こんにちは!
つくしです
コンパクトなカメラで収録の場合、クルー全体のフットワークがすごくよくなります。
理由としては、
- カメラが軽い
- 三脚もコンパクト
- バッテリーやメモリーもコンパクト
- ずばり扱いやすいから!
などの理由があげられます。
身軽。ということですね。
機材が進歩して、その撮影のクオリティに適応していればコンパクトにこしたことはありませんよね。
でも、
ここで問題が……
音声機材は変わりません。
(重く大きいまま)
ワイヤレスが1波2波だったら、カメラに直接入力して対応できますが、
3波、4波、5波……となるとガッツリ音声機材が必要になります。
この時に、カメラマンと音声さんのフットワークに差が出ます。
なのでこの、
フットワークがいいカメラマンと、動きが鈍い音声さんをつなぐケーブルの対策は必要なんです。
というわけで今回は、
「フットワークのいいコンパクトカメラで収録する場合に、やるべきミキサーアウトケーブルの対策!」
ミキサーアウトケーブルの対策1
カメラの入力にショートケーブルを付け足す
大きいカメラの場合は、撮影にさほど影響なくミキサーのアウトケーブルを抜き差しすることができます。
(大きいカメラは、いつまで現役なのでしょうか、)
2020年10月
しかし、
コンパクトなカメラの場合はそうはいきません。
抜き差し中は撮影に影響が出ます。
カメラを構えた後や、ドタバタと始まってしまった場合(大変)。
どうすればいいでしょうか?
この場合の対策として、
カメラの入力にショートケーブルを付け足します。
このショートケーブルの長さは30cm程度で、カメラのグリップなどにケーブルを固定しておきます。
コネクタは、固定した位置から少し遊ばせておくのがポイントです。
カメラ本体ではなく、このコネクタで抜き差しする。ということです。
少しの練習で、撮影に影響しないぐらいの抜き差しができるようになります。ぜひ試してみてください。
ですが、
カメラマンからすれば、
「ジャマな物がひっつけられたな、チッ」
ですよね……
なので、
普段からコミュニケーションをしっかりとって、協力関係を築いておきましょう。
ミキサーアウトケーブルの対策2
ミキサーアウトをワイヤレスで飛ばす
ミキサーアウトをワイヤレスで飛ばしカメラへ入力。
これができる環境と条件が整っていればこの対策がベストです。
そして、この対策にはメリットも多く、
- 収録中の立ち位置が自由になる
- ガンマイクのオペレート範囲が広くなる
- 狭い現場などその場所に入れなくても、電波さえ届けば収録できる
- ピンマイクの直しなど本番以外の対応がスムーズ
- 複数のカメラで収録する場合に、受信機を増やすことで各カメラに音声を入力することができる
などなど、
とても効果的な対策なんです。
コンパクトなカメラに限らず、よく使われる方法です。
しかし、当然デメリットもあります。
- 混信音飛びの可能性があり、発見がカメラマンになる
- 電池切れの可能性があり、これも発見がカメラマンになる
どちらも致命的です。
この、
ミキサーやガンマイクのアウトを飛ばすという方法は、様々な現場で使われます。
とても便利なシステムなのです。
しかし環境や条件がそろわないと、デメリットに書いたNGが起こってしまいます。
そんなワイヤレスの使い方に関する記事はこちら。参考にしてください。
あとがき
少し前に、
【ヘッドホンにこだわらなくてもいい】ENGはイヤホンでOK?
という記事を書きました。
こちらです。
これは、
「音声機材っていつまでこんなに大きいんだろう?」
という考えから、
「ヘッドホンをイヤホンに変えてみました。今のイヤホンはすごく性能がいいので、まったく問題なく小型化することはできます。」
という記事です。
なので、
その他の機材もなんとかならないでしょうか?
416は大好きなマイクですが、もう少し小さくなれば狭い現場でも扱いやすくなり、各録音現場でもっと重宝されるはずです。
そして、特にミキサーとワイヤレス。
カメラマンのコンパクトな姿と音声さんを比べると、心配されるぐらい重装備なんです。
「重くない?」
「腰大丈夫?」
「お腹すいてない?」
結構取材先であたたかいお言葉をいただきました。
特に最後のお言葉は泣きそうになりましたね。
ってことは……
誰が見ても重装備ってことです!
機材展に行くと、当然スペックは確認しますが……
気がつくと、
「重さ」「大きさ」に注目しています。
現場では軽くて小さいにこしたことはありませんからね。
取り止めのないあとがきになりましたが、
ほんと……
軽量、小型化。
なんとかなりませんかね。
今回はここまで!
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