きれいな黄緑色をしたシャインマスカット。
ぶどう品種の一つで、果皮が輝いていることから「シャインマスカット」と言われるようですね。
皮がついたままでもそのまま食べられるので、洗うだけですぐに食べられ、しかもおいしいですよね。
なのでついつい手がでて、「あっという間にひとふさ食べちゃった」なんていうこともよくあるんです。
ところで、果物だから大丈夫と思っていたものの、シャインマスカットのカロリーが気になったことはありませんか?
ついついたくさん食べてしまうけれど、甘い果物にも糖質がたくさんって耳にしたこともあります。
「カロリーとか大丈夫かなあ?」
「こんなに食べて太ったらどうしよう」
そんな心配を抱えたまま食べたのではおいしくないですよね。
ということで今回は、
といったことについて調べてみました。
目次
シャインマスカットの100g分のカロリーは?
シャインマスカット100g分のカロリーはいくらでしょうか?
気になるところですよね。
シャインマスカット100gのカロリーは?
答えはずばり!「61kcal」です!
これは、「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の中で「ぶどう 皮つき シャインマスカット 生」の値を参考にしています。
でも、61kcalと言われてもピンとこないというのも正直なところですよね。
そこで、少し比較してみました。
コッペパン100g→273kcal
チーズ100g→313kcal
カットキャベツ→15kcal
ぶどう→69kcal
りんご→56kcal
梨→38kcal
みかん→49kcal
という感じで、比較してみると、パンやチーズよりはずっとカロリーが低いですし、野菜に比べるとさすがに糖分があるのでそのくらい高くなるというところです。
また、ほかの果物と比べてみると、シャインマスカットのカロリーはやや高めになってしまいますね。
でもぶどうよりも低いということで、ぶどうを食べるよりはシャインマスカットのほうがダイエットなどには良いかもしれません。
シャインマスカットの糖質やその他の成分は?
では、ついでにシャインマスカットの糖質などについても見ておきましょう。
【100gあたり】
炭水化物 | 16.1g | – |
糖質 | 15.1g | 普通 |
食物繊維 | 0.9g | 普通 |
タンパク質 | 0.7g | かなり低い |
脂質 | 0.2g | 低い |
食塩相当量 | 0mg | 無し |
シャインマスカットその他の栄養素
シャインマスカットは果物ですし、糖質や食物繊維などのほかにもいろいろな栄養素が含まれています。
どんな栄養があるのか見ていきましょう。
カリウム
カリウムは体内の水分バランスを調整する働きをしてくれる栄養素です。
心臓の機能を正常に保つためにも必要な栄養素でもあるのです。
シャインマスカットには100gあたり210㎎のカリウムが含まれています。
カルシウム
シャインマスカットに含まれるカルシウムは7㎎
骨や歯の形成に必要な栄養素ですし、筋肉の収縮や神経の伝達にも必要な栄養素です。
大人子供問わず、すべての人たちに必要な栄養素ですね。
ヨウ素
シャインマスカットに含まれているヨウ素は1㎍です。
甲状腺ホルモンの合成や体温調節、代謝の調節などにかかわっている栄養素です。
ビタミン
シャインマスカットはビタミンも豊富です。
主に、ビタミンA,Eが多く含まれているのですが、ビタミンAの中でも、βカロテンが多く含まれており、レチノール活性当量は普通の量が含まれています。
ビタミンEの中ではα-トコフェロールが普通の量が含まれております。
そのほかには、ビタミンKも多く含まれており、ビタミンB1,ビタミンB6,ビオチン、ビタミンCなどが含まれています。
シャインマスカットひとふさだとカロリーはどのくらい?
シャインマスカットの100gあたりのカロリーはわかりましたし、低めだということもわかりましたが、だいたい100gってどのくらいか見当がつかないですよね。
そこで、ひとふさだとカロリーがどのくらいなのか見てみましょう。
ところでシャインマスカットもスーパーなどで並んでいるのを見ると、大きさに違いがありますよね。
ひと房と一言で言っても大きいものから小さいものまであります。
なのでサイズ別にまとめてみました。
重量(g) | カロリー(kcal) | 糖質量(g) | |
シャインマスカット1粒 | 10 | 6 | 1.5 |
Sサイズひと房 | 300 | 183 | 45.6 |
Mサイズひと房 | 400 | 244 | 60.8 |
Lサイズひと房 | 500 | 305 | 76.0 |
といった感じです。
当然ながら、ひと房の重量に合わせてカロリーも高くなりますね。
シャインマスカット1日にどのくらい(何粒)食べてもOK?
そんなシャインマスカット、1日にどのくらいまでなら食べても大丈夫でしょうか?
1日の果物摂取量
どのくらい食べてもいいのか考えたときに、1日に果物をどのくらい摂取するのが理想的なのか気になり、調べてみました。
すると、国でも「毎日くだもの200g運動」というものを促進しているということがわかりました。
栄養のバランスなどから考えても、また健康の面から考えても、1日に果物を200g摂取するのが好ましいというのです。
シャインマスカットならどのくらい?
シャインマスカット1粒の重さが約10gと考えると20粒くらいは食べられるということになりますね。
ただ、1粒10gと考えた場合であって、粒が大きいシャインマスカットもありますよね。
大き目かなあと思ったら、少し控えるくらいが良いかもしれませんね。
1房は20粒以上あるでしょうし、小さい房でも300gと考えると、1房食べるのはちょっとカロリーオーバーになるかもしれないので気を付けましょう。
普通サイズのシャインマスカットなら1日20粒くらいを目安に考えて食べるとよいでしょう。
食べる人によって食べても良い量が違う
シャインマスカット、1日20粒とお話しましたが、ここで注意が必要です。
これは健康な人が食べる場合の目安です。
じゃあ、ほかの場合は?ということなのですが、例えば、糖尿病という持病をもってらっしゃる方の場合は違ってくるのです。
ということで、もう少し詳しく見ていきましょう。
あくまでも検索して調べた結果です。
人によっては必ずこうとは限らない数値です。
参考までにしてください。
糖尿病の方の場合
糖尿病の方の場合は、糖質のとりすぎはよくありません。
糖尿病の方の1日の果物摂取量は80kcalが目安だといわれています。
ということは、シャインマスカットなら1日に8粒程度ということになりますね。
妊婦さんの場合
妊婦さんの場合には、普通の成人と違い、摂取栄養量も多めにとることが良しとされています。
果物摂取量でみると、
妊娠初期→200g
妊娠中期から授乳期→300g
というのが摂取の目安となります。
妊娠初期であれば、健康な成人と同じなので20粒くらいとなりますが、中期から出産後の授乳期には30粒。つまり小さいサイズで1房くらいは大丈夫ということですね。
ただし、妊婦さんの中には、妊娠中毒症や太りすぎといったリスクを抱えている方もいらっしゃると思うので、心配な方はかかりつけの医師と相談して食べると安心ですよね。
子供の場合
子供といっても満6歳以上の学童期の子供たちは、大人と同じ1日に200gの摂取が目安となります。
が、満5歳以下の乳幼児の場合は年齢や体格によって調節が必要です。
1日の果物摂取量 | シャインマスカット何粒? (1粒10g) |
|
生後12か月~18か月 | 野菜+果物 40~50g | 4~5粒 |
生後18か月~満2歳 | 100g | 10粒 |
満3~5歳 | 150g | 15粒 |
という感じになります。
あくまで目安なので、お子さんの体調や食の進み具合によっても変化があると思います。
ごはんをあまり食べないのに果物だけ多く取るというのも栄養のバランスが偏ってきますからね。
あくまでも検索して調べた結果です。
人によっては必ずこうとは限らない数値です。
参考までにしてください。
シャインマスカット、おいしく食べたい!
シャインマスカット、どんな風に食べてますか?
シャインマスカット、せっかく食べるならおいしく食べたいですよね。
私は普通に洗って皮ごと食べてますが、ほかにおいしく食べる方法があるのか、調べてみました。
洗って皮ごと食べる
シャインマスカットは普通のぶどうとは違い、皮ごと食べられるというのが魅力の一つです。
皮ごと食べることで栄養素もたっぷりと摂取することができますよ。
また、デザートのトッピングに使うということもできますが、これも皮ごとが一番ですよね。
もちろん、皮がどうしても苦手という人もいます。
あの食感が良いという人もいれば、苦手な人もいますよね。
どうしても苦手な場合には皮をむいて食べても大丈夫です。
シャーベットにする
シャインマスカットをシャーベットにするのもおいしいそうです。
洗ったシャインマスカットの房から粒をハサミで外し、冷凍容器に小分けして入れて冷凍します。
冷凍したシャインマスカットを暑い夏に一粒ずつ食べるというのもいいですね。
冷凍保存の目安は3~5週間ほどということなので、保存するときに日付を書いておくとわかりやすいですね。
スムージーにも
シャインマスカットの甘みを生かしたスムージーもヘルシーで良いですよね。
シャインマスカット、小松菜、りんご、バナナ、豆乳をミキサーにかけてスムージーにします。
砂糖を入れなくても十分に甘いので、健康的ですね。
栄養価も高く、朝食替わりの1杯にすることもできます。
また合わせる果物や野菜は好みで変えても良いでしょうし、自分で好きなスムージーを作ってみるとよいでしょう。
いろいろなデザートに
シャインマスカットの甘さ、そして鮮やかな色合いはいろいろなデザートにもよく似合います。
ゼリーやケーキ、ムース、和菓子にも使えます。
お菓子作りが好きな方はいろんなレシピを探して作ってみても良いでしょうね。
シャインマスカットの保存の仕方
シャインマスカットをおいしく食べるためには、保存方法も大切です。
シャインマスカットには皮にブルームという白い粉のようなものがついているのを目にしたことがあると思いますが、このブルームがシャインマスカットの鮮度を守っているのです。
なので、食べる直前に洗うのが一番良いのです。
しかし、うっかり全部洗ってしまったというときには、茎を2~3㎜残してカットするようにしましょう。
房から実を外してしまうと、茎が抜けた部分に穴が開き、そこから果汁が漏れて早く傷んでしまう原因になるのです。
茎をカットして粒を小分けにし、また粒が重なりあわないように保存すると傷みにくくなります。
洗ってカットしたものは3~5日で食べきるのがベストです。
が、食べきれないという場合には、上で紹介したように冷凍保存するとよいでしょう。
まとめ
シャインマスカットは、
100gあたりのカロリーは61kcal
1房だとSサイズ(300g)だと183kcal
となります。
1日に食べる目安としては、
健康な成人や6歳以上の子供なら200g、なので、シャインマスカット20粒程度
を目安にしましょう。
その他、健康状態に合わせて、乳幼児の場合にも月齢や体格に合わせて調節するようにしましょう。
おいしくてついついたくさん食べてしまいがちですが、どんなものでも食べすぎはよくありません。
美容や健康のために取り入れたいシャインマスカットも賢く取り入れるようにできたらいいですよね。
今回はここまで!
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