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競歩の歩き方とルール・基礎知識

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皆さんは陸上競技の競歩を見たことがありますか?

オリンピックや世界陸上など大きな世界大会でも日本人の選手が活躍している競技なので、一度は耳にしたことのあるスポーツだと思います。

ですが、競歩について正しいルールなど理解していますか?

「ただ歩けばいいんじゃないの?」
「長距離走るマラソンに比べて楽そう…」

だなんて思っているそこのあなた、大間違いです!

競歩は私たちが思っている以上に難しく、厳しいからこそ奥深いスポーツなのです。
そこで今回は競歩の基本的なルールをお伝えしたいと思います。

しっかりルールを覚えれば、競歩を今まで以上に楽しんで観戦できること間違いなしです!

 

競歩の歩き方ルール

競歩の基本的なルールとして1番はその歩き方が挙げられます。
重要なポイントは2つあります。

  1. 「常に左右どちらかの足が地面に接していなければならないこと」
    これを【ロスオブコンタクト】と呼びます。
  2. 「かかとが地面についてから、脚が地面と垂直になるまでひざをまげてはならないこと」
    これを【ベントニー】と呼びます。

レースでは、トラックだと6人道路で行うレースだと9人の審判員が各自それぞれの場所で、これらのルールを違反していないかチェックしています。

このルールが守られていないと感じた場合、違反マークが書かれた黄色いパドルを示して選手に注意を行います。

この黄色のパドルは何回出されても失格とはなりません。

ただ、注意をしても直らない場合や改善が見られないときには、警告カードが出されます。
そして3回警告されると失格となってしまいます。

しかもラストの競り合いでは、一度も警告を受けていなくても主審審判から赤いパドルが出されてしまうと1発で失格になってしまうんです。

なんて厳しいルールなんでしょうか…。

そしてこのルールの判定は、ビデオ判定などがなくすべて審判員の目視により行われています。

1人の審判員は1人の競技者に対して、どちらかのルールの販促について1回ずつ出すことができます。

つまり、1人の審判員が何度も注意や警告を出すことはできないんですね。

そして最後まで歩きぬき、ゴールした後でも警告が3回になってしまうと失格となってしまいます。

この場合だと、主審審判員がその選手に対して失格の宣告をします。

そのため、先にゴールしても失格になってしまい、下位でゴールした人が繰り上げ入賞することもたびたびあるんです。

オリンピックのような大きな国際大会でも何度かあるんだとか!

まさに天国から地獄とはこのことですね…。

現在では告知の遅れを防ぐために主任補佐を配置することができます。
このような失格者は途中棄権者の数より多いレースもしばしばあります。
そのため、途中棄権するよりも、失格によって順位が変動する可能性も大いにあるのであきらめずに歩き続けるそうです。

本当に厳しい競技ですね。

 

競歩の歩き方とルール
基本的知識


競歩とは、トラックあるいは道路上で決められた距離を歩く速さを競う陸上競技です。

この競歩は陸上競技の中でも順位やタイムだけで争うのではなく、唯一の判定種目です。
決められたルールに沿ったフォームで歩かなければいけません。

現在は(2019年10月現在)
男子20km、男子50km、女子20kmがオリンピックの種目として登録されています。

しかも男子50km、は陸上競技種目の中で最長の歴史を持つ種目なんです!

1908年のロンドンオリンピックから開催されており、なんと100年以上の歴史がある由緒正しいスポーツなのです。

そのおかげもあってか、競歩に最も熱狂的なのはヨーロッパだといわれています。
ヨーロッパで行われる大会では、沿道にファンがびっしり押し掛けることもあるんです!

そのイメージだけですと、日本でいう箱根駅伝ほどの熱量なのではないでしょうか……

歩く競技だからと言って、普通に歩いているだけだからそんなに速くないんじゃないかと思っている人もいるでしょうが、実は世界大会レベルの競歩選手の速度はほぼ走っているスピードと変わらないくらいなのです。

男子50kmの世界記録をフルマラソンの42.195kmに換算すると2時間59分程度となります。
(このスピードはマラソンのセミプロランナーの走る速度と同レベルです)

マラソンなどで体力がなくなったり、疲労感が強くなった時などに速度を落としたり、歩き出したりするシーンもときにはありますよね?

しかし競歩の場合だと、日常生活で行っている普通の歩行法で歩いてしまうと、ルール違反と判定されてしまいます。

それゆえ、途中でバテてしまうと完歩できなくなってしまう可能性があるので、歩くというイメージとは異なり過酷なスポーツだともいわれています。

なんと!

世界大会でもおよそ1割の選手はゴールできないんだそうです。
非常に難しく、奥深いスポーツですね。

 

いかがでしたでしょうか。

長時間にもかかわらず、こんなに厳しいルールがあったんですね。

基本的なルールを知れば、今まで以上に競歩という競技に興味がわいてきますね。
言葉のイメージや見た目以上に、難しく厳しい競歩。
この奥深いスポーツを、これからはもっと熱い気持ちで応援しましょう。

 

つくし
つくし
以上!
今回はここまで!

 

 

 

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