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ラーメンのレンゲの使い方知ってますか?

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突然ですがラーメンのレンゲについて、マナーや使い方を習ったことはありますか?

テーブルマナーといえばよく問題になるのが箸です。
持ち方に関して批判が集まりやすく、テレビやYouTubeでも視聴者からのクレームが
出やすいものの一つとなっています。

しかしラーメンのレンゲについて、こう使いなさいとかこういう使い方はダメとか指摘を受けることはまずありません。

そこで今回はレンゲの使い方やマナーについて調べてみました。

ラーメンに限らないレンゲの使い方とマナー

レンゲの使い方とマナーについて考える際、その歴史について触れない訳にはいきません。

レンゲ発祥の国は中国で正式名称を散蓮華と言います。
読み方は「ちりれんげ」です。

日本で生まれた物では無いので、その使い方やマナーは

中国から伝わったものを正式なものとするか?
日本で独自に考えられてものを正式なものとするか?

ですが、
これは何を食べるかに大きく影響を受けます。

中華料理屋でレンゲを使う場合、例えばスープなどを飲む時、ズズッと音をたてるのはマナー違反とされています。

音がたつ原因は料理と一緒に空気を吸い込んでしまうからで、音をたてないようにするにはレンゲを傾けて重力で口に運ぶようにしなくてはいけません。

しかしラーメンでは音をたてることはマナー違反ではありません。
ラーメンはもともと中国から伝わったもので、本来なら中国のマナー通り、音をたててはいけないはずです。ところがラーメンは蕎麦やうどんと同じジャンルであると考えられているからです。

マナーの定義にも関わることですが「誰と食べるか」「どんな場所で食べるかなど」マナーはシチュエーションによって大きく変わります。

親が子供に食べ方のマナーを教える際、ほとんどが箸を使う前提のものです。
スプーンやフォークについては子供が自分と違う使い方をしているのを見つけた時に「こうやるんだよ」と教えられる程度です。

大人がスプーンやフォークのテーブルマナーを知らず、教えられないことが原因とも考えられますが、

それでは箸についてきちんとマナーを理解しているか?

と言われれば、ほとんどの人がわからないと答えます。

それなのに箸については親が調べてでも子供に教えようとします。
日本では高級店、大衆店問わず箸を使う店ばかりであり、他人に見られる機会がもっとも多いのが箸ですから、そこばかりに指導の熱が入ってしまうのです。

大衆店でレンゲを使う機会は「ラーメン」「ご飯もの」「スープ」を食べる時くらいで、ラーメン以外の場合は、スプーンで代用されることも珍しくありません。

ラーメンにおいても、絶対に使う必要のあるものではなく、自宅でラーメンを食べる時はレンゲを使わないのがほとんどです。

レンゲは使う機会が少ないものであり、同じカテゴリーである箸のマナーへの関心が強すぎるから、レンゲのマナーに注目が集まることは無いのです。

それから、ラーメンがどのように日本国内に広がったかもレンゲの使い方やマナーに大きく影響しています。

一般的な認識ではラーメンは麺類というくくりであり、同じジャンルの料理として中国料理よりも、蕎麦やうどんがあげられることが多いです。

蕎麦やうどんではスープを飲む時、丼に直接口をつけます。

レンゲがついてくる店もありますが、これはマナーではなく、衛生面的にレンゲをつけた方がお客さんに好まれるという考え方からつけられます。

ラーメンでも同様に丼に口をつけて飲む人が少なくありません。

この行為がマナー違反として非難されることもありますが、これはラーメンをどのジャンルと捉えるかで別れます。

ラーメンを蕎麦、うどんと同類と捉えれば問題なし。
ラーメンは独自のものだから蕎麦、うどんとは違うと捉えればマナー違反となるのです。

ではそのカテゴリー分けは誰が決めるのかというと、食事中周りにいる人ということになります。

関心が一番強いのは一緒に入った友人や知人となり、赤の他人である他のお客さんや店員の目も気になるところです。

マナー違反を気にする場合、多くは特定の誰かではなく「誰とはいえないが誰かに見られている」「批判されるのでは」という気持ちから気になってしまうことが多いです。

上記でも述べたとおり、マナーの定義は人によって異なります。
同じ店でも人によって「気にしない」「マナー違反だと感じる」のどちらも起こり得る可能性があります。

世間一般の基準が出来上がっていないレンゲに関しては、特に個人の考え方が強く反映されます。

レンゲで食べる時に縦にして口に運ぶか、横にして口に運ぶかについて調べましたが、マナーについて人に教えている人たちの記事をいくつも見ましたがどちらの意見も書かれていました。

外国の人との会食であれば音をたてるべきで無いのは間違いありませんが、それ以外のレンゲの使い方に関しては、自分で判断するしかないようです。

ラーメンでレンゲを使った方が良い理由

前の章でマナーは人それぞれで、レンゲについては特に世間一般で確立したマナーは無いので、自分で判断するしか無いと書きましたが、ラーメンを食べる場合はやはりレンゲを使うべきだと考えます。

スープを飲む時に丼に口をつけることに関して批判的な人はいますが、逆にレンゲを使うことにクレームをつける人はいません。

マナーが気になるのであればレンゲを使う方が無難です。

それからレンゲというよりは箸になりますが、箸の使い方が下手だと麺がうまくつかめず、
麺をすくって落とすということを繰り返してしまいます。

そうすると当然スープが飛びます。

隣の席にいる人は自分にもかかるのでは無いかと嫌な顔をし、離れた席の人には見苦しい印象を与えてしまいます。

箸で麺を持ちあげた時に補助としてレンゲを使えば、落としてしまうのを防げます。

ラーメンを食べる時のレンゲの使い方は、スープをすくうだけでなく、麺を口に運ぶ時の補助としても使えるということです。

まとめ

中華料理屋でレンゲを使う場合、すくう時に皿などの食器類に当たるカチャカチャ音や、スープをすする音などをたてないのがマナーです。

しかし、ラーメンの場合、ラーメンを蕎麦、うどんと同類とみなしレンゲを使わず丼に口をつけてスープを飲む人も多く、どちらかというと箸の使い方の方に目が行くのでレンゲの使い方は気にされません。

周りからの視線を気にするのであれば、なるべく音をたてない、麺を持ち上げる時に、落としてしまわないよう補助として使うのが、ラーメンにおけるレンゲの使い方として最適だと考えます。

 

つくし
つくし
以上!
今回はここまで!

 

 

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