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三段跳びのルール、跳び方、フォーム、測定法は?起源となぜ三段?

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みなさん三段跳びのコツ、ルールってご存じですか?

「あの、走り幅跳びを3歩で跳んで….コツは、、ルールは、あの、その、ブツブツブツ……」

となりますよね^^

 

今回は、三段跳びのルール・跳び方・測定法から、起源となぜ三段?という疑問にお答えします!

 

三段跳びのルール、跳び方、フォーム、測定法

三段跳びなんだからただ三回跳ぶだけじゃないの?
と言わず、一つづつみていきましょう。

三段跳びには意外と知られていない細かいルールがあります。

三段跳びのルール【跳び方】

「三段跳びとは英語でTriple jumpといい、助走をつけてホップ・ステップ・ジャンプと三回続けて跳んだ距離を競う競技です」

というとても技術を要する競技です。

 

そして、

「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の跳び方には決まりがあり、

「ホップ」と「ステップ」は同じ足。
「ジャンプ」は反対の足

で跳ばなければなりません。

 

「ホップ」右→「ステップ」左→「ジャンプ」右
という順に跳んでしまうとファウルです!

なんとなく足を交互に踏ん張ったほうが良い記録がでそうな気が……

と思いますよね。

 

実は意外にも、ホップとステップが同じ足の方が記録いいんだそうです。
ぜひ実践してみてください。

 

そして重要な【踏み切り】

踏み切り板を少しでも踏み越してしまった場合はファウルとなってしまいます。
三段跳びの距離は、どこで踏み切ったとしても踏み切り板の先端から測定します。

なので、なるべくギリギリなところを狙ってジャンプすることが、記録を少しでも伸ばすためには重要になります。

三段跳びにおいて踏切板はとても重要になります。

審査をするときに踏み切り板をこえたかどうかを判別しやすいように、踏み切り板の先には粘土板がとりつけられています。

この粘土板に踏み切った足跡が付いていればファウルとなってしまいます。

そして踏み切り板は木材で白く塗られており、

大きさは長さが20センチ
粘土板は長さが10センチ

です。

このように三段跳びでは「踏み切りの数センチの差」で記録を伸ばしたり、無効となってしまうのです。

この点も三段跳びの面白さではないでしょうか。

三段跳びのフォーム【腕の使い方】

三段跳び腕の使い方は大きく3つに分けられます。

  • シングルアーム
    走る動作のような腕を交互に動かす(ジャンプの時に上げる)フォーム
  • ダブルアーム
    両腕を揃えて動かす(ジャンプの時に上げる)フォーム
  • シングルダブル
    シングルアームとダブルアームを組み合わせたフォーム

どのフォームもまんべんなく使われています。
選手それぞれでやりやすいフォームを選んでいると思われますが、世界大会などの選手を見ていると、ダブルアームが多く感じます。

 

素人感覚では、
普通に走っていてジャンプ!という動作は、片手が上になるのが自然ですよね。

なので、世界のトップ選手がダブルアームということは、記録を出すにはダブルアームの方が有利なのかな?というフワッとした思いがあります。

それは、走り高跳びの背面跳びのような認識です。

記録を出すには、その時代時代で競技にベストマッチしたフォームがあり、それは(ルールーの問題もありますが)選手の鍛錬によってわかりにくく少しづつ、発見、進化していく。というものだと。

なので、
「記録に直結したこれからの進化を見届ける」

という観点からもこのフォームに関しては、どの競技も注意深く見ていきたいものです。

三段跳びのルール【測定方法】

まず三段跳びの跳んだ距離は、

踏み切り板の砂場側の先端から、着地した跡の踏み切り板に一番近い位置まで。

を計測したものとなります。
そして踏み切り板から着地点までは、

踏み切板から垂直になるように計測します。
そのため斜めに跳んでしまうとロスが発生するので、
なるべくまっすぐに跳んだ方が良い記録が出る。

ということになります。

この点は、数センチの勝負をしている競技者であれば要注意の技術ではないでしょうか。

 

砲丸投げやハンマー投げは、投げた中心点からの距離を測ります。したがって砲丸投げやハンマー投げは、投てきの範囲内にさえ入っていればそのまま記録になります。
一方、三段跳びでは斜め方向に跳んでしまうと、跳んだ距離が実際に跳んだ距離よりも少し短くなってしまいます。

当然ですが、競技によって測定方法が違いますよね、
この点は知って観戦すると、

競技後になぜあんな表情をしたのか?
いい記録なのになぜ?

といった、競技のその瞬間瞬間の、違った見方ができますね^^

 

おすすめは、テレビ観戦です。
理由は、スローがあるからです。

会場であの雰囲気の中で観戦するのもいいのですが……遠いです。一瞬です。

ルールを知ってスローでじっくり観戦。

おすすめです。


三段跳びの世界記録と日本記録

  • 男子三段跳びの世界記録
    18m29cm
    1995年8月7日
    ジョナサン・エドワーズ
    (イギリス)
  • 男子三段跳びの日本記録
    17m15cm
    1986年6月1日
    山下訓史

 

  • 女子三段跳びの世界記録
    15m50cm
    1995年8月10日
    イネッサ・クラベッツ
    (ウクライナ)
  • 女子三段跳びの日本記録
    14m4cm
    1999年10月1日
    花岡麻帆

 

男子も女子も1m以上の差があるんですね。世界はすごい。

また、
男子の日本記録は何と、

30年以上も破られていません!
その時の映像はこちら

今の選手に期待することもありますが、30年前にこの記録はすごいとしか言いようがありませんね。

 

記録は2020年2月現在



三段跳びの起源は?なぜ三段?

三段跳びはいったいいつから誕生したのでしょうか?

実は三段跳びの起源は古代のアイルランドで誕生しています。

どのように誕生したかというと、

もともと、

「水たまりをいかに少ない歩数で渡り切れるのか?」

という遊びから三段跳びとして競技になったという説が有力だそうです。

しかし、三段じゃなくても二段や四段でもいいのでは?

と感じてしまいますよね。

しかし、実際にジャンプしてみると、利き足でジャンプするには、偶数回とんだほうがしっくりとくるような気がしました。

古代オリンピックの歴史的文献には、三段跳びの記録として時々15メートル以上の跳躍記録が出てくるそうです。

そこで、スポーツ史の研究家たちは、

「この跳躍の記録を複数段の記録に違いない」
「これは三段跳びの記録だ」

と結論をつけたそうです。

しかし、三段跳びが古代オリンピックの種目だった証拠はどこにもないそうです。
とてもいい加減な研究者達なんですね。

三段跳びが初登場したのは、アテネオリンピックでした。

日本では1874年に(明治7年)に海軍兵学寮で開かれた競闘遊戯会(運動会)の一種目である「うさぎのつきみ」と呼ばれる種目が三段跳びのはじまりとされているようです。

海外と比べてみると、海外は古代の時代から行われていたのに対して、日本ではおよそ150年前なのでそこまで古くはありませんね。

そして正式に日本陸上競技選手権大会の種目に加わったのは1918年(大正7年)の陸上競技選手権大会第6回からで、当時は英語名でhop step jump をそのまま「ホップ ステップ ジャンプ」と略して、選手のあいだでは「ホスジャン」とよばれていたようです。

この名前に日本語名を付けようと関東学生陸上技連盟(関東学連)の人物が提案し、ドイツ語名であるDreisprungやフランス語名のTriple sautを参考に「三段跳び」と「三回飛び」の二つの案を考案。

そして関東学生陸上競技連盟は役員会で「三段跳びの方がしっくりくる」という理由で三段跳びの名称を採用したそうです。

「しっくりくる」

重要です。

まとめ

いかがでしたか?

どのように三段跳びが誕生したかというと、もともとは古代にアイルランドで

「水たまりを濡れずに跳ぶ」

という遊びから誕生したという有力な説があります。

そしてなぜ三段なのか?

というとい点は、いまだに謎ですが……

ステップが奇数ということもあり、一番しっくりくるからでしょうか……

フワッとしたまとめになりましたが、今回調べてみて、

「水たまりを濡れずに跳ぶ」

という点だけで(あくまでも説ですが)とてもこの競技に魅力を感じました。

 

世界中に様々な競技があります。

これらの競技をひも解くと、どれも日常の生活や遊びが基本になっているのかな。

と感じました。

 

そんなことを想像すると、それだけでオリンピックなどの大会を観戦することが楽しくなってきますね!



 

つくし
つくし
以上!
今回はここまで!

 

 

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