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走り幅跳びのルールとコツ・測定方法/世界記録・日本記録

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オリンピックや世界陸上などの大会でも行われている競技のひとつである走り幅跳びについて、皆さんはどのような競技か知っていますか?

小学校、中学校などでスポーツテストや体育の授業でやったことがある人も多いと思います。

しかし、走り幅跳びの詳しいルールや正しい測定方法まで知っている方はそう多くはないのではないのでしょうか。

今回は走り幅跳びの主なルール、計測の仕方、そして距離をのばすコツから世界記録、日本記録までお伝えしていきます

走り幅跳びの主なルール

競技としての走り幅跳びの公式ルールについて説明します。

競技者は競技開始の合図から1分以内にスタートしなければなりません。
ただし同一人物が連続して行う場合は2分以内にスタートするようにします。

そして、助走は助走路内であればどの距離から行ってもよいとされています。

世界トップレベルの選手は平均40~45mの助走距離をとることが多いようです。

また距離の目安に、助走路の外側に2つまでマーカーを置くことが認められています。なお、この助走路内であれば後ろ向きに走るなどしてもいいとされており、フォームや距離は自由です。

しかし跳躍時にバク宙など空中で回転をするような危険行為は禁止とされています。

競技者1人につき3回跳躍を行うことができます。そのうち上位8位まではさらに3回行い、合計6回のうちで一番よい記録で順位を決めます。

踏み切り板の砂場側先端から、着地した後の最も踏み切り版に近い位置までを計測したものが記録となります。

なお、着地の際にバランスを崩して手やおしりがついてしまったりすると、その跡までの距離が記録となります。また、踏み切り線より前に身体の一部が触れていたり、踏切板の外で踏み切ったり、着地の際に砂場の外に触れてしまうと失格となってしまいます。

つづいてスポーツテストや体力測定などではどうなるでしょうか。

学校などで行われているスポーツテストに関して、競技の公式ルールほど厳格なものはありませんが、指導者によっては適用される場合があるので、知っておくとよいでしょう。

せっかくよい記録が出たのにルール違反をおこしてしまうと無効になってしまいます。

そのような残念な結果にならないためにもルールを把握しておいたほうがよいでしょうね。

走り幅跳びの測定ルール

続いては走り幅飛びの測定方法について詳しく見ていこうと思います。

先述したとおり、記録の測定は、踏み切り版の砂場側の先端から着地した後までの距離を測ります。

この測定の際に、踏み切り版から着地点までは踏み切り版に対して垂直になるよう測定します。記録は砂場横に設置している測定器を使用して測ります。

測り方は簡単で、着地地点までスコープをスライドさせるだけで、より正確な記録を出すことが可能になりました。

測定器で測ることができる範囲外の場合については、測定員がメジャーを用いて測ります。その際、着地地点の砂が崩れないよう、素早く鉄の棒を刺して記録を測定します。

測り終わった後は1試技ごとに綺麗に整地をされますが、大きな大会などでは機械を用いて整地が行われることもあります。

ほかの陸上競技のハンマー投げや砲丸投げなどの投擲種目とは異なり、中心点からの距離を測るものではありません。

そのため、斜め方向に飛んでしまうと、実際にとんだ距離よりも短くなってしまいます。

それゆえ、前方にどれだけまっすぐ飛べるかが走り幅跳びにおいては重要項目となってきます。

踏み切りは踏み切り板の砂場側先端までで行います。

また、踏み切り板を少しでも踏み越してしまった場合はファウルとなり、記録無効となってしまいますので、走り幅跳びにおいて踏み切りが非常に重要となります。

そこで、踏み切り板を越えていないかを的確に判断することが勝敗に左右に大きく関わります。

しかし、

目視では正確な判断が困難なため、国際大会などでは、踏み切り板の先には粘土板が導入されています。

踏み切り版と区別がつきやすいよう色分けがされており、この粘土板に跡がついてあればファウルとなります。

走り幅飛びにおいてもっとも重要なのはより距離をのばすことですよね。屋外で行う陸上競技には特有のルールがあり、そこもクリアしていかなければ公認記録にはなりません。

それは風力の影響です。
競技が行われている際に、追い風が2mを超えてしまうと参考記録になってしまいます。

このように陸上競技では風力が記録を左右するといっても過言ではありません。
そのため、風力を計測する「風力計測員」が存在し、風力の計測方法は測定器を用いて行います。測り方はとても簡単で、測定器が示した数字を確認することで、正確な判断をすることができます。

走り幅跳びのコツ

それでは、走り幅跳びでより良い記録を出すためのコツを見ていきましょう。
1センチでもいや、1ミリでも記録を伸ばしたいのが選手たちです。

先にも述べたように追い風を利用するという方法もありますが
それだけではありません。

走り幅跳びの動作には、

  1. 助走
  2. 踏切
  3. 跳躍・着地

の3つあります。

動作別にそのコツを見てみましょう。

①助走

助走は徐々にスピードを上げるというのがポイントです。踏切ラインのところでは
スピードがマックスになるように。

もう一つのポイントはスライド走法です。
これは歩幅を広げて走る方法のことです。

助走にはこのスライド走法とピッチ走法がありますが、ピッチ走法は歩幅が狭いものです

助走のときから歩幅を大きくすることで踏み切った後に距離を伸ばすことができるのです。

②踏切

助走をしながら、踏切ラインのところでは重心を落とします。
これも距離を伸ばすためのポイントになります。

重心を落とすことで、足に力がはいり、踏み込みを力強くすることができます。
逆に重心が高いと勢いがなくなり、うまく踏み込めなくなるのです。

③跳躍・着地

走り幅跳びの飛び方には3つあります。
その中でも一番の基礎になるのが「かがみ飛び」と呼ばれるものです。

踏み切った後に、空中でその逆の足を大きく前に振り出しつつ、膝は体にひきつけます。空中で踏み切った足もそろえて、着地ということになります。

文章で説明すると体をかがめて飛ぶのか?と思われがちですが、体はできるだけ立てておくことが大切です。

このかがみ飛びがマスターできたら、「そり飛び」そしてプロ選手たちがよくやっている「はさみ飛び」などに挑戦してみてもよいでしょう。

どの飛び方にしても、視線は前方をというのがポイントになります。
空を見るのではなく、着地地点を見るのでもなく、前方ですね。

そして着地なのですが、
基本的には足から着地するのが良いと言われます。
着地した後には、後ろに倒れてお尻が落ちないように、前に倒れるようにするのが
良いですね。

走り幅跳びの距離の計測は踏切版から一番近い「跡」までなので、足は遠くに行ってもその後ろにお尻が落ちてしまえば、お尻の位置までとなります。

こうした着地も数を重ねるごとに自分なりのコツというものをつかむことができるでしょう。

走り幅跳びの世界記録

それではここで、走り幅跳びの世界記録に注目してみましょう。
2019年12月現在で、走り幅跳びの世界記録保持者は?

男子の部ではアメリカのマイク・パウエル選手です。
飛んだ距離は8m95。2位のボブ・ビーモンが出した記録である8m90を超えたのですが、
ボブ・ビーモンが記録を出したのは、1968年です。

それから約23年ぶりの1991年8月に東京での大会にて、マイク・パウエルが世界記録を更新しました。

女子の部ではソビエト連邦のガリナ・チスチャコワ選手が7m52という記録を持っています。

これは1988年6月にレニングラードで更新された記録です。

最近では2016年にアメリカのブリトニー・リースという選手が7m31を出していますが、世界記録更新までには至っていませんね。

走り幅跳びの日本記録

では、日本での記録はどうなっているでしょうか?

まず、男子の部です。
城山正太郎選手が8m40という記録を出しています。

しかも2019年8月に出した記録なので更新されて間もないのですね。

女子の部では、池田久美子選手です。
6m86という記録なのですが、やはり世界記録からみると落ちますね。

体格の差もあるのでしょうか。

この記録は2006年5月に更新されたので、今後の若い選手たちの
活躍も期待できそうですね。

まとめ

多くの人が経験したことのある陸上競技ですが、その記録が生まれるには厳しい測定と風力の自然条件によって左右されているんですね。

今まであまり注目していなかった競技でも正しいルールなどの知識を増やすことで、今まで以上に熱い気持ちで応援できるかもしれませんね。

そして、今、走り幅跳びを学校でやってるんだという学生たちも、コツなどを参考に
記録を伸ばせるよう頑張ってほしいものです。

 

つくし
つくし
以上!
今回はここまで!

 

 

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