夜、シャワーしたりお風呂に入った後、
「疲れてた…すぐに寝たぃ~~!!」
「めんどくさいー!」
「ドライヤーしないで寝る!」
って時ありますよね^^;
髪の長い短いにかかわらず、乾かすのって時間がかかるものです。
なので、
「まいっか、zzz」
ってことも…。でも、
そのまま寝て後悔したことありませんか?
私は半乾きで寝てしまって後悔したこと何度もあります。
翌朝、髪が跳ねていたり、変な寝ぐせがついていたり、もっとひどいときは洗ったはずなのにかゆかったりするんです。
もちろん乾かせばいいんですが、
なんでこうなるの?
と疑問に思ったので、調べてみました。
ということで、
について。
目次
髪を乾かさないで寝るとどうなる?
髪を乾かさないで寝るとどうなるのでしょうか?
具体的な症状とその原因を見てみましょう。
寝ぐせがつく
多くの人が経験済みではないでしょうか。
乾かして寝ても寝ぐせがつくことがあるのに、ちゃんと乾かさないで寝た翌朝はもっと寝ぐせがひどくなることが多いのです。
どうしてでしょう?
髪の毛がその形を保っているのは何種類もの「結合」が組み合わさっているからです。
その結合の中に「水素結合」があり、これは水にぬれただけで切れてしまう弱いものです。
髪を洗って濡れたままでいると、この水素結合は切れてしまったままです。
乾かしてしまえば元に戻るのですが、乾かさずにそのまま寝てしまうと、頭と枕に挟まれた髪の毛は折れ曲がってしまいます。
折れ曲がったまま乾いてしまった髪は「寝ぐせ」という形で現れるわけです。
ふけ、かゆみ、ニオイ
濡れたまま、もしくは完全に乾かないまま寝てしまったら、翌朝、ふけが多かったり、かゆくなったりします。
これは頭皮に雑菌が増えることで生じる症状なのです。
高温多湿というのは、ダニやカビ、また菌が大好きな環境ですよね。
まさに、乾ききらない髪と頭皮はそういう環境になるのです。
体温で適度にあたたかく、濡れているので湿気が多いですからね。
そこに雑菌が多く発生し、ニオイやカビの原因となります。
こうした状態が続くと、頭皮が炎症をおこし、フケやかゆみをもたらします。
さらには、頭皮のダメージが大きくなり、毛根を支えられなくて抜け毛が増えていくということにもなりかねません。
髪が傷む
ドライヤーで乾かすと熱で髪を傷めるから乾かさないという人もいるのですが、実は濡れている髪のほうが傷つきやすいということを覚えておいてほしいものです。
髪はキューティクルで保護されていますね。
キューティクルはうろこ状に重なっていて、髪を保護し、つやを出してくれるのです。
しかし、このキューティクルは濡れている状態では非常に弱く、はがれやすいのです。
髪が濡れたまま、寝てしまうと、枕との摩擦が生じます。
じっと寝るということはほぼ不可能ですから、枕と髪の摩擦は避けられませんよね。
キューティクルが非常にもろくなっている状態で、その摩擦が生じると髪が傷んでしまうというわけです。
髪が傷んでくると、広がったり、パサパサしたり、静電気がおきやすくなったり、絡みやすくなったりと髪のトラブルが増えますよ。
頭皮の血行不良
私も小さいころからお風呂上りには、髪を早く乾かさないと風邪ひくよと言われて育ちました。
これは水分が蒸発するときには、周りの熱を奪ってしまうので、髪を乾かさないで放置していると、そこから水分が蒸発して、体温も奪われてしまうからなのですね。
頭皮の熱が奪われて冷えてしまうと、頭皮は血行不良を起こします。
頭皮が血行不良を起こすと、頭皮と髪に栄養がいきわたらず、髪が弱くなったり、毛根が弱まって抜けたりするようになるのです。
頭皮の血行が悪くなるだけではなく、やはり体温も奪われ、風邪をひきやすくなるということもありますね。
髪はドライヤーで乾かさないとダメ?
髪を乾かさないで寝ると、いろんなデメリットがあるということが分かりましたが、髪を自然乾燥させるという人も多いですよね。
ドライヤーで乾かすと傷みやすいからとか、夏の暑い時期は熱いドライヤーを使うのも嫌になってしまいますしね。
自然乾燥派の人も多いのですが、自然乾燥とドライヤー、どちらが良いのでしょうか?
答えは、
「ドライヤーで乾かす方が良い」
です。
というわけで、
- 髪はドライヤーで乾かす方が良い理由
- ドライヤーで髪を傷めない方法
- ドライヤーを使って髪を乾かすときの時短のコツ
について見ていきましょう。
髪はドライヤーで乾かす方が良い理由
自然乾燥させても、髪の内側、つまり頭皮を触ってみると、まだ少し湿っていたなんていうこともあるでしょう。
髪の長い人が自然乾燥させると、時間もかかります。
完全に乾かないまま、寝ないで起きていたとしても、その湿気と体温であったかい頭皮と髪には雑菌がどんどん増えていくのです。
雑菌が増えてくると、頭皮にもよくないですし、髪にも悪影響を与えます。
嫌な臭いの原因はその雑菌にあるので、ご注意くださいね。
ドライヤーで髪を傷めない方法
ドライヤーで乾かすと髪が傷むといいますが、これもドライヤーの使い方次第で髪をいたわりながら乾かすことができます。
まずは、
ドライヤーは髪から20cm離す
一か所に集中してあてるのではなく、ドライヤーを左右に振りながら熱を分散させてあてます。
髪が傷むのは、髪の近くで一か所に長い時間当てると、ドライヤーの熱で傷むので、それを避ければ、傷む心配がありません。
また、ドライヤーを使う前には、洗い流さないトリートメントや髪をいたわるオイルなどを塗ってからドライヤーを使うと、髪を守ることができますね。
もう一つ。
温風で乾かした後に、冷風をあてる
キューティクルが引き締まり、ツヤがでます。
パーマしたカールもしっかり仕上がりますよ。
ドライヤーを使って髪を乾かすときの時短のコツ
ドライヤーで乾かすと時間がかかるから自然乾燥にするという人もいます。
ドライヤーでも時短のコツが分かれば、少しでも早く乾かすことができるのです。
そんなコツを紹介しましょう。
湿度の低いところで乾かす
髪を乾かすときに洗面所や脱衣所で乾かしていませんか?
お風呂上りの脱衣所や洗面所って湿気が多いものです。
そういうところでは乾くものもなかなか乾きませんね。
髪を乾かすのは、湿度の低い部屋やリビングなどがおススメです。
タオルを利用する
洗髪の後、タオルを巻いておいたり、お風呂上りでも乾いたタオルで十分に髪と頭皮の水分をふき取りましょう。
そうすることでドライヤーをかける時間が短くなりますよ。
また、手のひらにタオルを広げてのせて、指の腹で頭皮をこするようにドライヤーをあてて乾かします。
こうすることで、タオルが水分を吸収してくれ、乾く速度が速くなるのです。
風量の多いドライヤーを使う
美容院で髪を乾かしてもらうと早いなあと感じたことがありませんか?
美容院で使うドライヤーは風量が多いですよね。
これも時短のポイントになります。
一般の家庭で美容院なみのドライヤーを使うのは負担かもしれませんが、できるだけ大風量のドライヤーを使うことで、早く髪を乾かすことができますよ。
どうしてもドライヤーで乾かせない!どうしたらいい?
ドライヤーで乾かすのがよいとわかっていても、ドライヤーで乾かす時間がめんどくさい、疲れて早く寝たい、ドライヤーが故障したなどなどの理由で、乾かせないということもありえますね。
また、どうしても自然乾燥じゃないと嫌だ!という人もいるかもしれません。
そんな時はどうしたらよいのでしょうか?
自然乾燥しかないとしたら、自然乾燥にもメリットはありますし、早く乾かす方法があれば、デメリットがあったとしてもなんとかなるかなと思います。
では、まず、自然乾燥のメリットとデメリットについてみていきましょう。
自然乾燥のメリット・デメリット
自然乾燥が全く悪いというわけではなく、メリットもあるのです。
まずは手間が省けるということ。
確かにドライヤーで乾かす間に、もっとくつろぐことができたり、お肌のお手入れに時間をかけることができたりもしますよね。
楽をしたいという人には自然乾燥はメリットでもあるのです。
もう一つは、ドライヤーの熱の影響を受けないということ。
ドライヤーの熱で髪が傷むという話は良く耳にするものです。
確かにドライヤーの温風は温度が高いので、その熱によって髪が傷んでしまうこともあります。
自然乾燥ではそうした影響を受けることがないので、健康な髪を維持できるというわけですね。
しかし、
一方でデメリットがあります。
デメリットは、すでに紹介してきたように、
- 摩擦によって髪が傷みやすくなる
- キューティクルがはがれて、つやがなくなる
- 頭皮環境が悪くなり、雑菌が増え、かゆみやニオイの原因となる
- フケ、抜け毛などのトラブルがおきる
といったものがあるのです。
これは覚えておいてほしいなと思います。
髪と頭皮を守りながら自然乾燥する方法
では、髪と頭皮を守りながら自然乾燥をさせる方法ってないのでしょうか?
ないことはありませんよ。
乾いたタオルを有効に活用することで、できるだけ早く髪を乾かすようにすると良いのです。
お風呂場で
お風呂に入って洗髪した後には、すぐに乾いたタオルで髪を包みましょう。
この時に、吸水力の高いマイクロファイバーのヘアキャップなどを利用するとより水分が吸水されて乾きやすくなりますよ。
私も洗髪後は頭にタオルを巻いて、ゆっくりと湯舟につかっています。
お風呂上りは
そうしてお風呂からあがったら、ここでも乾いたタオルの出番です。
髪に巻いていたタオルとは別の乾いたタオルを準備して、しっかりと水分をとりましょう。
この時には頭皮の水分をふき取るようにしましょう。
特に後頭部などは髪が多いので、頭皮が乾きにくくなっています。
そうした部分も丁寧に頭皮に残った水分を吸収するようにタオルをあてましょう。
髪を保護するトリートメントを塗る
しっかりとタオルドライで水分をふき取った後は、「洗い流さないヘアトリートメント」を紙に塗りましょう。
濡れたままの髪はキューティクルが開いた状態なので、髪の表面を保護するものが必要なのです。
その役割をしてくれるのが洗い流さないトリートメントです。
オイルタイプのもの、ミルクタイプ、またはクリームタイプなどいろんな種類が市販されていますが、オイルタイプのものがよりコーティング力が高い言われているのでおススメです。
目の粗いコームを利用して
自然乾燥させた髪は癖がつきやすくなっています。
寝ている間についた寝ぐせを翌朝また濡らして乾かして・・としていると時間がかかるものですね。
タオルドライをして、トリートメントを塗ったら、最後に目の粗いコームを使って、毛先からとかしておくのです。
そうすると変な寝ぐせがつきにくく、翌朝のお手入れが楽になります。
自然乾燥の時に気を付けること
自然乾燥で、できるだけ早く乾かす方法を紹介してきましたが、この自然乾燥をするときに、注意したいことがあります。
髪が濡れたままの外出はNG
夜ではなく、朝、洗髪してそのまま自然乾燥させながら外出ということもありますね。
でもこれは避けたいものです。
それは「紫外線」のためです。
キューティクルが開いている濡れた状態で紫外線をあびると、髪が傷んでしまいますので、濡れたままの外出は控えたほうが良いですね。
根元だけでもドライヤーをあてる
長い髪の場合、乾かすのに時間がかかります。
どうしても時間がなくて、乾かしている時間がないというときでも、根元のあたりだけでもドライヤーをかけて乾かしましょう。
根元のほうが髪が密集していて湿気がこもりやすいですね。
そこに雑菌が広がるので、根元のほうだけでもドライヤーで頭皮を乾かすつもりで乾かせば、嫌な臭いを予防することができます。
濡れた髪に冷たい風もNG
濡れた髪のまま、エアコンの冷たい風にあたると、髪の内側から水分が蒸発し、髪が乾燥してパサパサになります。
切れ毛や枝毛の原因にもなります。
また濡れたまま冷たい風にあたることで頭皮が冷え、血行が悪くなり、髪や頭皮にもよくありません。
濡れたまま冷房の冷たい風にあたるのも控えましょう。
まとめ
夜、ドライヤーで乾かさずに髪が濡れたまま寝てしまうと翌朝、あまり良いことはありません。
それどころか、そういう日々が続くと、髪が傷んだり、嫌な臭いの原因になったりもします。
朝からその収集に追われるのも大変なら、寝ぐせを直すのも大変ですよね。
なので、夜にちゃんと乾かしてから寝るというのが一番です。
髪と頭皮を守るという点でもそれがいいのです。
どうしても自然乾燥をさせたいという場合には、紹介した方法を参考にしてみてください。
早く乾かすにはタオルも上手に使いたいものですね。
髪と頭皮を守って、美しい髪でお出かけできたら気分もアップしますよね。
お役に立てれば幸いです。
今回はここまで!
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