旅行や出張で飛行機に乗る機会が増えてきたこの頃。
せっかく飛行機で空高く飛んでるのだから、外の景色も楽しみたいなと思ってる人も多いでしょう。
「景色を見たいから、窓側の席にしよう」
って窓側の席をとったのに、あれれ、きれいな景色が見られない~なんていうことありませんでしたか?
何気に窓側なら景色が見えるだろうと、予約したその座席に座ってみたら、実は翼が邪魔をして景色がよく見れなかったという経験も私にはあります。
また、きれいな景色を見るにどの座席をとったらいいんだろう?と考えたことはありませんか?
きれいな景色を楽しむには、どの席からどんな景色が楽しめるのかをあらかじめリサーチしておくのも大切なことです。
ということで、今回は
といったことについて調べてみました。
目次
見たい景色によって座席が違う
どの座席が良いか?という前に、
「飛行機から見たい景色はどんな景色か?」
ということをしっかりと考えておくことが先決問題です。
なぜなら、その座席によって見える景色が違うからです。
また時間帯によっても違ってきます。
なので、どんな景色が見たいのか?ということを考えて決めたうえで、どの座席が良いのか?ということを決めたらよいということなのです。
飛行機で景色を楽しむなら窓側の座席!
飛行機に乗って外の景色を楽しみたいというのであれば、まずは窓側の席を選ぶということが必須になってくるでしょう。
しかし、窓側の座席も景色が見えるというメリットがある反面、デメリットもあります。
窓側の座席、通路側の座席、それぞれのメリット・デメリットを見ておきましょう。
窓側の座席のメリット・デメリット
景色を見るためには、やはり窓側の席が良いのですが、窓側の座席にもメリット・デメリットがあります。
メリットとしては、
- 外の景色が見える
- 壁にもたれることができる
といったことがあります。
これに対してデメリットは、
- トイレなど席を立つときには隣の人に声をかけなければならない
- 寒い
- 座席の上に収納した荷物が出しにくい
といったことです。
機内の温度は24度前後に設定されているのですが、窓側では外の空気の影響を受けるため、寒く感じることがあります。
外の気温は高度1万メートルで、マイナス50度くらいに下がるので、窓側の席は寒さを感じやすくなります。
どうしても寒い場合にはブランケットを借りることもできるので、我慢せずにCAさんに聞いてみましょう。
通路側の席のメリット・デメリット
では、通路側の座席はどうでしょうか?
メリットとしては、
- 席を立つのが楽
(トイレも行きやすい) - 窓側よりも窮屈感がない
- 上の荷物を出し入れしやすい
デメリットとしては、
- 外の景色が見えない
- 窓側の人が席を立つときに自分もたたないといけない
というものがあります。
なので、長時間のフライトの場合には、通路側の座席のほうが人気があるのです。
トイレに行きやすいというのが一番の理由ですね。
また、
窓側よりは圧迫感がないので、気が楽だったりして、長いフライトでもストレスを減らすことができそうです。
飛行機で景色を楽しむなら後方の席?!ANAとJALの違いはある?
飛行機の座席は窓側か?通路側か?
という選択以外に、ほかにも前方か?後方か?それとも中央の座席にするか?という選択もあります。
それぞれの席の特徴などを見ていきましょう。
まずは座席の配置について
飛行機の座席にはファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスといったようにランクが分けられていますが、このランクによってその座席の位置が決まっています。
JALの場合を見ると、
- 前方にファーストクラス
- ファーストクラス以後、中間までビジネスクラス
- 続いてプレミアムエコノミークラス
- 後方にエコノミークラス
というような感じです。
機種によっても多少違いがあります。
ANAの場合、A380のシートマップを見てみると
- 2階席先方にファーストクラス
- 2階席中間にビジネスクラス
- その後ろにプレミアムエコノミークラス
- 1階席にエコノミークラス
という配置になっています。
ちょっと比較対象しにくいかもしれませんが、どちらにしても、前方の方はファーストクラスやビジネスクラスという配置です。
なのでエコノミークラスなら、中央から後方にかけて座席の中から景色を楽しめる席を探す。
ことになります。
では、それぞれの座席のメリット・デメリットを見てみましょう。
前方の席
前方といえばファーストクラスやビジネスクラスといった席になりますが、メリットは、
- 静かに過ごせる
- トイレが混まない、行きやすい
- 飛行機に搭乗するときも降りるときも優先される
- 機内食がある
- 揺れが少ない
といったものがあります。
それだけ高い料金を払うことにはなりますが、メリットだらけです。
なのであえてデメリットをあげるなら、高い値段ということです。
座席のシートもゆったりしているので、長いフライトでゆったりすごしたい!というのであれば、奮発してファーストクラスやビジネスクラスなどを選択するのもよいでしょう。
またこうした前方の座席では、席を立たなくても景色を楽しむことができます。
中央の座席
機種によりますが、中央付近はプレミアムエコノミークラスからエコノミークラスの座席になっています。
中央の座席のメリットは、
- 揺れが少ない
ということです。
後方になればなるほど席の揺れが大きいそうです。
中央の座席は揺れが少ないということなので、揺れるのが苦手な人は中央の座席を選ぶのがポイントです。
デメリットは、
- エンジン音がうるさい
- 主翼の上だと下の景色が見えない
ということです。
そして中央の座席では「翼」が良く見えます。
景色が見えないのは残念なのですが、飛行機マニアで翼の動きを見たいという人には、この翼が良く見える中央の席がおすすめです。
後方の席
後方はエコノミークラスの座席になりますが、この座席のメリットは、
- 窓側だと景色が良く見える
- エコノミーの中では早く搭乗できる
- 満員でなければ後方の席は空いていて余裕がある
ということです。
後方の窓側では景色が良く見えるので、景色を楽しみたい人は後方がおすすめです!
逆にデメリットは、
- 飛行機を降りるのが一番最後
- エンジン音がうるさい
- 揺れが大きい
ということがあげられます。
飛行機を降りるのが最後のになってしまいますが、特に急ぎではなかったり、また、小さいお子さん連れだと、ゆったり過ごせて、降りるときにもゆっくりと準備して降りることができるので、家族連れにはおすすめの席でもあるのです。
ただ、揺れが大きいということもあるので、車酔いをする人は要注意です。
揺れが苦手な人は、揺れを我慢するのか、景色をあきらめて中央の席にするかという選択に迫られるかもしれませんね。
特に最後列の座席は、一番揺れが大きく、音もうるさく、座席も倒せないというデメリットがあります。
飛行機の後ろには羽根がついていて、飛行機を平行に保ち安定させてくれる働きをしています。
その羽根の振動によって飛行機が揺れるので、その揺れが最後列の座席に一番影響があるのです。
酔いやすい人は気を付けましょう。
景色を見るには、右側?左側?
景色を見るには窓側の座席!前方?中央?後方?
と悩みます。
さらには、
右側?左側?どっち!?
という選択肢もあるのです。
飛行機の空の道は決まっていて、それによっては見たい景色が左側なのか右側なのかということがわかれば、それをもとに決めることができます。
なので、
右?左?どちらが良いというのは、一概には言えません。
ルート次第ということもあります。
例えば、
国内線で富士山が見たい!
という場合には、右と左、どちらが良いのでしょう?
これもどこからどこに行くのかによって違ってくるのです。
羽田発の飛行機で、富士山が見たいなあという場合には、
【左側の窓】
北陸方面、高松、松山、福岡などの九州地方など
【右側の窓】
関西方面、高知、徳島、九州では鹿児島や宮崎、沖縄
となります。
逆に羽田着の便だと
【左側の窓】
関西方面、福岡など九州地方、四国、鳥取、米子、岡山、広島など
【見えない】
北陸方面、沖縄、鹿児島、宮崎、中部
とのこと。
ルートによっては富士山が見えないということもあるのです。
詳しいことは、ANAやJALといった航空会社に直接問い合わせてみてもよいでしょうし、確認できるサイトもあるので、参考にしてみてください。
また、富士山以外にも見たい景色がある場合には、航空会社に問い合わせてみましょう。
時間帯によっても見える景色が違う
当然ながら時間帯によっても見える景色は違ってきます。
日の出、日没、夜景といったように、違ってきます。
夜景が見たければ、夜のフライトを選ぶことになりますし、日没、夕焼けが見たければ、それにみあった時間のフライトを選ぶ必要がありますね。
機内で良い景色の写真を撮影する方法とは?
機内で良い景色を見たら、写真に収めたいものですよね。
飛行機の機内にカメラは持ち込めるのでしょうか?
そこから疑問がでてくるので、調べてみましたよ。
カメラの持ち込みはOK
カメラの持ち込みはできます。
ただし、1人、1個までという決まりがあります。
そして、最近はあまり使われていませんが、フィルムカメラの場合には注意が必要です。
預け荷物用のX線検査装置は、中身が確認しにくい場合には、強いX線に切り替わるシステムになっているので、この強いX線がフィルムに影響を与え、撮った写真も台無しになってしまうということもあるのです。
なので、預け荷物に入れるのではなく、手荷物で機内に持ち込むのが無難だということです。
カメラのバッテリー
また、カメラのバッテリーは、リチウム電池やリチウムイオン電池などが使われていることが多いですね。
リチウム電池というのは、電気店などで販売されている使い捨ての電池です。
そしてリチウムイオン電池は、携帯電話やPCなどに内蔵されている電池で、充電して繰り返して使えるものを指します。
これらのリチウム電池やリチウムイオン電池は機内持ち込みや預け荷物に入れるにも制限があるので注意が必要です。
<リチウム電池>2023年11月
種類 | リチウム含有量 | 機内持ち込み | 預け荷物 |
本体に内蔵されている電池 | 2g以下 | 〇 | 〇 |
2gを超えるもの | × | × | |
予備電池 (ショートしないように個別に保護してあるもの) |
2g以下 | 〇 | × |
2gを超えるもの | × | × |
<リチウムイオン電池>2023年11月
種類 | ワット時定格量(Wh) | 機内持ち込み | 預け荷物 |
本体に内蔵されている電池 | 160Wh以下 | 〇 | 〇 |
160Whを超えるもの | × | × | |
予備電池 携帯型充電器 (モバイルバッテリーなど) |
100Wh以下 | 〇 | × |
100以上160Wh以下 | 〇 | × | |
160Whを超えるもの | × | × |
こうしたバッテリーの持ち込みの規制は、ほかの電子製品、例えばノートパソコンとか携帯電話とかですね、そういったものと同様なので参考にしてくださいね。
撮影時間に制限はある?
景色の写真を撮るのに、制限があるのでしょうか?
基本的には制限はありません。
景色が美しい時にいつでも撮ることはできます。
ところで、最近ではカメラを別途に持っていくよりはスマホで済ませてしまう場合が多いですね。
スマホで撮影する場合には、注意が必要です。
飛行機に乗ったら、「機内モード」にするということです。
他の乗客たちがまだ搭乗している間は良いのですが、飛行機のドアが閉まった瞬間から、電子機器は機内モードなどの電波を発しない状態にする必要があります。
スマホだけではなく、その他の電波を発する機械も同様です。
(パソコンやトランシーバー、電子ゲーム機など)
機内モードにしないままスマホを利用して電波を発生するようなことがあると、飛行機の運航に障害がでることがあるからです。
なので、機内モードにしておけば、いつでも撮影は可能だということです。
もちろん、カメラを持っている人は、電波は発生しないのでいつでも撮影OKですよ。
まとめ
景色を楽しむためには、後方の窓側の座席がおすすめです。
中央だと翼が邪魔をして景色がよく見えません。
しかし、飛行機マニアの方だったら、翼の動きが良く見える中央の席もおすすめですよ。
後方の座席の場合、満席でなければ、少しゆったりと過ごせるというメリットもありますが、揺れが大きかったり、トイレに行きにくかったりというデメリットもあります。
さらには降りるのも遅くなるので、急いでいる人には向いていません。
そうした各座席のメリット、デメリットを考慮したうえで、座席を選んでみるとよいでしょう。
きれいな景色を写真におさめたい人も、スマホやカメラを使ってぜひ思い出の1枚を撮ってくださいね。
今回はここまで!
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