陸上競技の中で、皆さんがまず浮かぶのはなんですか?
長距離、短距離だけではなく、高跳び、走り幅跳び、などたくさんの種類が浮かぶことと思います。
一言で「陸上」と言っても走るだけではなく、道具を使ったり筋力を競う競技もあるんですよね。
さて、その中でも特にマイナーなのが、
「ハードル競走」
皆さんも、体育の授業などで一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
大人になると、なかなかハードルと
触れ合う機会はなく、子供の運動会などで見かける程度の方がほとんどだと思います。
このハードル競技、なんと身長や筋力の問題もあり男子と女子で距離が違うのはご存知でしたか?
男子は110m、女子は100mとほんの少しの差ですが、実は違っていたんです。
今回は、そんなハードル競技の距離の違いや歴史などについて、ご紹介したいと思います。
男子と女子で距離が違うのは、筋力が原因だった?
では、まず誰もが不思議に思うハードル競走の距離についてお話しします。
ハードル競走は、男子110m、女子100m、そして、男女とも400mの種目があります。
私の友人も中学の時に陸上部でハードルを走っていましたが、大きな大会に出ることはなかったのでこの違いは知りませんでした。
走る距離がそれぞれあるのは、長距離と短距離で選手の得意な種目が違うからだと思うのですが、なぜ110mと100mと言う男女の微妙な違いが生まれたのでしょうか?
同じ距離にしたとしても、男子、女子としての記録になるのでいいのではないか、と思う人もいると思います。
これには、正式な理由は公表されていないものの、おそらく男性と女性の筋力の違いが大きく影響しているのではないでしょうか。
男子は、身長や足の長さなど女性よりも成長する部分がありますよね。
もちろん筋力にも差は出ており、平均的に見ても男子の方が力は強いという
データが出ています。
一方で、女性は男子と比べると体も小さく足の長さにも限界があります。
いくら身長を伸ばそうとカルシウムを摂りまくっていたとしても、やはり平均的には男子の方が圧倒的に身長は高いんです。
いくら筋力が強い女性の人がいたとしても、男性とは違った強さですよね。
そこを区別するためにも、多少の誤差があるのではないでしょうか。
確かに、男女共全く同じ距離だとしたら、ハードルを飛ぶ時に歩幅などが違ってくることが考えられます。
必然的に足の短い方が不利になってしまうので、いい意味での距離の違いなんだと思います。
ほんの10mの差ですが、正式な距離として覚えておきたいですよね。
ハードル競争の歴史について
スポーツに興味のない一般的な人からしたら、人生の中でハードルをするのは小学生が最後なのではないでしょうか?
陸上部などに所属しない限り、一般人がハードルをする機会は滅多にありませんよね。
あったとしても、地元の町内の運動会や子供の運動会の障害物競走くらいでしょうか(笑)
私も一昨年くらい前に、子供の運動会の障害物リレーに参加した時、ハードルを走る場面に奇跡的に遭遇しました。
実際に目の前にすると意外と高さがあり、久々にやるので大体うまく飛び越えられないんですよね(笑)
スポーツとしてはあまり馴染みのないハードルですが、実はすごく深い歴史があったそうなんです。
次に、ハードル競走はいつ生まれて、いつから正式な種目になったのかを
お話ししたいと思います。
まず、ハードルの始まりはヨーロッパのイギリスだと言われています。
貴族が馬に乗って障害物を乗り越えながら乗馬を楽しんでいたのを眺めることしかできなかった人々が、馬に乗らず、自分の足で競技場の障害物を乗り越えたことが始まりとされています。
ハードルは、もともと羊を囲っていた木だったと言われているそうですよ。
確かに、あのハードルの形を想像するとイメージしやすいかと思います。
思っていたよりもシンプルな方法で
ちゃんとした競技になったということで正直びっくりしました(笑)
ここからハードル競争が誕生し、オリンピックでは1896年のアテネオリンピックで男子110mが初めて正式な競技となりました。
だんだんと知名度の上がったハードル競技は、女子や長距離などの種目もどんどん追加され、今では距離の違いなどで何種目も競争が確立しています。
まとめ
いかがでしたか?
ハードル競争は、陸上の中でも特に足の長さや筋力によって記録が大きく変わる競技です。
そのため、男性と女性で同じ距離を走ってしまうと、どうしても女性の方が小柄なので不利になってしまうんですよね。
確かに、男子と同じ距離を走っていて
違う記録になったら、悔しくなってしまうのがわかる気がします。
そういったことが起こる前に正式に110m、100mの差を作ったのはやはり、すごく考え抜かれた距離だったんだなあと思います。
今回はここまで!
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