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【陸上10種競技の消費カロリー】超過酷な競技です!

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突然ですが、皆さんは陸上競技の中に10種競技というものがあるのをご存知ですか?

人類最速ともいわれたウサイン・ボルト選手が活躍した100mや、日本代表が活躍する機会の多いマラソンなどの競技については、陸上競技にあまり詳しくない方でも目にしたことがあると思います。
それに比べると10種競技はあまり知られていないかもしれませんね。

まだまだ知名度の低い種目ですが、この競技は知れば知るほど厳しい競技で奥深いものがあります。

そこで今回は、超過酷で厳しいこの陸上10種競技について皆さんに解説していこうと思います。

陸上10種競技とは…?

陸上10種競技とは、その名前の通り、10種目を競技します。

「走る・跳ぶ・投げる」の総合力を競う混成競技で、その勝者はキング・オブ・アスリート、クイーン・オブ・アスリートと称されます。

さまざまな種類の競技を二日間かけて、一日5種目ずつ行います。
そして、各種目ごとにこの記録なら何点というのが決まっているのですが、その決まりに従って各種目の記録を得点化し、その総合得点で勝敗を決めます。

記録(タイムや距離)は、定められた計算式によって得点に換算され、合計得点によって順位が決定します。 計算式はかなり複雑で関数電卓を使えば計算できますが、今ではタイムや距離の数値を入れるだけで、簡単に点数に換算してくれるパソコン用ソフトやスマートフォン用アプリもあります。

この10種競技は、紀元前のギリシャで開催されていた古代オリンピックの古代五種競技(走り幅跳び、円盤投げ、スタディオン走、やり投げ、レスリング)が起源とされています。
スタディオンとは約200mの直線走路を意味するギリシャ語であり、英語のスタジアム(競技場)の語源となった言葉です。

陸上10種競技のスケジュール

【一日目】

  • 100m
  • 走幅跳
  • 砲丸投
  • 走高跳
  • 400m

【二日目】

  • 110mハードル
  • 円盤投
  • 棒高跳
  • やり投げ
  • 1500m

というスケジュールで行われます。

競技会によって異なりますが、大まかな流れではまず1日目朝の9時から10時ごろに1種目目の100mから始まります。
そしてあまり休憩とらずに走幅跳砲丸投走高跳へとつづきます。

そして日が暮れてきたあたりで一日目最後の種目400mが行われます。

選手たちは翌朝の競技に向けてありとあらゆる方法でケアをします。

マッサージを受けたり、温泉に入ったり、疲労回復に良いものを摂取したりとそれぞれのクールダウンを施します。

それでも次の日は筋肉が悲鳴をあげる中、まず朝は110mハードルから種目が始まります。

そして一日目同様あまり間をおかずに、円盤投棒高跳やり投げをこなしていきます。そして最終1500mを迎えます。

ここまででほぼ体力の全てを使い切っている選手に最後の試練が立ちはだかります。
最後の最後で最長距離を走らなければなりません。

しかもこの時点で選手たちは、大体自分がどのくらいのタイムを出さなければならないのかがわかっているので、自分の得点と体力を計算しながら体力を振り絞って最後の種目に挑みます。

このような厳しいスケジュールで陸上10種競技は行われています。種目ごとのペース配分だけでなく、休憩や体のケアも考えながら進めていかなければならない頭脳と作戦も必要な競技です。

陸上10種競技の総消費カロリーは?!過酷です。

ここまで陸上10種競技についてどのような流れで、どんな種目を行うか説明してきました。どれほどこの競技が過酷なものかなんて考えるまでもないですね…。

はたしてこの競技でどれほどエネルギーを消費するのか?

二日間の総消費カロリーは、

なんと、

21000キロカロリー

にもなるんです…!

これはマラソンおよそ8回分に相当するらしい数値らしいです。
考えただけでも足が痛くなってくるくらい恐ろしいですね…。

競技前のウォーミングアップや練習、競技後のクールダウンや休憩などの時間を配分しながら、「走る・跳ぶ・投げる」という種目を、次々とこなしていく必要がある陸上10種競技。

すぐれた運動能力や忍耐力のほか、メンタル面でのタフさも求められ、陸上競技の中でも最も過酷な競技といわれます。もちろん、すべての種目について、日頃からのトレーニングも欠かせません。

しかも練習1つにも使用するスパイク8足、円盤、砲丸、ポール、やりを運ばなければならず、体力も道具も10倍必要な競技です。

いかがでしたでしょうか。
名前の通り、いや名前以上に過酷で厳しい競技である陸上10種競技。

試合のスケジュールや競技背景、選手のペース配分などいろいろな点を考えながら試合を観戦すると、今まで以上に楽しめますね。

また日本各地で、みんなで10種競技を楽しもうという大会やイベントも開催されているそうです。

どれほど厳しいものか一度体験してみるのもいいかもしれませんね。
知名度はまだまだですがその過酷さではスポーツの中でもトップクラスの陸上10種競技に注目していきたいですね。

 

つくし
つくし
以上!
今回はここまで!

 

 

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