置台を使ってみるのも良いでしょう。
食洗機の下の空間が使えるので広々と使って作業ができますし、場合によってはシンクをまたがって置くということも可能です。
いろんな置き方ができる、空間利用ができるという面でもおススメなアイテムですね。
シンクに渡して使うけれど、高くなると圧迫感があって嫌という場合には、こちらも良いですよ。
ただ、対応機種が限られているので食洗機の機種やサイズにご注意くださいね。
2、シンク台、水切りカゴ置き場に置く
シンク台には水切りカゴを置く場所がたいていついていますね。
水切りカゴを置いて使ってる人もいるでしょう。
そこに食洗機を置くという方法です。
食洗機があれば水切りカゴもいらなくなるといってもいいほどなので、水切りカゴを撤去して、そこに食洗機を置いてもよいでしょう。
ただし、食洗機のサイズと水切りカゴを置くスペースのサイズも要チェックです。
また、水切りカゴを置くスペースが平らでなく、デコボコしていたり、不安定な場合には、専用の置き台を使用すると安心ですね。
3、シンク横・壁に専用棚をとりつけて置く
シンクのあるところに横に壁があれば、その壁面に専用の棚をとりつけて、食洗機を設置するということもできます。
これも、空いてる空間を利用するということですね。
棚の取り付けはDIYが得意な方なら簡単にできるかもしれません。
ただし、賃貸の場合、釘などを打って、棚を設置してもいいのかどうかは大家さんに確認の上、作業するようにしましょう。
4、シンク横のラックに置く
作業スペースに置き場がないという時には、シンクのすぐ横に似たような高さのキッチンラックなどを置いて、そこに食洗機を設置するという方法があります。
似たような高さにすることで、作業が楽ですし、食洗機の排水や給水もスムーズです。
重いものにも耐えられるラックです。
他のキッチン用品の収納もかねて、食洗機の置き場としても使えそうです。
5、冷蔵庫の上に置く
一人暮らしの部屋だと冷蔵庫も小さめが多いですね。
シンク台とよりもちょっと高いくらいの高さなので、電子レンジやトースターなどを置いて使ってる人も多いかと思います。
その冷蔵庫の上に食洗機を設置するという方法もあります。
ただ、冷蔵庫の上となるとちょっと高めになるので、タンク式の場合、給水口が上にあることが多く、給水するときに不便ということもあるかと思います。
置き場所を決めるときには、実際に給水したり食器を入れたりするという動作のことも考えて決めるのも大切なポイントです。
使い勝手が不便だと、だんだん使わなくなり宝の持ち腐れになってしまうのでもったいないですよね。
6、洗濯機の上に置く
洗濯機がキッチン近くにあれば、洗濯機の上という方法もあります。
洗濯機そのものの上に置くというよりは、ランドリーラックなどを使って、洗濯機上の空間を上手に利用するということですね。
コチラの場合もやはり位置が高くなるので、使い勝手がどうかよく考えてから決めましょう。
またラックを選ぶときには、耐荷重がどのくらいか、食洗機の重さがどのくらいかもチェックし、洗濯機の大きさに合わせられるかというのもチェックポイントになりますよ。
7、キャスター付きラックに置く
シンクの横にもラックを置くスペースがないというのであれば、キャスター付きのラックに食洗機を置くという方法もあります。
キャスター付きなら移動が楽ですよね。
使う時だけシンク近くに持ってきて使った後には、また別の場所に移動という感じで使っても大丈夫ですよ。
シンクの近くに持ってこれれば、給水や排水が便利です。
食器を入れるのも、片付けるのも便利ですね。
この時に気を付けたいのは、ラックの耐久重量がどのくらいかを確認しておきましょう。
10キロを超えるものを置くので、頑丈なものを選びましょう。
また、キャスター付きラックに置いて食洗機を運ぶときには、揺れて倒れたりしないよう、移動には十分に注意が必要です。
安定感のあるラックが良さそうですね。
8、レンジボードに置く
どうしてもシンク横やその近くにも置き場所がない、キャスター付きのラックも買えないという状況であれば、レンジ台に置くという方法もあります。
シンクから少し離れていても、コンセントもついているので、食洗機を運転させるには問題ありません。
ここで気をつけたいのは、給水は水栓式ではなくタンク式でないと難しいということ。
もう一つは排水の問題があります。
排水はバケツなどをおいて、いったん貯めてから捨てるという方法になってきます。
もしくは、お風呂場などが近くにあれば排水ホースをちょっと伸ばしてお風呂場に排水させるという方法もありますね。
こちらはパナソニックの延長用排水ホースですが、メーカーによって、または機種によっても合うものが違ってくると思うので、よく確認の上、購入するようにしましょう。
9、ガスコンロの置き場所に置く
ちょっと意外な場所発見といったところでしょうか。
実際にこうしたところに設置してる人もいるんですね。
ただ、ガスコンロのすぐそばに食洗機を置くのはNGなので、ガスコンロは撤去。
代わりにIHクッキングヒーターを置いて使っているとのことです。
一人暮らしなら、IHクッキングヒーター一つでも足りるかもしれませんね。
ガスコンロを撤去するときには、業者に頼んでやってもらいましょう。
またこの時にもシンクとの距離が気になりますね。
給水・排水がうまくできるかどうかというチェックも必要です。
10、出窓に置く
キッチンのシンクの前に出窓があると、そこに設置してもいいですね。
でも出窓のスペースだけでは足りない…
という時には、専用の置き場や高さを調節できるものがあれば設置できます。
パナソニックから出ている「専用ステンレス置き場」や「高さ調節脚」のようなものがあると便利です。
出窓だけではなく、他にも段差があるところに設置したいという時には、こうしたアイテムを使って設置することもできますよ。
まとめ
最近では食洗機もコンパクトタイプのものも多く販売されています。
また据え置きタイプやタンクタイプといったようにどこにでも設置可能な食洗機も多いですよ。
一人暮らしや新婚さんなど、家族が少なく家が狭いという場合でも、工夫次第でそのスペースを作って設置することができます。
DIYが好きな人は自分でラックを作ってもいいでしょうし、そこまでしなくても、代用できるものは多くあります。
またアイディア次第でこんな設置場所もあるんだ!というところにも設置できたりします。
注意したいのは、
- 給水や排水がスムーズにできるか
- 安定した場所かどうか
- 置いてはいけないところに設置していないか
といった点です。
安全に快適に食洗機を使うためにも要チェックです。
今回はここまで!
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