旅行の時にはスーツケースをガラガラひいて持ち運ぶもの
そんな既成概念がありませんか?
私もそう思ってました。つい先日も東京へスーツケースを片手に行ってきました。
スーツケースを持って旅行に行くと、「ザ・旅行」という感じで雰囲気はでるかもしれませんが、はっきり言って「邪魔!」と思ってる人も多いと思います。
駅のロッカーなどに預けるという方法もありますが、またその場所に戻ってこないといけないというデメリットもあり、なかなかスッキリした解決策を見つけられなかった人も多いのではないでしょうか。
もっと楽な方法はないの?
もっと手軽に旅行を楽しむことはできないの?
そんなことを考えてる人たちも少なくありません。
そこで思い立ったのが、
スーツケースを宅配便で送ってしまうということ!
ということで今回は、
といったことを調べてみました。
もっと楽で楽しい旅行のための参考になれば幸いです。
目次
スーツケースは宅配便で送れるの?
え?そこから?と言う人もいそうですが、そうなんです。
スーツケースが宅配便で送れるということを知らない人も…います!(この記事を書く前の私です)
例えば、旅行に行くときに、自宅から宿泊先のホテルや旅館に、スーツケースごと送ってしまったらどうでしょう?
自家用車で行くというならまだしも、電車や飛行機などを利用していくとなると、けっこうこのスーツケースが面倒ですよね。
重いし、運ぶのも大変だし、ガラガラひいて歩くのも大変。
宿泊先に着く前に、少し観光もしたいけど、スーツケースがあると思うように動けないというのも困りますよね。
そこで、スーツケースそのままホテルや旅館に送ってしまうのです。
そうすれば身軽に動くことができ、楽しい旅行の出発をすることができるんです。
帰りも同様に、ホテルから自宅まで宅配便で送ってしまえば、楽に帰ることができますね。
海外旅行に行くときに空港に直接スーツケースを送りたい
また、
帰ってきたときに空港からスーツケースを自宅に送ってしまいたい
そんなときにも空港宅配便を利用すれば、身軽に帰宅することも可能です。
旅行ではないけれど、例えばメルカリなどで使わないスーツケースを売りたいという時。
売れたら宅配で送ってしまえばいいですよね。
逆に、スーツケースが欲しくて買ったというときにも、送ってもらうことができます。
というように、スーツケースは宅配便で送ることができます。
すっごく便利です!
スーツケースの宅配料金っていくら?お得に送るには、どこの宅配会社がいい?
スーツケースを宅配で送ることができるということはわかりましたが、気になるのが料金ですよね。
大きさもいろいろありますが、それでもスーツケースは大きいものです。
重さもありますから、
いったいいくらくらいかかるんだろう?
と気になります。
料金を見ていく前に、スーツケースのサイズについて確認しておきましょう。
宅配料金はスーツケースのサイズによって違ってくるからです。
スーツケースのサイズ
スーツケースのサイズは容量によって違ってきますね。
宅配便で送る場合には、
縦+横+幅(厚み)
以上の合計サイズと重さで料金が決まってきます。
主なものをまとめてみました。
サイズ | 容量 | 縦+横+幅(厚み) |
120 | 30L(1~2泊用) | 3辺の合計が120㎝以内 |
130 | 40L(3~4泊用) | 3辺の合計が130㎝以内 |
140 | 60L(5~6泊用) | 3辺の合計が140㎝以内 |
150 | 80L(1週間以上) | 3辺の合計が150㎝以内 |
気になる大手3社の宅配料金
宅配会社といえば、
- 日本郵便(ゆうパック)
- ヤマト運輸
- 佐川急便
といった大手3社が思い浮かびます。
この3社の料金を見てみましょう。
1、日本郵便
日本郵便というと、ピンとこなくても「ゆうパック」と言えばわかる人もいるでしょう。
郵便局やゆうパック取扱いのコンビニなどで送ることができます。
この日本郵便の場合には、お得に送れる「持ち込み割り引き」があるんです。
郵便局やコンビニにスーツケースを持ち込めば、「120円」割引してくれるわけです。
【東京から大阪へ送った際の料金の例】
120サイズ | 1690円 |
140サイズ | 1950円 |
160サイズ | 2160円 |
170サイズ | 2530円 |
詳しい料金は日本郵便のサイトで確認が必要ですが、目安として見ておくと良いでしょう。
また、空港に送りたいという場合には、「空港ゆうパック」というものがあるので、これを利用してみましょう。
基本の配送料に空港使用料(650~660円)で指定の空港に送ることができます。
ただし、対応している空港が限られているので、こちらもあらかじめ確認が必要です。
ヤマト運輸
ヤマト運輸の場合、一般の宅配便でも送ることができますが、ヤマト運輸のお得なサービスとしてあげられているのが「往復宅急便」です。
あらかじめ、往復で宅急便を申し込んでおくと、旅行の際に
自宅→ホテルや旅館→自宅
というふうに、行きも帰りも宅配でスーツケースを届けてくれるサービスなのです。
旅行の帰りの際の面倒な手続きをしなくても、ホテルや旅館に預けておくと宅配会社がひきとって自宅まで配送してくれるので便利ですね。
またヤマト運輸でも空港への配送、また空港から自宅への配送も可能です。
この場合にも空港使用料がプラスされます。
【一般宅急便で東京から大阪に送った場合の料金の例】
120サイズ (15kgまで) |
1720円 (キャッシュレス1716円) |
140サイズ (20kgまで) |
1960円 (キャッシュレス1958円) |
160サイズ (25kgまで) |
2180円 (キャッシュレス2178円) |
170サイズ (30kgまで) |
2510円 (キャッシュレス2508円) |
【往復宅急便で東京から大阪に送った場合の料金の例】
120サイズ (15㎏まで) |
1720円 (キャッシュレス1716円) |
140サイズ (20㎏まで) |
3720円 (キャッシュレス3716円) |
160サイズ (25㎏まで) |
4160円 (キャッシュレス4256円) |
170サイズ (30㎏まで) |
4820円 (キャッシュレス4816円) |
行きも帰りもスーツケースを送るなら、往復宅急便にしたほうがお得ですね。
往復宅急便で注意点があります。
送り先はホテルなどの宿泊施設やレジャー施設。
民泊は不可、そして実家や勤務先といった個人への配送もできないとなっています。
また、締め切りが宿泊の2日前なので、計画を立てて申請する必要があります。
佐川急便
佐川急便で送る場合にも、往復で宿泊施設に送ることができますが、この場合の料金は、行き・帰りの配送料の合計となります。
【一般宅急便で東京から大阪に送った場合の料金の例】
100サイズ (10㎏まで) |
1496円 |
140サイズ (20㎏まで) |
1958円 |
160サイズ (30㎏まで) |
2178円 |
170サイズ (50㎏まで) |
3135円 |
もっとお得に送る方法があるって?
一般的によく利用される宅配会社の料金を見てきました。
大差がないようにも見受けられますが、調べているうちにもっとお得に送れる宅配サービスがあることがわかりました。
エコム一便
「エコム一便」という佐川急便を利用したサービスで、1280円からという、お得な料金で送ることができます。
ただし、条件付きといったところでしょうか。
- 取扱いのスーツケースは160サイズで重さが30㎏以下の1サイズのみ
- 近隣を中心に送ることができるが、送り先エリアが限定されている
- 発送前日18時までにネットで申し込み、発送は集荷のみ、カード決済のみ
【東京から大阪に送った場合の料金の例】
160サイズ | 1780円 |
東京から大阪でこの料金ですが、例えば、東京から同じ関東圏内や北陸、信越といった近隣の地域なら1280円で送ることができます。
らくらくメルカリ便
らくらくメルカリ便というのはヤマト運輸のサービスです。
メルカリで売買するときのためのサービスですね。
こちらの料金は全国一律。距離によって料金が変わるわけではないので、メルカリで販売するときにも便利ですね。
100サイズ (10㎏まで) |
1050円 |
120サイズ (15㎏まで) |
1200円 |
140サイズ (20㎏まで) |
1450円 |
160サイズ (25㎏まで) |
1700円 |
料金も全国一律でありがたいことですが、さらに、匿名、補償、追跡サービスもあるので、安心して使えますね。
JAL手ぶらでおでかけサービス
こんなサービスもあります。
「JAL手ぶらでおでかけサービス」は、旅行の際に航空会社JALを利用する方に限定されますが、このサービスは佐川急便を利用した配送サービスです。
140サイズ20㎏以内と大きさに制限はありますが、140サイズなら、一般的に5~6泊くらいの大きさなので十分かと思います。
もちろんスーツケースも可能で、気になる料金は、
片道 | 1630円 (沖縄は2040円) |
往復 | 3260円 (沖縄は4080円) |
となっています。
佐川急便で一般宅配で送るよりも安くなってますね。
JALを使って旅行の際にはこうしたサービスも利用してみると良いでしょう。
スーツケースってどうやって送るの?
ところで、一般の宅配だとダンボール箱とかにいれて包装して送りますが、スーツケースってどうやって送るのでしょうか?
やはり梱包は必要なのでしょうか?
自分用の場合
自分のスーツケースを旅行先に送ったりする場合には、特に梱包をする必要はありません。
スーツケースはそれだけでも頑丈に作られていますし、旅行の際にも飛行機に預けたりもしますよね。
しかし、それでも大切に使いたい、傷や汚れを防止したいというのであれば、キャリーバッグカバーやスーツケースカバーといったカバーをつけて発送するのが良いですね。
また、送る際には鍵をかけることもお忘れなく。
販売用の場合
メルカリなどで売れた時に発送するときには、しっかりと梱包するのが礼儀です。
水漏れ防止、汚れ防止、傷防止のためにも梱包は必要です。
もともと傷や汚れ、破損などがないものなのに、到着したときにはどこかが壊れていたということになると、トラブルのもとになりますので気をつけましょう。
スーツケースの梱包の仕方
スーツケースはそのままでも宅配便で送ることはできますが、スーツケースを保護するという意味では梱包するほうが好ましいわけですが、梱包する方法について確認しておきましょう。
スーツケースカバーで保護する
キャリーカバーやスーツケースカバーをかけておくと、水漏れ対策にもなりますし、全体に傷や汚れがつくのを防ぐこともできます。
キャリーバッグカバーやスーツケースカバーはこんなものがあります。
でも、買うのも面倒だし、家にあるものでなんとかならないかな?
そんな時には、レジャーシートなどで包み込んでしまってもいいですし、プチプチなどのエアー緩衝材を使ってぐるぐる巻いてしまっても大丈夫です。
プチプチを使って保護する
全体はとりあえずカバーをかけても、持ち手や壊れやすい部分を保護するということも大切です。
持ち手やローラー部分は特に破損しやすいので、要注意です。
プチプチなどのエアー緩衝材を使って、その部分をしっかりと梱包しましょう。
ダンボールで保護する
スーツケースが入るだけのダンボールがあるのでしょうか?
普通のダンボールなら2つくらいを組み合わせて使うことになりますね。
それもけっこう面倒だったりするのですが、「巻ダンボール」を使うと便利です。
ロール状になったダンボールなので、スーツケースの大きさに合わせて梱包できますよ。
【番外編】
スーツケースではなくメールバッグを使って旅行先に送る
スーツケースではなくメールバッグを使って旅行先に送ってしまっているという人もいるんですね。
メールバッグってこんなものです。
旅行先で持ち歩かないというのが前提です。
持ち歩くとやっぱり不便ですからね。
ホテルや旅館まで送ってしまい、さらに帰りも自宅へと配送してしまえば、スーツケースじゃなくても良いわけですね。
このメールバッグを使うメリットとしては、荷物の少ない行きは小さくコンパクトにまとめて送ることができ、帰りには衣類やお土産などもいっぱい詰め込んで送ることもできるといったように、サイズを変えることができるという点です。
小さくすればそれだけ料金も安くなるので、お得ですよね。
注意点としては、防水性が不安なので衣類などは圧縮パックなどにいれてからメールバッグにいれたり、鍵をつけておくと中が開けられたりしないので安心です。
まとめ
スーツケースを宅配便で送るには、宅配会社によっても料金が違います。
エコム一便は送れるエリアを確認する必要はありますが、一番安いかなと思います。
ケースバイケースでお得になるサービスもあるので、よく調べてみると良いでしょう。
送るときには梱包はした方がよさそうですよね。
自分用なら簡単にキャリーケースカバーをかけるだけということもできますが、売り物なら丁寧にエアー緩衝材を使って念入りに梱包することも必要です。
自分用でも壊れやすい部分は丁寧に梱包しましょう。
たのしい旅の参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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