飛行機搭乗は顔パスでOKという時代が来ました。
海外旅行に行くときには、飛行機と搭乗券は必須ですよね。
チェックインから手荷物を預けたり、行く先々でこのパスポートと搭乗券を見せて確認を求められます。
私も経験がありますが、すぐに取り出せるようにカバンに入れても、またすぐに出して・・
と手に持って歩いたほうが楽だってこともありました。
この面倒な作業が「顔パス」でスムーズに済ませられるとしたら、時間も短縮できますし、便利ですよね!
そんな顔パスで搭乗できる顔認証システムがこの
「Face Express」
(フェイスエクスプレス)
というわけで、
など、気になる疑問について調べてみました。
目次
Face Express(フェイスエクスプレス)とは?
Face Express(フェイスエクスプレス)というのは、
顔認証技術を搭載したシステムを活用した、新しい搭乗手続きのことです。
生体認証を長年研究開発してきた日本電気株式会社(NEC)がこの技術を提供。
これによって、自動チェックイン機でチェックインする際に、顔写真も撮って登録し、それによって、それ以降の手続きが、すべて顔パスで進められるというものなのです。
どんな手続きをするの?難しくない?
さらに詳しく見ていきましょう。
このFace Express(フェイスエクスプレス)を利用するにはどんな手続きをしたらよいのでしょうか?
難しいかもしれない、面倒かもしれないから、普通にパスポートと搭乗券を手にしていたらいいんじゃない?
新しいものに慣れない人たちはそう思うかもしれません。
でも難しいことはひとつもありませんよ。
まず、自動チェックイン機で、チェックインします。
この時にはパスポートと搭乗券が必要です。
機械がパスポートと搭乗券を読み込みます。
その時に、一緒に顔写真を撮り、顔情報も同時に登録するのです。
その時に、パスポートと搭乗情報、そして顔情報も連結され、これだけで「顔パス」手続きが完了するのです。
どうやって利用する?
~搭乗手続きの流れ~
さて、顔パスできる手続きが済みました。
その後はどうしたらいいのでしょう?この顔パスはどこでどう利用するのでしょう?
自動チェックイン機でチェックインした後は、何をしますか?
手荷物があれば、手荷物を預けますよね。
これも自動手荷物預け機でできます。
通常であればこの時にも、
パスポートと…
搭乗券と…
と準備するのですが、ここで「顔パス」が使えるのです。
機械が自分の顔を認識すると、登録したパスポート情報、搭乗情報が連結されているので、手荷物もスムーズに預けることができるのです。
その次は何でしょう?
保安検査場に入ります。
この入場も「顔パス」ができるのです。
顔認証で本人確認ができるので、よりスムーズにより早く通過することができます。
そしていよいよ飛行機に搭乗するという搭乗ゲートでもこの顔パスが利用できます。
通常ならここでもパスポートと搭乗券の提示が必須です。
それが「顔パス」だけでOKになるんです。
空港に行くと、チェックインからはじまり、手荷物を預けたり保安検査を受けたりと、とにかく「列」に並ぶことが多いですし、その分急いで空港に向かうことも多々あります。
お土産を買ったり、食事をしたり空港の中でゆったり楽しむ時間もなくなったりしますよね。
このFace Express(フェイスエクスプレス)の導入によって、この待ち時間が大幅に減り、自由な時間を満喫することができるのです。
いつからどこで利用できる?誰でも利用できるの?
それでは、この便利なFace Express(フェイスエクスプレス)はいつからどこで利用できるのでしょうか?
いつから?どこで?
実はまだ実証実験段階で、どこの空港でも利用できるわけではないのです。
今のところ利用できるのは、成田空港と羽田空港の2か所となります。
実証実験が始まるのは、
2021年4月13日(火)
2021年7月には本格的運用を予定しているとのことです。
もう少し詳しく、まとめてみました。
成田空港
実証実験開始 | 2021年4月13日(火) |
参加航空会社 | 日本航空・全日本空輸 ※今後順次拡大予定 |
機械配置場所 | 【第1ターミナル】 <チェックインカウンター> C <ゲート> 51~57A 【第2ターミナル】 <チェックインカウンター> K <ゲート> 61~66,71,81~83,91~93 |
羽田空港
実証実験開始 | 2021年4月13日(火) |
参加航空会社 | 国際線を運航する各航空会社 |
機械配置場所 | 【第3ターミナル】 <チェックインカウンター> D,E,G,H,I,J <ゲート> 全ゲート 【第2ターミナル国際線】 <チェックインカウンター> 全カウンター <ゲート> 全ゲート ※ただし、現在第2ターミナル国際線は一時閉鎖中 |
成田空港と羽田空港で利用できるようにはなりましたが、まず顔情報を登録するには「顔認証が登録できる自動チェックイン機」を利用しなければなりません。
Face Expressのロゴが表示されている機械ですることができます。
その機械もまだ限られた場所にしかないので、利用する場合は上の場所を参考にしてくださいね。
成田空港の場合は、航空会社によっても利用できるできないがありますので、こちらも気を付けてください。
誰でも利用できる?
利用する航空会社などにもよりますが、基本的には、
- 満13歳以上
- 身長130~195㎝
とされています。
ただ、13歳未満であっても、保護者の同意があれば利用できますし、身長が足りないお子さんでも保護者が抱っこして顔情報を登録できるようにしてあげることで、利用できる場合もあります。
ただし、小さいお子さんの場合は、顔の変化も大きく、パスポートの写真と今の顔が一致しずらい場合があり、顔認証ができないこともあるので、参考にしてくださいね。
そもそも顔認証って?
FaceExpress(フェイスエクスプレス)のメリットは?
Face Express(フェイスエクスプレス)は顔認証システムを利用した新しい搭乗手続きのことなのですが、そもそも顔認証って何でしょう?
最近ではスマホの普及により顔認証も多くの人が利用するようになりました。
人が生来持っている身体的な特徴をもとに本人を特定するシステムが「生体認証システム」です。
指紋や眼球、声などが使われています。
顔認証はその中でも目・鼻・口といった顔の特徴で個人を見分けるシステムなのです。
すでにスマホで顔認証を使っていたり、空港ではない他の場所で顔認証システムが導入されていることもありますね。
この顔認証システムを導入したFace Express(フェイスエクスプレス)にはどんなメリットがあるのでしょうか?
セキュリティレベルが高い
空港で何度もパスポートや搭乗券を確認するのは、セキュリティのためでもあります。
人の顔に関する情報は暗証番号などのように他人に悪用されることもなく、偽造も難しいので、顔認証が本人確認に使われるのはその保安性を高めてくれます。
衛生的
指紋で本人確認するということもありますが、そうなると機械にタッチしなければなりません。
顔認証は機会に触れることもなく、カメラに顔を向けるだけなので、機械に触れることがありません。
不特定多数の人が行き来する空港で、ノータッチで手続きが進められるというのも衛生面で安心ですね。
時間短縮
先述したとおり、通常の搭乗手続きは時間がかかります。
対面での手続きだとカウンターに並んで、職員が入力したり機械に通したりという手間が入るので、その分時間がかかるわけですね。
また、通過しようとしているところに、あ、パスポートどこだっけ?とカバンの中を探し始める人もでてきます。
そんな時間が短縮できるのがFace Express(フェイスエクスプレス)の搭乗手続きなのです。
短縮できたその時間は、もっと有意義に使うことができますね。
まとめ
最初は戸惑うと思いますが特に難しいことはありません。
全部機械がやってくれますし、一度手続きをすれば、そのまま顔パスで搭乗手続きが進められるのでとっても便利だと思いました。
これからの新しい搭乗手続き、今後もさらに進化していくんでしょうね。
今回はここまで!
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