巣ごもり需要やシステムキッチンなどに後押しされ、食洗機を使う家庭が増えているようです。
小さいお子さんがいたり、大家族だったりすると皿洗いも効率的になるので、こうした家電に頼るのはとってもいいことだと思います。
でも、
一人暮らしだったら食洗機を使いますか?
「一人なんだから洗う量もそんなにないから食洗機はいらない」
という人もいれば、
「後片付けが嫌だから自炊自体しない。だから食洗機なんて使わない」
という人もいますよね。
他にも、
「賃貸だから取り付けられない」
「狭いキッチンだからスペースがない」
「音が気になってお隣さんとかに迷惑がかかるかもしれないから」
といった理由で食洗機をあきらめている人もいるかもしれません。
しかし、
それでも最近では食洗機の需要は多くなってきているんです。
理由は、食洗機はとっても便利な家電だからです!
ということで、
について。
目次
一人暮らしに食洗機は必要か?
一人暮らしに食洗機なんてぜいたくよって思ってる人もいるかもしれませんが、食洗機を使うことで生活の質を向上させることもできるのです。
というわけでまず、
食洗機のメリットとデメリットを見てみましょう。
食洗機のメリット
まずは、「家事の時短になる」です。
一人暮らしだから家事の時短は必要ないっていうことはありませんよね。
皿洗いをする時間を趣味の時間にあてたり、勉強の時間にあてたり、睡眠の時間にあてたりすることができるからです。
一人暮らしでも、自炊するとけっこうあれこれ洗い物が出てきます。
1日分をまとめて洗ってしまうということもできますし、その時間を他のことにあてることができれば、生活の質が向上しますよね。
そうして時短することで、自炊のハードルが低くなるので、食生活においても良いことがたくさんあると思います。
次に、「節水効果」です。
手で洗うよりは食洗機で洗ったほうが水道代が安く済むというのですね。
一人暮らしでの節約はやはり大切なポイントになるので、このメリットをねらっての食洗機の選択もありだと思います。
次は、「心身共に健康を守る」です。
ちょっと大げさな感じになるかもしれませんね^^;
しかし侮るなかれ。
大げさではありません。
まずはもちろん、手荒れを防ぐことができます。
手荒れは私も経験者ですが、ほんとに辛いんです。
ひどいと痛くて料理もできないほどです。
料理どころか仕事にも支障がでてくる人もいますからね。
さらに、皿洗いにストレスを感じている人は、それがないだけで、とっても気が楽になるのです。
なので、
内外ともに健康を守ることができる
といえるわけなんです。
家事を任されている立場から言わせてもらうと、
食洗機はもちろん、家事を助けてくれる家電はほんとうに精神的に助かるんです。
便利なものは躊躇なく使うべきですよね^^
食洗機のデメリット
食洗機にはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
- 洗えない食器がある
- 時間がかかる
- 音がする
- 電気代がかかる
- 定期的なお手入れが必要
- スペースが狭くなる
といったものです。
洗えない食器というのは、アルミ製食器や漆器、メッキのついたもの、クリスタルグラスのような割れやすいもの、高温に弱いプラスチック製のものなどです。
普通の陶器の食器を使っていれば、特に問題はありません。
洗浄するのに時間がかかるのもデメリットの一つですが、短いものだと30分ほどで済むものもありますし、夜寝ている間に洗浄するようにしても良いでしょう。
庫内洗浄機能などが付いているものであれば、特に面倒なお手入れもなく使えますし、スペースという点においては、水きりかごの代わりに置けば同じことではないでしょうか。
気になる騒音や電気代については後に詳しくお伝えしますね。
一人暮らしで食洗機はいる?
以上からを考えても、
食洗機はあった方がいいです
デメリットも気になりますが、そんなに大きな問題はないと思います。
それより、
食洗機を使うことで自分の生活がどう変わるか?
このことを一度考えてみてはいかがでしょうか。
便利な物は大抵「時間を買う」ということにつながります。
その時間でできなかったことができるようになる
このことが、それを手に入れた最大のメリットではないでしょうか?
時間って、なかなか空きません…でも一番重要です。
デメリットを考えるより、それを手に入れることによるメリットを優先する
この考え方の方が楽しいと私は思います。
賃貸でも狭いキッチンでも使える食洗機があるのか?
食洗機が欲しいと思っても、一人暮らしの部屋って
- 賃貸が多い
- 部屋も狭ければキッチンも狭い
ということが多いですよね。
すべての人がこういう条件だというわけではないでしょうが、一般的に一人暮らしだとこういうことが考えられます。
こんな環境でも食洗機が使えるのか?という疑問が出てくるわけです。
食洗機と言えば、大きくて取り付けに大がかりな工事が必要で・・というイメージがあります。
賃貸だと工事もできないし、取り付けができないと思ってませんか?
食洗機は大きいから狭い部屋には置くスペースもないと思っていませんか?
これらを解決してくれる食洗機が最近では多く販売されているということを知っておいてください。
食洗機の種類
まずは、食洗機の種類について知っておきましょう。
食洗機には、
- ビルトイン式
- 卓上型分岐水栓式
- 卓上型タンク式
という3種類があります。
順番に確認していきましょう。
1、ビルトイン式
多くの人が認識しているのがこのビルトイン式の食洗機ではないでしょうか。
新しいマンションなどでは、すでにシステムキッチンなどに組み込まれていることも多いですね。
後から取り付けるとなると、大掛かりな工事が必要で、自分の家でなければ、取り付けも躊躇してしまいます。
またこうしたタイプは5人用、6人用と大家族用が多いですね。
一人暮らしにはあまり向いていないタイプです。
2、卓上型分岐水栓式
次に、卓上型で分岐水栓式というものがあります。
シンクの上などに置くことができ、水道栓にホースをつなげて給水するものです。
これは給水ホースを水栓につなげる工程が必要ですが、自分で出来るという人も多いです。
こういうのが全く苦手な方や女性の方など、自信がない場合は食洗機を購入したときに取り付けも一緒にお願いすると良いですね。
コンパクトなものも多く、狭いキッチンにも置けるものがありますよ。
3、卓上型タンク式
こちらは全く工事が必要ないもので、購入して家に届いたらすぐにでも使えるものです。
タンクに水を入れるのは手動なので、これは少し手間がかかるかもしれませんが、慣れればたいした手間でもないようです。
狭いスペースにも置けるコンパクトなものを購入すれば、便利に使うことができますよ。
ということで、この3つのタイプの中から選ぶとしたら、賃貸や一人暮らしの人には
- 分岐水栓式
- タンク式
をおススメします。
食洗機って何人用からある?
大まかな食洗機の種類は見てきた通りですが、それぞれ容量の違いがあります。
1~2人用、3人用、4人用、5人用、6人用と、メーカーや機種によってさまざまですが、コンパクトタイプなものは1人暮らしの人でも使えます。
容量は主に食器がいくつ入るかという「~点」という風に表現されています。
1~2人用だと15点ほど、3人用だと20点、5人用になると40~50点ほど収納することができます。
一人暮らしでも3人用のものを使うということもできますし、2人暮らしの方が4人用や5人用を余裕をもって使ってる家庭もあります。
とはいうものの、狭いスペースに置きたいという場合には、やはりコンパクトに1~2人用のものを選ぶのが無難かと思います。
狭いスペースでも置ける?
1~2人用の食洗機はほとんどがコンパクトなサイズになっています。
シンクの横に食器乾燥の水切りかごを置くことが多いでしょうが、そのスペースにも置けるサイズのものもありますよ。
ただ、気を付けたいのが、扉の開け方です。
扉の開け方には、卓上型の場合、
- 前開き
- 上下開き
のものが多いです。
手前に開ける前開きだと前のスペースが必要ですし、上下に開くタイプのものであれば、上の部分にスペースが必要です。
扉を開けた時に十分に開けられるか?ということも考えて購入することが大切なポイントになります。
スペースが十分でないところに置いてしまうと、食洗機を使うのが不便になり、使わなくなって宝の持ち腐れになってしまうこともあるので、購入前にはスペースを十分に確保したいものですね。
音は他の部屋の迷惑にならないのか?
賃貸や一人暮らしといった小さい部屋で食洗機を使うときに気になるのが騒音です。
隣近所の部屋の迷惑になって騒音トラブルが起こると困りますからね。
また、狭い家で音がうるさいと自分も困りますよね。
確かに食洗機は作動中に音がします。
気になる人は気になるようです。
一般的に食洗機の動作音は約35dB~大きいもので40dB前後です。
これじゃ、よくわかりませんね^^;
ちなみに洗濯機や掃除機の音は60dBなので、食洗機の動作音がそれほど大きくないということが分かります。
住宅地の騒音で問題になる基準が日中だと55dB、夜だと45dBなので、隣の部屋に迷惑になるというようなことは心配しなくてもよさそうです。
ただ、食洗機を置いているキッチンと寝るところが近い場合には、夜寝るときに作動させると音が気になるかもしれませんね。
動作音もメーカーや機種によっても違うので、購入の際にはチェックしておきましょう。
食洗機は本当に節水できる?気になる電気代はどのくらい?
一人暮らしをしている人にとっては、水道光熱費っていうのはできるだけ抑えたいものです。
家賃は無条件に出ていくものですし、出費を抑えられるところでは抑えたいものですよね。
食洗機って水がたくさん必要かな?
って思いますが、
実は手で洗うよりも少ない量で済み節水になるのです。
では、どのくらい節水になるのでしょうか?
例えば4~5人の家族で「手洗い」の場合、
水の量は約75Lほど使います。
そして同じ4~5人用の量を「食洗機」で洗った場合は、
11Lという水量で済むわけです。
すごくないですか?
これが、
- 2人用の食洗機になると約5L
- 3人用の食洗機になると約9L
このように、水の量は食洗機のサイズを小さくすればするほど少なくて済むんです。
手洗いがいかに水を使ってしまっているかがわかりますよね。
これを年間で換算しいくと…チリつもです。
初期投資費を考えるまでもありません。
では次に、電気代はどうでしょうか?
電気代を算出するには、
1時間あたりの消費電力(kWh) × 使用時間(時間) × 料金単価(円/kWh)
で計算することができます。
1~2人用の食洗機の最大消費電力が、
512Wという商品があります。
この消費電力で計算してみましょう。
512W=0.512kw
そして料金単価を、27円/kWhとすると、
0.512kw×1時間×27円
=13.824円
これが、1か月約30日と考えると、
414.72円になります。
1日1回の計算になりますが、一人暮らしなら1日1回洗うくらいでも良いかもしれませんし、また食洗機によっては30分くらいで洗えるコースなどもあり、使う時間を半分にして1日2回というふうに考えることもできます。
1人暮らしだと、食器の数も多くなく、手洗いしてもそんなに時間も水もかからないということもあるかもしれませんし、この電気代ももったいないと思う人もいるかもしれません。
この電気代をさらに節約したいと思ったら、
- 食器をまとめて洗う
- 乾燥機能は使わない
といった方法もあります。
1人暮らしだからこそ、食器の数も多くないですから、1日1回、まとめて洗うということで電気代を節約することができます。
また、乾燥機能を使っても良いのですが、ここにかかる電力を節約し、戦場が終わったあとに扉をあけておけば自然乾燥することもできます。
どうしても電気代が気になるというのであれば、このような節約方法を使ってみても良いでしょう。
手洗いするときには、給水器を使ってお湯を出すのでガス代もかかります。
食洗機を使えば、そのガス代は節約することができますね。
一人暮らしに食洗機はぜいたくじゃないかと思ってる人も多いでしょうけれど、節約にもなるということを覚えておいてくださいね。
一人暮らしで使う食洗機を選ぶポイント
それでは、
一人暮らしの場合、食洗機を選ぶポイントを整理してみましょう。
ポイントは、
- 容量
- 大きさ
- 分岐水栓式かタンク式か
- 静音性
- 価格
- レビュー
この6点です。
順番に確認していきましょう。
1、容量
何人用を選ぶか?が問題ですね。
1人暮らしだから1人~2人用でもいいですが、余裕のある3人用くらいを使うのも良いですよ。
1~2人用だと15点ほど、3人用だと20点ほどの収納になります。
2、大きさ
食洗機の大きさも大切です。
部屋またはキッチンの食洗機を置くスペースを確保し、そのスペースに合うものを選ぶということが大切になります。
この時に、扉の開け方もチェックし、そのスペースが十分かどうかを見ましょう。
3、分岐水栓式かタンク式か
賃貸でも使えるのが「分岐水栓式」か「タンク式」になります。
分岐水栓式は、
ちょっとだけ手間がかかりますが、給水の手間がなくて楽だという声もあります。
タンク式は、
買ってすぐに使えるので、取り付けの手間がないから良いという人もいます。
商品によっては、どちらでも使えるものがあります。
迷ったらそうしたものを選んでタンク式で使いながら、のちにホースをつなげて分岐水栓式にしても良いでしょう。
4、静音性
食洗機の動作音はどれも似たり寄ったりかと思いますが、商品の基本スペックをチェックしながら、音がどのくらいの大きさなのかもチェックしておきましょう。
音が気になるなあという人は特にチェックしておいたほうがよいですね。
5、価格
価格も似たり寄ったりなお値段かと思います。
有名メーカーだから高いということもあるかもしれませんが、メーカーを選ぶか、安さを選ぶかという選択になるかと思います。
6、レビュー
実際に使ってみた人たちの感想って、一番参考になるんですよね。
人気商品やレビューの多いもの、評価の高いものなら、まず失敗はないと思います。
一人暮らしにおススメの小さいサイズ食洗機5選
それでは、「小さいサイズの食洗機おススメ5選」を見ていきましょう。
パナソニック
プチ食洗
NP-TCM4-W
家電は大手メーカーなら安心という人も多いと思います。
コンパクトなサイズで水切りカゴの代わりに置くことができます。
容量は18点。3人分の食器が入ります。
1人暮らし用だと15点くらいなのですが、1日の食器をまとめて洗うためにも少し余裕が欲しいという方にもおすすめですね。
調理した後には洗いものも増えるものです。
料理が好きな人にもこうした余裕があるタイプが良いかもしれません。
また、洗浄時間も29分というスピーディコースもあるため、できるだけ早く処理したいという人にもおススメです。
パナソニック
プチ食洗
NP-TCB4-W
同じくパナソニックなのですが、こちらの機種は乾燥機能がついていないものです。
乾燥機能が付いているほうが便利という人もいれば、乾燥にかかる電気代を抑えたいとか、自然乾燥すればいいから乾燥はいらないという人も中にはいるものです。
ただシンプルに洗えれば良いと考えてる人におススメですね。
洗浄力も良く、3万円以下という金額で買えるということもあり、1人暮らし、2人暮らしの人たちに人気です。
ただ、レビューを見ていると、意外と大きいという声があったので、サイズ確認は必須ですね。
アイリスオーヤマ
ISHT-5000-W
大手メーカーというわけではありませんが、アイリスオーヤマの家電もなかなか人気がありますよね。
洗浄に乾燥機能もついて価格は2万円台。
配送料もかかるので3万円は超えますが、3万円台で買えるというのも魅力の一つでしょう。
3人用だけれど、こちらもコンパクトサイズなのでシンクの水切りカゴの代わりに置けます。
これはタンク式なのですが、工事も必要なく、置くだけで使えます。
給水は上から注ぐだけ、そして排水ができるところならシンクのところでなくても、どこでも場所を移動して使えます。
使わないときにはちょっと移動させて、スペースの有効活用も可能です。
4つの洗浄コースから選べますし、乾燥・除菌機能もついていて、機能的にも満足できるかなと思います。
初めて食洗機を使うという人にもおススメですよ。
ベルソス
VS-H021
狭いキッチンでもおしゃれな演出をしたいという一人暮らしの方も多いでしょう。
すでにキッチンや部屋もおしゃれに飾っているということもありますね。
そこに普通の食洗機を置いたら、生活臭がしてなんかいやだなあと躊躇していた人には、このスタイリッシュなデザインの食洗機がおススメです。
タンク式なので工事も必要なく、箱から出して設置すればすぐにでも使えるものです。
上かご、下かごの2段式になっていて、お箸などは上のかごに、お皿は下にと分けていれられるのも便利です。
洗浄は5つのコースから選べ、乾燥機能もついています。
この機能で3万円台というのもコスパの良い商品だとも言えますね。
アクア
AQUA
ADW-GM2-W
こちらは4人用の24点収納できる食洗機。
でも、コンパクトサイズなのです。
コンパクトだけどたくさん入るものをお探しの人におススメです。
商品のサイズは、先に紹介してきた食洗機たちとさほど差がありません。
似たような大きさなのにたくさん入るってやっぱり得した気分になりますね。
さらにお値段も3万円台とお手頃価格なので、料理好きでたくさん入るものが欲しいという人にはコスパの良い食洗機になります。
また長い目で見て、結婚を控えているとか、新婚さん、これから子供が生まれて家族が増えるという方にも良いですね。
まとめ
今回は、小さいサイズの食洗機、一人暮らしに最適な食洗機について紹介してきました。
一人暮らしで食洗機はぜいたくものなんていうのは、古い時代のことなのかもしれません。
一人暮らしでも食洗機で家事の時短をはかりながら、その浮いた時間にいろんなことができるのですから、どんどん取り入れてほしいなと思います。
実用的なもの、シンプルなもの、おしゃれなもの、好みと目的に合わせて商品も選んでもらえたらと思います。
より良い生活のための食洗機選びの参考にしてくださいね。
今回はここまで!
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