飛行機での移動の時間、何をしていますか?
2~3時間のフライトならまだしも、10時間ほどの長いフライトになると、しっかり休んで到着後のスケジュールに備えたいですよね。
そこで、機内でしっかり休むためのおすすめアイテムがいくつかありますが、その中の一つに「ノイズキャンセリングイヤホン」があります。
なるほど、と思いノイズキャンセリングイヤホンを探してみるのですが、
耳栓があればいいんじゃない?
普通のイヤホンじゃだめなのかなあ?
こんな疑問がわいてきました。
また、数多いノイズキャンセリングイヤホンの中から、
どれを選んでいいのかわからない~
という悩みまででてきました。
ということで、今回は、
について。
目次
そもそもノイズキャンセリングイヤホンって?
ノイズキャンセリングイヤホンってそもそもどんなものでしょうか?
普通のイヤホンとの違いって何でしょう?
ノイズキャンセリングイヤホンとは?
ノイズキャンセリングイヤホンは周囲のノイズを聞こえにくくする機能を備えたイヤホンのことを言います。
一般的なイヤホンだと、周囲の音まで拾ってしまい、騒がしい場所だと音楽を聴いていても集中できなかったり、雑音とともに聞いていることがあります。
そういう場所でもノイズキャンセリングイヤホンならほかのノイズを遮断してくれるので音楽に集中することができます。
また音楽を聴かなくても耳栓として使えるので、飛行機や電車の中などで仮眠をとりたいときにも活躍します。
耳への影響は?
しかし、イヤホンなど耳にずっとつけていると、耳が痛くなるのではないか、鼓膜に影響があるのではないかと気になる人もいるでしょう。
ノイズキャンセリングイヤホンを使ったからと言って、耳への影響はほとんどないといわれています。
周りのノイズを遮断し、小さい音量でも音楽を聴きいることができるので、むしろ普通のイヤホンよりも音を抑えることができてよいのかもしれません。
ノイズキャンセリングイヤホンはなぜ必要?耳栓じゃだめ?
ただ、
周りの音を遮断するだけなら耳栓でもいいんじゃない?
って思いますよね。
安く簡単に手に入りますし、飛行機によっては耳栓やまたは使い捨てのイヤホンなどが準備されていることもあります。
でもあえてノイズキャンセリングイヤホンがいいのか?その理由を調べてみました。
使い捨てイヤホンは使えない
国際線のビジネスクラスやファーストクラスなら良いヘッドホンやイヤホンが使えたりしますが、エコノミーの場合はそれ相応のイヤホンだったりします。
使い捨てタイプだと音の質も悪いですし、感触もいまいちということもあります。
なんといっても外の雑音はそのまま聞こえるということもあるでしょう。
だからこそ、ノイズキャンセリングイヤホンがおすすめということなのです。
耳栓では完全に音を遮断できない
耳栓ならどうでしょうか?
耳栓もその耳栓の質にもよりますが、安いものだと完全に音を遮断することはできません。
付け心地も今一つかもしれません。
そして、音楽を聴いたり、映画を見たりといったときには耳栓は使えませんよね。
ということからも、イヤホンが良いということなんですね。
イヤホンの中でも、ノイズキャンセリングイヤホンが良いというのです。
ノイズキャンセリングイヤホンの効果
ではノイズキャンセリングイヤホンの効果を見ていきましょう。
機内の騒音を遮断
まずは機内の騒音を遮断することができます。
機内では、エンジンの回転音、翼が風を切る音、エアコンのモーターの音など、絶え間なく音が聞こえています。
どんなに静かにしていても「ゴーーー」といった音が聞こえているのは事実ですね。
そういう中で、音楽を聴いたり、映画を見たりしても、音が聞き取りにくい状態になっているので集中できません。
その点、ノイズキャンセリングイヤホンなら、周りの音を遮断して音楽や映画に集中することができます。
ほかの乗客の声を遮断
機内で聞こえてくる音は、エンジンの音やエアコンの音のような機械音だけではありません。
何百人という乗客が乗っているので、その人たちの話し声も当然聞こえてきますね。
また、赤ちゃんや小さいお子さん連れの家族もいたりすると、赤ちゃんの泣き声や子供の声なども聞こえてきます。
座席の近くにおしゃべりをするグループが座っていることもありますよね。
こうした場合にもノイズキャンセリングイヤホンなら、そんな人の話し声を遮断して音楽や映画などを楽しむことができます。
ただ、機内ではパイロットやCAさんのアナウンスなどもあり、聞かなければならない場合や、会話をしなければならない場合もありますね。
そうした場合には、段階設定のできるノイズキャンセリング機能で必要に応じて会話モードなどにすれば、会話をするのもスムーズです。
飛行機のストレス軽減
飛行機を不安に感じている人も少なくありません。
空の上を飛ぶものですから、ドキドキする人もいるでしょうし、飛行機に対する不安から、できるだけ飛行機を避けているという人もいるほどです。
そんな人でも飛行機の中でノイズキャンセリングイヤホンをつけて音楽を聴いていると、心を落ち着かせることができ、飛行機のストレスを軽減することができるのです。
音楽は心拍数を低下させ、呼吸を落ち着かせるという作用があるので、お気に入りの音楽で李ラックして機内で過ごすことができますね。
音楽だけではなく、スマホのアプリなどを利用して呼吸を整えたり、瞑想をしたりということもできるので、ノイズキャンセリングイヤホンがあると便利です。
機内でリラックスできる
飛行機の中では常に周りに人がいます。
機内アナウンスやドリンクサービス、また食事をしたりスナック菓子を食べる音、シートベルト着用サインの音、とにかく、周りが気ぜわしいことも多々ありますよね。
ゆっくり休みたいのでアイマスクをして真っ暗にしていても、耳は敏感にいろんな音をキャッチします。
アイマスクと一緒にノイズキャンセリングイヤホンを使うと、自分だけの空間に移動できます。
良い睡眠をとる、または良い音楽を聴いたり映画を見たりしてリラックスするためにノイズキャンセリングイヤホンは一役買ってくれるはずです。
ノイズキャンセリングイヤホンの選び方
数あるノイズキャンセリングイヤホンの中からどんなものを選んだらよいのでしょうか?
ノイズキャンセリングイヤホンはどれも同じ?
市場にはいろんなノイズキャンセリングイヤホンが販売されています。
発売当初は一般的なイヤホンに比べて高価なものでしたが、最近では価格もだいぶ下がってきています。
メーカーや機能、スペックの違いによって価格の違いもでてきます。
選ぶポイントを見ていきましょう。
遮音性能
ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶときには、遮音性能をチェックしましょう。
このノイズキャンセリング機能には2種類あります。
- PNC
パッシブノイズキャンセリング - ANC
アクティブノイズキャンセリング
この2種類なのですが、優れた遮音性を求める場合には、この二つ両方に対応したものを選ぶとよいでしょう。
接続方法
ノイズキャンセリングイヤホンの接続方法も2種類です。
①ワイヤレス
②有線
ワイヤレスは、オーディオ機器とBluetoothで接続するタイプです。
その中でも左右のイヤホンがケーブルでつながっている「左右一体型」とケーブルがない「左右独立型(完全ワイヤレスイヤホン)の2種類があります。
一方、有線の場合、オーディオ機器とケーブルで接続するタイプのものです。
データ伝送による遅延や音質の劣化がないので、より良い音質を望む場合には有線が良いのです。
また比較的に安く買えるので、コスパ重視の方にもおすすめです。
連続再生時間
ワイヤレスタイプのイヤホンは充電式になっているので、連続再生時間がどのくらいかをチェックしておきましょう。
ケースから取り出して何時間使えるか?
これ、けっこう大切です。
長いフライトで3時間ほどして充電しないといけないということになると、不便ですよね。
長旅の場合には十数時間程度使えるモデルをおすすめします。
また、ノイズキャンセリング機能を切るとバッテリーが長持ちするので、切って使った場合の使用時間もチェックしておきましょう。
音質
音楽を聴くには、やはり良い音で聞きたいものです。
ましてやノイズを遮音して音楽に没頭しようというものなので、より良い音で聴きたいものですよね。
良い音質で聴く音楽は脳にも良い影響を与え、リラックスするのに役立ちます。
良い音質にこだわりたい人には「ハイレゾ再生に対応したモデル」がおすすめです。
ハイレゾというのは、CDの約6.5倍の情報量をもつ音源で、アーティストの息づかいや、ライブの空気感まで感じられるものなのです。
また、ワイヤレスを選ぶときには、対応するコーデックも要確認です。
コーデックとは、
コーデック (Codec) は、符号化方式を使ってデータのエンコード(符号化)とデコード(復号)を双方向にできる装置やソフトウェアなどのこと。 また、そのためのアルゴリズムを指す用語としても使われている。
コーデックには、データ圧縮機能を使ってデータを圧縮・伸張するソフトウェアや、音声や動画などのデータを別の形式に変換する装置およびソフトウェアが含まれる。
…むずかいですよね(汗)
要するに、
Bluetoothで音声データを送る場合そのままではデータ量が大きい
↓
でデータを圧縮して伝送する必要がある
↓
そのいろいろある方式を
↓
コーデックと呼びます
コーデックとは、
Bluetooth通信において、音声を圧縮する方式の名前(複数ある)で、
主に、
遅延(送るために暗号化する時間と受けてその暗号を音に直す時間)
と、
音質(その暗号化の方式で決まる特徴)
に関わります。
代表的なものとしては、
機種に関係なくすべての製品に搭載されているのが「SBC」
↓
遅延を感じるが標準的な音質
主にiPhoneやiPadに対応するのが「ACC」
↓
SBCと比べ低遅延で高音質
Androidスマホに対応しているのが「aptX」
↓
SBC、ACCより低遅延
CD音源相当(48KHz/16bit) の音質
自分の持っている機器とコーデックが対応しているかどうかや、遅延、音質をチェックして購入しましょう。
装着感
長時間、耳につけておくためには装着感も大切なチェックポイントです。
イヤホンの形としては大きくわけて「カナル型」と「インナーイヤー型」があります。
カナル型は耳栓のような形状で、耳の中にいれて装着するタイプで、密閉性が高く、イヤーピースのサイズを変えるだけで自分の耳にフィットするものが選べます。
一方、インナーイヤー型は耳にひっかけて装着するタイプのもの。
圧迫感が少なく長時間つけていても耳が痛くなりにくいというメリットがあります。
しかし、逆にしっかりとひっかけられないと外れやすかったり、密閉性が低いので音漏れや外部の音が入ったりするというデメリットもあります。
耳の形も個人差があるので、どちらのタイプが自分の耳にフィットするかを検討してみましょう。
防水性能
これは使う人のライフスタイルにもよりますが、スポーツするときや屋外で使う機会が多いという人は防水性もチェックしましょう。
飛行機の中で、または屋内で使うという場合には、そこまで気を使わなくてもいいかもしれませんが、万が一のことを考えて防水性があると安心かもしれませんね。
防水性は外部からの水の侵入に対する保護等級で、「IPX」に続く数値で表されています。
数値が高いほどに防水性能が高いということも覚えておきましょう。
汗や雨などからイヤホンを守りたいという場合には、IPX4~5くらいのものを選ぶとよいでしょう。
最強のおすすめのノイズキャンセリングイヤホンを教えて!
では、具体的におすすめのノイズキャンセリングのイヤホンを紹介してみましょう。
パナソニック
EAH-AZ60
ノイズキャンセリング、外音取り込みと全部入りの機能であり、ハイレゾ相当の音質を体感できるコーデック「LDAC」に対応しています。
また、二つのデバイスで同時に接続できるマルチポイントにも対応していて、音質、利便性ともに最強と言われているイヤホンです。
高域の伸びもよく、低域も柔らかく広がり、心地よい音を追求したかのような音作りなので、聞いていて気持ちが良いのは間違いなさそうです。
SONY
WF-1000XM4
ソニーのノイズキャンセリングイヤホンも人気があります。
音質は全完全ワイヤレスイヤホン中のトップクラスとのこと。
コーデックもLDACに対応しており、ハイレゾ相当の情報量を伝送することができます。
Androidを搭載したスマホでは、さらに高音質で音楽を体感できるでしょう。
ノイズキャンセリング機能も優れており、うるさい環境の中でも自分だけに用意された防音室で音楽を聴いているような感覚で聴けるというので、飛行機の中でも自分の世界を作ることができそうです。
Apple AirPods Pro
iPhoneやiPadを愛用している方たちには、こちらもおすすめです。
本体再生時間が役4.5時間と、少々短めなので、使い過ぎには要注意です。
長時間聞いていても疲れにくいといわれています。
ノイズキャンセリングの強さはトップクラス。
音楽を聴いていなくても、周りの音をしっかりと遮音してくれるので、通勤通学途中の気になる音を消してくれ、ストレスもぐっと減らせると期待できますよ。
まとめ
ノイズキャンセリングイヤホンは周りのノイズを聞こえにくくする機能を備えたもの。
なので、長いフライトでの機内での周りのノイズも聞こえにくくなり、音楽や映画などに集中することができます。
また、音楽などを聴いていなくても、周りの音を消してくれるだけでも、自分一人の世界を作ることができ、長旅のお供にぴったりなアイテムとなります。
機内でのノイズキャンセリングイヤホンを使う効果は、
- 機内の騒音を遮断
- 機内のほかの乗客の声を遮断
- 飛行機のストレス軽減
- 機内でのリラックス効果
があげられます。
また、ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶポイントは、
- 遮音性能
- 接続方法
- 連続再生時間
- 音質
- 装着感
- 防水性能
などがあります。
おすすめのノイズキャンセリングイヤホンも紹介してみたので参考にしてくださいね。
今回はここまで!
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