卒業式や入学式に参席したお母さんたちの胸にはきれいなコサージュが見えますね。
とてもきれいですし、明るい雰囲気を醸し出してくれる大切な役割を果たしています。
ここで、
このコサージュってそもそも何?
どんな意味があるのかしら?
みんなつけているけど、どうしても必要なものなのかしら?
と疑問が…
というわけで、
について調べてみました。
それではさっそく見ていきましょう。
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目次
そもそもコサージュとは?コサージュはなぜつける?
コサージュというのは、あや襟元、胸などにつける花飾りのことを指します。
フォーマルな場でよく見かけますよね。
まずは、そのコサージュの由来から見てみましょう。
コサージュの由来
もともとコサージュはフランス語から来ているのです。
フランス語で婦人服の身ごろや胴部、胴衣のことを「corsageコルサージュ」と言います。
そして胴衣につける花束という意味で「bouquet de corsage ブーケ ドゥ コルサージュ」と言われていて、19世紀後半からはそれをコルサージュと呼ぶようになり、今の「コサージュ」になっているのです。
フランスではそのコルサージュは祝い事の場で貴婦人がつけるものとされていました。
なので、日本でもコサージュは、卒業式や入学式、結婚式などのお祝い事の場でつけるようになったのですね。
コサージュはなぜつける?
こうして日本でもコサージュがお祝い事の場でつけられるようになりましたが、このコサージュには、将来の安全、健康を守る願いが込められているといいます。
卒業式や入学式で子供たちが胸にコサージュをつけるのも、そうした願いがあってのことなのだと思うと納得できますね。
また、子供たちが付けるコサージュは、フォーマルなデザインの制服にワンポイントを加えて特別感を演出する役割を果たしたり、季節感を出す役割を果たしたりしているのです。
親がつけるコサージュもまた、お祝いの席を明るくしてくれる役割を果たしているのです。
卒業式にコサージュはいる?いらない?
卒業式にコサージュは必須なのか?という質問が多いですね。
卒業式にコサージュはいる?いらない?
卒業式や入学式に参加しているお母さんたちを見ていると、皆さんコサージュをつけているようなので、絶対つけないといけないのかな?と思うのです。
でも、必ずつけないといけないという決まりはないのですよ。
コサージュはつけてもいいし、つけなくてもいいというのが本当のところです。
でも、コサージュの意味を見てみると、お祝いの場にふさわしいものであるので、やはりあったほうがいいのかなとも思いますよね。
そして特に卒業式の服装がダークカラー系のスーツが多いので、どうしても雰囲気が暗くなりがち。
そこに、コサージュひとつつけることで、明るい雰囲気にすることができるので、やはり卒業式にコサージュはあったほうが良いと思うわけです。
コサージュをつけないときは
コサージュは必ずつけないといけないものではありませんが、お祝いの場を明るくするためにも他のアクセサリーがあったほうが良いと言えます。
ネックレスやブローチ、スカーフなどでおしゃれに着飾ることができますよ。
ネックレスもつけてコサージュもつけるという場合もあります。
その場合は、あまり派手すぎないように、あまりうるさすぎないように、デザインを選ぶ必要があります。
ネックレスをつけて、コサージュのかわりにブローチという組み合わせもあります。
この場合のブローチもワンポイントの上品で清楚な感じのものを選ぶのが良いですね。
卒業式が行われる3月はまだ肌寒い日もありますので、首元にスカーフをおしゃれに巻いてみると、寒さ対策にもなりますし、おしゃれな装いを演出することもできます。
このように、卒業式にコサージュは必須ではないけれど、お祝いの場を飾るためにもコサージュ、もしくは他のアクセサリーで装ってみると良いということなんです。
卒業式に親がコサージュをつける場合、決まりはある?
卒業式に親がコサージュをつけるにあたって、何か決まりはあるのでしょうか?
もちろん、こういうものに、決まりというか規則みたいなものはありませんが、しかし、好ましいもの、好ましくないものはありますよね。
コサージュの色
卒業式の服装が厳粛で厳かな雰囲気のダークカラー系の服なので、それに見合ったコサージュの色を選ぶことが大切になってきます。
ブラックやネイビーの服に、黒っぽい色のコサージュは、喪服のイメージになってしまうので、これはNGです。
また、濃いピンクや赤、オレンジなどといった色は目立ちすぎなのでNGです。
一般的に、卒業式につけるコサージュは白やアイボリー、薄いピンクなどが代表的ですね。
ダークカラーに良く似合い、明るい雰囲気を醸し出してくれるからです。
でも、派手すぎな色はちょっと場違いになってしまうので、避けたほうが良いというわけです。
こんな色って大丈夫かな?と迷うくらいなら、避けたほうが無難です。
オーソドックスな色合いを選ぶほうが、マナー違反にならずにすみますよ。
コサージュのデザイン
色だけではなく、デザインや素材にも卒業式にふさわしい物、ふさわしくないものがあります。
- 派手なもの
- チープなもの
があげられます。
例えば、ラメが入ったものは、ブラックやネイビーの服にあわせるとけばけばしく見えてしまいます。
あくまで派手なものはNG、清楚で上品なものがOKというわけです。
また、キラキラ光るもの、テカテカ光る素材のものも避けたほうが良いですね。
さらにフェルト生地で作ったコサージュは色やデザインがおとなしめでも、チープに見えて、これも卒業式という場には合いません。
チープなもの、カジュアルなものも避けたいものです。
どんなのが良い?種類とおススメコサージュ!
では、どんなコサージュが卒業式にお似合いなのでしょうか。
その前に、コサージュの種類をまず見てみましょう。
私はコサージュに種類があるとは思っていなかったのですが、調べてみると種類があるんですね。
コサージュの種類
コサージュには、
- 生花
- 造花
- プリザーブドフラワー、ドライフラワー
の3種類があるのです。
それぞれ見ていきましょう。
1、生花のコサージュ
文字通り、生花のコサージュです。
本物のお花を使ったコサージュなので、特別感があり、フォーマル度も一番高いのです。
また高級感もありますね。
生花のコサージュはお花屋さんで作ってもらうことになりますが、まずは予約する必要があります。
当日、急に作ってくれといっても難しいことが多いので、卒業式には生花のコサージュと考えてる人は、まずは問い合わせてみましょう。
お花屋さんによっては、午前中に卒業式があるという人のために、朝早くからお店を開けてくれるところもあるかもしれません。
前日に受け取って、水につけておくという方法も大丈夫かもしれません。
が、まずはお花屋さんと相談してみるのが一番です。
お値段は3000円くらいを目安に考えておくと良いでしょう。
お花の種類によってはもう少し高くなることもあります。
お花屋さんで、どんなお花を使って、どんなイメージにするかというのも相談して作ってもらえるので、自分の好きな花、香りのコサージュを作ることができます。
そして他の人とかぶることなく、自分だけのコサージュが出来上がるのもうれしいところです。
生花のコサージュは取り扱い注意です。
ぶつけたり、あたったりすると花に傷がつき、ダメージを受けた花が大切な式の途中で落ちてしまったりしおれてしまったりということもあり得ます。
小さいお子さん連れで、抱っこしないといけないという場合にはおススメできなません。
また、学校まで遠い場合もあまりおススメできませんね。
当日だけの生花のコサージュは、上品で素敵です。
その日1日だけの生花コサージュを楽しめたらいいですね。
2、造花のコサージュ
コサージュは造花のものをつけている人が多いでしょう。
アートフラワーのコサージュとも言われています。
布などをつかって、お花の形をつくったものですね。
実はこの造花のコサージュにもいろんな種類があるのです。
- 洋服と同じような生地で作られたもの
- 生花そっくりに作られたアーティフィシャルフラワーのもの
- フェルトや毛糸などで作られたもの
- リボンやレースを使って作られたもの
などなど。
そういわれて見ると、ああ、そういえばいろんなコサージュがあるなあと思い浮かぶ人も多いかと思います。
そんないろんなコサージュの中で、どんなものを選んだら良いか?が問題になりますね。
基本的には先に書いたように、上品で清楚なもの、派手過ぎず、安っぽく見えないものが無難です。
フェルトやデニムなどで作ったようなコサージュはカジュアルっぽく、また安っぽく見えるのでNGです。
リボンやレースで作られているものも、そのものによりますが、安っぽく見えるものもあるので、注意が必要です。
一番良いのは、本物の生花のように見えるものですね。
もしくは洋服と同じような生地で作られたものもよさそうです。
こちら人気商品です。
ネットで買うと画面上で見る色と実物の色合いがちょっと違うっていうこともありますし、見た目の感じもちょっと違うなあって思うこともあるかもしれません。
店頭で実物を見て買うのが一番ですが、なかなか買いに行けないという場合にはネットで買うのもありかなと思います。
評価の高い物、レビューが良い商品を選ぶのが無難でしょう。
造花のコサージュのお値段もピンからキリまで。
最近では100円ショップにも売ってるとか?
でも、卒業式といったフォーマルな場につけていくコサージュを100均で買うのはおススメいたしません。
お子さんの大切な節目となる卒業式ですし、造花のコサージュは生花とちがって1日で使えなくなるものではなく、今後何度も使う機会があるものです。
なので、良いものを購入することをおススメします。
3、プリザーブドフラワーのコサージュ
プリザーブドフラワーというのは、生花や葉を特殊な液の中に沈めて水分を抜いたものです。
水分を抜くわけですから、ドライフラワーと似ているのですが、ドライフラワーとはまた違い、生花の美しさを残してくれます。
ドライフラワーはそのまま乾燥させるだけなのですが、プリザーブドフラワーは、生花が最も美しく咲いている時期に色素を抜き、特殊な染料を吸わせることで、花のみずみずしさを保つことができ、生花のような仕上がりになるのです。
上手に保管すれば、数年ほど持つと言われています。
このプリザーブドフラワーで作ったコサージュは、生花のコサージュと見た目にもあまり変わらないくらいキレイで、高級感もあり、人気があります。
生花と違って、当日しかもたない、使えないというわけでもなく、また当日受け取らなくても前もって準備できるという点でも生花よりは扱いやすく、準備がしやすいですね。
反面、プリザーブドフラワーは繊細なものなので、ぶつけたりすると花びらが割れたり、一部がとれてしまったりと、扱い方に注意が必要ということもありますし、プリザーブド加工することができる生花の種類も限られていて、どのお花でも可能というわけではないので、好きな花で作りたい場合は生花のほうが良いということになりますね。
また価格面でも生花よりも少し高めになります。
が、長持ちすることを考えると、少々高めでも良いかなと思いますけどね。
プリザーブドフラワーのコサージュです。
いろんな色から選べるので、着るスーツの色によって選ぶこともできますし、お好みで選んでもいいですね。
ドライフラワーのコサージュもどうかな?と思ったのですが、色形もきれいなものがあるので、選択肢に入れても良いかなと思いました。
参考にしてみてください。
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まとめ
今回、コサージュについて調べてみて、卒業式に胸につけるコサージュはただの飾りじゃなかったんだ!というのが正直なところです。
お母さんたちのおしゃれのため、また明るい雰囲気を出すためと思っていましたが、子供たちの将来の安全と健康を守る願いが込められているのですね。
コサージュが持つ意味を考えながら、卒業式の準備をすることで、より一層、卒業式に臨む気持ちが深まりますね。
もちろん、コサージュは必ずつけないといけないというわけではありません。
つけてもつけなくても、お子さんの卒業を祝い、健康を願う気持ちは変わりませんからね。
コサージュの代わりにブローチという方法もありますし、卒業式の装いにおいてマナー違反にならなければOKだと思いますよ。
参考になれば幸いです。
今回はここまで!
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