旅行に行くときに持っていくスーツケース。
見た目はなんだかカッコいいなんて思いますが、歩いていると「ガラガラ ガラガラ」と「音がうるさくてひんしゅくだった~」なんていう経験ありませんか?
早朝に出発するのにマンション中に響き渡るようなガラガラ音とか、旅行地に行って人が多いところで、一人ガラガラ音を立てて歩いていたり、ちょっと人目が気になってしまうようなこともあるものです。
そんな悩みを解消してくれる、静音キャスターなるものがあるんですよ。
ということで今回は、
といったことについて調べてみました。
さっそく見ていきましょう。
スーツケースの静音キャスターのおススメは?
ではさっそく、静音キャスターのおススメを紹介しましょう。
フリクエンター
世界一静かなキャスターということで注目を集めているのが「フリクエンター」というメーカーのスーツケースです。
特許を取得しているタイヤを搭載していて、他社製品と比較した時にも圧倒的な静かさを証明しています。
フリエンクターのスーツケースは日本の「エンドー鞄」というメーカーが製造しています。
日本製なので作りもしっかりしていますし、軽くて使いやすいと人気を集めているのです。
そこに静音設計のタイヤがついているので、これを逃す手はないでしょ…ってところですね。
この静音キャスターはゴムタイヤ外輪の中に内輪があり、最高級と言えるNMBベアリングが採用されています。
石畳やアスファルトの歩道でもガラガラ音がせず、静か。
人が多いところや静かな早朝や夜中の移動でもひんしゅくをかわずにすみます。
また、タイヤが消耗したときには、自分で交換できるキットも販売されているので、タイヤだけの交換で、さらに長く使うことができるというわけですね。
この世界一静かなスーツケースを使ってみた人たちの声を見てみましょう。
「この車輪の快適さを知ったら、他社の製品を使う気になれない」
「出張で朝早く出る時にも静かなので気にならなくてよい」
「仕事でよく使うけれど、移動中のストレスが軽減した」
といった、良かった~という感想が多いですよ。
HINOMOTO
もう一つ、人気のある静音キャスターとしてHINOMOTOのキャスターがあります。
HINOMOTOのキャスターでも、従来のキャスターとさらに新しく販売されている「HINOMOTOサイレントランキャスター」はさらに静粛性が高まった静かなキャスターです。
その違いを整理してみるとこのようになります。
一般のノーブランドのキャスター | 74dB | 騒がしい街中、セミの鳴き声 |
HINOMOTOサイレントランキャスター | 54dB | 静かな事務所 |
この違いがよくわかりますね。
ところで、HINOMOTOサイレントランキャスターには、日乃本と三菱マテリアルが共同開発した特許素材「Lisof」という素材を使っているのです。
HINOMOTOのノーマルなキャスターや他社のノーブランドのキャスターはPU(ポリウレタン)系の素材を使っています。
一般に使われているポリウレタン素材のキャスターも転がる時の騒音が少ないのですが、それでも音がしますよね。
それをさらに静かになるように開発された素材がこのLisofなんですね。
その効果が上の表のような結果をもたらしているわけです。
もう一つ、このHINOMOTOサイレントランキャスターのメリットに、劣化しにくいというものがあります。
PU(ポリウレタン)素材のキャスターは耐摩耗性に優れているのですが、加水分解という弱点もあります。
これはなにかというと、水と反応すると分解されてしまうということです。
要するに、実際に水に触れてもそうですが、空気中の水分とも反応して分解されるので、劣化が進んでしまいます。
早ければ2,3年で使えなくなるということもあるのです。
これに対してサイレントランキャスターは加水分解しないという特性があるので、「長持ちする」というメリットがあるんです。
静かなスーツケースおススメ5選
では、そのフリクエンターも含めて、静かなスーツケース5つを紹介してみましょう。
FREQUENTER LIEVE
フリクエンター リエーヴェ 33L
1-250
まずは、そのフリクエンターのこのスーツケース。
フリクエンター史上でも最も軽いスーツケースとして販売されているのがこれです。
33LのSサイズで、機内持ち込みもOKですし、預けてもOK
コンパクトなので持ち運びにも便利ですね。
デザインもシンプルなので、飽きがこなくて長く使えそうです。
FREQUENTER CLAM A
フロントオープンストッパー付き
1-217
同じくフリクエンターの製品です。
静音キャスター付きはもちろんのこと、使い勝手も良いので人気があります。
スーツケースは一般的には横にして、パカっと開かないと中の荷物を取り出すことができません。
しかしちょっとしたものを取り出したい時に、空港や駅などの公共の場でぱかっと開けるってなかなかできないですよね。
その点、このモデルは立てたまま荷物を出すことができるというメリットがあるのです。
スーツケースを立てた状態で、フロントポケットを開くことができ、さらにフロントルーム内のファスナーを開くとメインの荷物も取り出すことができるような構造になっています。
そしてもう一つのメリットとしては、ストッパーがついているということ。
静かなキャスターはありがたいですが、電車やバスの中で、スーツケースをちゃんとつかんでいないとゴロゴロと動いてしまう可能性がありますね。
そういう時にストッパーを使うと、不用意な転がりを防いでくれるのです。
キャスターも長く使うと壊れたり、外れたりというトラブルが起きる可能性もあります。
静かなキャスターがうるさくなってしまっては困りますよね。
こちらの交換用タイヤでスーツケースを長く使うことができます。
交換用タイヤはスーツケースのモデルによっても違うので、よく確認してから購入するようにしましょう。
簡単に自分で取り換えられるというのもうれしいところですね。
Proevo
(プロエボ)
10012
スーツケース
静音キャスターはフリクエンターにしかないのか?といえばそういうわけでもありません。
こちらのプロエボのスーツケースでも静音キャスターを使用しています。
このキャスターはショック吸収サスペンションを搭載していて、段差に強く、走行時の音を減らして快適な走行を実現させてくれています。
またキャスターストッパーの機能があるので、電車やバスの中でのスーツケースの自走も防いでくれます。
MAIMO
スーツケース
こちらのスーツケースは先に紹介したHINOMOTOサイレントキャスターが搭載されているものです。
このキャスターは静かだという点の他にも
- 双輪で計8輪で走行するので安定感がある
- 360度回転するので方向転換しやすい
- 直径が大きいので溝や段差を超えやすい
といったメリットがあります。
さらに、キャスターも交換可能ですから、本体も長く使うことができます。
もちろん、本体も丈夫で軽く、大容量。
日本発祥のトラベルブランドであるMAIMOは信頼できるメーカーでもあるので、愛用している人も多いようです。
TIERRAL TOMARU
(ティエラル トマル)
スーツケースSサイズ
こちらのキャスターはハンドル収納下部にストッパースイッチがあり、手元で簡単に操作してキャスターをロックすることができます。
電車やバスなどで自走しないようにすることができるんですね。
また、キャスターも4輪静音ダブルキャスターで、ガラガラゴロゴロといった騒音を気にすることなくスムーズな走行ができます。
他にも荷物が増えたときのために、拡張機能がついていたり、身長に合わせてキャリーの高さを調節することができたり、底面にもハンドルがついているので、収納や移動時などに持ち上げる時にも便利です。
その他下にそれぞれリンクを貼っておくので検索してみてください。
今あるスーツケースのキャスターを静かにする方法
静かなキャスターのおススメのスーツケースを紹介してきました。
今からスーツケースを購入しようという方は、そちらを参考にされると良いでしょう。
しかし、
「スーツケース、買ったばかりだけど…」
「今持ってるものもまだまだ使えるから、これを静かにさせたいんだけど…」
という人も多いはずです。
今手元にあるスーツケースのキャスターを静かにする方法はないのか調べてみました。
そもそもなぜうるさいのか?
そもそも、キャスターがなぜガラガラ、ゴロゴロと大きな音を立てるようになるのでしょうか?
それは、
地面とタイヤとの摩擦によって生じるものなのです
地面も固ければ、キャスターもプラスチック製のものだったりして固い、その二つが擦れた時に大きな音になってしまうわけです。
ゴムを貼り付ける
そこで、騒音を減らせるのではないかという案の一つがこれ。
ゴムを貼り付けるということです。
タイヤの部分に厚みのあるゴムを貼り付けるのです。
テープ状になっているゴム、もしくは少し厚みのあるゴム板などを切って貼り付けるのも良いでしょう。
こうすることで、地面との間にクッションができ、摩擦をやわらげて音を防ぐおとができるというわけです。
また、「液体ゴム」というものもあります。
塗るだけなので簡単ですが、これで効果があるかどうかは実証されておりません。
潤滑油を差す
これはキャスターの中心部からキュルキュルという音がする場合に有効です。
自転車に差す油とかでもいいでしょう。
潤滑油を車軸のところに差すと、滑らかになって音が減るはずです。
タイヤを交換する
フリクエンターのように交換用のタイヤが別売りされていれば、タイヤを交換するというのも一つの方法です。
その場合にはプラスチックではなくゴム製のタイヤがおススメです。
スーツケースを購入したお店やメーカーなどに問い合わせてみるということもできますね。
なければ、仕方がありませんが、修理してくれるところで、防音性のあるタイヤに交換できるかもしれませんので、問い合わせてみましょう。
きれいな道を歩く
タイヤの交換やらゴムを貼るなどといったことは難しい、という時、何の対処もできないという時に、せめて少しでも音を静かにさせたいという場合の方法です。
当たり前のようですが、デコボコの少ないきれいな道を歩くと摩擦も少ないので音もさほど大きくなりません。
空港内などでもみんなスーツケースを走らせていますが、そこまで音が気にならないのは、床がなめらかだからでしょうね。
荷物の詰め方にもポイントがあった
スーツケースの荷物の詰め方とキャスターの音と何の関係が?と思うのですが、実はこれも関係があるんです。
スーツケースの中の荷物が少なく、空洞があると、キャスターの音がその空洞を通してさらに音が大きくなってしまうという現象が起きるのです。
かといって、荷物をたくさん詰めれば良いというわけでもありません。
たくさんつめて、重くなってしまうと、これまた摩擦が大きくなり、音が大きくなってしまうのです。
じゃあ、どうしたらいいの?
「軽いものを隙間なく詰める」
というのが一番良いようです。
多少重いものが入っても仕方がありませんが、重すぎず、軽いもので空洞ができないように詰めるというのが良いのです。
詰めるものがないというのであれば、タオルなどを入れておくと良いですよ。
そうすると中で荷物が暴れることもなく、重さで音が大きくなることもありません。
中には空洞もないので、音がでてもさほど大きくなることもありません。
最後の手段ーやっぱり静音キャスターのものに買い替える
それでもやっぱり音が大きい、ストレスだというのであれば、最後の手段はやはり新しいスーツケースに変えましょう。
騒音対策に手間暇かけるよりも、騒音でストレスを受けるよりも、思い切って買い換えたほうが簡単でストレスもなくなり良いかもしれません。
静音のスーツケースといえば、ものすごく高価なものではないかと思いがちですが、そういうわけでもありません。
そこそこのお値段なので、1万円台でも買えるものもあるので、探してみましょう。
まとめ
スーツケースの騒音ストレスを減らすには、静音キャスターがベストです。
注目されているのは
- フリクエンター
- HINOMOTO
といった二つのメーカーのキャスターです。
それらを搭載したおススメスーツケースも紹介してきたので参考にしてくださいね。
今あるスーツケースのキャスターの音を何とかしたいという場合の方法についてもいくつか紹介してきましたので、できそうなものを選んで試してみてください。
私としては、最終的には静音キャスターのものに買い替えたほうが楽じゃないかって思いますけどね。
参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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