災害に備えて防災グッズを準備している家庭も多いでしょう。
でも準備してる間に、こんなものって本当に必要なの?と疑問に思うものも出てくるんですよね。
そして、実際に災害にあった人の話によれば、
「これは必要なかった、使えなかったよ」
というものもあるのです。
そこで今回は、
それぞれのランキングを調べてみました。
もちろん必ずというものではありませんが、参考にしてみてください。
あくまで調べてみた結果を掲載したものです。よって「必ずいらないもの」という判断とは異なります。
目次
防災グッズでいらなかったものランキング
【グッズ編】
防災グッズも大きく分けると、グッズと食糧品と分けることができます。
グッズ編からまずは見ていきましょう。
防災グッズでいらなかったもの1位
テント
テントがあると避難したときに利用度が高いと思いがちです。
しかし、避難場所に行ってテントを設置すると、場所を広く独占してしまうことになり、周囲からあまり喜ばれない立場になってしまうのです。
また避難所は屋内がほとんどで、屋外でテントを使って避難生活するということはほぼないのでテントは必要ないということが多いのです。
またテントも持ち運びに不便ですよね。
緊急を要するときの避難には不向きとも言えます。
防災グッズでいらなかったもの2位
手回し系グッズ
手回し系グッズには、ラジオや懐中電灯、充電器などがあります。
ライフラインが使えなくなったときに、充電ができなかったり乾電池が古くなっていて使い物にならなかったりしたときに、手回しで発電させて使うラジオや懐中電灯などが役に立つと考えられ、防災グッズとして考えられているわけです。
が、この手回し系グッズ、実際に使ってみた人はわかると思いますが、手回しで充電するのに意外と体力が必要なのです。
災害時にはストレスもありますし、睡眠も十分にとれないこともあります。
そんな時に、よけいな体力を使うよりは、休んで体力を充電したほうが避難生活には役に立つものです。
防災グッズでいらなかったもの3位
ナイフ
ナイフは災害時でも何かを料理したり切ったりすることに使えますが、実際に使うことってあまりないというのが実際のところです。
それでもナイフがあったら便利かなと思う場合には、「多機能な万能ナイフ」を用意すると良いでしょう。
ナイフとして「切る」という機能だけではなく、缶切りやドライバー、ピンセット、はさみ、栓抜きなどといった多様な機能がついているので、こうしたものなら、災害時にも役に立つかもしれません。
ナイフを準備するときには、取り扱いには十分に気をつけましょう。
防災グッズでいらなかったもの4位
ロープ
ロープは災害時には救助活動で役に立つものです。
しかし、そのロープで素人が救助活動をするとか、災害時に上手に使いこなすというには、少し難しい面があるのです。
ロープを正しく有用に使うには、専門知識と訓練が必要だと言われています。
なので、救助活動のためにロープを準備するというのは、専門家に任せておき、何かを縛る目的で準備したいというのであれば、ガムテープや布テープを準備すると良いでしょう。
こうしたテープのほうがロープよりも使い道は多いかと思います。
防災グッズでいらなかったもの5位
ろうそく、マッチ、ライター
災害時に停電になると明かりが必要です。
そうしたときに、ろうそくやマッチ、ライターといったものが必要になってきますね。
あれば役に立つということもありますが、例えば地震の際に火を使うことも躊躇されます。
揺れが収まっても余震などもあるので、そうした時に火を使うと火災の原因になるので、火を使うことは避けたいですね。
なので、ろうそくやマッチ、ライターといったものはあまり出番がなさそうです。
もし、明かりが必要だから準備したいという時には、電池式や充電式の懐中電灯、ランタンを準備すると良いでしょう。
防災グッズでいらなかったもの6位
コンパス
ライフラインが切れてしまうとスマホでも地図が見れなくなったりして、こうした時にはコンパスは役に立つかもしれません。
しかしコンパスは方角だけしかわかりませんし、やはり地図も必要になってきます。
自宅周辺のなじみのある場所であれば、わざわざコンパスを使って方角を調べるということもなさそうです。
コンパスよりも役に立ちそうなのが、オフラインでも利用できる地図アプリです。
普段からスマホに入れておくと便利です。
そして避難所などの防災施設には防災マップも用意されているので、そうしたものも利用すると良いでしょう。
防災グッズでいらなかったもの7位
大型ポータブル電源
災害時には停電になることが多く、明かりがつかない、スマホの充電ができない、などといった不便を解消するために、ポータブル電源を準備しておく人もいます。
しかも大容量の電源ならいろいろ使えて便利だろうと考える人が多いですよね。
しかし、これもまた防災グッズのなかでもいらないアイテムの一つなのです。
第1に高価であること。
2番目には大きくて重く持ち運びに適していないということ。
3番目には、ライフラインの中でも電気は比較的早く復旧するものだということ。
こうした理由から、大容量のポータブル電源は必要ないということが多いのです。
その代わりに、小型のポータブル電源やモバイルバッテリーを持っているとスマホの充電もできますし、持ち運びにも便利なので、電源が欲しいという場合には、小型のものを選んで準備しておきましょう。
防災グッズでいらなかったもの8位
新聞紙
普段の生活の中でも新聞紙ってあると便利~ってことがありますよね。
災害時にも何かと使えるのではないかと考えがちです。
また、新聞紙を布団がわりにかけるだけでも少し暖かいので、防寒のために新聞紙を防災グッズとしてとっておく場合も多いのです。
しかし、実際にはあまり使われていないというのも事実です。
新聞紙は確かにあれば便利かもしれませんが、寒さをしのぐにはけっこうな量の新聞紙が必要になります。
が、多くの新聞紙を持って避難するには、かさばるものですし、重くなり持ち運びには向いていないものでもあるのです。
また台風など水害の場合には、水にぬれてしまうと新聞紙は使いものにならないということもあるのです。
防寒のためなら、新聞紙ではなく、防寒アルミシートがおススメです。
こうしたアイテムは普段からアウトドアでも活躍しますし、かさばらないので家族分を準備しておいても荷物になりません。
保温性も高く寒さをしのぐには新聞紙よりもずっと効果的ですよ。
防災グッズでいらなかったもの9位
ティッシュペーパー
えっ?ティッシュペーパーっていくつあっても足りないくらいじゃないの?
それがいらないって??
そう思いませんか?私も最初はそう思いました。
でも、いくらあっても足りないくらいなので、ティッシュペーパーよりはトイレットペーパーが役に立つというわけです。
いろんなところで使えるティッシュペーパーですが、ティッシュペーパーを大量に準備するよりはトイレットペーパーを準備するほうが安く、また必要な分だけとって使えると言う面でも便利です。
トイレットペーパーを持ち運ぶにはかさばって不便では?
そんな疑問も、トイレットペーパーの芯を抜き、つぶしてジッパーパックなどにいれて収納しておくと、かさばらず便利ですよ。
防災グッズでいらなかったもの10位
スリッパ
災害時にはスリッパがあったら便利という話もあり、スリッパを防災グッズの中に入れて準備してる人もいるでしょうね。
例えば、地震のあったときに、割れた窓ガラスの破片などで怪我をしないようにということでスリッパを奨励されているのですが、実際にはスリッパは役に立たないという声が多いのです。
ある程度は足を保護してくれるかもしれませんが、ガラスの破片が多く散らばっているようなところでは、スリッパではなく、簡単に脱げない、しかも底の厚いしっかりした靴を履かないと足を怪我しかねないということなのです。
なので、そうした時には、スリッパよりも運動靴や長靴が役に立つというわけです。
避難所などに行ったときには、脱ぎ履きしやすいスリッパがあると便利なこともあるかもしれませんね。
もしくは、「防災スリッパ」というものもあるのですよ。
防弾チョッキにも使われるアラミド繊維を使用し、安全靴の基準をクリアしていますし、マジックテープとゴムで調節してかかとが脱げにくくなっているスリッパです。
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防災グッズいらなかったもの
【食糧編】
次に食糧編ということで食に関するものでいらなかったものを見てみましょう。
防災グッズ食糧でいらなかったもの1位
カップ麺
防災グッズで食べ物と言えば、カップ麺と思いつく場合が多いですよね。
非常時にお湯さえあれば食べられるものですから、非常に便利だと考えられています。
しかし、お湯さえあれば食べられるカップ麺ですが、その「お湯」や「水」が貴重になる災害時にはカップ麺はなかなか食べられないのです。
また、避難所には何も食べるものがない人も多くいます。
そのため、ボランティア団体が食事の準備をしてくれたり、簡単に食べられるものを支給してくれたりするわけです。
そんな中で一人だけにカップ麺のためのお湯を支給するということも難しいことがあるんですね。
そうした理由から、カップ麺を持っていても食べられないということがあり、カップ麺は防災グッズの中にいれていても無駄だということなのです。
防災グッズ食糧でいらなかったもの2位
レトルトカレー
レトルトものは災害時にも便利に食べられると思いがち。
しかし、カップ麺同様、レトルト食品も温めるためにはお湯が必要だったり、レンジが必要だったりしますよね。
ましてやカレーとなるとニオイも気になります。
支援物資が平等に支給される避難所ではこうしたものを食べていること自体、目立ってしまったりするので、よく思われないかもしれません。
人の目も気になるということもありますが、やはり温める手段がないというのが一番大きいですね。
なので、非常時の食べ物としては、「そのままでも食べられるもの」を準備するのが賢明ですよ。
防災グッズ食糧でいらなかったもの3位
大容量の水
どんな時でも飲む水は必須ですね。
生きるためには水が必要です。
ライフラインが切れてしまうと水がなくて困ってしまうということもあるので、そのために大容量の水を準備しているという場合もあります。
しかし、大容量の水、重いですよね。
そう。重いんです。
それを避難するときに運ぶ余力があるでしょうか?
水だけでなくても他にも持っていくものがあるのに、水だけで重くて大変だったら、避難もスムーズにできません。
じゃあ、水はいらないのか?というとそういうわけではありません。
小さなペットボトルの水をいくつか用意しておくと良いでしょう。
大容量の水は不要だということです。
防災グッズ食糧でいらなかったもの4位
携帯用浄水器
浄水器は食糧ではありませんが、食に関することなのでコチラに入れてみました。
飲み水のために携帯用の浄水器を準備している場合も見られます。
しかし、泥水や雨水を浄水して飲むということは、現代ではあまり見られません。
避難所でも水が支給されますし、特にこの浄水器がないといけないというわけではないので、特別準備する必要もないでしょう。
防災グッズ食糧でいらなかったもの5位
セット売りの防災袋の食糧
防災グッズとして食糧のセットが販売されていますが、それ自体が必要ないというわけではないのです。
ただ、買ったということに満足して、チェックしていないと、賞味期限が切れてしまい、いざという時には役に立たないということがよくあるのです。
万が一のために備えて準備しておくものですが、そのまま放置しておいて、災害の時には、賞味期限が切れていたということがないように、購入してある食糧たちは賞味期限を定期的にチェックして買い換えていくことが大切ということなのです。
万が一の時のために備えているものなので、その時に役に立つものとして活用できるようにするためには日ごろからのチェックも必要だということですね。
賞味期限が近づいたものは、家庭で食べ、新しいものと交換しておきましょう。
もちろん、災害がないに越したことはないのですけどね。
防災グッズ、必要なもの、必要ないものの基準って?
防災グッズでいらなかったものということで紹介してきましたが、これらが万民に共通しているとも言い難いのが実際のところです。
また、これってどう?というのもあるのです。
例えば、「ヘルメット」。
防災グッズとしてヘルメットはいる?いらない?
ヘルメットに関しては疑問が質問が多いようです。
防災グッズとして準備するべきか、しなくてもいいのか。
ヘルメットは頭を保護するものなので、地震の際には大いに役立つものです。
家の中で、または外に出ても落下物があるかもしれないので、大人も子供もヘルメットなど何かしら頭部を保護するものがあると安心です。
そこでヘルメットというのが出てくるのですが、問題は、「かさばる」ということ。
けっこう荷物になるんですよね。
かぶってしまえば荷物になるわけじゃありませんが、いつまでもかぶってるわけでもないですし。
そこでおススメなのは、折りたためるヘルメット。
じゃばら式になっていて、折りたためるヘルメットなので、収納したいときにはコンパクトに納めることができます。
着用時にも折りたたんであるヘルメットをかぶり、順番に広げていくだけです。
かさばらないヘルメットなら、準備しておくと安心ではないでしょうか?
いらなかったという防災グッズ、本当にいる?いらない?
いらなかった防災グッズたちですが、本当にいらないのか?という疑問を持つ人もいるでしょう。
人がいらなかったからといって、自分もいらないかといえばそうでもないからです。
中には、これがあって重宝したと言う人もいるでしょう。
防災グッズを準備する際に基準にしたいのは、その人のライフスタイルでもあります。
また、避難所で避難生活をするか、自宅で避難生活をするかによっても必要なものが違ってきますし、災害によっても必要なものが多少違ってくると思います。
先に紹介したいらなかったものも、もしかしたら必要なものもあるかもしれませんね。
自分の家庭に合わせて準備すると良いでしょう。
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防災グッズ、これだけは準備しておきたいもの
いらないかもしれない防災グッズではなく、これだけは準備しておきたいものも確認しておきましょう。
準備しておきたい防災グッズ1
飲料水
いらなかったもので紹介したのは「大容量の水」
しかし、
飲料水は生きるために必須なものですから、500mlなどの小さいペットボトルの飲料水は準備しておくべきですね。
避難所に行けば、また災害後もライフラインが止まってしまえば行政が動いて飲料水や食料も支援があります。
しかし、その支援があるまでの時間、どのくらいかかるかわかりません。
いざという時のためにも日ごろから準備しておくのが良いということです。
準備しておきたい防災グッズ2
食料品
水の次に必要なのは食べ物ですね。
実際に災害に合ったことがある人や、またそうでなくてもニュースなどで見ていると、災害後にその周辺のコンビニやスーパーでは飲料水や簡単に食べられる食料品が売り切れということが多いです。
みんなそれを求めているからですね。
いらなかった食糧として、レトルト食品やカップ麺を紹介しましたが、水やお湯、また温め直したりしなくても食べられるもの、そのまま食べられる非常食を準備しておくことが大切です。
こちらは水やお湯を入れるだけで食べられるものなのですが、お湯がないとしても、飲料水だけでも準備していれば、それだけで食べることができます。
いろんな味のものがあるので飽きずに食べられるというところもメリットの一つです。
他には乾パンやビスケット、カロリーバーのようなもの、缶詰など防災用の食品を扱っているところでも購入できるので、好みで選んで準備しておくと良いでしょう。
ところで、先述したとおり、飲料水にしてもこうした防災用の食糧にしても、保存期間は長めではありますが、それだけに賞味期限を忘れてしまうことが多々あります。
定期的にチェックし、災害時に賞味期限が切れていて食べられなかったということがないようにしたいものですね。
準備しておきたい防災グッズ3
現金
キャッシュレスが進んでいる現代ですが、それでも現金にこだわるお店はまだまだたくさんありますし、ましてや災害時に電気、通信などがストップするとカードを使うこともできません。
現金があればいざという時に役に立つので、防災グッズと一緒にカバンに入れておくと安心ですよ。
準備しておきたい防災グッズ4
モバイルバッテリー
スマホ1台あれば何かと便利な世の中ですが、災害時にもやはり役に立ちますね。
情報を得たり、家族と連絡を取ったり、明かりがないときにはライトをつけたり。
そんなスマホもバッテリーがないと困るので、モバイルバッテリーも準備しておくと便利です。
もちろん、これも必要性に応じてといったところでしょうけれどね。
「アマゾン」「楽天」「Yahooショッピング」のリンクをはっておきますので、ぜひ検索してみてください。
まとめ
防災グッズを準備するときに、これ、いるかな?いらないかな?と迷うものがありますよね。
過去に災害にあったことのある人たちの声も参考にしながら、準備してみると良いと思います。
いらなかったものを紹介してきましたが、こちらもその人、その家庭によっては必要なものがあるかもしれないので、家族で話し合ってよく考えてみると良いでしょう。
そして必ず準備しておきたいものは、人間にとって必要な飲料水と食糧です。
これだけは準備しておいて損はないので、防災グッズを準備する際の参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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