私の友人で初めて食洗機を使った人が、
いきなりたくさんの蒸気が出てきてビックリしたっ!
こんなに?いきなり故障?
火災報知器が鳴ってビックリ!
蒸気のせいで食洗機の近くにあった家具に結露ができたりカビが生えたり…
ということを言ってました。
食洗機の庫内にも水滴がついていたり、そこからカビが発生するということもあるようです。
しかしこれらは、対応さえしっかりしていれば改善できることなので、
について調べてみました。
目次
食洗機から出る蒸気によって起こるトラブルとは?
食洗機から出る「蒸気」によって、トラブルが起こることがあります。
代表的には、
- 蒸気により食洗機の近くにある吊り棚などに結露が生じ、カビの原因になる
- 火災報知器が反応する
- 蒸気のニオイがする
- 食洗機の周りが蒸し暑い
といった具合です。
それぞれ見ていきましょう。
1、蒸気により食洗機の近くにある吊り棚などに結露が生じ「カビ」の原因になる
賃貸の家では据え置き型、卓上型の食洗機を使っていることが多いでしょう。
こうした卓上型の食洗機で近くにある吊り棚や家具などに蒸気があたり、結露が多くなり、素材が傷んだり、カビが生えたりということがあります。
特に、木製の家具などがあると、カビが生えやすくなるので注意が必要ですね。
2、火災報知器が反応する
これも卓上型を使ってる家に多いと思います。
大量の蒸気が火災報知機にあたって反応してしまうということが起こるのですね。
3、蒸気のニオイがする
蒸気のニオイは食洗機の排水パイプや庫内の排水溝につまった食品のカスが原因と言われています。
これによって出てくる蒸気から嫌な臭いがすることがあります。
4、食洗機の周りが蒸し暑い
食洗機も高温で洗浄し、乾燥させるので、本体はそこまで高温になることはないにしても、出てくる蒸気は熱くなりますね。
卓上型の場合は蒸気は機体上部にある排気口から出るので蒸気も上のほうにあがっていきます。
ビルトイン型の場合は蒸気が出てくる排気口が大人の腰のあたり、小さいお子さんだと顔のあたりになります。
その温度はやけどをするような温度ではありませんが、小さいお子さんが近づかないほうが良いでしょう。
また、その蒸気のせいでその周辺が蒸し暑くなることもありそうですね。
食洗機から出る蒸気の対策やトラブルの対処法は?
一般的に起きやすいトラブルを見てきましたが、それに対してどのように対策をすれば良いのか見ていきましょう。
設置の際に上部スペースに注意
特に卓上型を設置する際に注意するべきことは、
「上部スペースに蒸気が出ても大丈夫?」
という点が気になるところですよね。
例えば、上部に吊りだながあるとか、向かい側に木製の家具が置いてあるなどというときにも要注意です。
もちろん木製のものでなくても、真上に戸棚があるとか、何かがある場合には、蒸気が出ることを考えて、十分な間隔を確保できるところに食洗機を設置するとういことが大切になってきますね。
食洗機のメーカーにもよりますが、
「上部は5cmほどの間をあけるのが好ましい」というものもあれば、あるメーカーでは「70cm以上あけるのが好ましい」というものもあります。
どっち?ということですが、個人の意見としては5cmで使っているお宅を見たことはありません。
なので、
やはり50cm以上は離した方が無難です
蒸気はそこまで高温ではないにしても、蒸気が当たる部分は変色するでしょうし、結露などにもつながりますからね。
十分な間隔をあけるようにすることをおススメします。
それだけではなく、食洗機の天板の上に、物を放置したままにすると、蒸気で被害を被ることもありますので、それも気をつけましょう。
また、食洗機付近にはケータイやタブレットなどの置き忘れはには注意しましょう。
窓を開ける・換気扇をつける
一番簡単かつ重要な対策は、
- 蒸気が出る際には窓をあけて換気をする
- 換気扇を回す
ということです。
これが実はとっても効果的なんです。
これによって蒸気の逃げ道ができるので、家具などに向かう蒸気が少なくなり、カビや結露などを予防することができます。
また、蒸気が出てくるときには、その場所が湿度が高くなり蒸し暑く感じることもあるようです。
夏などは特にそうですね。
そういう時にも換気が一番です。
食洗機の上部にミニファンを設置し、蒸気を広い空間に逃がして対処している人もいます。
これも一つの方法ですね。
換気が間に合わないというときには、サーキュレーターなどを利用して蒸気を逃してあげるという方法もありますね。
木製の家具対策
部屋が狭いなどインテリアの関係上、どうしても木製の家具が近くにあるという場合もあります。
木製の家具などには水蒸気があたることで、「結露」や「カビ」が生えるというトラブルが発生することがありますね。
家具の表面に埃が付いたままにしていると、カビがそれをエサにして繁殖するようになります。
また塗装されていなかったり、鏡面仕上げになっていないものもやはりカビの根が入りやすくなります。
このカビの発生を避けるには、
- こまめな拭き掃除
- 消毒
という対策が大切になってきます。
マメに掃除するというのがポイントです。
その他の家具対策
木製ではないけれど真上に吊り棚があるなどといった場合には、蒸気が当たるところに
- 結露防止シート
- 断熱シート
- 防水シート
これらを貼って家具を保護するという方法もあります。
【結露防止シート】
【断熱シート】
【防水シート】
丁寧に貼ればそんなに目立ちませんし、汚れてきたら交換するという効果的な対策ができるのでわかりやすいですよね。
また、蒸気だけではなくキッチン周りからの「汚れ」にも対応できるので、ピッカピカのキッチンがいい!という人にはオススメの対策といえますよ^^
火災報知器対策
火災報知器は火災を知らせてくれる大切なものですから、
むやみに取り外してしまってはいけません
が、実は移動ができるものもありますので、移動できるものは移動すると良いでしょう。
もしくは、
火災報知器に蒸気があたる場所に食洗機を設置しない
というどちらかの方法をで対策してみましょう。
乾燥機能を使わない
大量の蒸気は、
乾燥機能を使うときに生じます
だったら乾燥機能を使わなければよい。という単純な考え方です。
乾燥機能を使わなければ、電気代の節約にもなります。
それでも乾燥させたいという場合は先述した対策方法を参考にしてください。
乾燥機能を使わなくても、自然乾燥ができるということで、わざとそのようにしている人も多いですね。
乾燥モードに入ったら止めると、庫内は60度の熱があるので自然乾燥ができます。
また、停止後に扉をあけて蒸気を放出させると上にだけはいかないので、部屋全体に蒸気が分散されます。
扉をあけてから5分後に換気扇を回すと結露なども防ぐことができますよ。
乾燥モードではなく、送風モードを使っているという人もいます。
高温で乾燥させるのではなく、送風で乾燥させると電気代も節約になりますね。
ただし乾き具合は乾燥モードよりも物足りないと思いますけどね。
それでもたいていは扉をあけておけば自然乾燥できるはずなので、蒸気が気になる場合は乾燥モードをあまり使わずに自然乾燥をすると良いでしょう。
蒸気から嫌な臭いがするときは
蒸気から変なニオイがするというときには、排水パイプや庫内の排水溝に食品のカスが残っていて起こる現象が最も多い原因だそうです。
なので対策としては、
排水パイプや排水溝を定期的に掃除する
これで嫌な臭いを予防しましょう。
また、乾燥が終わったら、
早めに扉を開けておく
この対策が、「庫内にニオイがこもる」という状況を防ぐことができます。
排気カバーをつける
これもメーカーによるかと思います。
ちなみに、
こうした排気カバーというのがあるんですね。
こちらはリンナイのもので、私が探してみた結果、リンナイのものしか見つかりませんでした。
乾燥時に出てくる蒸気を上方に排気することができるというもの。
卓上型で大人が立っていると正面に、顔のあたりに出てきそうな蒸気を上方に送ってくれるのです。
蒸気の出てくる方向が気になってる人におススメですね。
そもそもなぜ食洗機から蒸気が出る!?故障じゃない?
食洗機を使っていると、作動中に蒸気が出ることがあります。
この蒸気によっていろんなトラブルが発生することがあるのですが、この蒸気が出るのって故障なんでしょうか?
?!
湯気でしょ、当たり前じゃん
と思いますよね^^;
でもこれ、
食洗機初心者の「え?故障じゃない」あるあるなんです。
というわけでこの点について説明させていただきます。
初めて使う人は、突然蒸気が出てビックリする人もいるようです。
でもご安心ください。
この蒸気が出るのは故障ではありません。
蒸気の原因
食洗機は洗い工程と加熱すすぎの時、また乾燥時に上部の排気口から湯気や温風を排出するようになっています。
なので蒸気がでるというのは想定内のことというわけですね。
食洗機の取扱説明書にも蒸気がでるということは書いてあるはずです。
が、実際に使ってみたことのない人にとっては、あまり耳にしないことなので、突然蒸気が出てくると驚きますよね。
食洗機は洗浄するときにも高温で洗いますし、すすぎも高温になります。
標準モードでも60度くらいになります。
念入りモードや高温モードなどの場合は80度まであがるものもあります。
すすぎの後、乾燥に入るけですが、高温ですすいだところにファンで風を送り込んで乾燥せるので蒸気が出るいう仕組みになっているのです。
初めて使う人も驚かないようにあらかじめ知っておくと慌てないので、まずは説明書をよく読んでおきましょう。
まとめ
食洗機は便利な家電ですが、蒸気がでることによって周りの家具に被害をうけることがあるので気をつけましょう。
上方のスペースは十分か?
近くに結露やカビで傷んでしまうような家具はないか?
どうしてもそこに置かなければならない場合には、どんな対策をしたらよいのか?
などといったことを十分に考えて設置しましょう。
また、乾燥機能を使わずに自然乾燥させるという方法も多くの人が使っているので、これも選択肢にいれると良いでしょうね。
乾燥機能を使わなければ節電にもなりますよ。
食洗機の庫内もそうですが、その周りもマメに掃除しておくということも結露やカビを予防する方法の一つになりますね。
水滴がついているところはマメに拭いたり、ホコリのついている家具もマメに拭くなどしてカビを予防しましょう。
食洗機の蒸気に困ってる方の参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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