「衣装に合わせたいのでマイクを先にください」
衣装さんにワイヤレスマイクを渡し、帰ってきたらピンマイクにリボンやらキラキラやらが付いていました。
ピンマイクは見事に飾り付けられていました。
聞いてましたが、
実は現場に着く前から、ピンマイクに飾り付けをする出演者とは聞いていたことですが……
想定外でした。
ここまでしますか、というレベル。
(いい意味で)
マイクに当たらないか?
装着位置はいいか?
見栄えはどうか?
諸々衣装さんと確認して、収録した経験があります。
仕事はつながっています
本番の為に準備する仕事は様々です。
例えば、
- ロケ場所手配(撮影時間の交渉など)
- 大道具、小道具準備
- 出演者スケジュール調整
などなど。
準備は数々ありますが、音声は基本的に準備が完了した後の本番部隊です。
逆に言えば、準備の仕事が終わらなければ音声の仕事はできません。
音を録る前の『ピンマイクを付ける』という作業には、音声以外の仕事がいくつも関わっている。と言わざるを得ません。
音声の仕事もその後の、編集、MAにつながります。
現場の仕事のクオリティが、それらの作業に影響します。
(恐ろしい)
今やっている作業の前にどんな仕事があったのか、そしてどこにつながるのか。
この点を考えて、一つ一つの仕事に臨むと、仕事への意識や取り組み方が変わります。
ピンマイクは衣装の一部だと思います
結論から言うと、つくしはピンマイクも衣装の一部だと思います。 それは衣装合わせをしてとかではなく、見た目良くというレベルです。
- 風防の色
- タイピンの形状
- ケーブルの巻き方
特に風防の色はできる範囲で衣装に合わせます。
経験上いろいろ試した結果、黒になる事が多いのですが……
音をしっかり収録できることが大前提ですが、ピンマイクを付ける衣装とは、タイアップであったり、作品(商品)のイメージであったり、現場の環境であったり。
様々な条件から、衣装さんやスタイリストさん達によりイメージ〜選定され、その他スタッフにより決定されます。
場合によっては、高価な着物や歴史的に価値のある甲冑、なども。
衣装に付けるピンマイクは丁寧な仕事でなければなりません。
ピンマイクを付けるという作業は、
セリフを収録するためであり、衣装の一部であり、作品を完成させるために欠くことのできない仕事の一つ。
ということなのです。
今回はここまで!
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