近年、思いもよらぬ自然災害でたくさんの命が奪われているというニュースをよく目にしますね。
地震だけではなく、台風や津波など、私たちが防御しきれない災害はたくさん潜んでいます。
いつどこで起きるかわからない自然災害に向けて、普段から防災対策をしていくことがとても重要視されている昨今。
みなさんの住んでいる家は、安全に過ごすことができる状態でしょうか?
特に、赤ちゃんがいる家庭では、自分たちの身を守るのはもちろん、何もできない赤ちゃんのためにも普段から気をつけていかなければいけないですよね。
今回は、そんな防災対策の中でも、
赤ちゃんがいる家庭で特に気をつけておきたいポイント
をご紹介したいと思います。
目次
赤ちゃんを守るためにはまず部屋の中をチェック!
赤ちゃんは、ほとんどの時間を家の中で過ごします。
自然災害が起こった時、一番に心配なのは部屋の中が安全かどうかという点ですよね。
外からの影響を受けてものが倒れてきたり、
窓ガラスが割れたりしたら……
想像しただけでも恐ろしいことだと思います。
赤ちゃんは、まだ自分の足で逃げることはできません。
状況を把握するのにも時間がかかるので、親がしっかりと対応しないと不安で泣き出してしまうことも。
いざというときのためにもきちんと部屋の状態からチェックして、見直していきましょう!
家具が倒れてこないか
本棚などの棚やテレビ、食器棚など高さのある家具は、地震の際に倒れてくる可能性があります。
実際に倒れてきた家具の下敷きになってしまうことも考えられますので、倒れ防止の対策は必ずしておくことをおすすめします。
赤ちゃんがいる部屋に高さのある家具がなくても、大きな音が鳴ったりドアを破って倒れてくることもあるので、赤ちゃんを不安にさせないためにも実践していきましょう。
赤ちゃんの過ごす空間の安全確保
赤ちゃんは、普段どのような場所にいますか?
日中は、リビングなどで過ごしている方が多いかと思いますが、実はリビングにも危険はたくさん潜んでいます。
キャスターが付いている棚などがあれば地震の際に転がってくることも考えられますよね。
大きな窓ガラスが近くにあれば、割れた破片が赤ちゃんを狙ってくるこも!
普段から、今災害があったらどうなるか……
を、時々頭の中で考えながら生活していると、とっさの判断で赤ちゃんを守ることができると思います。
赤ちゃんが多くの時間を過ごす部屋の中は、災害時に一番いる可能性のある場所ですよね。
まずはその場所からきちんと防災対策をして、赤ちゃんを守ってあげることを考えていきましょう。
災害時の防災グッズの備えも大切!
次に、赤ちゃんを連れて避難することになった場合や、停電になってしまった場合の対策についてです。
みなさんの家庭では、防災グッズの備えはきちんとできていますか?
よく提示されている防災グッズは、あくまでも大人用です。
赤ちゃんには必要なものがたくさんあるので、普段から備えていくことが大切ですよ。
私は、妊娠9か月の時に、台風の影響で数週間自宅の電気が使えなくなりました。
もしも赤ちゃんがいたら……
「この状況ではやっていけないな」
とまで感じたので、普段からの準備は本当に必要だな、と身をもって感じています。
では、赤ちゃんがいる家庭ではどのようなアイテムが必要になるのでしょうか。
粉ミルク
赤ちゃんにとって栄養をとるためのミルクは必ずと言っていいほど必要なアイテムです。
母乳育児をされている方でも、災害によるストレスや環境の変化でいつ母乳が出なくなるかはわかりません。
粉ミルクは缶だと場所をとるので、スティックタイプだと便利ですよ。
オムツ
こちらもミルクと同様に必須アイテムです。
オムツは長時間使えるものが多いですが、赤ちゃんは頻繁にオムツ交換の時間があるので多めに用意しておくと安心ですね。
水
ミルクを作る際や、赤ちゃんの水分補給に必要な水。
大人でも、ご飯を作る際などには必要となるものなので、必ず用意しておきましょう。
汚れた部分を洗う役目もあるので、飲料水だけではなく、できれば通常の水道水もどこかにためておけたらいいですね。
毛布
冬場は特に必要なアイテム。
災害時には、暖房が使えなくなるので
冬は夜になるとものすごく寒いです。
赤ちゃんを寒気から守るためにも毛布は必ず1枚は用意しておきましょう。
おしりふき
おしりふきは、オムツ交換の時だけでなく、食事の際に手を洗う代わりに使ったり汚れをふき取ったりする役割もあります。
停電でガスが使えない家庭では、おしりふきで全身を拭いてあげるだけでも
だいぶ気分が変わると思います。
まとめ
いかがでしたか?
何もない日常を過ごしていると、意外と忘れがちな防災対策。
いつ来るかわからないからこそ今すぐにでも準備を進めていくことが大切です。
自分たちは大丈夫、と思っていても、どのレベルの災害が来るかは誰にも予想ができません。
ましてや赤ちゃんがいる家庭では、自分ではなく赤ちゃんのためにも事前に対策をしておく必要があります。
赤ちゃんを守るためにも何かあってからでは遅いので、平和な今のうちにしっかり見直してみてくださいね。
今回はここまで!
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